【PR】GRヤリス専用のパフォーマンスアップパーツが続々リリース!

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2021年9月13日

精度の高い製品づくりに定評があり、職人によるワンオフ作業等で生み出された各種レーシングパーツを製造・販売するHPIが、GRヤリスユーザーに向けて数々の新商品をリリースした。信頼と実績に裏づけられた同社のカスタムパーツは、GRヤリスのポテンシャルを余すことなく引き出してくれることだろう。

 東京オートサロン2020の会場で「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」と、満を持してワールドプレミアされたトヨタ・GRヤリス。コンパクトカーのヤリスとは一線を画したハイパフォーマンス仕様として開発され、久々のターボ4WDシステムを始め、さまざまな先進技術が惜しみなく投入されたGRヤリスは、リリースされると瞬く間に注目の的となった。

 現在では各種モータースポーツの第一線での活躍ぶりを始め、スポーツ走行に興味を持つ層からも支持されるようになったGRヤリス。これにいち早く反応してGRヤリス用の商品開発に着手したのが、レーシングパーツの製造・販売を行っている株式会社エイチ・ピー・アイ(HPI)だ。

 今回、GRヤリス専用のカスタムパーツの開発経緯について「とにかく昨今のGRヤリスの話題性に尽きますね。実際、車両のパフォーマンスも非常に魅力的で、良くできたクルマですから、アフターマーケットにおけるユーザーのニーズは確実にあると考えています」と語るのは、HPIで開発/広報部に所属している村山善明氏だ。

 GRヤリスはJAF公認競技でも活躍し始めている期待のベースマシンで、公認競技以外のフィールドでも、チューニングやカスタマイズを念頭に購入したユーザーも多い。そこで車両の持つポテンシャルを存分に発揮させるために、カスタムパーツの需要が高まってくるとHPIは確信。モータースポーツやスポーツ走行を行うユーザーを対象にパーツ開発が行われた。

 コンパクトな車体サイズながら272psを発生させる1.6リッターターボエンジンを組み合わせたGRヤリス。スポーツ走行時の不安要素を挙げるとすれば、全開走行をした際の高い発熱量によるパワーロスだろう。それをユーザー目線で「どんな対策が必要なのか」を考えた時、クーリングパーツを最も得意とするHPIのさまざまなノウハウが、車両のカスタマイズに必ず活きてくるハズだ。

企画や開発に携わった村山善明氏は「本格的なモータースポーツもですが、たまにスポーツ走行を楽しまれるオーナーの方々をメインターゲットにしたラインアップです」と、今回リリースするGRヤリス専用のカスタムパーツに自信をのぞかせた。

■サイドタンクオイルクーラーキット

「EVOLVE」はHPIが近年、力を入れて展開しているチューニングパーツのブランドで、早速GRヤリス用のサイドタンクオイルクーラーキットを発売した。激しいスポーツ走行時は油温の上昇が気になるところだが、これは純正の水冷式オイルクーラーをリプレースする形で装着するパーツだ。

 このオイルクーラーキットは取り付け位置がラジエターの前置きでボルトオン(一部要切削加工)となる。省スペース設計でありながら最大サイズでの取り付けを実現し、取り付け後は走行風の取り込みまでもが計算されている。またサイドタンク式としたことでオイル容量も約1.0~1.2Lアップし、安定した冷却効果を発揮してくれる。取り付けを容易とするGRヤリス専用設計のステーも付属した。

価格:115,500円(税込)。オイルクーラーコア:L620×H150×W50mm。キット内容:専用オイルアタッチメント(ワックス式サーモスタット内蔵、82度完全開弁)、取り付けステー、フィッティング&ホースセット(組み付け済み)、AN10自在バンジョー、ボルト&ナットおよび子部品一式、取扱説明書。

■フロアバー(GXPA16)GRヤリス

 すでに特許を取得済みと、HPIの本気度が垣間見られるカスタムパーツがフロアバーだ。特筆すべきは純正然とした絶妙なフィッティング。これはGRヤリス1stエディションの純正シートから型取りし、専用設計として緻密につくられた結果による。

 このフロアバーは車両側に穴あけ加工等をする必要はなく、シートレールに共締めと、とてもシンプルな取り付けとなっている。スポーツ走行をするとなれば、安全性を考えてフルハーネスのシートベルトは取り付けておきたいが、アンカーボルト付きで、腰ベルトや股下ベルトといった6点式シートベルトのハーネスまで装着を可能とした。

