ライセンス種類・取得方法

ライセンスの種類と概要

JAFが発給しているさまざまな「モータースポーツライセンス」についてご説明します。
ライセンスはまず、「四輪自動車競技」用のライセンスと、「カート競技」用のライセンスとに大別されます。
次にこれらのライセンスをそれぞれ「参加者(エントラント)ライセンス」、「運転者(ドライバー)ライセンス」、および「審判員(オフィシャル)ライセンス」というように、競技会への関わり方によって、3つに区分しています。
これらのライセンスを分かりやすく図にしたものは以下をご参照ください。
なお、詳しくは、四輪ライセンスについては、「JAFスポーツ資格登録規定、および国際モータースポーツ競技規則付則L項」(いずれもJAFモータースポーツイヤーブックに掲載)、カートライセンスについては「カートライセンス発給規則」(カート規則集に掲載)をご参照ください。

四輪自動車競技用ライセンス種類解説図

競技参加者(エントラント)

チーム監督になるのに必要なライセンス。

スーパーライセンス

F1世界選手権に出るための特別なライセンス。

国際Aライセンス

スーパーライセンスを取得するために必要なライセンス。

国際Bライセンス

WECやスーパーフォーミュラ、スーパーGTなどに出るために最低必要なライセンス。

国際C-Cライセンス

上記以外の国際格式のレースに出るためのライセンス

国際C-Rライセンス

WRCやAPRC、ダカールラリーなど、国際ラリーに出るためのライセンス

国際ドラッグレースライセンス

国際のドラッグレースに出るためのライセンス。

国際ソーラーカーライセンス

ソーラーカーレース鈴鹿などに出るためのライセンス。

国内Aライセンス

レースに出るために必要なライセンス。

国内Bライセンス

ラリーやジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアルなどに出場可能なライセンス。

公認審判員(オフィシャル)

下記の3種類の役務に携わるために必要なライセンス。

  • (1)コース
    競技が円滑におこなわれるよう、コースを監視する役務
  • (2)計時
    競技のタイムを記録し、競技結果表を作成する役務
  • (3)技術
    競技車両の検査などをおこなう役務
カート競技用ライセンス種類解説図

エントラント

チーム監督になるために必要なライセンス。

国際Eライセンス

カートの国際格式レースに出るために必要なライセンス。

国際Fライセンス

セニアカテゴリーの国際レースに出られます。ギアボックス無カテゴリーに限られます。

国際Gライセンス

ジュニアの国際レースに出られます。

国内A

国内競技のほとんどに参加可能なライセンス。<15歳~>

ジュニアA

12歳から14歳まで取れるライセンス。ステップアップの第一歩。

国内B

15歳から取れるライセンス。

ジュニアB

小学生から取れるライセンス<8歳~14歳>

公認審判員(オフィシャル)

下記の3種類の役務に携わるために必要なライセンス。

  • (1)コース
    競技が円滑におこなわれるよう、コースを監視する役務
  • (2)計時
    競技のタイムを記録し、競技結果表を作成する役務
  • (3)技術
    競技車両の検査などをおこなう役務

ライセンスの取得方法

2024年版ライセンス許可証(四輪・カート)見本

ライセンスは、まず講習会を受講して取得する方法が一般的です。受講後、申請書に申請料を添えて、JAFで手続きしましょう。
申請後すぐに、紙製の「仮ライセンス」が郵送等で手元に届きます。これで競技会に参加が可能になります。1ヶ月ほどで、待望の写真入りライセンスが郵送されます。
またライセンスの有効期限は、その年の12月31日までです。毎年更新手続きをおこなう必要がありますので、絶対に忘れないようにしましょう。

  • 国内競技規則細則 JAFスポーツ資格登録規定第3章第2条1. 1)および第3条に基づき、何らかの障がい者手帳をお持ちの方は事前にJAF地方本部モータースポーツ窓口までお問い合わせください。
  • 外国籍の方または他国ASN発給のライセンスをお持ちの方がJAFライセンスを取得する場合、各国のASN(外国籍の方はパスポート国籍のASN、他国ASN発給のライセンスをお持ちの方は発給元のASN)が発行する、JAFライセンスの取得を承認する証明書が必要になります。 ライセンス講習会の受講やライセンス申請をする前に、各国ASNに証明書の発行を依頼してください。(手数料の有無はASNにより異なります。) 詳しくは、JAF地方本部モータースポーツ窓口にてご案内しますので、お問い合わせください。
  •  ASN:Autorite Sportive Nationaleの略称。FIA(国際自動車連盟)によって公認された各国の自動車スポーツを統轄する団体。日本では日本自動車連盟(JAF)がFIAからASNの公認を受けている。

ライセンス種類

国内Bライセンス

JAF公認競技のラリーやスピード競技に参加・出場できます。JAF公認レースに参加するには国内Aライセンスが必要です。

国内Aライセンス

JAF公認競技のレースに参加・出場できます。スーパーフォーミュラやスーパーGTなどに参加するためには、より上級のライセンスが必要です。

国際C-Rライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたラリーやヒルクライム、クロスカントリーラリーなどに出場できます。

国際C-Cライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたトラック選手権やオートクロス、ラリークロスなどに出場することができます。

国際Bライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたレースに出場することができます。

国際Aライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたレースに出場することができます。F1出場に必要なスーパーライセンスを取得するためにも所持する必要があります。

スーパーライセンス

FIAが発給する最上級グレードのライセンスです。F1の出場に必要なライセンスとなります。

カートライセンス

JAF公認のカート競技会に参加・出場するためには、四輪とは異なるカート専用のライセンスが必要です。

ゴーカートライセンス

年齢などの制限がなく、どなたでも(JAF会員以外も対象)取得できるライセンスです。取得後は、レンタルカートによる走行や、イベントに参加できるなど、様々な活用方法があります。

国際ソーラーカーライセンス

国際格式で開催されるソーラーカーレースに出場するためのライセンスです。

国際ドラッグレースライセンス

乗車できる車両のタイプに応じて5種類のライセンスが発給されます。

公認審判員(オフィシャル)ライセンス

四輪の競技会で審判員や車両検査委員などの役務に就いたり、それらを監督する際に必要なライセンスで、技術委員、コース委員、計時委員の3種類があります。

カートオフィシャルライセンス

JAF公認のカート競技会で、審判員や車両検査委員などの役務に就いたり、監督する際に必要とされます。四輪と同様に技術委員やコース委員、計時委員の3種類があります。

競技参加者(エントラント)ライセンス

ライセンスには、ドライバーライセンスとエントラントライセンスの2種類があり、エントラントライセンスは、JAF公認競技会に参加するために必要なライセンスです。

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