冷たい雨が降る岡山国際サーキットでスーパーGT開幕に向けた公式テストが開催
2025年3月24日

今季初となるスーパーGTシリーズの公式テストが、3月15~16日に岡山国際サーキットにて開催。年間エントリーしたGT500クラス車両15台、GT300クラス車両27台のうち、車両が間に合わないGT300車両1台を除く計41台がテストに参加した。
SUPER GT 2025 公式テスト 岡山国際サーキット
開催日:2025年3月15~16日
開催地:岡山国際サーキット(岡山県美作市)
テスト前日はポカポカとした暖かい春の陽気だったが、初日となる15日朝のセッション1は曇りで、気温5度、路面温度7度という冷たいコンディションの9時30分に公式テストがスタート。その後、小さな粒状の雪が落ちてくるようになり、やがてコースを薄っすらと濡らしていく。翌日の天候が雨天と予想されていたため、このセッションは20分延長され2時間20分行われることになった。
今季のスーパーGTは、GT500車両のモノコック交換のタイミングを迎えたため、今回のテストでは新しい車両のシェイクダウンを行うチームがあった。またGT300車両(以前のJAF GT車両)については、速度抑制のためにフロントタイヤの直径と幅が小さくなったことから、新しいサイズのタイヤを装着してのセッティング確認や走り込みも行われていた。


1日目(セッション1/セッション2)
セッション1は序盤からマシントラブルやアクシデントの影響で6回の中断があったが、1分17秒833のトップタイムをマークしたのはディフェンディングチャンピオンであるau TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太組)の坪井選手だ。Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻組)、そしてARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治組)がこれに続いた。
GT300クラスでは、こちらもディフェンディングチャンピオンでゼッケン0を付けることとなったVENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)の小暮選手が1分25秒475でトップに立つ。これにUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン組)、グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也/奥本隼士組)が僅差で続く。
午後のセッション2は14時から16時20分まで延長され、2時間20分の枠でスタート。雨や雪は止んでおり、コースは徐々にドライコンディションとなった。セッション終盤の専有走行では、KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹組)の大湯選手が1分17秒456でトップタイムをマーク。
「路面コンディションが難しく、予定していたテストメニューはこなせませんでした。最後だけドライコンディションになったのは良かったかなと思いますし、それなりに良いタイムを出せました」と大湯選手。結局、このタイムが1日目のトップとなったが、ここから1秒の間に10台の車両がひしめいている状態だ。
そしてGT300クラスでは、LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹組)の蒲生選手がマークした1分27秒349がトップタイムとなる。だがこの日を通してのトップは、セッション1で小暮選手が記録した1分25秒475だった。


2日目(セッション3/セッション4)
テスト2日目は朝から弱いものの冷たい雨が降り、セッション3が始まる9時30分の時点で気温6度、路面温度8度。コースコンディションにマッチしたタイヤがなく、走行をしなかった車両もあったが、11時10分までの1時間40分のセッションではTOM'S GR Supraの山下選手が1分32秒306を記録し、このセッションのトップタイムとなった。
GT300クラスでは、PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ選手)が1分39秒416でトップ。UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山/ムンタン組)のムンタン選手が0.055秒差で2番手につけ、フェラーリ296 GT3がセッション3で1-2となった。
セッション4は13時45分からスタート練習を行い、14時から1時間50分行われる予定だったが、スタート練習はコースの雨量が増えたこともあり、セーフティカーが2周先導した後に中止となり全車ピットインとなった。テスト最後のセッションは終盤にSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐組)の牧野選手が1分28秒768とこの日のトップタイムをマークして終了。
「正直言うと初日のドライも含めてあまり参考になる内容ではなかったので、開幕戦はかなり難しくなると思いますが、それに向けてしっかり準備したいですね」と、牧野選手はトップタイムを叩き出すもサバサバとした表情で話していた。
GT300クラスではUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIのムンタン選手が、このセッションとこの日のトップタイムを獲得。なおルーキードライバーのテストでは野村勇斗選手、佐野雄城選手、藤原大暉選手、金丸ユウ選手、黒澤治樹選手の、5名のドライバーがクリアしている。


全体的に岡山を得意とするスープラが上位につけ、シビックがそれを追うような内容となった今回のテスト。またGT300ではランボルギーニとフェラーリ、ミッドシップの車両が好タイムをマークした。果たして開幕戦の天候は? スーパーGTシリーズは、同じ岡山サーキットで4月12~13日にキックオフとなる。
フォト/吉見幸夫 レポート/皆越和也、JAFスポーツ編集部
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