三つ巴のOK部門最終決戦はタイトル候補2選手の戦線離脱で酒井仁選手がチャンピオン確定に

レポート カート

2025年11月27日

国内カートレースの頂点に位置する全日本カート選手権 OK部門の2025シリーズ最終大会が11月15~16日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット南コースで開催された。第9戦ではルーキーの澤田龍征選手が涙の初優勝を飾り、第10戦では酒井龍太郎選手が今季3勝目を獲得。第9戦を4位で終えた酒井仁選手がチャンピオンに確定した。

2025年JAF全日本カート選手権 OK部門 第9戦/第10戦
2025年JAFジュニアカート選手権 ジュニア部門/ジュニアカデット部門 第9戦/第10戦(ラウンドシリーズ1)
2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES

開催日:2025年11月15~16日
開催地:鈴鹿サーキット南コース(三重県鈴鹿市)
主催:SMSC、GPR

 GPRのOKシリーズにタイトルがかけられた全日本カート選手権 OK部門。その2025シリーズの最終決戦は、2024年に引き続き鈴鹿サーキット南コースが舞台となった。ここはローカルレースのシリーズ戦でも国内屈指の参加台数を集める、いわば日本のカートレースの聖地だ。1264mの全長を誇る高速レイアウトのトラックは随所にオーバーテイクポイントがあり、迫真のバトルが頻発することで知られる。ゴールの瞬間まで勝者が分からない接戦もたびたびだ。

 OK部門の出走は23台。第3戦/第4戦もてぎ北大会と、第5戦/第6戦APG大会の18台を大きく超える今季最多の台数に。参加者の中には6名の今季初参戦ドライバーの名前があった。中でも注目されるのはスーパーフォーミュラでも活躍中のプロドライバー、佐藤蓮選手だ。

 2017~2018年のOK部門連覇を始め、日本カート選手権で6度の王座に輝いた佐藤選手は、2024年にもOK部門 第3戦/第4戦にスポット参戦して優勝を獲得しており、今でも日本有数のカートマイスターというべき存在。今回はシャシーを乗り慣れたドラゴコルセからパロリンにチェンジしてのスポット参戦だ。

 またウィリアムズ・ドライバー・アカデミーの所属メンバーとして欧州トップカテゴリーのカートレースに参戦中の松井沙麗選手も名を連ねている。ほか、2023年の当部門第2戦で43歳にして感動的な初優勝を飾った綿谷浩明選手、今季のFP-3部門で4勝を挙げランキング2位を確定させた國岡光貴選手、全日本FS-125部門からステップアップの森谷永翔選手、全日本初参戦のマイケル・アンダーヤ選手と目の離せないドライバーばかりだ。

 一方でチャンピオン争いに目を移すと、今季4勝で154点を獲得している酒井仁選手、1勝で147点の皆木駿輔選手、2勝で128点の酒井龍太郎選手の3名が戴冠の可能性を持って鈴鹿南に乗り込んできた。ポイントシステムは全10戦中上位8戦が有効。王座への最短距離につけている酒井仁選手は、どちらかのレースで優勝するか両レースとも2位になれば、他の2名の成績に関わらずチャンピオンを確定できる状況だった。

 周回数は第9戦が18周、第10戦が22周。出走台数が20台を超えたことで、タイムトライアルの上位8名が2周の単独タイムアタックを行って第9戦のグリッド上位8席を決するスーパーポールが、今季初めて行われることになった。

佐藤蓮選手と松井沙麗選手が鈴鹿南にスポットでエントリー。レギュラー参戦組にどう立ち向かうか注目された。
最終大会を迎え、タイトル争いは酒井仁選手、皆木駿輔選手、酒井龍太郎選手の3名に絞られている。

全日本カート選手権 OK部門 第9戦/第10戦

 決勝日のサーキット上空は快晴。風はほぼなく、11月半ばだというのに昼時のまぶしい日差しは暑さすら感じさせていたほどだ。まず最初のタイムトライアルでは15歳のルーキー金子准也選手が47秒758のトップタイムをマーク、34歳のベテラン三村壮太郎選手が0.042秒差で2番手につけた。

 金子選手は続いて行われたスーパーポールでも47秒815でトップに。2番手には14歳の澤田龍征選手が続き、OK部門初年度のふたりが第9戦のグリッドのフロントローに並ぶことになった。ポイントリーダーの酒井仁選手は3番手、同じくチャンピオン候補の皆木選手は4番手、酒井龍太郎選手は6番手だ。

