seven × seven PORSCHE GT3Rが今季3勝目。ミッドシップのTGRR GR Yaris M conceptはデビュー戦で速さを発揮
2025年11月5日
10月25~26日に岡山国際サーキットで行われたスーパー耐久シリーズ2025 第6戦は、グループ別の2レースで開催。ウェットコンディションの午前中に行われたGr.2のレースは、ST-2クラスのKTMS GR YARIS(富下李央菜/鈴木斗輝哉/平良響組)が総合優勝。午後に行われたGr.1のレースでは、3戦ぶりにエントリーしたseven × seven PORSCHE GT3R(BANKCY/渡会太一/藤波清斗組)がポール・トゥ・ウィンで今季参加した4戦中3勝目を挙げた。
ENEOS スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦「スーパー耐久レース in 岡山」
開催日:2025年10月25~26日
開催地:岡山国際サーキット(岡山県美作市)
主催:株式会社岡山国際サーキット、AC
前戦のオートポリスから3か月のインターバルを挟んだスーパー耐久シリーズ。今回はST-4クラスが休みで、Gr.2(ST-2クラス8台、ST-3クラス4台、ST-5Fクラス7台、ST-5Rクラス8台、ST-Qクラス4台の全31台)の3時間レースが26日の午前中に、Gr.1(ST-Xクラス6台、ST-Zクラス11台、ST-TCRクラス5台、ST-1 クラス2台、ST-Qクラス1台の全25台)の3時間レースが午後に行われる。
25日の公式予選は曇りのウェットコンディションで始まった。予選はグループ別にA/Bドライバーのベストタイム合算で行われ、Gr.2ではST-2クラスの新菱オートDXL☆ネオグローブEVO X(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄/松沢隆弘組)と新菱オートDXL☆MART☆VARISエボ(後藤比東至/安斎景介/碓井久彦/吉岡一成組)の、4WDの三菱ランサーエボリューションXがフロントローを独占。
これにFFのHonda R&D Challenge FL5(石垣博基/尾藤成/木立純一組)、そしてミッドシップ車両としてデビューして注目されたST-QクラスのTGRR GR Yaris M concept(MORIZO/佐々木雅弘/石浦宏明/小倉康宏組)が続いた。
一方、Gr.1の予選では路面が次第にドライコンディションとなり、ST-Xクラスのseven × seven PORSCHE GT3R(BANKCY/渡会太一/藤波清斗組)がポールを獲得。DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/蒲生尚弥/小林利徠斗/嵯峨宏紀組)が僅差の2番手につけ、上位6台をST-Xクラスが占めた。
Gr.2・ST-2クラス
雨でウェットの8時30分にスタートしたGr.2のレースは、小雨が徐々に上がり、路面も水量が減っていくようなコンディションへと変化する。ウェットコンディションということもあったが、グリッド上位の中にはスタートからスリックタイヤを履く車両もあり、4WD勢が序盤から上位を占めた。
Gr.2の総合優勝を遂げたのはST-2クラスのKTMS GR YARIS(富下李央菜/鈴木斗輝哉/平良響組)で、1.208秒差でSPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/西村和真組)を退けた。
Gr.2・ST-3クラス/ST-5Fクラス/ST-5Rクラス
ST-3クラスは15号車 岡部自動車フェアレディZ34(前嶋秀司/長島正明/銘苅翼/元嶋成弥組)が第2戦以来の2勝目を挙げた。ST-5FクラスはTHE BRIDE FIT(瀬戸貴巨/新井薫/太田郁弥組)が今季2勝目を獲得。そしてST-5Rクラスは88号車 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/太田達也/黒沼聖那/吉田綜一郎組)が今季3勝目で、今季新たに区分された後輪駆動車両クラスの初代チャンピオンを確定させた。
Gr.2・ST-Qクラス
ミッドシップ車両として“公開開発”のデビュー戦となり注目を集めたST-QクラスのTGRR GR Yaris M concept(MORIZO/佐々木雅弘/石浦宏明/小倉康宏組)は、スタートドライバーの佐々木選手が4周目にグループ総合トップに立つと、石浦選手、小倉選手とつないで快走。
そしてチェッカーまで残り15分の時点で、ドライブする予定のなかったMORIZO選手がステアリングを握りコースへ。最終盤残り3周となってST-2クラスの優勝争いを展開中の2台に続く総合で3番目にゴールしたが、デビュー戦でそのポテンシャルの高さを見せた。また他車両は全車完走を果たしてデータ収集に成功。
Gr.1・ST-Xクラス
曇りときどき晴れ、ほぼドライコンディションとなった13時32分にスタートしたGr.1は、オープニングラップで予選2番手のDENSO LEXUS RC F GT3の小林選手がトップ、予選4番手のDAISHIN GT-R GT3(大八木龍一郎/坂口夏月/大八木信行/青木孝行組)の青木選手が2番手に上がり、ジェントルマンドライバーのBANKCY選手がスタートを担当したseven × seven PORSCHE GT3Rは3番手へポジションを落とす。
しかし中盤トップのDENSO LEXUS RC F GT3がジェントルマンドライバーの永井選手に交代すると、seven × seven PORSCHE GT3Rの2人目の渡会選手が逆転トップに立った。seven × seven PORSCHE GT3Rは渡会選手から藤波選手につなぎ、2位に37秒の大差をつけて今季3勝目を挙げた。2位はDENSO LEXUS RC F GT3、3位はD’station Vantage GT3(星野敏/上村優太/藤井誠暢組)だった。
Gr.1・ST-Zクラス
ST-ZクラスはクラスポールのTECHNO FIRST FUNDINNO R8 LMS GT4(藤井優紀/安田裕信/大草りき/加納政樹組)がトップを守って周回していたが、最初のピット作業時にエンジンが停止せずドライブスルーのペナルティを受けることに。これで逆転トップに立った26号車 raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/篠原拓朗/富田竜一郎組)が、開幕戦以来の優勝を遂げた。
2位にはNANIWA DENSO TEAM IMPUL Z(松本貴志/大木一輝/平峰一貴組)がゴールし、フェアレディZが1-2フィニッシュを決めた。今回Aドライバーを変更して3位でチェッカーを受けた埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2(松井宏太/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太組)は、最終戦を待たずに3年連続のチャンピオンを確定した。
Gr.1・ST-TCRクラス/ST-1クラス/ST-Qクラス
ST-TCRクラスはWAIMARAMA Elantra N TCR(桝本隆介/千代勝正/リ・ジョンウ組)が第4戦以来の2勝目を挙げた。ST-1クラスはD’station Porsche 992(星野辰也/浜健二/田中哲也/樺木大河組)が約20秒差で逃げ切り3連勝。そしてST-QクラスのCIVIC TYPE R HRC Concept(大津弘樹/野村勇斗/辻元始温組)は総合16番目にゴールし完走した。
PHOTO/吉見幸夫[Yukio YOSHIMI] REPORT/皆越和也[Kazuya MINAKOSHI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]



