恒例のビンゴ大会も大盛り上がり! 中国モータースポーツ表彰式が賑やかに開催
2026年2月18日
中国管内のモータースポーツで輝かしい成績を挙げた選手たちを称える中国モータースポーツ表彰式が開催。ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアルといったJAF中国地方選手権およびJMRC中国シリーズの順位認定が行われ、表彰対象者には各種賞典が贈られた。
JAF中国地方選手権/JMRC中国シリーズ 2025年JAF中国モータースポーツ表彰式
開催日:2026年2月7日
開催地:ホテル広島サンプラザ(広島県広島市)
主催:JAF中国本部、JMRC中国
2月7日、広島県広島市のホテル広島サンプラザを舞台に、2025年のJAF中国地方選手権/JMRC中国シリーズのモータースポーツ表彰式が執り行われた。中国ジムカーナ選手権は全5戦、中国ダートトライアル選手権は全7戦、岡山国際サーキットトライアル選手権は全4戦で争われ、優秀な成績を収めたシリーズ上位入賞者たちがこの式典に招待された。
表彰式当日は9時30分からJMRC中国総会が行われ、来賓としてJAF本部モータースポーツ部から村田浩一部長と箕輪幸子担当部長が臨席。JMRC中国運営委員会の岩根つもる運営委員長が議長を務め、2025年度の活動報告、会計報告、会計監査報告、また2026年度の運営委員会役員紹介、予算案、加入クラブ状況について、議案の報告や承認がなされた。
総会はコンパクトにまとめられ、予定時刻より早めに終了。残りの時間で2026年の改善に向けた動きについてジムカーナ部会の馬場靖典部会長から説明があった。内容はJMRC中国ジムカーナ/ダートトライアルの参加申込から競技会書類のシステム化まで、競技会主催者の負担軽減を目的としたIT/DX化。Microsoft Formsで各種書類を集計、スプレッドシートで活用していく方針が明かされた。
JMRC中国総会と同時に表彰式の受付も開始され、大宴会場・金銀星前のエントランスには多くの表彰対象者や関係者が集まっていた。今年も司会進行は“アナ西元”こと西元直行選手で、JAF広島支部の平岡桃子職員がアシスタントを務める。10時30分から開場した式典の冒頭では、逝去されたコルトモータースポーツクラブ島根の杉坂啓一代表を悼み、黙禱が捧げられた。
JMRC中国オリジナルの2025シーズンを振り返るダイジェスト映像がオープニングで流され、いよいよ表彰式がスタート。主催者挨拶はJAF本部モータースポーツ部の村田部長で「2025年の競技を終えまして、本日表彰されます選手の皆さまにおかれましては、そのご活躍に対しまして心より敬意を表するとともに、日ごろより当連盟のモータースポーツ振興、統轄業務にご理解ご協力を賜っております皆さまに対しまして厚く御礼申し上げます」と言葉を述べた。
続いて2025年度の表彰式ということで、JMRC中国運営委員会の岩根運営委員長が「表彰される方は非常に名誉なことですが、一戦一戦主催してくれたクラブ・団体があるから選手が表彰されるわけで、選手は参加させてもらっている、主催者は参加してもらっているという感謝を忘れず、これからも良い大会ができるように頑張ってください」と挨拶。
次に来賓の紹介に移り、株式会社岡山国際サーキットの土井誠氏、株式会社タマダ(スポーツランドタマダ)の玉田敬司氏、株式会社ヨコハマタイヤジャパンの徳川康彦氏、広島トヨタ自動車株式会社GR Garage観音の友田貴之氏、株式会社フォルテシシモの山内真理氏、住友ゴム工業株式会社の畑中巧氏、株式会社和光ケミカルの浅見淳一郎氏、JMRC九州の星野元氏/今福和彦氏/濵田隆行氏、JMRC中国顧問の藤田直廣氏が席上で紹介された。
表彰はジムカーナから始まり、JAF中国ジムカーナ選手権/JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズのT28クラス、RCクラス、R2クラス、R4クラス、PNAクラス、PN2クラス、PN3クラス、BC2クラス、BC3クラス、そしてJMRC中国ジムカーナチャレンジシリーズのCRクラスの順で行われた。
ダートトライアルはJAF中国ダートトライアル選手権/JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズのATクラス、PN1+クラス、NPSAクラス(JMRCはNクラスとPSAクラス)、SA1クラス、RWDクラス、NS1クラス、SCD1クラス、SCD2クラス、そしてJMRCのチャレンジクラスが表彰される。
