関東地方選手権表彰式が装い新たに規模を拡大して華やかに開催!
2025年3月11日

各地で行われる2024年の地方モータースポーツ表彰式の大トリを務めるJAF関東地方選手権表彰式が2月23日に都内ホテルで開催された。2024年の関東管内で行われた競技で優秀な成績を収めた選手を始め、オーガナイザーやコース関係者、クラブ代表者らが招かれ、上位入賞者たちの栄誉を称えた。
2024年JAF関東地方選手権表彰式
開催日:2025年2月23日
開催地:京王プラザホテル コンコードボールルーム(東京都新宿区)
主催:JAF関東本部
最大規模を誇る関東地方選手権の表彰式が、昨年までのホテル椿山荘東京から東京都新宿区にある京王プラザホテルに会場を移して執り行われた。都庁前にそびえ立つ超高層ホテルのボールルームを舞台に、レース、ラリー、ジムカーナ、サーキットトライアル、ダートトライアル、カートと、さまざまなカテゴリーの表彰が行われる。
なおこれまでJMRC関東のラリーカップ、ジムカーナシリーズ(チャンピオンシリーズ、オールスターシリーズ)、ダートトライアルシリーズの表彰式はJAF地方選手権表彰式とは別に各部会主催で実施されていたが、今回は関東地方選手権表彰式に加わり、総勢約300名の表彰対象者が集まることとなった。
表彰式は表彰と懇親の二部制だ。14時に開会となり、司会進行の柿沼佐智子氏の「ただ今より2024年JAF関東地方選手権表彰式を始めさせていただきます」という第一声から始まった。主催者挨拶はJAF関東本部の佐藤康彦本部長で、表彰対象者に向けて祝辞のコメントを発するとともにオーガナイザーなど関係者に謝辞を述べた。
挨拶後はステージ上の演台が片づけられて表彰式へと移行。最初はレース部門からで、開催日程の関係から地方選手権表彰式に組み込まれた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権から始まり、Formula Beat地方選手権、ツーリングカー地方選手権ロードスター・パーティレースIIIジャパンツアーシリーズの3部門が順番に表彰された。プレゼンターはその後の東日本ラリー選手権の表彰までJAF関東本部の渡辺敬一郎事務局長が務めた。
また関東ジムカーナ選手権と筑波サーキットトライアル選手権はJAF関東本部の吉川徹事業部長、関東ダートトライアル選手権はJAF東京支部の小川貴広事務所長、地方カート選手権およびジュニアカート選手権はJAF本部モータースポーツ部の箕輪幸子担当部長がそれぞれ務めている。JAF関東地方選手権の表彰が終わったところで、引き続きJMRC関東シリーズの表彰が行われた。こちらのプレゼンターはJMRC関東の小口貴久運営委員長と各部会長。
登壇はクラスごとで、表彰状の読み上げは割愛されたが、チャンピオンのみステージ中央でプレゼンターからトロフィーと楯が授与されるスタイルが採られている。上位入賞者は金屏風が奢られた晴れやかなステージで賞典を受け取ると、清々しい笑顔を見せていた。降壇後はフォトセッションコーナーでクラスごとの撮影が行われていた。