タイムトライアル(予選)上位8台で争われるスーパーポールを制したのは金子准也選手(YAMAHA MOTOR Formula Blue)。ポールポジション賞は金子選手に贈呈された。

 決勝のレースが始まると澤田選手がトップに立ち、皆木選手が2番手に浮上、金子選手は大きく順位を下げた。さらにオープニングラップの3コーナーで皆木選手が澤田選手から先頭の座を奪い、スタートダッシュに成功した酒井龍太郎選手も澤田選手をかわして2番手に上がる。酒井仁選手は4番手だ。

 4周目、酒井龍太郎選手と澤田選手が立て続けに皆木選手をパスしてトップと2番手に。皆木選手はここからじわじわとポジションを下げていく。代わって3番手に上がってきたのが、7番グリッドから発進した三村選手だった。

 レースが中盤に入ると、シリーズの行方を大きく左右するハプニングが相次いだ。9周目、澤田選手を真後ろに従えてトップを走っていた酒井龍太郎選手が、エンジントラブルで突如スローダウンしてエスケープゾーンにマシンを止める。澤田選手はこれを回避しきれず接触したが、止まることなく走行を続けた。さらに13周目、マシンに異変の兆候が現れ8番手にドロップしていた皆木選手が、タイヤの脱落でコースを飛び出し、チャンピオン候補のふたりが戦列を去った。

 トップを行く澤田選手を、約0.6秒の差で追う三村選手。3番手は8番グリッドからポジションアップしてきた佐藤蓮選手だ。酒井仁選手は序盤戦で6番手までドロップしたが、4番手まで順位を戻してきた。

 レースが終盤戦に入り、多くの人が想像したのは、タイヤ温存のスキルに長けた三村選手がキャリアの浅い澤田選手を追い詰めていく光景だったのではないか。しかし、この日の澤田選手は三村選手を危険な距離まで接近させることなく、堂々とトップを走り続けていった。

 そしてチェッカー。真っ先にコントロールラインを駆け抜けた澤田選手は、酒井龍太郎選手への追突で心配されたフロントフェアリングも無事にチェックを通過した。待望の初優勝だ。ヘルメットを脱いだ澤田選手は、感激の涙を抑えられなかった。

 0.9秒強の差で2位となった三村選手は、「開幕戦でも澤田選手とバトルになったけれど、今日の澤田選手の走りはそのときと全然違っていて、これはタイヤを減らさないだろうなと感じていました。今日は彼の勝ちです」と後輩の成長を褒め称えた。

 佐藤蓮選手はさすがのレース運びで3位表彰台を手に入れたが、「あと0.1秒を見つけないと」と、まだ会心の笑顔を見せることはなかった。注目の松井沙麗選手は、13番グリッドから6ポジションアップの7位で全日本OK部門のデビュー戦を終えた。

 酒井仁選手は4位のままフィニッシュして、有効8戦のシリーズポイントを172点に伸ばした。第10戦で皆木選手か酒井龍太郎選手が優勝しても、もうこれを超えることはできない。今季ラストの1レースを残して、酒井仁選手のチャンピオンが確定した。

 2024年は酒井仁選手の弟である酒井涼選手が同部門の王者になっており、これは兄弟で2年続けてのトップカテゴリー制覇。しかも酒井仁選手は設立1年目の自チーム、KF MOTORSPORTにも栄冠の喜びをもたらすという、快挙ずくめの戴冠劇だった。

OK部門 第9戦優勝は澤田龍征選手(HIROTEX RACING)。
「開幕戦から苦戦していて、そこからは優勝したかったけれど無理なレースが続きました」と振り返る澤田選手。今回、ようやく結果に反映でき、感極まって涙を流して喜びを爆発。レースについては「酒井龍太郎選手に当たったときはフロントフェアリングが落ちたと思って焦ったし、ぶつかったときにどこかが曲がっちゃって動きがおかしかったけれど、優勝できたときはめっちゃうれしかったです」とコメント。
2位は三村壮太郎選手(K.SPEED WIN)、3位は佐藤蓮選手(K.SPEED WIN)。
OK部門 第9戦の表彰式。左から2位の三村選手、1位のHIROTEX RACINGのチーム代表と澤田選手、3位の佐藤蓮選手。
第9戦でファステストラップをマークした選手に贈られるえんてれ賞は、47秒765を記録した酒井龍太郎選手が獲得。
酒井仁選手がOK部門のチャンピオンを確定させた。

