ライセンス上級申請方法

※国際競技運転者許可証(ドライバーライセンス)を取得される方は、FIA eラーニングによる安全講習の受講が必要です。
 受講対象者や受講方法等詳細は、こちらからご確認ください。

  • 四輪
  • カート
  • 公認審判員
    (オフィシャル)
  • カートオフィシャル

四輪の競技許可証(ライセンス)の種類は、国際許可証と国内許可証があり、FIA国際スポーツカレンダーに登録された競技会に参加・出場するには、国際許可証が必要です。
国際許可証には、国際競技運転者許可証(国際ドライバーライセンス)と、国際競技参加者許可証(国際エントラントライセンス)があり、国際ドライバーライセンスには、国際Aライセンス、国際Bライセンス、国際C-Cライセンス、国際C-Rライセンス、国際ドラッグレースライセンスがあります。
また、国内許可証には、国内競技運転者許可証(国内ドライバーライセンス)と国内競技参加者許可証(国内エントラントライセンス)があります。国内ドライバーライセンスには、国内Aライセンスと国内Bライセンスがあり、JAF公認の国内格式競技に有効です。
国内ドライバーライセンスの特例として、国内ドライバーライセンス(国内Aライセンスと国内Bライセンス)の所持者本人が、競技運転者としてJAF公認の国内競技に参加する場合に限り、所持するドライバーライセンスはエントラントライセンスを兼ねることができます。また、満16歳以上18歳未満を対象とした、限定国内競技運転者許可証A(限定Aライセンス)もあります。
ドライバーライセンスは、FIAが発給するスーパーライセンスを最上級として、前述した等級に基づく種類があります。
より上位の競技会に参加・出場するためには、より上級のライセンスが必要となりますが、これらのように、上級のライセンス発給申請を行うことを「上級申請」と言います。上級のライセンスは、下級のライセンスが有効とするすべての競技に有効となっています。
また国際ドライバーライセンス申請の際には、FIA eラーニングによる安全講習を受講しなければなりません。

国内Bライセンス レースを除くJAF公認の国内格式以下の競技会に競技運転者および競技参加者として有効。
国内Aライセンス JAF公認の国内格式以下の競技会に競技運転者および競技参加者として有効。
限定Aライセンス 満16歳以上18歳未満で、フォーミュラJ1600(FJ1600)、スーパーFJ(S-FJ)、フォーミュラ4(F4)、同等性能のJAF特認フォーミュラカーによるJAF公認の国内格式以下の競技会のレースのみに競技運転者として有効。
国際C-Rライセンス パワーウェイトレシオが3kg/hpを超えるすべてのロードカー、および国際格式のラリー、クロスカントリー、ヒルクライムに競技運転者として有効。
国際C-Cライセンス パワーウェイトレシオが2kg/hpを超えるすべてのサーキットカー、およびFIAオートクロス、ラリークロス、トラック選手権に競技運転者として有効。
国際Bライセンス パワーウェイトレシオが1~2kg/hp間にあるすべての車両を使用した競技に競技運転者として有効。
国際Aライセンス パワーウェイトレシオが1kg/hp以下のすべての車両を使用した競技に競技運転者として有効。
スーパーライセンス FIAフォーミュラ1世界選手権に競技運転者として有効。

カートライセンスは、カート競技会に参戦するために必要なカート専用ライセンスです。
カート国際ライセンスには、CIK-FIA国際ドライバーライセンスとCIK-FIA国際エントラントライセンスの2種類があります。CIK-FIA国際ドライバーライセンスは、国際、準国際、すべてのJAF公認競技会に有効です。
また、カート国内ライセンスには、JAF国内カートドライバーライセンスとJAF国内カートエントラントライセンスがあり、JAF国内カートドライバーライセンスは、すべてのJAF公認競技会に有効です。
それぞれのライセンスには等級があり、参加・出場できる競技会の種類や運転できる車両が異なります。カートドライバーライセンスは、国内ライセンスが国内B、国内A、ジュニアB、ジュニアAの4種類、そして国際ライセンスが国際G、国際F、国際Eの3種類となっています。そのうちジュニアBは8歳から14歳、ジュニアAは12歳から14歳、国際Gは12歳から13歳、国際Fは14歳と、発給される年齢が分けられています。また、四輪の国際C-Rライセンス以上を所持している場合は、国際E以下のライセンスを申請する事ができます。
より上位の競技会に参加・出場するためには、より上級のライセンスが必要となりますが、これらのように、上級のライセンス発給申請を行うことを「上級申請」と言います。
また国際ドライバーライセンスを新規申請する際には、FIA eラーニングによる安全講習を受講しなければなりません。

