苦節18年目の悲願達成! 三村壮太郎選手がついに全日本タイトル確定を手中に収めた

レポート カート

2025年12月26日

全日本カート選手権EV部門の2025シリーズを締めくくる第7戦/第8戦が12月21日、東京都江東区のシティサーキット東京ベイ(CCTB)で開催。野澤勇翔選手が第7戦で初優勝を飾り、第8戦も制して会心の2連勝を遂げた。また、三村壮太郎選手が第7戦の6位完走でシリーズチャンピオンに確定した。

2025年JAF全日本カート選手権 EV部門 第7戦/第8戦
開催日:2025年12月21日
開催地:シティサーキット東京ベイ(東京都江東区)
主催:RTA、TOM’S

 全日本カート選手権 EV部門の第7戦/第8戦は当初11月9日に予定されていたのだが、諸都合により12月21日に開催日が変更され、クリスマスシーズンにシリーズの閉幕を迎えることになった。2025年の日本カート選手権は、この大会ですべてのスケジュールを終了する。

 決着のときを迎えたチャンピオン争いの状況は、これまでの6戦で4勝を挙げたベテラン三村壮太郎選手が122点でポイントリーダーに立ち、2勝の寺島知毅選手が120点で続いている。ほかにタイトル獲得の可能性を有しているのは中井陽斗選手(112点)、中井悠斗選手(108点)、野沢勇翔選手(105点)の3名だ。

 そんなタイトル争奪戦の行方を大きく揺るがすニュースが大会前日に飛び込んできた。ランキング2番手の寺島選手がこの大会を欠場することになったのだ。これで三村選手は、どちらかのレースを完走さえすればチャンピオンを確定できる圧倒的に有利な立場になった。

 寺島選手の欠場で空いたT2 × HIGHSPEED Étoile Racingのシートに座るのは宮﨑琉選手だ。この選手権は未経験のうえ、大会の5日前にオファーを受けての緊急参戦という困難な状況ではあるのだが、今季の出場選手を選出するシーズン前のオーディションではグループのトップタイムを記録しており、全日本FP-3部門での優勝経験もある選手とあって、実力は充分だ。

 大会前日、宮﨑選手は「オファーを受けてから急いでこのコースのレンタルカートに乗りに行って練習してきました。マシンやコースの経験はあるのですが、ロングランは未経験ですし、とにかくやれるだけのことをやろうと思います」と、降って湧いたチャンスに静かな闘志を燃やしていた。

12月下旬に開催されるという異例の大会となった全日本カート選手権 EV部門。いよいよ2025シーズンの最終大会を迎え、タイトル争いに大きな注目が集まった。
T2 × HIGHSPEED Étoile Racingは欠場した寺島知毅選手の代わりに宮﨑琉選手が出場。2021年の全日本カート選手権 FP-3部門では優勝経験もある実力者だ。
チャンピオン争いは三村壮太郎選手、中井陽斗選手、中井悠斗選手、野沢勇翔選手の4名に絞られた。その中でもここまで4勝を挙げた三村選手が、完走さえすればタイトル確定という圧倒的優位な立場に立っている。
最終大会ということもあってチーム関係者やレース関係者も多く駆けつけ、グリッドウォークやホスピタリティでは選手たちを激励する姿が見られた。

 レースフォーマットは公式練習(4分間)→タイムトライアル(各車2周計測)→第7戦予選(15周)→第7戦決勝(25周)→第8戦予選(15周)→第8戦決勝(25周)という流れだ。第7戦予選のスターティンググリッドはタイムトライアルのベストタイム順で、第8戦予選のスターティンググリッドは同セカンドタイム順で決定される。

 迎えた決勝日。前夜に降った雨は朝までにほぼ止み、大会は曇り空の下で始まった。ただし、最初の走行スケジュールである公式練習の時点でコースはフルウェット。そのコンディションはタイムトライアルの時間になっても変わらなかった。