 運転席単品での購入も可能だが、シート周りの補強や車両の剛性アップにも寄与してくれることを考慮すると、助手席とのセットで装着するのがベストだろう。適合車両については、GRヤリスRSでも使用可能。またブリッド製のT407/T408シートレールにも対応している。

価格:片側24,200円(税込)、両側44,000円(税込)。
シートレール後方2か所と、シートベルト取り付けのBピラー下部の計3か所を共締めで固定することで、フロア剛性や車両剛性を高めてくれる。また裏側にはフロアバー本体をしっかり補強する加工が施されている。

■インタークーラー、フロントデフ/ミッションクーラー

 また現在は開発中ながら、EVOLVEブランドよりインタークーラーやフロントデフ/ミッションクーラーも近日発売を予定している。サイドタンクオイルクーラーキットと同様に、GRヤリスのチューニングおよび熱対策パーツとして重宝されることだろう。

 そのインタークーラーは純正交換タイプで、純正より厚みのあるつくりで容量を拡大。ターボパワーを存分に引き出してくれる。さらに、ブーストアップ時の過給圧に耐えるべくホースが外れないよう、シリコンの接続にスプリングクランプを標準採用した。

 そしてエンジン出力を安定してディファレンシャルギアへ伝達するするための、フロントデフ/ミッションクーラーも忘れてはならない。負荷のかかる走行ではデフオイルは高温になりがちだが、その温度管理をしながら冷却効果でトラブルの抑止、またオイルの劣化も抑えてくれるパーツだ。

アクセルレスポンスの向上と過給圧力の損失を低減させるとともに、効率的な冷却性能を発揮してくれるインタークーラー。※開発中(2021年9月上旬現在)
とくに負荷がかかりやすいシリコンホースの接続部は、汎用のホースバンドではなくスプリングクランプとした。
駆動系に負担がかかるスポーツ走行で役立つのは、適正な温度管理でサポートしてくれるフロントデフ/ミッションクーラー。※開発中(2021年9月上旬現在)

■ブレーキライン

 ブレーキを酷使するスポーツ走行時に、安定した制動力を得るために交換しておきたいブレーキライン。純正ゴムホースからメッシュホースに変えるだけで加圧時の膨張が抑制でき、油圧を逃がすことなくキャリパーへ伝えてくれる。何よりメッシュ素材の特性上、屈曲への耐性にも長けていることから、ホースの耐久性の向上も望める。

 GRヤリス全グレードに対応するスチールメッシュホースとステンレスメッシュホースの2種類を設定した。フィッティングフリー構造で取り付け時のねじれを防止。ハードブレーキングから繊細なブレーキタッチまで、ブレーキフィーリングにこだわるユーザーは、導入を検討してみてはいかがだろうか。

価格:スチール29,700円、ステンレス44,000円(ともに税込)。キット内容:ブレーキライン(フロント・リア1台分)、ガスケット&バンジョウボルト、専用HPIロゴチューブ、取扱説明書/車検対応製品認定書。適合グレード:GXPA16(RZ、RZハイパフォーマンス、RC)。

■トーイングベルトアダプター

 万一、車両の救援が必要になった場合に準備しておきたい牽引フック。最近はスチール製ではなくベルト製のタイプがトレンドとなっている。GRヤリスにボルトオン装着が可能の、車種専用ボルトを採用したこのトーイングベルトアダプターは、非常に堅固なつくりで、真っすぐにトーイングベルトを牽引できるのが特徴だ。

 強化ボルト&ナット、アダプターやかまぼこ型スペーサーまで、構成部品の細部に渡ってこだわっている。GRヤリスの牽引フックカバーにスリット加工を施すことで、スマートにベルトだけを出すことも可能だ。なお本商品はアダプター本体のみで、カラフルなラインアップを持つトーイングベルトは別売となっている。

価格:19,800円(税込)。キット内容:アダプター、スペーサー(かまぼこ型)、車種別ボルト(銀)、強化ボルト(黒)、強化ナット、フラットワッシャー。※トーイングベルトは別売(ブラック、レッド、イエロー、カモフラージュ2色あり)。
スチール製の牽引フックと比べてベルト製は軽量さがウリ。ボディ外装やフレームにも優しい。

 なおここで紹介したカスタムパーツについて、参加する競技によって細かい車両規則が異なるため、製品の交換や、製品を使用しての競技参加の際は、各競技のレギュレーションに沿って行ってもらいたい。

フォト/宇留野潤 レポート/JAFスポーツ編集部

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