ジュニアBライセンス 8歳から11歳までの者で、FP-Jr Cadets車両によるジュニア準国内以下の競技会にカートドライバーとして有効。また、12歳から14歳までの者で、ジュニア準国内以下の競技会およびすべての制限付き以下の競技会に競技運転者として有効。ともに親権者の承諾を必要とする。ただし、第2種コースにおけるFC-2、KZ2、KZ1、Superkartを除く。日本カート選手権競技会については別途定める日本カート選手権規定が適用される。
ジュニアAライセンス 12歳から14歳の者で、ジュニア国内格式以下の競技会およびすべての準国内以下の競技会にカートドライバーとして有効。親権者の承諾を必要とする。ただし、第2種コースにおけるFC-2、KZ2、KZ1、Superkartを除く。日本カート選手権競技会については別途定める日本カート選手権規定が適用される。
国際Gライセンス 12歳から13歳の者で、CIK-FIA公認のジュニア国際競技およびすべての国内格式以下の競技会(ギヤボックスなしのカテゴリー)にカートドライバーとして有効。親権者の承諾を必要とする。日本カート選手権競技会については別途定める日本カート選手権規定が適用される。
国際Fライセンス 14歳の者で、ジュニアカテゴリーを除くCIK-FIA公認の国際格式競技会(ギヤボックスなしのカテゴリー)およびすべての国内格式の競技会(ギヤボックスなしのカテゴリー)にカートドライバーとして有効。親権者の承諾を必要とする。日本カート選手権競技会については別途定める日本カート選手権規定が適用される。
カート国内Bライセンス 準国内格式以下の競技会にカートドライバーとして有効。ただし、18歳未満の者は親権者の承諾を必要とする。
カート国内Aライセンス すべての国内格式以下の競技会にカートドライバーとして有効。ただし、18歳未満の者は親権者の承諾を必要とする。
国際Eライセンス 15歳以上の者で、CIK-FIAグループ1&グループ2選手権、カップ、トロフィーおよびCIK-FIAグループ1&グループ2国際格式競技、ならびにすべての国内格式以下の競技会にカートドライバーとして有効。ただし、18歳未満の者は親権者の承諾を必要とする。

公認審判員許可証(オフィシャルライセンス)は、四輪の競技会で審判員や車両検査委員などの役務に就いたり、それらを監督する際に必要なライセンスです。
担当役務別に、技術委員やコース委員、計時委員の分類があります。また、競技会の格式別ごと執行権が異なり、公認審判員Bは国内格式までのレースとその他の競技に有効で、公認審判員Aはレースを含むすべての競技において有効となります。
さらに、B3級(国内格式までの役務と地方格式までの事務局長ができる)、B2級(準国内格式までの監督とすべての格式における役務ができる)、B1級(すべての格式における監督と役務ができる)、A2級(準国内格式までの監督とすべての格式における役務ができる)、A1級(すべての格式における監督と役務ができる)という等級もあります。
ちなみに、監督とは競技長や委員長、事務局長を指し、役務とは監督の指揮下で決められた仕事をすることです。より上位の執行権を得たり、等級を上げるには、より上級のオフィシャルライセンスが必要となりますが、これらのように、上級のライセンス発給申請をおこなうことを「上級申請」と言います。

