カート入門講座

四輪とは違うカート専用のライセンスが必要!

JAF公認カート競技に出場するにはカートライセンスが必要となります。これは四輪ライセンスとは異なるカート専用のライセンスで、競技運転者のカートドライバーライセンスと競技参加者のカートエントラントライセンスという種別や、申請時の年齢や実績に応じて、ジュニアや国内、国際という分類があります。カートライセンスは8歳から申請できますが、18歳未満の場合はJAF個人会員である条件が免除されています。

カートライセンスを取得して、JAF公認カート競技に出場しながら年齢や競技会での実績を重ねると、より上級のカートライセンスが取得できるようになります。全日本選手権や地方選手権といったJAF公認競技会に出場するには上級のライセンス取得が必要で、CIK-FIAタイトルの世界選手権に出場するには国際ライセンスが必要となります。

また、上位のJAF公認競技会にドライバーとして出場する際には、カートドライバーライセンスとカートエントラントライセンスを併有する必要があるので注意が必要です。

参加できる競技会はライセンスによって異なる

JAF公認のカート競技会は、オーガナイザーであるJAF登録クラブ・団体の登録種別により開催できる競技会の格式が分けられています。格式にはクローズドや制限付き、準国内、国内、準国際、国際といった種類があり、一定の条件を満たした競技会には、JAFによりジュニア選手権や地方選手権、全日本選手権といったタイトルがかけられています。また、クローズド格式の競技会にはJAFの競技ライセンスがなくても出場できます。カートライセンスは、これら競技会の格式と深く結び付いていて、年齢やライセンス種別、実績に応じて段階的にステップアップできる構造になっています。

そして、初心者や入門者を対象とした「SLカートミーティング」というレースシリーズも全国展開されています。こちらはJAFの競技ライセンスは不要ですが、SLカートスポーツ機構(SLO)によるSLOメンバーズカードを取得する必要があり、会員資格は小学2年生以上で、年齢や実績に応じて4種類のグレードが設定されています。

カートを知るなら、まずはレンタルカートから

とにかくカートを体験したいという人は、身近なレンタルカート場に行ってみるのが一番です。レンタルカートは、インドアからカートコースなど様々な施設でおこなわれています。屋外のカートコースでは、ゴーカートよりも本格的でレーシングカートよりパワーを抑えた「スポーツカート」と呼ばれるマシンを体験できる場所もあります。一人でも仲間と一緒でも、それぞれにマシンを操る快感や、レースの楽しさが手軽に味わえる手段です。

本格的なレーシングカートに挑戦したい人は、最寄りのカートショップやカートコースに相談してみましょう。それらの情報はレーシングカート専門誌などに掲載されていますし、JAF公認カートコースはこちらに掲載されています。カートショップやカートコースでは体験試乗会などをおこなっている場合もあるので、まずはそうしたイベントに参加して、レーシングカートの魅力に触れてみるのがよいでしょう。

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