「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」の開催概要を発表!
2021年11月22日

ラリージャパン事務局が、FIA世界ラリー選手権(WRC)「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」の開催概要について、セントラリラリー2021が開催されている豊田スタジアムの多目的広場で発表を行った。
フォーラムエイト・ラリージャパン2022開催概要説明会
開催日:2021年11月13日
開催地:豊田スタジアム(愛知県豊田市)
11月12~14日、ラリージャパンのテストイベントとして、愛知県・岐阜県を舞台に開催されたフォーラムエイト・セントラルラリー2021。そのスタート直前の13日、大会メイン会場としてサービスパークが設置された豊田スタジアムでは、2022年のラリージャパンの開催概要がラリージャパン事務局より発表された。
大会の正式名称は「FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2022」で、日程に関してはJAFが登録申請していた2022年11月10~13日に開催。全13戦中の第13戦で、最終ラウンドとして開催される予定だ。
開催エリアは既報のとおり、愛知県と岐阜県で、愛知県内では岡崎市、豊田市、新城市、設楽町、岐阜県内では恵那市、中津川市と2県・6市町で開催予定。サービスパークは2021年のセントラルラリーと同様に豊田スタジアムに設置され、ヘッドクォーターも同施設内に設定される予定となっている。
また、2020年のラリージャパンでサービスパークが設置される予定となっていた愛・地球博記念公園(モリコロパーク)は、2022年よりジブリパークとして開業することから、所在地の愛知県長久手市はラリージャパンの開催エリアから外れる。
一方、2021年のラリージャパンでは、名古屋市内でのセレモニアルスタートが予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によりコンパクト化を図り、2022年のセレモニアルスタートの会場は不明ながら、名古屋市も開催エリアから外れることとなった。長久手市と名古屋市は引き続き、PRなどで協力していくという。
気になるスペシャルステージやリエゾンのルート、競技スケジュールについては、改めて再調査を行い、FIAおよびWRCプロモーターの査察、承認を受けた後に公表される予定。新型コロナウイルス感染症の感染防止対策については、「スポーツ庁をはじめとする各省庁、各自治体、JAF等と連携を取り、地域住民の皆さまや観客、選手や関係者などの健康を最大限に考慮しながら、その時々の最適な準備を行います」としている。


今回の説明会には、ラリージャパン2022実行委員会の鈴木賢志会長はもちろんのこと、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の古屋圭司会長、愛知県の大村秀章知事、岐阜県の古田肇知事、株式会社フォーラムエイトの伊藤裕二代表取締役社長、GAZOOレーシングカンパニーの佐藤恒治プレジデントが出席。さらに岡崎市の中根康浩市長、豊田市の太田稔彦市長、恵那市の小坂喬峰市長、中津川市の渡邊卓副市長など、各自治体からも代表者が参加していた。
「本来は今日、2021年ラリージャパンが開催される予定でしたが、残念ながら中止となってしまいました。しかし、私たちは2022年に向けて動き始めました」と前置きした上で、開催概要を発表したラリージャパン2022実行委員会の鈴木会長は「開催地域の皆さまとラリーを盛り上げて、信頼を築きながら成功させたい」と決意を語る。
そして各省庁への調整に尽力した自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の古屋会長は「私は若いころからラリーに参加していて、今でも年に1回か2回は草ラリーに参加している現役の選手でもございます。日本は自動車産業としては世界一ですが、モータースポーツ文化が定着していません。モータースポーツ振興議員連盟はモータースポーツ文化を定着させて、青少年の健全育成にも寄与していきたい。残念ながらラリージャパンは2年続けて延期になりましたが、来年に向けてPR期間が増えたと思って盛り上げていきたい」と挨拶した。
愛知県の大村知事からは「去年も今年もラリージャパンが延期となってしまいましたが、来年11月には必ず開催するということなので、多くの皆さんに来て欲しいと思います。愛知県は世界一の自動車産業の集積地でありますので、モータースポーツ文化も国内外に広めていきたい。モータースポーツの聖地になっていく必要もあるので、ラリージャパンを機に広めていきたいと思います」と述べた。
続いて岐阜県の古田知事も「ラリージャパンは2度に渡って中止を余儀なくされましたが、いよいよ3度目の正直で来年は開催されます。岐阜県は恵那市と中津川市を使ってくれるとのことで感激の至でございます。モータースポーツ文化の一端に触れさせてもらえるということで、ワクワクしています。岐阜県民200万人を挙げて歓迎し、地元調整、イベント企画、ラリージャパンと岐阜県の魅力発信をしていきたい。愛知県と一緒になってモータースポーツの聖地をつくり上げたいと思います」と意気込みを語る。
こうして2022年の開催に向けて動き始めたラリージャパンだが、説明会に出席した各氏がスターターを務めて幕を開けた2021年のセントラルラリーもテストイベントとして盛況だっただけに、1年後の“本番”に向けて期待が高まっている。





フォト/JAFスポーツ編集部 レポート/廣本泉、JAFスポーツ編集部
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