炎天下のSUPER GT第3戦はau TOM’S が制して、レクサスが表彰台独占
2019年5月30日
5月25~26日、鈴鹿サーキットにおいて2019 SUPER GTシリーズ第3戦が300kmレースとして開催。GT500クラスではポールスタートの#36「au TOM’S LC500」(中嶋一貴/関口雄飛)が優勝。2位にも#37「KeePer TOM’S LC500」(平川亮/ニック・キャシディ)がゴールしてTOM’Sが1-2フィニッシュを飾った。

2019 SUPER GT Round.3
開催日: 2019年5月24~26日
開催地: 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
主催: KSCC、SMSC、(株)モビリティランド
気温が30℃を超えた予選日。ポールを奪ったのは#36 LC500の関口。前週のスーパーフォーミュラで見せた速さをキープしての獲得だった。2位も#37 LC500とTOM’Sの2台がフロントローを独占。3位には鈴鹿をホームコースとするホンダの#8「ARTA NSX-GT」(野尻智紀/伊沢拓也)がつけた。
またGT300では#25「HOPPY 86 MC」(松井孝充/佐藤公哉)が今季初ポールを獲得。2位には開幕戦優勝の#96「K-tune RC GT3」(新田守男/阪口晴南)がつけたが、3位に#5「ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号」(坂口夏月/平木湧也)、4位に#61「SUBARU BRZ R&D SPORT」(井口卓人/山内英輝)が並ぶなど、JAF GT勢の健闘が光った。
明けた26日の決勝レースも、スタート時には気温が29℃まで上昇。真夏を思わせる空の下、3万6,000人のファンで埋まった鈴鹿で、14時38分に52周の決勝レースがスタートした。
オープニングラップからフロントロースタートの2台のLC500が後続を引き離す展開となり、その後方では予選5位の#6「WAKO’S 4CR LC500」(大嶋和也/山下健太)が7周目に3位へ上がり、序盤からレクサスがトップ3を独占する形となった。
17周目にポイントリーダーの#23「MOTUL AUTECH GT-R」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が右フロントタイヤをバーストさせながら130Rでクラッシュ。これでセーフティカーが導入された。22周完了でバトル再開となったが、ここで多くの車両がピットイン。トップの#36 LC500と3位の#6 LC500は23周で、#37 LC500は24周でピットインをするが、#37 LC500は#6 LC500にかわされて3位にドロップする。
30周を過ぎてトラブルやアクシデントで数台が脱落していく中、49周目のS字で#37 LC500のキャシディがGT300車両に詰まった#6 LC500の大嶋をかわして2位に浮上。#36 LC500、#37 LC500とTOM’Sの2台が1-2フィニッシュで、#6 LC500が3位で続き、表彰台を独占した。
GT300クラスは、#25 86と#5 86がタイヤ無交換作戦を採用してピット作業時間を短縮。しかしピット作業でフレッシュタイヤを得た#96 RC Fが、ペースの落ちた#25 86を42周目のデグナーでかわしてついにトップを奪った。また3位走行中の#5 86は44周目の2コーナーでGT500車両に接触されスピンを喫し、その直後に#61 BRZに抜かれ4位へ。しかし45周目には抜き返して順位を回復した。
レースは#96 RC Fが2位に20秒以上の大差をつけて開幕戦以来の2勝目を挙げた。そしてファイナルラップのシケインで、2位の#25 86がガス欠症状のためにまさかのスローダウン。ここを#5 86と#61 BRZがすり抜けてかわし、2台が表彰台を得ることになった。