 第9戦のベストタイムで決まる第10戦のグリッドは、酒井龍太郎選手がポール、澤田選手が2番手に。三村選手と中井悠斗選手が2列目で、デグチャリョブ・ティモフェイ選手と酒井仁選手が3列目に並んだ。

 2025シリーズ最後の一戦が始まると、抜群のスタートダッシュで澤田選手がトップを奪う。さらに澤田選手と競り合う酒井龍太郎選手の隙を突いて、中井選手と酒井仁選手が2・3番手に上がった。酒井龍太郎選手は2周目に酒井仁選手を抜き返すと、3周目の2コーナー立ち上がりでダートに片輪をはみ出させた中井選手をパスして2番手に戻った。

 先頭を行く澤田選手は背後のバトルに乗じて3周で1秒以上のリードを築いたが、間もなくここに酒井龍太郎選手と中井選手が追いつき、真後ろに張りついた。9周目、ヘアピンで酒井龍太郎選手が澤田選手のインを差してトップの座を奪い返すと、その立ち上がりでスピードが鈍った澤田選手を中井選手がかわして2番手に上がる。澤田選手はここから前の2台に少しずつ後れを取っていき、レース後半戦は酒井龍太郎選手と中井選手のマッチレースになった。

 先頭の座を競い合う2台はテール・トゥ・ノーズのまま、場内に緊迫感を振り撒きながらラップを重ねていった。OK部門2年目で経験値を増した酒井龍太郎選手は、この難局にも動じる様子を見せず着実にトップをひた走る。そして逃げ切りに成功。

 酒井龍太郎選手はピットサインレーンで見守るチームの仲間たちに勝利のポーズを示しながら、今季3勝目のチェッカーをくぐり抜けた。レースに“もしも”はないのだが、もし酒井龍太郎選手がリタイアの悔し涙に暮れた第9戦を酒井仁選手より上位で走り切っていたら、王座は酒井龍太郎選手のものになっていただろう。

 中井選手は0.4秒弱の差で初優勝を逃したが、第1戦に続く自己最上位の2位となった。澤田選手はゴール間際のティモフェイ選手との攻防に打ち勝って、3位フィニッシュで2戦連続の表彰台へ。佐藤蓮選手は序盤のバトルでのコースアウトに加え、フロントフェアリングのペナルティもあって13位に。その佐藤蓮選手とともにコースを外れた酒井仁選手は10位でフィニッシュ。松井沙麗選手はポイント獲得圏内の11位で久々の国内レース参戦を締めくくった。

OK部門 第10戦優勝は酒井龍太郎選手(ミツサダ PWG RACING)。
「ゴールしたときはうれしかった半面、第9戦を走り切っていればチャンピオンだったかもしれないという複雑な気持ちもありました」と心境を明かす酒井龍太郎選手。「ただ、全日本の最後のレースでやり切って勝てたことは本当に良かったですし、2024年に一度も勝てなかったOK部門で3勝もできて、自分もチームも成長を見せられた喜びは大きいです」と今シーズンをまとめた。
2位は中井悠斗選手(TEAM EMATY)、3位は澤田選手(HIROTEX RACING)。
OK部門 第10戦の表彰式。左から2位の中井選手、1位のミツサダ PWG RACINGのチーム代表と酒井龍太郎選手、3位の澤田選手。
第10戦でファステストラップをマークした選手に贈られるえんてれ賞は、48秒006を記録した中野駿太選手が獲得。

ジュニアカート選手権 ジュニア部門 第9戦/第10戦(ラウンドシリーズ1)

 OK部門と同時開催のジュニアカート選手権 第9戦/第10戦(ラウンドシリーズ1)。10台が参加したジュニア部門では、前大会で開幕8連勝を達成していち早くチャンピオンを確定させた坂野太絃選手が、予告どおり海外参戦のため欠場し、今回は誰が勝っても初優勝という状況だ。

