カートオフィシャルライセンス
ライセンス概要
カートオフィシャルライセンスは、JAF公認のカート競技会で、審判員や車両検査委員などの役務に就いたり、監督する際に必要とされます。四輪と同様に担当役務別で、技術委員やコース委員、計時委員の分類があります。技術委員ライセンスは、技術委員と車両検査委員を役務とし、コース委員ライセンスは、コース委員と信号委員、スタート審判員、走路審判員が役務です。競技長とスターターはコース委員ライセンスが必要です。計時委員ライセンスは、計時委員と決勝審判員が役務となります。また、四輪と同様に経験や能力などによる等級もあり、3級(国内格式までの役務と制限付格式までの監督ができる)、2級(国内格式までの監督とすべての格式における役務ができる)、1級(すべての格式における監督と役務ができる)といった3段階に分かれています。
カートオフィシャルライセンス3級の取得条件
- (1)満18歳以上であること。
- (2)JAFの個人会員であること。
カートオフィシャルライセンス講習会を受講する
「オフィシャルライセンス講習会」を受講しましょう。数が少ないので、スケジュールをうまく調整して、逃さないように注意しましょう。
講義の内容は、国内カート競技規則集に基づき、カート車両規則、旗信号、および計時の方法など、カートオフィシャルの役務全般について、講義と実技がおこなわれます。最後に筆記試験がおこなわれますが、講義の内容をきちんと聞いていれば問題なく解答できるものです。
カート競技は年少者の参加も多く、それ自体が教育の場といった特色も兼ね備えています。したがって、講習会の内容は、オフィシャルとなるに際して、規則の熟知はもちろん、それを守らせる指導者としての心構えなどについても教えられます。
一部の講習会には、講義のみのものがあります。この場合は、講習会受講後2ヵ月以内に、実際の競技会で役務を執行し実技講習に代えます。この場合、競技長による役務実施証明を得る必要があります。
ライセンスの上級申請について
カートオフィシャルライセンスの新規申請は、それぞれ3級から始める必要があります。また、満18歳以上であることが条件ですが、未成年者は親権者または保護者の同意が必要です。3級の新規申請は、JAFカートオフィシャルライセンス講習会を受講して試験に合格するか、または、JAF準加盟、加盟、公認カートクラブまたはJAF加盟、公認カートコース団体の代表者の推薦を受けると申請できます。カートオフィシャルライセンスの3級から2級、2級から1級への上級申請には所定の役務執行実績が必要になります。詳しくは以下よりご確認ください。