FIA国際スポーツカレンダー登録申請の公示で2021シーズンが鮮明に
2020年8月7日
毎年8月に、JAFより発表されるFIA国際スポーツカレンダーの登録申請について、今年も2021年の国際格式イベントの一覧が公示された。
新型コロナウイルス感染症の影響で先行きが不透明なモータースポーツ界だが、8月6日、JAFが2021年のFIA国際スポーツカレンダーの登録申請に係る公示を発表した。
2019年の台風19号により甚大な被害を受けて中止となった「FIA Asia Pacific Rally Championship Rally of Tsumagoi」が2021年2月4~7日に開催されるのを皮切りに、来年の各競技会の開催日程が続々と見えてきた形だ。
特に今年は新型コロナウイルスの感染拡大によって中止に追い込まれたレース等が数多く存在し、「鈴鹿レースオブアジア」が6月18~20日、「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿」が7月30~31日、「サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース」が8月19~22日に、2021年はそれぞれこの日程で開催されることとなる。
また「FIA Formula1世界選手権シリーズ日本グランプリ」が2021年10月7~10日で開催されるほか、「FIA World Endurance Championship 6Hours of FUJI」が2021年10月中(①10月29~31日、②10月8~10日、③10月15~17日)の開催候補を挙げ、「FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP Rally Japan」は2021年11月11~14日で登録申請されている。
そしてこのJAFの公示を受け、スーパーフォーミュラを主催する日本レースプロモーションや、スーパーGTを主催するGTアソシエイションも2021年の開催スケジュールを同日に発表した。
■「2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 開催日程」について ■2021年のSUPER GTカレンダー(予定)を発表。全8大会の開催を予定
スーパーフォーミュラは4月2~4日の富士スピードウェイでの開幕戦から、11月12~14日の鈴鹿サーキットでのJAF鈴鹿グランプリまで全7戦を開催。もちろんスポーツランドSUGOやツインリンクもてぎ、岡山国際サーキット、オートポリスといった各地のサーキットを転戦していく。
スーパーGTは第4戦と第5戦の海外ラウンドは調整中としながらも、4月10~11日の岡山国際サーキットでの開幕戦から、11月6~7日のツインリンクもてぎでの最終戦まで全8大会を開催予定だ。
いずれも世界選手権レースの開催カレンダーを前提に調整された形だが、この世界選手権の日程が変更された場合は再変更となる可能性も出てくるだろう。
フォト/吉見幸夫 レポート/JAFスポーツ編集部