ポールポジション賞は林樹生選手(HIROTEX RACING with IMPUL)に贈呈された。

 14周でレースが行われた第9戦では、3番グリッドの新橋武選手が2周目にトップに立ち、林樹生選手、今村昂星選手、北中一季選手とともに先頭集団を形成。中盤に新橋選手をかわした林選手がウィナーとなった。2位は新橋選手、3位は今村選手だった。

ジュニア部門 第9戦優勝は林選手(HIROTEX RACING with IMPUL)。
林選手は抜かれたときに一瞬の焦りを感じたそうだが、また抜き返すチャンスがあると信じて走り、クラス初優勝を遂げている。「メカニックの方、しっかり整備してくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
2位は新橋武選手(Sigma Racing)、3位は今村昴星選手(Vitec Racing)。
ジュニア部門 第9戦の表彰式。左から2位の新橋選手、1位のHIROTEX RACING with IMPULのチーム代表と林選手、3位の今村選手。

 18周レースの第10戦では、2番グリッドから先頭に躍り出た林選手が、背後の競り合いを利して1秒以上のリードを築き、独走フィニッシュで2連勝を果たした。2位は最終ラップに新橋選手攻略に成功した飯田一仁選手。今村選手は3位でゴールして2戦連続の表彰台に登壇した。

ジュニア部門 第10戦優勝は林選手(HIROTEX RACING with IMPUL)。
「1レース目の優勝よりうれしいです」とうれしそうな表情の林選手。「いつ後ろが離れたのかは分からなかったけれど、後ろを見て離れていることが分かってからは落ち着いて走れました」と2連勝を飾った。
2位は飯田一仁選手(TAKAGI PLANNING)、3位は今村選手(Vitec Racing)。
ジュニア部門 第10戦の表彰式。左から2位の飯田選手、1位のHIROTEX RACING with IMPULのチーム代表と林選手、3位の今村選手。
海外遠征中の坂野太絃選手はチャンピオン確定の喜びの声をビデオメッセージで寄せた。

ジュニアカート選手権 ジュニアカデット部門 第9戦/第10戦

 ジュニアカデット部門には7名のスポット参戦があり、今季もっとも多かった前大会の18台を大きく上回る27台がエントリー。今大会最多のドライバーによる戦いとなった。タイムトライアルでは、このコースのローカルレーシシリーズで目下全勝中の下羅貴斗選手が、スポット参戦ながらトップタイムを叩き出す。

 12周レースの第9戦では、その下羅選手と北村紳選手、加納康裕選手、今村颯星選手が4台一列のトップ争いを繰り広げ、北村選手が逆転で第2戦以来の今季2勝目をゲット。下羅選手が2位、加納選手が3位となった。なお、チャンピオン争いは今季4勝の阿部瑠緯選手と同1勝の久田朱馬選手に候補が絞られ、第9戦を7位でフィニッシュした阿部選手が、この時点で同部門3年目でのタイトル獲得を確定させた。

ジュニアカデット部門 第9戦優勝は北村紳選手(KWS Speed)。
「下羅選手のペースが良くて焦ったけれど、冷静にレースができて良かったです」と北村選手。「最後は危なかったけれど、そのまま勝つことができました」と、過去の似たような経験が活きた勝利となった。
2位は下羅貴斗選手(チームナガオ)、3位は加納康裕選手(TOPLABO)。
ジュニアカデット部門 第9戦の表彰式。左から2位の下羅選手、1位の北村選手とKWS Speedのチーム代表、3位の加納選手。

 16周でレースが行われた第10戦は、先頭集団が一時7台に膨らむ混戦に。北村選手はこのレースを常に2番手以上の位置で走り、2連勝と3勝目を獲得した。残り半周で2番手に上がった阿部選手は、最終コーナーの攻防で一気に3つポジションダウン。これで2位に鈴木秀弥選手が、3位に加納選手が入ってスポット参戦勢が表彰台の2席を占めた。後半戦のトップ争いをリードした久田選手は、残り4周にペースダウンを喫して12位に終わった。

ジュニアカデット部門 第10戦優勝は北村選手(KWS Speed)。
北村選手が第9戦に続く連勝を挙げ「勝ててうれしいです」と笑顔を見せた。「来シーズンに上のクラスに上がっても、また上を目指していきたいです」と飽くなき挑戦への意気込みを語った。
2位は鈴木秀弥選手(REON RACING TEAM)、3位は加納選手(TOPLABO)。
ジュニアカデット部門 第10戦の表彰式。左から2位の鈴木選手、1位のKWS Speedのチーム代表と北村選手、3位の加納選手。
阿部瑠緯選手がジュニアカデット部門のチャンピオンを確定させた。