 ここで注目されたのが、前回の第5戦/第6戦に併催して行われた住友ゴム工業株式会社によるDUNLOPのサステナブルタイヤ紹介イベントでお目見えしたEVカート専用ウェットタイヤだ。新たに開発されたウェットタイヤはサステナブル原材料を新しいものに見直し、その比率もスリックの43%から49%へと高められている。

 この選手権では2023年の最終戦からスリックのサステナブルタイヤがワンメイクで使用されているのだが、ウェットタイヤがサーキットを走る姿が一般公開されるのは今回が初めてのこと。ドライバーたちもこのブランニュータイヤを履いてウェットコースを走るのは初めてだった。

 公式練習でトップタイムをマークした大和田夢翔選手は、「今まで使ってきたレインタイヤと違って、曲げればすごく曲がります。一生懸命ハンドルを切らなくてもいい。感触はとても良いです」と、このタイヤに対する好印象ぶりを語る。

 一方、2番手のタイムの野澤選手は「速度域が低いこのコースでは、一般的なカートコースの突っ込んでインリフトさせて曲がる走り方が通用しなくて、それをいろいろ試していたらいい手応えの走り方が見つかりました。大きなカートコースだとまた印象は変わるんでしょうけれど、今回はグリップが低めに感じました」と、まだトライの段階の様子だった。

 各車単独アタックのタイムトライアルで28秒800の総合トップタイムを叩き出したのは野澤選手。中西凜音選手が2番手に、徳岡大凱選手が3番手に続いた。三村選手は抽選でもっとも不利な最初の出走順を引いたのだが、それでも28秒987で5番手のグリッドを得た。

もみ殻を原料とする植物由来のシリカが採用されたトレッドが特徴の、EVカート専用のウェットタイヤ。今大会はウェットコンディションということで公式練習から実践投入された。
タイムトライアルでは野澤選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)が3番目の早い出走順ながら好タイムをマーク。セカンドベストでもトップを叩き出した。

第7戦予選

 第7戦の予選は曇り空の下、引き続きウェットコンディションで行われた。ここで野澤選手の好調ぶりが明確となった。スタンディングスタートを決めて3周で1秒近くのリードを築いた野澤選手は、さらに後続との差を広げながらラップを続け、独走ゴールで決勝のポールを獲得したのだ。

 2番手ゴールは中西選手。豊島里空斗選手が5番グリッドから順位を上げ、単独走行を続けていた中西選手を目の前に捕らえて3番手でゴールした。タイトル争いの渦中にある三村選手は集団の中を淡々と走り、7番手でこのヒートを終えている。

コース慣熟に長けている野澤選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)が予選でウェットタイヤを使いこなしてポールポジションを獲得。

第7戦決勝

 その後も雨は止んだままなのだがコースコンディションの回復は予想外に遅く、予選から約1時間を空けて第7戦の決勝を迎えたときも全面がしっとりと湿ったままで、小さい水溜りもまだ残っていた。ここで5番グリッドの徳岡選手を含む3台がスリックタイヤを選択。他の9台は引き続きウェットタイヤでグリッドに並んだ。

 決勝がスタートすると、野澤選手は先頭の座をキープしてレースを開始。中西選手は5番手にポジションを下げ、2番手には豊島選手が、3番手には4番グリッドの中井陽斗選手が上がった。野澤選手は3周で背後に0.6秒ほどの間隔を開いたが、予選とは勝手が違いそれ以上にリードは広がらない。

 全面が濡れたままのコースコンディションはスリックタイヤ勢にはまだ厳しかったか、6周するとその背後に先頭集団が急速に迫ってきた。この予想以上のスピード差に青+赤の排除旗の提示が間に合わない。トップの野澤選手が周回遅れを処理する間に豊島選手と中井陽斗選手がその真後ろまで迫り、さらに6番グリッドから浮上の中井悠斗選手も先頭集団に加わってきた。

