ジムカーナ

参加型モータースポーツの代表格

ジムカーナは、舗装路面に設定されたコースを、競技車両が1台ずつ走行するタイムトライアルです。入門者からベテランまで、これまで多くのドライバーを魅了してきた、国内Bライセンスで出場できるグラスルーツ(草の根)モータースポーツの代表格です。

国内における歴史も古く、1960年代から盛んに開催されるようになり、ヒルクライムやドラッグレースなどに比べても、圧倒的に開催回数が多い種目として広がりました。運転技能の向上を身近な場所でおこなえるとあって、1960年代には、名だたるレーシングドライバーが、レースの練習のために出場したこともあったようです。

ジムカーナは1970年代には早くも黄金期を迎えますが、身近な場所で開催されていたことなどが仇となり、オイルショックや騒音問題などの影響で、一時的に開催数が減ってしまいます。1980年代には再びその人気が高まり、いわゆるミニサーキットなどと共存する形で、ジムカーナ専用のコースも数多く登場するようになりました。

ドライビング・テクニックの見本市

ジムカーナでは、オーガナイザーがパイロン(マーカー)で指定した1分から2分程度のコースを走行し、1日2回程度の走行機会でベストタイムまたは合計タイムを競います。

他のカテゴリーに比べて、競技会数や開催場所が多く、平均速度も低く抑えられているため、車両に大きな改造を施さずとも出場できます。また、レースのように他者と接触したり、ラリーやダートトライアルのようにクラッシュするリスクも低いため、運転技術向上というテーマにじっくりと取り組めることも、ジムカーナの醍醐味と言えるでしょう。

ジムカーナコースには、スラロームやS字コーナー、360度ターンなど、クリアするために一定の運転技術が必要な箇所が含まれています。これらを攻略するには、アクセルやブレーキ、ステアリング操作を極めて、手足のようにクルマを操れることが肝要です。

テクニックの他にも、複合セクションをどうクリアしていくかという知的な領域も勝負のキモとなります。経験を積めば積むほど戦略の幅も広がります。そして、身に付けた技能を的確に引き出せる強い精神力を養うこともジムカーナ競技の核心とされています。

そのため、手軽で安全なモータースポーツの入門カテゴリーとしてだけではなく、あらゆる経験を積み重ねたベテランをも魅了するカテゴリーとして幅広く愛好されています。

全国各地で開催されるジムカーナ

国内では年間400戦以上のJAF公認ジムカーナ競技会が開催されていますが、各地の競技会の中でタイトルに相応しいと競技会に対して、JAFは全日本選手権や地方選手権タイトルを設けています。JAF全日本ジムカーナ選手権としては、最大8つの競技会が行われていて、全国の8地域においてJAF地方選手権競技会がおこなわれています。さらに、何県かに跨がった広域、あるいは県単位において、JAF登録クラブ地域協議会(JMRC)がタイトルを冠するシリーズジムカーナも開催されています。

これらの選手権で年間を通じて優秀な成績を修めた選手に対して、彼らの栄誉を讃えるために、シーズンオフにモータースポーツ表彰式が開催されています。多くの選手は、これらの表彰式への出席や、シリーズチャンピオン獲得を目指して活動しています。

他にも、ジムカーナコース独自のイベントや、複数のジムカーナコースを巡る独自のシリーズも開催されています。これらのイベントには初心者を対象としたクラス(ビギナーやフレッシュマンといった名称が目印)や、AT車やCVT車両を対象としたクラスが設定されていることもあるので、自分のレベルに合ったクラスを選びやすくなっています。

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