岡山国際サーキットトライアル選手権はCT2クラス、CT3クラス、CT4クラス、CT5クラス、CT6クラスの順で表彰。すべてのJAF選手権の賞典プレゼンターはJAF中国本部の内海敏行事務局長が務め、JMRC中国シリーズはジムカーナが馬場部会長、ダートトライアルが太田智喜部会長が担当した。
そしてJAF全日本選手権認定者として中国地区が拠点であるジムカーナ、ダートトライアルの上位選手が登壇し、チャンピオンのみJAF本部モータースポーツ部の村田部長やJMRC中国運営委員会の岩根運営委員長から改めてトロフィーが授与される。またJAFカップオールジャパンジムカーナ/ダートトライアルについても入賞者がこの場で登壇して名前が紹介された。
最後はJAF中国本部の内海事務局長が「結びになりますが、本年が皆様にとって素晴らしい1年となりますことを心よりご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます」と締める。なお中四国ラリー選手権の表彰については、2月14日に岡山県玉野市のダイヤモンド瀬戸内マリンホテルにて、四国地区と合同で開催されることとなっている。
JAF中国ジムカーナ選手権/JMRC中国ジムカーナチャンピオンシリーズ、チャレンジシリーズ 表彰
JAF中国ダートトライアル選手権/JMRC中国ダートトライアルチャンピオンシリーズ 表彰
JAF地方選手権 岡山国際サーキットトライアル選手権 表彰
表彰式の後にはジムカーナ/ダートトライアル部会の会議を挟んで、第二部の懇親会となった。表彰式と同じ大宴会場・金銀星で懇親会が行われ、立食形式のビュッフェが振舞われる。開会にあたりJMRC中国運営委員会の原博史運営委員長から「また今年も1年頑張って、今年以上の成績が獲れるように頑張っていただきたいと思います」と激励の言葉。
来賓挨拶は株式会社岡山国際サーキットの土井氏で「2026年もモータースポーツをますます盛り上げていけたらいいなと思っております」とコメント。株式会社和光ケミカルの浅見氏は「素晴らしい式典に招待いただきました。受賞されたドライバーの皆さま、おめでとうございます」と挨拶。全日本学生自動車連盟の夏明成己氏は「大学の自動車部出身の方も大勢いらっしゃいますが、これからも自動車部を中心に活動を盛り上げていきます」と表明。
そして乾杯の音頭はスポーツランドタマダの玉田氏で「2026年の皆さまのますますのご繁栄を祈念いたしまして乾杯とします」と言葉を発し、グラスを掲げて「乾杯」の一声で会場の雰囲気が和やかに変わった。色とりどりの野菜やきれいに盛り付けられた肉料理、パスタや巻き寿司、デザートといったビュッフェテーブルの料理を皿に取り、参加者同士で親睦を深める食事を楽しんでいた。
歓談中にはヨコハマタイヤジャパンの徳川氏、住友ゴム工業の畑中氏、フォルテシシモの山内氏がステージに登壇、表彰者に向けて激励を述べつつ自社製品のPRも行った。さらにJMRC九州運営委員会の星野運営委員長、JMRC中国運営委員会の原運営委員長も登壇して、異色のメンバーが揃っての記念撮影が行われた。
ビンゴ大会など楽しい催しもあり、約2時間の懇親会も閉会となる。最後はJAF本部モータースポーツ部の箕輪担当部長がモータースポーツマイページへのログインと、会員有効期限の確認についてのお願いの後、「それでは皆さまのご健勝を祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます」と結びの言葉でお開きとなった。
中国地区名物ビンゴ大会
中国地区の懇親会といえば歓談の間に催されるビンゴ大会がお馴染みとなっている。今年も中国地区名物の豪華商品券が当たるビンゴ大会が開催された。2024年度から趣向変更によりアップデート、豪華賞品を中心にさまざまな副賞が用意されている。このビンゴ大会を楽しみにしている懇親会の出席者も多く、年始の運試しということで、表彰式以上に熱が入った状況が訪れた。
JMRC中国の藤田顧問がビンゴマシン(抽選機)を回し、読み上げられていく番号に悲喜交交とする様子があちこちで見受けられた中、徐々に一列のマスがそろい始める参加者が出現し、ビンゴ達成となった人がステージ上に続々と待機。それぞれ先着順で封筒を手に取り、封筒の中に入った紙に記載された賞品を持ち帰った。中にはラッキー!? ともいえる特別賞を引き当て、歓喜の声も聞こえた。