 野澤選手はこの苦境に耐えて後続にアタックのチャンスを与えることなく周回を続けていく。その熱走は報われた。背後からのプレッシャーを跳ね返して25周を走り切った野澤選手が、高々とガッツポーズを披露してフィニッシュ、同部門7戦目にして待望の初勝利を飾った。

 豊島選手は0.579秒差の2位に終わるも、6位だった自己最上位を大きく更新した。その後方でレース終盤に勃発した中井陽斗選手と中井悠斗選手の兄弟バトルは、ホットな攻防の末に中井陽斗選手の3位で決着した。

 三村選手は8番グリッドから5番手に浮上した大和田夢翔選手の真後ろにつけて6番手で周回。レースが中盤戦に入ると中西選手が三村選手の背後に接近して、5番手集団は3台に膨らんだ。この接近戦の中、三村選手はリスクのあるオーバーテイクを仕掛ける様子を見せず淡々とポジションキープに徹し、6番手のまま小さく手を挙げてチェッカーをくぐった。

 これで三村選手の有効ポイントは、誰も追い越せない137点に到達した。2007年の全日本デビューから18年目、34歳になった三村選手が初めての全日本チャンピオンを確定させた、待望の瞬間だった。

第7戦優勝は野澤選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)。
近藤監督と喜びを分かち合う野澤選手。「自信満々で今週末のレースに挑んだけれど、うまくいかなくて悔しくて……。それが優勝という結果になって、めちゃめちゃうれしいです。路面はあまり難しいことはなくて、とにかくリアタイヤを壊さないように気をつけて走りました。1位を走っていてあれだけ2番手にプッシュされて、焦る気持ちはありましたね。4番手あたりで後ろに貼りつかれるのと、プレッシャーの重さが全然違いましたね。メンタルを崩さずしっかり走れたことが結果につながったんだと思います」
2位は豊島里空斗選手(T2 × HIGHSPEED Étoile Racing)、3位は中井陽斗選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)。
第7戦表彰の各選手。
三村選手がEV部門のチャンピオンを確定させた。「ここまで大変でした」としみじみ語る三村選手。「僕はめちゃくちゃカート歴が長いんですけど、これが初めての全日本チャンピオンです。これまで何度もタイトル争いは経験しましたが、最終戦にミスとか不運とかがあって獲り逃してきて、今日もあまりいい調子ではなかったけれど、完走することが大事だなと思いながら走って、こうしてちゃんと獲れたことはとてもうれしいです」

ドライバー育成講習

 当シリーズ独自の試みとして第3戦/第4戦の大会から始まった『ドライバー育成講習』は、今回で3回目を迎えた。レースの世界でプロフェッショナルとして活躍する人物を講師に迎え、未来を夢見る若手ドライバーたちに心構えなどを語ってもらうこの講習会。今回の講師を務めたのは伊藤大輔氏だ。

 ドライバーとしてはトップカテゴリーで大きな実績を残し、現在はスーパーGTでTGR TEAM au TOM’Sの監督としてチームにGT500クラスのシリーズ3連覇をもたらした伊藤氏は、この講習会の講師にうってつけの人物だと言えよう。

 講習会は第7戦決勝と第8戦予選の間、ランチブレイクの時間を利用してセミナールームを会場に行われた。第7戦の決勝を見終えたばかりの伊藤氏は、まず「トップ4の選手は前にうまくトラクションをかけられていました。5番手以下の選手とはそこに差があったように思います」と、レースの総評から話を始めた。

 今回の講習会のテーマは『チームの中での監督の役割』。進行役から監督とはどういう仕事をしているのかと話を振られると、伊藤氏は「みんなと仲良くしているだけです」と笑顔でそれに答えた。

「チームにはドライバー、メカニック、監督と個々の役割があるけれど、それぞれのパートの人が何が足りないのかを考えて『こんなことをやりたいんだけど』と提案してくるのが望ましい。それは勝ちたいって思いが強くないと出てこない言葉だし、高い意識を持っている証拠ですよね。たとえ今はガレージの掃除が担当の新人でも、勝ちたい気持ちが強い人は自ら動きます。みんながそういう意識を持つようなチームづくりを心がけているつもりです」と伊藤氏。