公認審判員B3級 レースを除く、国内格式競技までの役務および地方格式競技までの事務局長の執行ができる。ただし、国内格式競技までのレースでは役務に限り執行できる。役務は技術委員(技術委員、車両検査員、補給監査員)、コース委員(コース委員、信号員、スタート審判員、審判員Judges of fact)、計時委員(計時委員、スタート合図員、決勝審判員)に分類されるが、事務局長はいずれの分類の許可証でも良い。
公認審判員B2級 レースを除く、準国内格式競技までの監査およびすべての格式の競技における役務の執行ができる。ただし、国内格式競技までのレースでは役務に限り執行できる。役務は技術委員(技術委員、車両検査員、補給監査員)、コース委員(コース委員、信号員、スタート審判員、審判員Judges of fact)、計時委員(計時委員、スタート合図員、決勝審判員)に分類されるが、事務局長はいずれの分類の許可証でも良い。
公認審判員B1級 レースを除く、すべての格式の競技における監督および役務の執行ができる。ただし、国内格式競技までのレースでは役務に限り執行できる。役務は技術委員(技術委員、車両検査員、補給監査員)、コース委員(コース委員、信号員、スタート審判員、審判員Judges of fact)、計時委員(計時委員、スタート合図員、決勝審判員)に分類されるが、事務局長はいずれの分類の許可証でも良い。
公認審判員A2級 レースを含む、準国内格式競技までの監督およびすべての格式の競技における役務の執行ができる。役務は技術委員(技術委員、車両検査員、補給監査員)、コース委員(コース委員、信号員、スタート審判員、審判員Judges of fact)、計時委員(計時委員、スタート合図員、決勝審判員)に分類されるが、事務局長はいずれの分類の許可証でも良い。
公認審判員A1級 レースを含む、すべての格式の競技における監督および役務の執行ができる。役務は技術委員(技術委員、車両検査員、補給監査員)、コース委員(コース委員、信号員、スタート審判員、審判員Judges of fact)、計時委員(計時委員、スタート合図員、決勝審判員)に分類されるが、事務局長はいずれの分類の許可証でも良い。

カートオフィシャルライセンスは、カート競技会で審判員や車両検査委員などの役務に就いたり、監督する際に必要な許可証です。
担当役務別に技術委員やコース委員、計時委員に分類されます。技術委員ライセンスは、技術委員と車両検査委員を役務とし、コース委員ライセンスは、コース委員と信号委員、スタート審判員、走路審判員が役務。競技長とスターターはコース委員ライセンスが必要です。計時委員ライセンスは、計時委員と決勝審判員が役務となります。
経験や能力などによる3段階の等級もあり、3級(国内格式までの役務と制限付格式までの監督ができる)、2級(国内格式までの監督とすべての格式における役務ができる)、1級(すべての格式における監督と役務ができる)に分かれます。
カートオフィシャルには、CIK-FIA国際カート規則や国内競技規則、JAF国内カート競技規則集に精通し、カート競技に関する総合的な知識を持ち、判定能力を有し、公平無私であることが求められます。
ちなみに、監督とは競技長や委員長、事務局長を指し、役務とは監督の指揮下で決められた仕事をすることです。より上位の執行権を得たり、等級を上げるには、より上級のオフィシャルライセンスが必要となりますが、これらのように、上級のライセンス発給申請をおこなうことを「上級申請」と言います。

カートオフィシャル3級 国内格式までの役務および制限付き格式までの監督をおこなうことができる。役務は技術委員(技術委員、車両検査委員)、コース委員(コース委員、信号委員、スタート審判員、走路審判員)、計時委員(計時委員、決勝審判員)に分類される。
カートオフィシャル2級 国内格式までの監督、およびすべての格式の競技における役務をおこなうことができる。役務は技術委員(技術委員、車両検査委員)、コース委員(コース委員、信号委員、スタート審判員、走路審判員)、計時委員(計時委員、決勝審判員)に分類される。
カートオフィシャル1級 すべての格式の競技における監督および役務をおこなうことができる。役務は技術委員(技術委員、車両検査委員)、コース委員(コース委員、信号委員、スタート審判員、走路審判員)、計時委員(計時委員、決勝審判員)に分類される。
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