辻󠄀本始温選手が開幕2連勝でポイントランキングを独走

レポート レース

2021年8月5日

2021年のKYOJO CUPの第2戦が7月25日に鈴鹿サーキットで開催され、辻󠄀本始温選手(ORC ARUGOS VITA)がポール・トゥ・ウィンで開幕2連勝を飾った。

2021 KYOJO CUP SUPPORTED BY MUSEE PLATINUM 第2戦
(2021鈴鹿クラブマンレースRound.4内)

開催日:2021年7月24~25日
開催地:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
主催:ARCN、SMSC

 シリーズ第2戦となるKYOJO CUPは、鈴鹿サーキットを舞台にして開催。昨年の鈴鹿大会は予選、決勝ともに大雨に見舞われるレースとなったが、今年は晴天に恵まれた。ただし、レースウィークは練習走行日から連日、気温30度を超える灼熱のコンディションとなった。

 今回は2019年チャンピオンの村松日向子選手がZENKAIRACINGライソンMJより1年半ぶりにエントリー。彼女を含め13台で争われた。

昨年同様に鈴鹿での1戦がカレンダーに組み込まれたKYOJO CUP。気温30度超えの炎天下でのレースとなった。

 8時50分から行われた公式予選では、開幕戦ウィナーの辻󠄀本選手がセッション前半に2分27秒600をマークする速さを見せる。他のドライバーもタイムアタックを試みたが、このトップタイムを上回ることができなかった。結果、2番手の猪爪杏奈選手(Dr.DRY VITA)に対して0.377秒の差をつけ、辻本選手が初のポールポジションを獲得した。

 14時20分から8周で争われた決勝レースは、スタートで猪爪選手が好ダッシュを決めてトップで1コーナーを通過。しかし辻󠄀本選手も冷静に勝負所を見定め、2周目の1コーナーでインから追い抜き、トップの座を奪い返す。そこから辻󠄀本選手は安定した速さで、後ろとの差を少しずつ広げていった。

 一方、2番手に下がった猪爪選手の背後には翁長実希選手(KeePer VITA)と村松選手の2台が食らいつく。さらに、エンジン交換で最後尾スタートとなっていた下野璃央選手(YGF DragoCORSE VITA)も目覚ましい追い上げでこの集団に追いつき、緊迫した2番手争いが展開された。

 その中で速さを見せたのは、鈴鹿を得意とする村松選手。4周目に翁長選手を抜いて3番手に上がると、そのままの勢いで猪爪選手にも勝負を挑んだ。最終ラップの1コーナーでインに飛び込んだが、2台は接触。この影響で猪爪選手がコースオフを喫してしまった。

 レース後半は後続に対して1秒以上の差をつけていたものの、最後まで気を抜かずに攻め続けた辻󠄀本選手がトップチェッカーを受けた。2番手には村松選手が入ったが、最終ラップの接触行為で40秒加算のペナルティを受け、7位に後退。繰り上がりで2位に下野選手が入り、3位には斎藤愛未選手(D.D.R vita01)が続いた。

 これで開幕2連勝となった辻󠄀本選手は、合計42ポイントを獲得。ランキング2番手の荻原友美選手(KNC VITA)に対して16 ポイントの差をつけ、チャンピオン獲得に向けて弾みをつけた。

2連勝と波に乗る辻本始温選手は「スタートでホイールスピンが多くて『やってしまった!』と思いました。そこで無理に抑えて接触してもいけないので、いったん冷静に引いて、早めに抜き返して逃げることにしました。終盤まで猪爪選手との差が思ったほど離れず、最後まで油断できませんでしたが『あと3周!あと2周!』と自分を落ち着かせて走ることができました。油断は禁物ですが、今回も勝てたことで、またひとつ自信になりましたし、鈴鹿のようなテクニカルなコースでの経験は、絶対に富士のセクター3に生かすことができると思います。もっと詰められるように極限まで頑張りたいです」と語った。
KYOJO CUPの表彰式。左から暫定2位の村松日向子選手はペナルティで降格、1位の辻本選手、暫定3位の下野璃央選手は2位に。また3位は斎藤愛未選手。

フォト/株式会社インタープロトモータースポーツ レポート/株式会社インタープロトモータースポーツ、JAFスポーツ編集部

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