JAF全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 表彰


JAF Formula Beat地方選手権 表彰

JAFもてぎ/菅生スーパーFJ選手権 表彰


JAF筑波/富士スーパーFJ選手権 表彰


JAFツーリングカー地方選手権 ロードスター・パーティレースIII ジャパンツアーシリーズ 表彰


JAF東日本ラリー選手権 表彰














JAF関東ジムカーナ選手権 表彰
















JAF筑波サーキットトライアル選手権 表彰














JAF関東ダートトライアル選手権 表彰














JAF地方カート選手権/JAFジュニアカート選手権 表彰






JMRC関東 表彰





















第二部は隣の会場に移って祝賀食事会となった。MCは表彰式から引き続き柿沼氏が務める。カテゴリーごとに円卓が準備され、グラスを手元に用意したところでJMRC関東の小口運営委員長の乾杯の音頭で宴は始まった。会場中央のテーブルには和洋折衷の料理が揃い、取り皿に好みの食べ物を思い思いに盛りつけ、立食形式で懇親を深め合っていた。
乾杯から約30分が経過したところで、各カテゴリーのチャンピオンをステージに迎えてのミニインタビューが行われた。ロードスター・パーティレースIIIジャパンツアーシリーズからは加藤達彦選手、東日本ラリー選手権からはBC-1クラスの渡辺謙太郎/箕作裕子組、関東ジムカーナ選手権からはPN3クラスの岡野博史選手、筑波サーキットトライアル選手権からはCT1クラスの溝口敦子選手、関東ダートトライアル選手権からはDクラスの森正選手、ジュニアカート選手権からはジュニアカデット部門の新橋武選手が指名され、柿沼氏とトークが繰り広げられた。
そして祝賀食事会の中締めはJMRC関東の関根基司副運営委員長。挨拶もそこそこに「今日は楽しんでくれましたか?」と大きな声で叫び、参加者からは感謝の拍手で応えられた。最後は一本締めですべての式典が閉幕。参加した選手たちは楽しいひとときを過ごして英気を養えたようで、心機一転で今シーズンを迎えることとなった。






■2024年JAF関東地方選手権「初」チャンピオンインタビュー

小田選手にとってのスーパーFJは、四輪のドライビングスキルを学ぶのに最適なカテゴリーと言わしめるほど、2024年は実りのあるシーズンだったようだ。「実は鈴鹿/岡山のシリーズをメインに活動していましたが、途中からもてぎ/菅生にも参戦することとなりました。途中参戦ということで、チャンピオンが獲れるかどうかは正直分からない状況でしたが、勝ち数を積み上げてタイトルが獲れたので、終わってみれば参戦して良かったと思います」と総評。なお鈴鹿/岡山スーパーFJ選手権はシリーズ2位の成績を挙げている。「鈴鹿/岡山とはいろいろな環境が異なり、もてぎ/菅生には独特の難しさがありましたね。勝てなかったレースもありますし。どちらもレベルは高かったです」と、ここまでの道のりが苦難の連続だったことがうかがえる。「メーカー育成に入れなかった選手でも、上を目指せることを証明したい」と、まずは速さを見せられるドライバーになることが小田選手の目標とのことだ。

FIAグランツーリスモチャンピオンシップワールドファイナルに出場した経緯を持つ加藤選手は、いわゆるバーチャルとリアルの二刀流ドライバー。「グランツーリスモをきっかけに知り合ったショップに紹介されて、ロードスター・パーティレースIIIに出場しました」と参戦経緯を明かした。2024シーズンは全8戦で1勝も挙げていないものの、着実にポイントを稼いでタイトルを獲得している。「開幕前から絶対にチャンピオンを獲るぞと強い気持ちを抱き、毎戦上位入賞を狙っていきました。自分の個性とも言える安定した速さを出せたかなと思います」と接触等でノーポイントになるようなリスクを冒さず、手堅いレースを展開して見せた。だが優勝を狙わなかったわけではなく「チャンスがあれば優勝して早くチャンピオンに近づきたいという思いもあり、優勝できなかったことは悔しかったですね」と吐露。その悔しさは今シーズンにステアリング握るスーパー耐久を始めとするさまざまなレースで晴らすそうだ。

2015年の全日本ラリー選手権JN2クラスで、ナビゲーターチャンピオンを獲得している箕作選手。数多くのドライバーたちの走りを支えたコ・ドライバーだが、意外にも地方選手権は初めての獲得だ。「一度、最終戦まで権利を残した年があったんですけど、ドライブシャフトが2本折れて終わりました」と、悔しい思いをして以来の東日本ラリー選手権フル参戦。2024シーズンは「大館が3位、嬬恋も3位で始まって、シリーズリーダーじゃなかったんです」と苦戦のスタートを切り、「羽州でやっと勝てて、勝てたときにチャンピオンが決まりました」と、念願のチャンピオンを確定させた第6戦を印象に残ったラリーに挙げた。そして「何でもノートに書きました。ドライバーによって同じようなコーナーでも言い方が違ったりとかあるじゃないですか。記号にすると読み間違えたりして大変なので、私は日本語でひらがなが多いです」とペースノートづくりのポイントのひとつを教えてくれた。

