瀬戸内海の風景が美しい会場で2024JAF中国・四国モータースポーツ表彰式を催行!

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2025年2月21日

2024シーズンは中国地区での一戦が無くなってしまったが、四国地区で開催された3戦全てがグラベルラリーという伝統を守って開催された、2024年JAF中四国ラリー選手権。2025年2月15日、クルーと車両にタフさも求められるグラベルの激戦を戦い抜いたクルーたちが、併催された2024年JMRC中国・四国ラリーシリーズ、西日本グラベルラリーツアー2024とともに表彰された。

2024JAF中国・四国モータースポーツ表彰式
開催日:2025年2月15日
開催地:ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル(岡山県玉野市)
主催:JAF中国本部、JAF四国本部、JMRC中国、JMRC四国

 式典の会場は2022シーズンの表彰式から続く、岡山県玉野市に建つ、ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル。目の前は瀬戸内海の美景を一望できる渋川海水浴場、そして渋川マリン水族館が徒歩圏内に建つ。更にクルマで数分の山地には渋川動物公園とおもちゃ王国もある、観光エリアで開催された。

 JAF中四国ラリーとJMRC中国・四国ラリーの表彰式は、両地区のモータースポーツ表彰式と別日程で開催されることが恒例となっており、2024シーズンもそれに倣っての催行となった。「JAF四国地方選手権2024年JAF四国モータースポーツ表彰式」は2025年1月19日に香川県にて「JAF中国地方選手権/JMRC中国シリーズ2024年JAF中国モータースポーツ表彰式」は2025年2月8日に広島県にて開催されている。

建物の前に生えるヤシの並木もリゾート感を引き立てている、ダイヤモンド瀬戸内マリンホテルが3シーズン連続で2024年JAF中国・四国モータースポーツ表彰式の舞台を担った。ホテルが立つ岡山県玉野市渋川周辺は、観光施設が集まっている。

 表彰式の準備が進められる中、同ホテルの別室にてJMRC中国・四国ラリー部会の総会が開催され、2025シーズンの中四国ラリー3戦の主催クラブをはじめ、参戦クルーや参加するオフィシャルたちが所属するクラブの代表者など、関係者たちが出席した。

 総会の進行はJMRC中国ラリー部会の山本博文副部会長が今回も担い、2024シーズンの報告から始まった。昨今の物価上昇の影響を受けたラリー開催に関わる各費用の高騰により、主催クラブに負担がかかっていることを考慮し、2025シーズンからのエントリーフィー値上げについて積極的な議論と慎重な検討がなされた後、議決されるなど、数多くの議案が議決された。

表彰式が始まる前には、JMRC中国ラリー部会の山本博文副部会長の進行により、JMRC中国・四国ラリー部会総会が行われた。近年の社会情勢をふまえた2025年JAF中四国ラリー選手権エントリーフィーの値上げなど、数多くの議題が議論・議決されていく中、2025シーズンの競技規則の確認では出席者同士でも規則の解釈を確認しあう、積極的な姿も見られた。

 総会が終わり式典会場の準備も整うと、まずはJAF中四国ラリーの表彰式が、JAF四国本部事業部の山野陽一部長による開会の挨拶で幕を開けた。

 式典ではFG-1からFG-4まで4クラスのランキング上位のドライバーとコ・ドライバーに賞典が授与された。山野部長がFG-1とFG-2を、FG-3とFG-4はJAF中国本部事業部の礒部幸司部長がプレゼンターを担い、受賞した選手たちに賞典を手渡した。

 JAF中四国ラリーの表彰式が終わると会場は、JMRC中国・四国ラリーの表彰式と懇親会のために食事の準備など、化粧直しが施された。JMRC中国・四国ラリーの表彰式は山本副部会長の挨拶に続き、礒部部長による乾杯の音頭で始まった。

 JAF中四国ラリーとの併催となった4クラスの上位クルーに加え、西日本エリアで開催された4つのグラベルラリーを対象としたシリーズ、西日本グラベルラリーツアーの上位クルーにも賞典が贈られた。

 JMRC中国・四国ラリーの表彰式では西日本グラベルラリーの表彰が行われた後、FG-1から賞典が授与されたJAF中四国ラリーの表彰式とは逆に、FG-4から授与された。西日本グラベルラリーはシリーズの事務局長を務め、自らもコ・ドライバーとして活躍する中岡和好選手がプレゼンターを務めた。FG-4とFG-3はJMRC四国ラリー部会の池田茂副部会長が、FG-2とFG-1はJMRC四国ラリー部会の高木一之部会長が賞典を受賞者たちに手渡した。

