ニッポンの若者たちよ、勝田貴元選手に続け!TOYOTA GAZOO RacingがWRC育成ドライバーの募集を開始!!

ニュース ラリー

2021年8月13日

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、FIA世界ラリー選手権(WRC)で活躍できる日本人若手ドライバーの発掘・育成を目的に、TGR WRCチャレンジプログラムの育成ドライバーを新たに募集することを明かした。

 TGRは、モータースポーツを通じたもっといいクルマづくりと持続可能なモータースポーツ業界の実現を目指して活動を続けている、とのことだ。この取り組みの発展、また世界の舞台における日本人ドライバーの地位を確固たるものとするため、次世代の日本人ラリードライバーの発掘をすべく準備を進めているそうだ。

 2015年に本プログラムが始まって以来、若手日本人ドライバーがラリーのトップレベルを目指して挑戦を続けてきたそうだ。2015年からプログラムに参加中の勝田貴元選手は、6月のサファリ・ラリー・ケニアで自身初のWRC表彰台を達成した、とのことだ。

勝田貴元選手は日本人初のWRCフル参戦を果たした今季、当プログラムでの経験を活かして、サファリ・ラリー・ケニアでの2位をはじめ、6戦連続完走などの好成績を残している。

 TGRは2022年より本プログラムに新たに参加するドライバーの募集を、8月9日(月)から10月8日(金)までオンラインで行うことを明かした。書類選考で選ばれたドライバーは、11月初旬に富士スピードウェイで行われる実技テストに進むことができるそうだ。

 さらに、テストに通過したドライバーに対し、2022年1月にフィンランドで最終選考を実施する、とのことだ。

 最終的にプログラムに参加することが決まったドライバーには、世界でのラリー経験が豊富なTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)に所属する講師陣が指導にあたることも明かした。

 育成のゴールは、アスリートとして、そして世界レベルのラリードライバーとして成長し、WRCで成功を収めること、という。同時に、このプログラムは若手ドライバーの個人としての成長や、世界で戦い抜くためのマインドセットの獲得もサポートするそうだ。

 本格的なトレーニングプログラムは、2022年4月から、チームが拠点を置くフィンランド・ユヴァスキュラで開始される、とのことだ。

 2022年のプログラムは、ドライビング技術の向上やペースノートの作り方はもちろん、フィジカル面、メンタル面におけるトレーニングも集中的に行い、Rally4車両でいくつかのラリーへの参戦も予定しているという。また、ヨーロッパでの生活に必要な金銭面のサポートも実施する、とのことだ。

勝田貴元選手は2017年、当プログラムのトレーニングの一環としてR5(現ラリー2)車両で参戦したWRC第2戦ラリー・フィンランドで、日本人初となるWRC2クラス優勝も果たしている。

 TGRは、自分自身の可能性を信じ、新たなチャレンジに熱意をもって挑む皆様からの応募をお待ちしている、とのことだ。

 選考プロセスや選考概要・申込方法などの詳細は、URLを下記するTGRホームページ内の当プログラムのページで確認して、応募していただきたい。

 勝田貴元選手による久しぶりの日本人ドライバーによるWRC2位表彰台獲得、そして11月にWRCラリー・ジャパンの復活も控えた日本のラリー界を、さらに盛り上げてくれるヤングガンの登場に期待したい。

<TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムURL>
https://toyotagazooracing.com/jp/challengeprogram_rally/

フォト/TOYOTA GAZOO Racing レポート/TOYOTA GAZOO Racing、JAFスポーツ編集部

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