島田選手は過去にD1ストリートリーガル東日本シリーズに参戦したほか、関東オールスタードリフトGPでチャンピオンにもなった。その後は転職を機に、全日本ジムカーナ選手権に参戦する奥井優介選手と出会い、メカニックを担当する。ドリフトでの経験を活かしたサポートを行いながら、職場の取り組みとして自身もジムカーナに挑戦したそうだ。「思い返せば一昨年のシーズンは苦労したんですけど、面子が濃いPN4クラスの中で、主に足回りの見直しなどを図りながら試行錯誤してようやく結果が出てきたという感じです」とタイトル獲得について感想を述べた。「茨城トヨタGR Garage水戸けやき台の奥井選手にいろいろアドバイスを聞きながら、クルマのセッティングを煮詰めてきた甲斐がありました」と奥井選手の存在も勝因のひとつだと挙げる。「ジムカーナはドリフトと比べて改造範囲も少なく、コストがかからない点が魅力ですね。誰でも気軽に入りやすい競技だと思います」と語ってくれた。

学生のころにジムカーナをかじり始めてモータースポーツ歴は30年近くになる坂井選手、当初は運転スキルの向上が目的だったそうだ。本格的にシリーズを追い始めてから約12年、2024シーズンでついにチャンピオンの頂に到達した。「一昨年にクルマを乗り換えたので、1年参戦して自分のレベルがどのくらいなのかを知りたかったのが本音です。練習量が足りていなかったのでランキングはとくに意識せず、もちろん勝てる要素がないと思っていました」と無欲のスタートを切った。だが蓋を開けてみれば、第3戦のさるくらモータースポーツランドで念願の初優勝を遂げ、第8戦の茨城中央サーキットと第9戦のつくるまサーキット那須を制す。「3勝もできたことはうれしいです」と喜びつつも「最終戦は優勝して決めたいなと思いつつも、棚ぼたでのチャンピオンとなったことが心残りでした」と言う。「一緒に戦う仲間やライバルたちと切磋琢磨してシリーズの結果が残せたことは良かったと思います」

「なんとなく自分で勝手に思い描いていた“大学三年生で地区戦のチャンピオンを獲る”という目標が達成できました」と初タイトルを喜ぶ伊藤選手。「2ヒートしかない中で確実に結果を残さなければならない、ワンミスが命取りみたいな(笑)、一発勝負の緊張感が面白いです」とジムカーナの魅力を語る。これは大会に臨む姿勢にも表れ、「本番に近い環境で練習することを心がけました。やみくもに練習するとタイヤはどんどん摩耗していきますが、大会では新品タイヤを履くため、練習時との違いが生じてしまいます。練習回数を減らすことで新品に近い状態が維持でき、内容を濃くすることに努めました」と独自の練習法を採り入れている。また「走った後に必ずメモを取る習慣をつけています。この走りでどう感じたとかノウハウを蓄積していくことで、自分の中の引き出しをたくさんつくるようにしました」と努力も怠らない。今シーズン参戦する全日本でのさらなる成長にも期待したい。

筑波サーキットでは走行会の経験程度だった溝口選手は、サーキットトライアルとしての筑波2000は初挑戦。全5戦を制していきなり戴冠を果たした。だがその戦いはサーキットに向かう前から始まっていたという。「子どもの運動会やバザーの行事とカブらず、また夫の了承を得るなど、全戦参戦の“クリアラップ”が獲れたことに尽きますね(笑)」と振り返った。静岡県在住で本来は富士スピードウェイがホームコースだが、筑波ではまださまざまな課題があるそうだ。「富士は走り慣れてきたので『今日だったらココで曲がれるかな?』があるんですけど、筑波はタイヤ・路面・気温に対してまだイケるかどうか、身体が覚えきれてなく手探り状態です」と明かした。それでも2024シーズンには筑波2000で1分切りのベストタイムをマーク。「分切りしたときの走りを思い返すともっとできたんじゃないかなって感覚があって、分切りの先にも道があると思っています」と、溝口選手の飽くなき挑戦は続くようだ。

