TOYOTA GAZOO Racingが2021年TGR-DCレーシングスクール開催概要を発表
2021年5月25日

~集え、次世代のTGRドライバー!~
TOYOTA Gazoo Racingは、将来、国内外のトップカテゴリーでの活躍を目指すドライバーたちに向けたレーシングスクール、TGR-DCレーシングスクールの2021年開催概要を発表した。
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるドライバーの発掘と、正しいドライビング教育によるモータースポーツの裾野拡大を目的として、2021年「TGR-DCレーシングスクール(以下、TGR-DC RS)」の開催概要を発表し、TGRの次世代を担うドライバーを募集することを明かした。
TGRは、国内外のレースやラリーで活躍できるレーシングドライバーを育成するためのプログラム「TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC:TGR Driver Challenge program)」として、若手レーシングドライバーならびにラリードライバーの育成をおこなっているそうだ。TGR-DC RSは、TGR-DCの登竜門として、前身であるFTRS(Formula Toyota Racing School)のノウハウを受け継ぎ、トヨタのレーシングスクールとして今年で27年目を迎える、とのことだ。
徹底した感染対策のもと、現役プロドライバーの指導でスキルアップ!
昨年は、新型コロナウイルスの影響により中止となったそうだが、本年は、参加者・講師・関係者の皆様の安全と健康を第一に考え、各種の感染防止策を徹底した上で開催すべく、準備を進めている、という。2021年8月11日~13日、北海道・更別村の十勝スピードウェイでの2泊3日の合宿形式で、車両はフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使用されていた本格的なフォーミュラカー(画像)を使用、実走行を中心としたプログラムになるとのことだ。
日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳氏が引き続き校長を務め、初代FTRSスカラシップドライバーである片岡龍也選手をはじめ、TGRと共に活動する現役のプロドライバーが講師として指導にあたるそうだ(以下、敬称略)。
【校長】 関谷正徳
【主任講師】片岡龍也
【担当講師】土屋武士、石浦宏明、大嶋和也、国本雄資、坪井翔
受講者には2022年以降のFIA-F4参戦のチャンスも!
TGR-DC RSで才能を認められたドライバーは、TGR-DC RSスカラシップドライバーとして選出され、将来のトップドライバーになるための支援を受けながら翌年以降のFIA-F4選手権参戦を目指すことになるそうだ。
トヨタのレーシングスクールは、これまで延べ600名以上が受講し、FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)、SUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権など、国内外のトップカテゴリーで活躍するドライバーを多数輩出している、とのこと。当スクールからTGR-DC育成ドライバーとなった平良響選手は、FIA-F4選手権において、シリーズ記録となる10連勝で2020年のシーズンチャンピオンに輝いたそうだ。これはトヨタの育成ドライバーとしては3人目となるタイトルだという。平良選手は今季より全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権へとステップアップを果たしている、とのことだ。
TGRは、これからも、ひとりでも多くの若者が、レーシングドライバーを目指し、トップカテゴリーのレースに挑戦し夢を実現できるよう、未来のモータースポーツを担う若手ドライバーの育成・支援に力を注いでいくそうだ。自らの可能性を信じ挑戦する、熱い想いを持った皆様からのご応募をお待ちしている、とのことだ。2021年のTGR-DC RSの詳しい開催概要や申込方法は、下記のTGR-DCのウェブサイトから確認していただきたい。申込締切は2021年6月30日消印有効だそうなので、注意したいところだ。
【TGR DRIVER CHALLENGE PROGRAMウェブサイト】
https://toyotagazooracing.com/jp/tdp/
フォト/TOYOTA GAZOO Racing レポート/JAFスポーツ編集部