 続いて伊藤氏は、GR TEAM au TOM’Sのドライバーである坪井翔選手を例に取って、どこが優れているのかを語り始めた。

「たとえばレースの前にタイヤメーカーに用意してもらうタイヤをオーダーする時でも、坪井選手は『このテストではこうだったし前回のレースではこうだったから、このタイヤがいいと思う』と、いい方向を目指す道筋が的確でシンプルだし、エンジニアが『あ、そうだったな』と理解できる表現で話してくれます」

「それに、マシンの足りない点を100%直すことは無理なんだけれど、坪井選手はそれが90%に達するように『こことここは良くしてほしい。あとはドライバーが頑張ります』というように言ってきます。それは坪井選手が長けているところですよね。逆に全部を良くしてほしがる選手や文句しか言わない選手だと、メカニックはどうしたらいいのか分からなくなってしまいます」

 ここから伊藤氏は“文句が多かったドライバー”のマル秘トーク!? で会場を和ませてから、質疑応答の時間へと移った。すると、先の第7戦決勝で完走に徹してチャンピオンを確定させた三村選手から、「監督としてはチャンピオンがかかったレースでマージンを取った方がいいのか、勝負に行った方がいいのか」と質問が挙がった。

 これに対して伊藤氏は「これがスーパーGTだったらリスクを取って勝負してほしくはないんだけれど、カートレースだったら見ている人たちに対して『俺は勝負に行ってるんだぞ』という姿勢を示してもいいかもしれませんね。ガツガツ行った方が注目されることもあるでしょうから」と、先輩の立場からアドバイスを送った。

 最後に伊藤氏は「さっきのレースでスリックタイヤを履いた選手は、難しいレースだったと思うけれどナイストライでした」と選手たちにエールを送って、約30分間の講習を締めくくった。伊藤氏は講師役を終えるとアナウンスブースに入って、今度はレース実況の解説を担当。この一日の伊藤氏はしゃべりっぱなしで八面六臂の大活躍だった。

第8戦予選

 第7戦決勝から約1時間45分を空けて第8戦予選の開始時間を迎えると、コースコンディションは3割ほどが白く乾いた状態まで回復した。レースは全車がスリックタイヤを履いての戦いだ。そのグリッドは、またも野澤選手がポール、中西選手がセカンドグリッドに。2列目には徳岡大凱選手と豊島選手が並んだ。新チャンピオン確定のお披露目レースに臨む三村選手は5番グリッドだ。

 15周のヒートが始まると、野澤選手は後続の競り合いに乗じて1周で約1.5秒のリードを手に入れた。独走状態の野澤選手に、ヒート中盤から徳岡選手が着々と接近し、残り3周で野澤選手のテールを捕らえる。しかし、徳岡選手の勢いもトップ奪取までには至らず、野澤選手が先頭のままゴールしてまたも決勝のポールを獲得した。徳岡選手から1秒強後れての3番手ゴールは中井悠斗選手。12番グリッドから急追の岡澤圭吾選手が4番手となった。三村選手は中西選手とバトルを演じながらの6番手ゴールだ。

ポールポジション獲得は野澤選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)。2戦連続で波に乗っている。

第8戦決勝

 2025シリーズ最後のヒートとなる第8戦決勝。ドライ化が進んだコースに、12台は再びスリックタイヤを装着してグリッドに整列した。ところが、スタート時間が近づくにつれて、わずかに降っていた細かい雨粒が勢いを増し、コースはたちどころに濡れていく。この状況を見て、全車はガレージにマシンを入れてウェットタイヤへの緊急換装を行う。急きょウェットレースとなった第8戦決勝は、予定より10分遅れてスタートの時を迎えた。