少数精鋭で競われたCT3クラスで、不成立となった第4戦以外の4戦を制して初のチャンピオンに輝いた秋本選手。サーキット走行は19歳から始めていたものの、50代を迎えた2020年から筑波のサーキットトライアルに挑んだ。「キッチリと決められた時間の中でしっかりタイムを出すという意味では、なかなか難しい競技ですね」とサーキットトライアルの醍醐味を語る。「いつもどおり走るだけですが、いろんな車種が混じっているから、クリアを取るタイミングには気をつけています。昨年はコンスタントにタイムを出せたのが勝因かな」と、2024シーズンの戦いを振り返った。そして筑波2000で一番の攻めどころを尋ねると「一番高速で旋回しますからね。しっかりと踏んで立ち上がれれば気持ちが良いんです」と最終コーナーを挙げた。2025シーズンはJAFカップも含めて継続して参戦予定とのこと。新シーズンでも最終コーナーを力強く立ち上がり、メインストレートを駆け抜ける秋本選手に注目したい。

「JAF戦に初めて参戦したのが2024シーズンだったので、分からないなりにいろいろ調べて規定とか読み込んで最善を尽くしました。おかげで富士チャンピオンレース(86/BRZチャレンジカップ)と二冠が獲れたので良い結果で終われたと思ってます」と実りの多かったシーズンだったと宮崎選手。「サーキットトライアルではクリアラップをいかにキレイに取るかがすごく大切だと感じました。タイヤの美味しいところを温存しながら、速いクルマや遅いクルマがどこにいるのかサーキットの全体像を把握して『今だ!』って一発で決めなきゃいけないのが難しいところですね。これはレースの予選にもそのまま活かせることができるんです」と、2つのカテゴリーでの相乗効果もあったそうだ。今後はJAFカップ出場を目論みつつ「抜けないくらいのコースレコードを樹立させたいです」と野望を見せる。2025シーズンはND5型ロードスターを相棒に、新たな舞台への挑戦を始めるそうだ。

「大学では自動車部に入ってジムカーナやっていまして、社会人になってもその流れでやっていたんです」と、大学生のころからホンダ・シビックが愛機という鯉渕選手。現在のEK4型は社会人になってからの相棒で、「フルノーマルを買ってきて約13年、色々手を入れて良い調子に仕上がってきたのがここ4年くらいなんです」と熟成を重ね、2024年にサーキットトライアルにデビューを果たした。「全然甘いんですけど……、なんとなくイケるかな」と臨んだ第1戦、ディフェンディングチャンピオンの石井均選手に届かず2位。「やっぱり速い人は速いんだな」と、自らの結果に納得したそうだ。だが迎えた第2戦では「勇気を出して飛び込んでみて、やっとタイムが出るようになってきたんです。ぶっつけ本番で調整して優勝できたことが大きな自信になりました」ときっかけをつかんだ。自らをスロースターターと分析する鯉渕選手は、2025シーズンで石井選手が保持しているレコード更新とともに2連覇を狙う。

「元々は趣味の一環で年イチくらいで走ってたんです。そこから四輪公式タイムアタックイベントの“筑波職人”になったので、本格的に競技に出てみようと思いました」と、T.Sakamotoこと坂本選手は2023年から筑波のサーキットトライアルに参戦を始めたという。いざやってみると、結果がダイレクトにタイムに反映されるあたり、性に合っていると感じたそうだ。2024年は「通年で全部出場するっていうのが目標でした。とくに71RSを使ってタイムを出せるようにしたかったので。その一方で、RE004で練習するなどお金かけないようにしていました」と、自らが掲げた課題を達成しながらの戴冠となった。“コストを抑えながらタイムを出す”ことを強く意識する坂本選手は「CT7クラスがほかのクラスやカテゴリーと比べてお金がかからないかをアピールして、もっと賑やかにしたいです」と、新たな目標を掲げる。そして2025シーズンに向けては、初心に返ってタイムを追いたいとのことだ。

