第5戦は山下健太選手、第6戦は牧野任祐選手が優勝し卜部和久選手が初のシリーズチャンピオンに輝く!

レポート レース

2025年12月26日

2025 インタープロトシリーズ POWERED by KeePer 第5・6戦が11月8~9日に、富士スピードウェイで開催された。決勝レースはウェットコンディションの中で行われ、第5戦は山下健太選手(NAVUL)が今季初勝利を手にし、第6戦では牧野任祐選手(人馬一体ドライビングアカデミー)がインタープロト初優勝を飾った。シリーズ争いでは第5戦で4位、第6戦で5位に入った卜部和久選手(INGING MOTORSPORT)が初のチャンピオンに輝いた。

2025 インタープロトシリーズ POWERED by KeePer 第5・6戦
(2025 富士チャンピオンレースシリーズ第6戦内)

開催日:2025年11月8~9日
開催地:富士スピードウェイ(静岡県小山町)
主催:富士スピードウェイ株式会社、FISCO-C

 8月の第2ラウンド以来、約3ヶ月ぶりの開催となったインタープロト。今回も全12台がエントリーし、基本的な顔ぶれに変わりはないが、他のレースとの兼ね合いで参戦が叶っていなかった小高一斗選手(NETZ NOVEL MIE)とジュリアーノ・アレジ選手(表参道メディカルクリニック)が、今季初のインタープロト参戦となった。

予選

 予選日は朝から晴天に恵まれるも、気温は20度を下回るというコンディション。プロフェッショナルレースは今回も白熱のタイムアタック合戦が展開された。さまざまに作戦が分かれた中、最終的にポールポジションを獲得したのは牧野選手。参戦2シーズン目で初のポールポジションに輝いた。ただ後続も接戦で、2番手には0.086秒差で山下選手、3番手には0.146秒差で福住仁嶺選手(キーパー号)がつけた。

第5戦ポールポジションは牧野任祐選手(人馬一体ドライビングアカデミー)。

第5戦 決勝

 決勝レースは一転して雨模様となり、各車ともウェットタイヤを履いて第5戦決勝(9周)がスタートした。ポールポジションの牧野選手はトップを死守したまま序盤の3周を終えたが、4周目のコカ・コーラコーナーでやや膨らんだところを、背後につけていた山下選手が並びかけ、ADVANコーナー手前でトップを奪取。終盤に2台が接近する場面もあったが、順位が入れ替わることなくチェッカーフラッグとなり、山下選手が今シーズン初優勝を飾った。

第5戦優勝は山下健太選手(NAVUL)。
2位は牧野選手、3位は福住仁嶺選手(キーパー号)。

第6戦 決勝

 第6戦のスタートでは、山下選手はトップをキープし、第5戦を3位で終えた福住選手が牧野選手をかわして2番手に浮上。この2人が序盤から激しいトップ争いを演じたが、3周目のADVANコーナーで、3番手の牧野選手が2台の隙をついてトップに躍り出た。8周目に山下選手を抜いて2番手に上がった福住選手が牧野選手に接近してパナソニック オートモーティブコーナーで並びかけたが、牧野選手も冷静にしのぎ、そのままトップを守ってフィニッシュ。参戦2年目にしてインタープロト初優勝を飾った。

 2位には福住選手、3位にはロニー・クインタレッリ選手(ララパルーザ)がゴール直前で山下選手を抜き去って逆転し、表彰台の一角を勝ち取った。

 そして、第5戦で4位、第5戦で5位入賞となった卜部選手が、ランキングトップの座を守り切り、初のシリーズチャンピオンに輝いた。

 なお、GR Supra GT4 EVO2で争われたSUPRAクラスには3台がエントリー。予選では、今までクラス最速の走りを見せていた坪井翔選手(P.MU GR Supra GT4 EVO2)を破り、堤優威選手(HW GR Supra GT4 EVO2)がポールポジションを獲得。第5戦決勝でも白熱のバトルを展開したが、最終的に坪井選手が逆転し2連勝を飾った。CCS-Rクラスは中山雄一選手(KK CCS-R)がクラスポールポジションから、そのままリード。2レースとも平良響選手(P.MU CCS-R)が背後につける展開となったが、最後までトップを守り続け2連勝となった。

第6戦優勝は牧野選手。
優勝の牧野選手は「1レース目で山下選手に抜かれてしまったのは、自分のミスでしたね。後半に追いつくことができましたが、あのまま先頭を守っていたら両方のレースとも勝てていたかもしれません。今回はみんなもタイヤのグリップが落ちきて、結構ギリギリの状態で走っていたと思います。2レースとも周回数は9周でしたが、スーパーGTのように神経を使って走っていたので疲れましたね。個人的には、これがインタープロトでの最後のレースになるので、参戦2年目で最後にマツダの皆さんとルーキーレーシングさんと一緒に勝つことができて、良かったです」と語った。
2位は福住選手、3位はロニー・クインタレッリ選手(ララパルーザ)。
第6戦表彰の各選手。
インタープロトシリーズチャンピオンは卜部和久選手(INGING MOTORSPORT)。「チャンピオン争いのことは意識しつつも、ポイントのことを気にしてレースをするつもりはなく、レース中もポイントの情報とかは全く聞いていませんでした。2レース目が5位で終わったこと、『これは他の選手にチャンピオンを獲られたんじゃないか?』と思って、思わずチームに無線で確認したくらい、ゴール直後は不安でした。まだ実感はありませんが、いろんな先輩ドライバーから『おめでとう』と言っていただきました。しかも、先輩ドライバーといっても、僕がレースを始める前からスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍していて、テレビで観ていた方がほとんどなので、そういった先輩方と同じフィールドで戦えているというのは、とても良い環境だなと思います」とシリーズの魅力を語っていた。

PHOTO/株式会社インタープロトモータースポーツ REPORT/株式会社インタープロトモータースポーツ、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

ページ
トップへ