 ここで爆発的な速さを見せたのが野澤選手だった。1周目を無事にトップのまま終えた野澤選手は、2周目から他を圧倒するスピードを発揮。3周で2番手以下を約1.4秒も後方に追いやると、7周目にはそのリードを3秒以上に拡大させた。そのまま無敵の独走を続けた野澤選手は、ナンバー1サインを掲げてレースを締めくくり、文句なしの2連勝を果たした。これで野澤選手はランキングも2番手に浮上だ。

 ウェットコンディションに苦しんだ様子の徳岡選手が徐々に順位を下げていくと、2番手は中井悠斗選手の単独走行に。その背後には、第7戦までの淡々とした走りとは打って変わって積極的にバトルを展開する三村選手が上がってきた。中井悠斗選手は単独走行を続けてクルージングモードに入った野澤選手に約1.6秒差まで迫ってフィニッシュし、2位入賞で自己最上位をひとつ更新した。

 レースが後半戦に入ると、8番グリッドから追い上げてきた中井陽斗選手が三村選手のテールを捕捉。この戦いは、残り4周の逆転で中井陽斗選手の3位獲得となった。三村選手は表彰台こそ獲り逃したものの、闘志あふれる走りを披露して4位フィニッシュで2025シリーズを終えた。

第8戦優勝は野澤選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)。
「スタート直前に雨が降ってきた時は、これはイケるなと思って、最高の気持ちでした。昨日から練習を通してアウトラップの速さはあって、それを生かしてチギれる自信があったので、その点メンタル的にはいい状況でいけて、いい走りができたのかなと思います。元々はドライバー個人のタイトルを獲りたくて挑んだシーズンだったので、それは叶わなかったけれど、チームの監督に『チームチャンピオンは絶対に獲ります』と言って臨んだレースだったので、それを実現できて本当に良かったです」
2位は中井悠斗選手(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)、3位は中井陽斗選手(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)。
第8戦表彰の各選手。

 野澤選手と中井陽斗選手の健闘は、ひとつの成果を生む。このシリーズを主催する株式会社トムスが独自に制定したチームランキング(各チーム2台の合計ポイントを全戦有効で集計)で、両選手を擁するREALIZE KONDO EV Kart Racing Teamが、三村選手と中井悠斗選手を擁するITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULを第8戦の結果で逆転し、2025シリーズのチャンピオンに輝いたのだ。

チームチャンピオンはREALIZE KONDO EV Kart Racing Team(野澤/中井陽斗組)。チームを代表して葉山秀樹氏も登壇した。

 すべてのレースが終了した後、屋内のステージエリアでは、第8戦の表彰式に続いて年間表彰式が行われた。ここで組織委員長を務める株式会社トムス代表取締役社長の谷本勲氏から、シリーズチャンピオンの賞典である2026年のFIA-F4参戦サポートを三村選手が辞退したことが公表された。

 三村選手には2026年スタート予定のTOM’Sカートスクールの講師がオファーされ、さらにTOM’Sフォーミュラカレッジでの走行などFIA-F4に替わる賞典が用意されるという。

 引き続き行われた閉会式でマイクを握った谷本社長は、「第3戦/第4戦からレースフォーマットを12台で一斉にレースする形に変更する中で、ドライバーたちは毎回いいレースをしてくれて、クリーンなレースで全8戦を終えることができました」

「イベントもいろいろなものを催して、来場して下さる方も右肩上がりに増えました。モータースポーツを身近なものに感じていただけるように今後も努力を続けていきたいと思います」と挨拶。こうして全日本EV部門の2025シリーズは熱気の中で幕を閉じた。

「月日を追うごとに必ず進化をしていきたい」とCCTB開催3年目を迎える2026シーズンのEV部門に向けて抱負を語った、トムスの谷本勲代表取締役社長。
全日本選手権4年目となったEV部門の2025シーズンは、4大会・全8戦の熱戦が繰り広げられてシリーズ終了。

PHOTO/遠藤樹弥[Tatsuya ENDOU]、後藤佑紀[Yuuki GOTOU] REPORT/水谷一夫[Kazuo MIZUTANI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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