平川選手はミラージュからスイフトスポーツに乗り換え、2024年開幕戦の丸和オートランド那須でスイフトスポーツのデビューウィンを飾った。その後も快進撃を続けて「栃木県に住んでいるので丸和はとくに練習に行きやすい場所なんです。ちなみに一番最初にダートラで走ったのも丸和でした。一番走り込んだコースなので自信があります」と語るように、第5戦と第7戦の丸和も勝利した。そしてオートランド千葉での第2戦も含めてシリーズ4勝での戴冠だ。「クルマを乗り換えたのが大きかったですね。ミラージュとはスピードもパワーも違いますが、それに合わせた走りができたことが勝因だったと思います」と振り返る。「ダートラは始めるためのハードルが高いと思われがちですが、低μ路で走っているとクルマを操っている感があって楽しい競技です」と魅力をアピール。「今シーズンはCUSCO&WinmaX&DUNLOPの若手育成支援プログラムのサポートを受けて、全日本ダートトライアル選手権に参戦します!」

「終わってみればシリーズ4戦4勝の結果となりましたが、自分としてはまだまだ改善すべき問題があったと感じています。今シーズンはそのあたりを改善してさらに高みを目指していきます」と自らを厳しく律しつつ、向上心の高さがうかがえるコメントをした菅原選手。社会人であるがゆえ、時間を割いての走り込みがなかなかできない状況の中、日頃のイメージトレーニングやフィジカルトレーニングが奏功したという。一方で初戴冠については「息子が幼稚園で『パパ、チャンピオンなんだよ』と自慢げに話しているようで、私も改めてうれしい気持ちになります」と目を細める。「新潟シリーズは学生を中心とした和気藹々とした雰囲気があり、コースは独特の難しさもあって楽しかったです」と感想を述べた。そんな菅原選手の次の目標は「SLカートミーティング全国大会でYAMAHAスーパーSSの頂点に立つことですね」と、幅広い世代のカーターが集うヤマハのワンメイクレースを制することだ。

2024年のジュニアカデット部門は最終戦の結果が確定するまで手に汗握る展開となった。ランキング暫定トップの藤原迪永選手がほぼタイトルを獲ると思われた中、新橋選手が第9戦で優勝して2ポイント差に詰め寄り、さらに第10戦では2位入賞を果たして有効得点で同点に並んだからだ。有効得点となる5戦の順位もまったく同じだった中、優劣を決めたのは最終戦の順位だった。「7月の鈴鹿大会の2勝が大きかったと思います」と鈴鹿で悲願の初優勝と連勝を決めたことをターニングポイントとして挙げた。「とくに第5戦はドライ、第6戦はウェットと、コンディションが変化した状況で勝てたことは自信につながりました」と、シリーズ中盤以降は安定した走りを披露。「いろいろなコースに練習に行っているので、初めて走るコースでもうまく対応できていると思います」と自身の強みを分析した。最後に「インタビューが苦手なので……インタビューの練習をしたいです」と苦笑いしながら答えていた。
関東地方選手権表彰式の前日22日には、東京都港区にあるJAF関東本部のPark会議室にて、第29回JAF関東地域クラブ協議会(JMRC関東)クラブ・団体代表者会議が開催された。午前中に開かれたJMRC関東運営委員会では、運営委員が議題の内容など、代表者会議開催に向けた最終確認を行い、午後からの代表者会議に備えた。
JAF関東本部およびJAF東京支部からは、渡辺敬一郎事務局長や吉川徹事業部長を始め、5名の職員が出席。JMRC関東の小口貴久運営委員長が2024年度のJMRC関東の活動報告と決算報告を行うと、続けて1都9県の各支部、そしてジムカーナ、ラリー、レース、ダートトライアルの各部会が2024年度の決算報告を行った。
再び小口運営委員長が登壇し、2025年度のJMRC関東役員人事と予算について決議。そして広域財団法人スポーツ安全協会の担当者が、モータースポーツ競技が対象となっているスポーツ安全保険について説明。またJAF東京支部事業課の内藤康介係長から、JAF会員規則変更に伴うモータースポーツライセンス更新の注意事項などの説明があり、質疑応答がなされた。
会議資料とともに出席者に配布された、ラリー部会が製作した統一規則書の紹介などを経て、代表者会議は終了。出席者は芝パークホテルに移動し、交流会が催された。各支部長、部会長やJAF職員の紹介が和やかな雰囲気の中で行われ、一堂に会する機会がなかなかない出席者は親睦を深めていた。

フォト/大野洋介、長谷川拓司、今村壮希、遠藤樹弥、桑原太郎、吉見幸夫、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部