2027年の全日本/ジュニアカート選手権におけるシリーズ所管団体が決定

ニュース カート

2026年8月25日

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は5月22日の公示(公示No.2026-WEB042)で、全日本/ジュニアカート選手権におけるシリーズ所管団体を公募型プロポーザルで募集すると発表した。その後、8月13日の公示(公示No.2026-WEB070)で、選定結果を発表。2027年からのシリーズ所管団体には、有限会社ユナイテッドが選定された。

 2027年からの全日本/ジュニアカート選手権におけるシリーズ所管団体に、有限会社ユナイテッド(以下、ユナイテッド)が選定された。JAFは選定理由を「応募企業から提出された提案内容について、提案内容の実現性および事業の発展への貢献度等の観点から総合的に評価した結果、有限会社ユナイテッドの提案を最も優れた提案であると判断いたしました」としている。

 ユナイテッドはGPR KARTING SERIESの運営元で、2023年から2026年までGPRを企画・運営してきた。さらに2024年からは、同シリーズにかけられた全日本OK部門およびジュニアカート選手権ジュニア部門およびジュニアカデット部門(ラウンドシリーズ1)の運営にも携わっている。JAFとの契約期間は3年間で、更新条項も設けられている。

 これに伴い、ユナイテッドはGPRの公式ホームページでもリリースを発表し、2027年の全日本/ジュニアカート選手権の概要を公表した。リリースによると、GPR KARTING SERIESは2026年をもって終了する。GPRは2027年から“新生”全日本/ジュニアカート選手権のシリーズ所管団体として新たなスタートを切ることになる。シリーズコンセプトには、「誰もが憧れ、選ばれた才能だけが集う華やかな舞台」が掲げられている。

 2026年までの全日本/ジュニアカート選手権は、全日本OK部門とジュニアカート選手権ラウンドシリーズ1、全日本FS-125部門および全日本FP-3部門とジュニアカート選手権ラウンドシリーズ2がそれぞれ別スケジュールでシリーズを展開してきた。2027年からはこれらを一本化し、参加者の年齢や経験、ステップアップルートを明確化した4クラス制を導入する。

 2027年に実施されるのは全日本選手権2部門とジュニア選手権2部門。GPRの構想によると、各部門にはそれぞれの位置付けや特色を表す呼称が設定される。2026年の全日本OK部門に相当する「PROクラス」は、FIA公認OKエンジンとVEGA・XH4/W6タイヤを使用。参加資格は14歳以上の国際E/Fライセンスまたは国内Aライセンス所持者となる。全日本FS-125部門に相当する「SENIORクラス」は、ROTAX 125 MAX EVOエンジンとMOJO・D5/W5タイヤを使用。こちらも参加資格は14歳以上の国際E/Fライセンスまたは国内Aライセンス所持者となる。

 ジュニア選手権ジュニア部門に相当する「JUNIORクラス」は、ROTAX 125 Junior MAX EVOエンジンとMOJO・D2/W5タイヤを使用。参加資格は11~14歳の国際Gライセンスまたはジュニア国内ライセンス所持者となる。ジュニア選手権ジュニアカデット部門に相当する「MINIクラス」は、VORTEX mini ROKエンジンとVEGA・M1/W6タイヤを使用。エンジンにはデリバリー&シャッフル方式を採用する予定で、参加資格は8~12歳の国際Gライセンスまたはジュニア国内ライセンス所持者となる。

有限会社ユナイテッド発表の2027年全日本/ジュニア選手権クラス構想図。

 大会は1大会2レース制(土曜日1レース/日曜日1レース)を基本フォーマットとして開催される。さらに、参加台数に応じて予選ヒートを複数グループに分けるなど、状況に応じたレース形式を採用。より多くのヒートを創出することで、選手育成にもつなげるとしている。

 最高峰カテゴリーとなるPROクラスでは、選手にフォーカスしたプロモーションも展開する予定だ。スーパーフォーミュラの会場でのPR活動に加え、プロモーション映像の制作・配信、各種メディアへの露出拡大などを計画している。

 さらにGPRは、スーパーフォーミュラなどの運営・プロモーションを手掛ける株式会社日本レースプロモーションと、ROTAX 125 MAXエンジンのサプライヤーである株式会社栄光と提携し、世界基準の運営体制の構築を目指す。

 ユナイテッド代表の松浦佑亮氏は、「日本のモータースポーツの礎であるカート競技の頂点を預かる立場として、選手・チームの皆さまがより挑戦しやすく、世界へと羽ばたける環境づくりに全身全霊で取り組んでまいります」とコメントしている。

 2027年から大きく姿を変える全日本/ジュニアカート選手権。シリーズの一本化と4クラス制の導入に加え、トップカテゴリーのプロモーション強化や世界を見据えた運営体制の構築によって、国内カート競技の新たな発展が期待される。

PHOTO/今村壮希[Souki IMAMURA] REPORT/水谷一夫[Kazuo MIZUTANI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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