JKA「2026年 有望選手選抜夏合宿」を御殿場で開催

ニュース カート

2026年6月24日

一般社団法人日本カート協会(JKA)は、次世代ドライバーの発掘と育成を目的とした「2026年度 有望選手選抜夏合宿」を8月中旬に開催。8~12歳の有望選手を対象に、実技と人間性の両面から将来性を評価し、最大年間500万円の支援につなげる注目の育成プロジェクトとなっている。

 一般社団法人日本カート協会(JAPAN KARTING ASSOCIATION=JKA)は、次世代モータースポーツ界を担う若手ドライバーの育成を目的とした「2026年度 有望選手選抜夏合宿」を、2026年8月17~19日の日程で静岡県小山町のオートパラダイス御殿場で開催することを発表した。この合宿は将来性を重視した独自の選考と育成プログラムを特徴とし、小学生世代を対象とした国内最高水準の発掘プロジェクトとして注目を集めている。

 プログラムは17日を設営搬入日とし、18日と19日の2日間にわたり実施され、最大参加者数は34名。カテゴリーはカデットオープン(SLO車両規則に準拠)で行われる。競技にはエンジンデリバリー制を採用し、さらにドライタイヤ1セットを支給することで、イコールコンディションを徹底。純粋なドライビング能力を測る環境が整えられている。

 合宿への参加要件として2つのルートを設定。すでに実施されている「地域発掘プロジェクト」において、各地域の対象大会で将来性を評価されて特別招待を受けた「地域発掘枠」に加え、規定の書類審査を通過した選手による「一般応募枠」のいずれかを通じて参加対象枠が与えられる。

 参加資格は2014年1月1日から2018年12月31日生まれの8~12歳で、カートレースの経験およびライセンスを有する選手。さらに、在学中の通知表(写し)の提出が可能であることに加え、JKAの育成方針を理解し、協会規定に基づく競技活動および育成プログラムへの参加に同意したうえで、保護者の承諾を得ていることが条件となる。参加費は55,000円(税込)で、エントリーは6月22日から7月20日までWebフォームにて受付が開始された。

 選考は、JKAチェアマンおよび育成アドバイザーで構成される選考委員が担当。コース上での純粋なドライビングセンスや環境適応力に加え、パドックでの行動を通じた将来の成長可能性、メンタルの安定性、指導への姿勢、コミュニケーション力、基礎的な学習習慣などを含め、次世代ドライバーとしての総合的なポテンシャルを評価。単発のタイムや順位は評価の一部にとどまる。

 合宿で選出された選手には、JKAのスカラシップ制度が適用される。活動支援として、レース参戦費用などに対し年間最大500万円の助成を実施。国内主要シリーズへの参戦を前提に、競技キャリアの本格的なステップアップを後押しする。加えて、フィジカル・栄養・メンタルといった分野の専門指導による成長支援プログラムも提供される。

 なお、スカラシップ認定は合宿の結果のみで決定されるものではない。合宿終了後には保護者および所属チームとの面談・協議を実施し、JKA・選手・チームの三者間による合意を経て、翌年度の活動計画および支援内容が正式に決定される。競技力だけでなく、長期的な育成環境や方向性を重視したプロセスが特徴だ。

 支援制度は、選手の成長段階に応じて2つの枠組みが設けられている。国内最高水準の実力を有する「JKAトップ選手」は、活動支援の上限額をフルに活用できるほか、成績に応じて海外大会へのスポット参戦機会を検討・提供。一方、「JKAチャレンジ選手」は、将来のトップ入りを見据えた有望株として位置づけられ、活動資金の一部補助を受けながら段階的な成長を目指す枠組みとなっている。具体的な支援額は個別に協議のうえ決定される。

 JKAは合宿を通じて「健全なモータースポーツ文化の継承」を掲げる。単に速い選手を選ぶ場ではなく、自ら考え行動できる“自律したアスリート”の育成を目指す取り組みだ。技術・人間性・将来性を総合的に評価する本プロジェクトの今後の展開に注目が集まる。

 詳しくはJKA公式WEBサイト(https://japankarting.or.jp/)をチェック。

2025年度の有望選手選抜夏合宿は34名の応募枠に対して50名を超える応募があり、育成プログラムとしての注目度は高い。

PHOTO/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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