角田裕毅選手、F1日本グランプリにOracle Red Bull Racingから参戦

ニュース レース

2025年3月28日

HondaとHRCは、4月4~6日に鈴鹿サーキットで開催されるFIAフォーミュラ1世界選手権第3戦「Lenovo日本グランプリレース」において、日本人唯一のF1レギュラードライバーである角田裕毅選手が、Oracle Red Bull Racingから参戦することを3月27日に発表した。

 FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)に参戦して5年目を迎えた角田裕毅選手。2025年は、HondaのチームパートナーであるVisa Cash App Racing Bullsのレギュラードライバー、そして、日本人唯一のF1レギュラードライバーとして、最高峰カテゴリーを戦っている。

 対するRed Bull Racingは、マックス・フェルスタッペン選手を主軸として、今季からリアム・ローソン選手を2台目のドライバーとして起用していた。しかし、ローソン選手は開幕2戦で苦しいレースを続けており、第3戦以降の参戦を不安視する向きもあった。

 F1公式サイトの記事やチーム発表では、角田選手は「鈴鹿以降もRed Bull Racingから参戦」と表現されており、4月4~6日に控えた、第3戦日本グランプリの結果次第では、角田選手が2025シーズンを通して、Red Bull Racingから参戦することも有り得そうだ。

ホンダ・レーシング 渡辺康治社長のコメント:
「Hondaの育成プログラム出身で、F1ドライバーとして5年目を迎え大きく成長した角田裕毅選手が、強豪チームであるRed Bull RacingからF1に参戦することをうれしく思います、彼のこれからの活躍に大いに期待しています」。

 モータースポーツのトップ・オブ・トップに登り詰めるチャンスを得た角田選手。まずは鈴鹿サーキットの母国グランプリで、どのような走りを見せてくれるのか注目したい。

F1参戦5年目の角田裕毅選手は、Visa Cash App Racing Bullsで開幕2戦を戦った。
開幕戦オーストラリアGPで雨に打たれながらも観客たちの求めに応じる角田選手。
角田選手は、JAFが顕彰するドライバー・オブ・ザ・イヤーを昨年初めて受賞した。

PHOTO/本田技研工業[Honda Motor Co.,Ltd.]、遠藤樹弥[Tatsuya ENDOU]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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