Rok CUP JAPAN RokSHIFTER 第9戦/第10戦

 GPRのシリーズ戦として同時開催されたShifter第9戦/第10戦では、松田次生選手、平手晃平選手のプロドライバーコンビは残念ながら欠場。代わってこのRok Shifterワンメイクレースの鈴鹿選手権シリーズなどから多彩なスポット参戦組が集まり、こちらも今季最多の11台がレースに挑んだ。周回数は第9戦が14周、第10戦が18周だ。

 タイムトライアルでは7台がコースレコードを更新する中、スポット参戦の植田晴斗選手が47秒449のトップタイムを叩き出すも、第9戦のウィナーは伊藤聖七選手。3番グリッドからのスタートではひとつポジションを下げたが、そこから前を行く3台を抜いて折り返し点でトップに立ち、後半戦を独走して今季3勝目を飾った。伊藤選手はこの勝利でGPR2025シリーズの同クラス王者に輝いた。2位は小熊孝誠選手、3位は東拓志選手だった。

Shifter 第9戦優勝は伊藤聖七選手(Ash)。
「今まではラストの1台を抜くときに時間がかかっていたけれど、今回はすぐ抜いて離していくことができて良かったです」と伊藤選手。「5年くらいチャンピオンを獲れていなかったので、本当にうれしいです」
2位は小熊孝誠選手(HRT)、3位は東拓志選手(NEXT-ONE Racing)。
Shifter 第9戦の表彰式。左から2位の小熊選手、1位のAshのチーム代表と伊藤選手、3位の東選手。

 第10戦はスタート直後の1コーナーに3台が横並びで進入するスリリングな戦いで幕を開け、久々にこのシリーズに参戦の東選手が2番グリッドからトップに浮上した。だが、ポールから2番手に下がった伊藤選手が3周目に東選手を抜き返すと、たちまちリードを広げ、またも独走で2連勝を遂げた。東選手は後続の襲撃にさらされて順位を下げ、小熊選手が再びの2位でフィニッシュ。3位には中里龍昇選手が入った。

Shifter 第10戦優勝は伊藤選手(Ash)。
「今日2回も勝てて本当にうれしいです」と喜びの声を発した伊藤選手。「今年はトラブルが出るレースもあったけれど、最後をいい形で終わることができて良かったです」とシリーズを総括した。
2位は小熊選手(HRT)、3位は中里龍昇選手(Tony Kart R.T.J.)。
Shifter 第10戦の表彰式。左から2位の小熊選手、1位のAshのチーム代表と伊藤選手、3位の中里選手。
伊藤選手がShifterのチャンピオンを確定させた。

 全てのクラスを対象に、チーム所属ドライバーの決勝ヒートにおける最大得点獲得者1名の得点がチーム得点として付与され、得点合計によりシリーズ順位が決定するGPR KARTING SERIES独自のチーム表彰。OK部門は中井悠斗選手、松井海翔選手、デグチャリョブ・ティモフェイ選手を擁するTEAM EMATYに、ジュニア部門は林選手、北中一季選手を擁するHIROTEX RACING with IMPULに、ジュニアカデット部門は阿部選手を擁するミツサダ PWG RACINGに、Shifterは伊藤選手を擁するAshにトロフィーと賞典が贈られた。

OKチームチャンピオンはTEAM EMATYで、中村真志チーム代表らが登壇。
ジュニアチームチャンピオンはHIROTEX RACING with IMPULで、白桃逸雄チーフエンジニアらが登壇。
ジュニアカデットチームチャンピオンはミツサダ PWG RACINGで、光貞秀俊チーム代表らが登壇。
ShifterチームチャンピオンはAshで、築山敬チーム代表らが登壇。

PHOTO/今村壮希[Souki IMAMURA]、後藤佑紀[Yuuki GOTOU]、長谷川拓司[Takuji HASEGAWA]、JAPANKART、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/水谷一夫[Kazuo MIZUTANI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

ページ
トップへ
モータースポーツライセンスをMSマイページから更新してQUOカードを当てよう!ライセンス更新&アンケート回答者から500名様にQUOカードが当たる!2025年12月31日まで