 表彰が全て終わると、恒例となっている抽選会を実施。2025シーズンのJAF中四国ラリー3戦それぞれのエントリーフィー割引券をはじめ、ユニークな品々も含まれた豪華賞品が用意された。賞品が全ての当選者たちの手に渡ると、宴もたけなわの中、表彰式は閉式となった。2025シーズンのJAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーと西日本グラベルラリーは、2024シーズンより約1カ月早い4月26日開催の第1戦「MACラリーin久万高原」で開幕の予定だ。

総会終了後に、隣の洋会場 鳳凰の間で開催された2024年JAF中四国ラリー選手権の表彰式では、JAF四国本部事業部の山野陽一部長が登壇。受賞者たちの栄誉を称えるとともに、シリーズ開催に関わった多くの関係者たちへの感謝を述べた開会の挨拶によって幕を開けた。
JAF中四国ラリーと2024年JMRC中国・四国ラリーシリーズ、両表彰式の司会はJMRC中国ラリー部会の原野雅子部会長(左)が担い、式典をスムーズに進めた。FG-1とFG-4クラス、西日本グラベルラリーツアーのコ・ドライバーで原野部会長が表彰された際は、FG-3クラス コ・ドライバー5位の“元プロ”平山真理選手(右)がピンチヒッターで登場、流石の司会ぶりを見せた。
JMRC中国・四国ラリー表彰式の冒頭には、総会の議事進行を務めた山本副部会長が登壇して開会の挨拶を行い、式典が始まった。
山本副部会長に続き、JAF中四国ラリー表彰式ではプレゼンターを務めたJAF中国本部事業部の礒部幸司部長が壇上に上がり、挨拶を述べた後に乾杯の音頭をとった。
式典では、中国地区から2024年JAF全日本ラリー選手権JN4クラスに参戦し、第3戦「久万高原ラリー」で勝利も挙げてコ・ドライバーランキング5位を獲得した、丸山晃助選手の活躍も讃えられた。
2021シーズンの表彰式復活から続く、JMRC中国・四国ラリー表彰式で出された料理は、ひき続き各々のテーブルに給仕されるかたちがとられた。ラリー本番ではライバルとなるクルー同士でも、この日は料理を味わいながら親交を深めていた(左)3戦で競われる予定の2025年JAF中四国ラリー選手権各戦のエントリーフィー割引券など、様々な賞品が用意された抽選会では、多くの当選者が喜びの表情で賞品を受け取っていた(右)。
2024年JAF中四国ラリー選手権/2024年JMRC中国・四国ラリーシリーズFG-1クラス ドライバーの表彰。左からチャンピオンのマクリン大地選手、2位の長江修平選手、3位の堀川竜二選手、4位の阪本寧選手、5位の西隆司選手、6位の八尋俊一選手。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-1コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの大橋正典選手(代理)、2位の池田茂選手、3位の吉田賢吾選手、4位の原野選手、5位の中岡和好選手、6位の丸山選手。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-2クラス ドライバーの表彰。左からチャンピオンの山口貴利選手、2位の高田修選手、3位の福本浩人選手、4位の板本敬二選手、5位の小倉雅俊選手、6位の八塚仁選手(代理)。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-2コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの山田真記子選手、2位の箕作裕子選手(代理)、3位の内藤通孝選手、4位の鹿肝利明選手、5位の平山選手、6位の佐川俊二選手(代理)。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-3クラス ドライバーの表彰。左からチャンピオンの藤田幸弘選手、2位の松原久選手、3位の片山浩三選手、4位の白形利文選手(代理)、5位の山之内一真選手、6位の関根康生選手(代理)。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-3コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの藤田彩子選手、2位の和田善明選手、3位の阿部孝子選手、4位の白石認選手、5位の山之内愛選手、6位の走出芽美選手(代理)。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-4クラス ドライバーの表彰。左からチャンピオンの松岡竜也選手、2位の小野守選手、3位の萩原豪選手、4位の土居嘉嗣選手、5位の佐藤由香選手(代理)、6位の山田忠司選手。
JAF中四国ラリー/JMRC中国・四国ラリーFG-4コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの縄田幸裕選手、2位の石井雅行選手、3位の原野選手、4位の中村育代選手、5位の大西直彦選手(代理)、6位の宮部弘陽選手(代理)。
西日本グラベルラリーツアー2024ドライバーの表彰。左からチャンピオンのマクリン選手、2位の藤田幸弘選手、3位の堀川選手、4位の山田選手、5位の松岡選手、6位の山口選手。
西日本グラベルラリー コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの大橋選手(代理)、2位の藤田彩子選手、3位の池田選手、4位の宮部選手(代理)、5位の縄田選手、6位の原野選手。

フォト/山口貴利、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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