佐藤蓮選手が第5大会もてぎ3連勝でパーフェクトウィン!
2021年9月3日
スーパーフォーミュラ・ライツの第5大会は、前大会から2か月のインターバルを置いた8月28~29日にツインリンクもてぎにて開催された。28日の第13戦、29日の第14戦、そして悪天候で順延になっていた第9戦を、佐藤蓮選手(TODA RACING)が3連続でポール・トゥ・フィニッシュ。さらに3レースともファステストラップをマークし、もてぎラウンドを完全制覇した。
2021年JAF全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第13戦/第14戦/第9戦
N-ONE OWNER'S CUP Rd.12
2021 TCR JAPAN Series 第4戦 Saturday Series/Sunday Series
開催日:2021年8月28~29日
開催地:ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)
主催:M.O.S.C、株式会社モビリティランド
今大会にはマスタークラス2台を含む10台が参戦。28日昼前に行われた公式予選では佐藤選手がトップタイムをマークし、第13戦のポールポジションを獲得。ジュリアーノ・アレジ選手(TOM'S)が2番手、ポイントリーダーの名取鉄平選手(B-MAX RACING TEAM)が3番手につけた。
またセカンドベストで争われる第14戦のグリッドも、佐藤選手がポールポジションを獲得。2番手はアレジ選手、そして3番手には前週スーパーGTのGT300クラスで初優勝を遂げた三宅淳詞選手(ルーニースポーツ)がつけた。
28日夕方に行われた第13戦は、スタートでアレジ選手の前に出た名取選手が佐藤選手を追う展開に。この2台によるトップ争いが繰り広げられたが、佐藤選手が先頭をガッチリと守り切ってポール・トゥ・ウィン。第2戦の鈴鹿以来、久しぶりの2勝目を挙げた。
続く2位は名取選手、3位はアレジ選手だった。またマスタークラスでは今田信宏選手(B-MAX ENGINEERING)が8勝目を挙げて、早々に今季の同クラスチャンピオンが確定した。
29日朝に行われた第14戦は、曇天のもとスタート。ポールシッターの佐藤選手を予選2番手のアレジ選手が追う展開だが、徐々に佐藤選手が差を広げていった。激しい争いとなったのは3番手争いで、予選3番手の三宅選手と予選4番手の野中誠太選手(TOM'S)が、オープニングラップで順位を入れ替えながらのバトルを展開。
さらに6番グリッドスタートの名取選手がここに追いつき、野中選手をパス。一方、トップの佐藤選手は2位のアレジ選手に7.7秒の差をつけて独走で連勝を遂げた。激しかった3位争いは三宅選手が逃げ切り表彰台を獲得。マスタークラスは今田選手が9勝目を挙げた。
29日夕方に行われた第9戦は、本来5月のオートポリスで開催される予定だったが、悪天候のために今大会に順延されたもの。第13戦の結果でグリッドは決定し、佐藤選手が3連続のポールポジション。
スタートでは佐藤選手がトップを守り、2番手争いは名取選手とアレジ選手が激しく争い、5コーナーでアレジ選手が前に出た。さらに名取選手はオープニングラップの90度コーナーでコースアウトを喫し、ここで野中選手が3番手、河野駿佑選手(RS FINE)が4番手へ順位を上げた。
レースは佐藤選手が一度もトップを譲ることなく3連勝で今季4勝目。すべてのレースでファステストラップをマークして得点もフルマークとし、もてぎ大会を完全制覇した。マスタークラスは今田選手が10勝目を挙げた。
■2021 N-ONE OWNER'S CUP Rd.12
■TCR JAPAN SERIES 2021
フォト/石原康、吉見幸夫、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部