■2025年JAF中国地方選手権「初」チャンピオンインタビュー
ジムカーナ歴15年の田伏選手が念願のチャンピオンに輝いた。「これまでタイトルはずっと無縁のものでして、2025年のクルマの乗り換えを機に初めてイケそうな感触がありました。初チャンピオンはすごくうれしいですね」と口元を綻ばせる。「初めて乗るクルマだったんですけど、最初から戦える状態のクルマが用意できたので、正直自信はありませんでしたがチャンピオン争いに絡めるように頑張りました」と振り返った。終わってみれば5戦4勝と圧倒的な強さを発揮し、R4クラスを席巻。だが自己評価は、「良いクルマを準備できましたが、セッティングを含めて本当に速いクルマに育てることがなかなかできませんでした。その部分がシーズンとしてはダメだったのかなと思います。後半のほうはある程度乗れるようになってきたので70点にしました」と辛口。「チャンピオンを獲ったので、2026年はPN車両のまま改造車クラスに出ようと考えています。より速い人たちの中でチャレンジしていきたいなと思っています」
「長い間ジムカーナをやっていますけど、初めてのチャンピオンなんで純粋にうれしいです」と落ち着いて語る坂本選手。以前のN3クラス参戦のころはシリーズ全戦を追いかけていたこともあったそうが、クラス替えを機に生活を圧迫するような参戦は止め、気が向いたラウンドだけ出るというスタイルに。2025年はこれまでの年6戦から5戦になったことで、メカニックの後押しもあって久々にシリーズを追った。ミスなく乗ればチャンピオンが獲れる確信はあったという坂本選手は、2025年で印象に残るラウンドとして最終戦を挙げ、「1本目、結構気合いを入れて行ったんですけど、クルマがトラブっちゃって……。藤井選手に1本目をやられて、いまいち乗り切れずに2番手でした。自分が負けたら藤井選手がチャンピオンという状況でしたけど、2本目で何とか取り返せて良かったです」と、のしかかるプレッシャーに打ち勝ちタイトルを獲得。「今年に関しては走りたいラウンドだけ走ってっていう形にするかもしれません」と、今シーズンはあくまで平常運転の構えだ。
豊島選手は大学の自動車部のOBである太田智喜選手に憧れ、いつか同じ場所に立ちたいという想いを成就させた。「太田先輩との出会いは必然的でした。自分がダートトライアルをやっていきたいと強く思ったとき、必ず関わってくる先輩だったので。そこからレンタル車両を貸していただいたり、練習会をサポートしていただいたりと、先輩に追いつき追い越せっていうのを目標に頑張りました」と語る。7戦6勝のシリーズ成績の中で、印象に残るのはテクニックステージタカタの第4戦。「33スイフトスポーツで参戦する西岡選手に約0.1秒差でギリギリ勝てた大会があって、負けたと思った走りで勝ち切れたっていうのがすごく大きな糧になりました」と振り返った。ダートトライアルに強い情熱を注ぐ豊島選手は「僕の中では命を燃やして走るっていう感覚があります。クルマと一体化できるのがモータースポーツの魅力であり、走り切った後の爽快感と達成感がダートトライアルの醍醐味ではないでしょうか」とインタビューに答えてくれた。
“ハンター大谷ヒロシ”というライセンス表記名が目を引く大谷選手。「理由は覚えていないんですけど、学生のころからこんなあだ名がついていて、何年か前にライセンスネームにしたら? みたいな話になってつけました」と由来を説明する。全日本選手権でもその名を見かける機会が増え、ベテラン選手に思われる中、「チャンピオン初めてなの? って言われました。やっと一番高いところに立てて素直にうれしいですね」と、はにかんだ。「2ペダルのクルマに乗りなれてきたことと、3~4回バネを替えて足回りが良くなったところが勝因です」と最終戦では勝ってチャンピオンを決め、クルマから降りたときは思わずガッツポーズで喜びをあらわにした。2026年は東京に転勤が決まったことで、モータースポーツ活動はまだ白紙状態。「仕事の程度が把握できていないのですが、このまま何もしないわけにはいかないので、落ち着いたら関東地区の参戦も視野に入れて活動していこうと思っています」ということなので、新天地での活躍も期待したい。
PHOTO/谷内壽隆[Hisataka TANIUCHI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]



