今回はCUSCO&Winmax&DUNLOPが徹底サポート! Bライ競技の「若手育成支援プログラム」、2022年も募集開始!!

レポート ラリー ジムカーナ ダートトライアル

2021年12月9日

CUSCOとDUNLOPのコラボレーションにより2020年に始まった「Bライセンス競技若手育成支援プログラム」が、2022年はWinmaxが加わってパワーアップ。30歳以下の参加者に競技パーツの貸与や参加費用を一部補助するプログラムの募集がスタートした。

 国内Bライセンスで参加できるラリーやジムカーナ、ダートトライアルを対象としたこのプログラムは、地方選手権から全日本選手権に参加する30歳以下のドライバーに、競技パーツの貸与と参加費用の一部を支援する内容で、参加者の門戸を広げるだけでなく、将来的にも活動を拡大できる育成プログラムとして2020年にスタートした。

 初年度は、国内外のラリーやスピード競技でおなじみのCUSCOブランドを展開するキャロッセと、国内外の競技フィールドで愛用されるDUNLOPブランドを展開する住友ゴム工業・モータースポーツ部によるコラボ企画として始まったが、2022年は国内ラリーやスピード競技で高いシェアと実績を持つWinmaxブランドを展開するエムケーカシヤマが加わって、三社による若手育成支援プログラムへと進化した。

 2021年シーズンはサポート獲得ドライバーが大活躍し、全日本ダートトライアル選手権JD2クラスを「クスコDLグローバルランサー」で戦う目黒亮が初の全日本チャンピオンを獲得。全日本ジムカーナ選手権では、JG5クラスを「DLクスコ茨トヨ☆コサ犬ヤリス」で戦う奥井優介選手が、ベテランとの攻防の末にシリーズ2位を獲得している。

 若手育成支援プログラムの内容および募集要項は以下の通り。今回から全日本選手権や地方選手権など、参戦する予定の出場枠をあらかじめ明確にする必要があるので注意が必要だ。また、申し込みの締め切りは2022年1月25日となっている。

●プログラム概要
ラリー、ダートトライアル、ジムカーナに出場する30歳以下の参加者への育成支援プログラム

●応募対象者・対象カテゴリー
2022年1月1日時点で30歳以下の、JAF全日本選手権もしくはJAF地方選手権のラリー、ダートトライアル、ジムカーナいずれかに参加予定の方。
※保持ライセンスグレード不問(国際C、国内Aライセンス保持者も可)

●支援内容(内容は変更される場合あり)

(1)育成プログラム規定本数のDUNLOPタイヤを毎戦貸与
一戦当たりの貸与本数
・全日本ラリー選手権:各大会の制限本数
・全日本ジムカーナ選手権:4本、全日本ダートトライアル選手権:8本
・地方選手権ラリー:6本
・地方選手権ジムカーナ&ダートトライアル:4本

(2)エントリー費の一部負担
一戦当たりの補助金額
・全日本ラリー選手権:40,000円
・全日本ジムカーナ&ダートトライアル選手権:30,000円
・地方選手権ラリー:30,000円
・地方選手権ジムカーナ&ダートトライアル:15,000円

(3)CUSCO競技用パーツの貸与
※車高調サスキットとLSDに限る。

(4)WinmaXブレーキパッドの貸与
ラリーは2戦につき1セット。ジムカーナとダートトライアルは年間2セット。
※1セットはフロント用+リア用(+必要に応じインナーシュー)。

●募集人数
[全日本選手権]ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル
[地方選手権]ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル
・各3名ずつ(選考結果により2名以下の場合あり)
[総合計]最大18名
※これまで1選手につき全日本・地方戦の区分なくサポートを行ってきましたが、今回より出場枠を完全に分けます。ご応募の際、出場枠を明確にしてください。

●参加者への義務
・参加車両及びレーシングスーツ等に、指定ロゴ、ステッカー等の掲示。参加車両名に「CUSCO・WINMAX・DUNLOP」もしくは「クスコ・WM・DL」等を入れる事。SNS発信等への協力、自身のSNSへの露出。競技終了後のレポート提出。その他、注意指導事項の厳守等。

●選考基準
・過去の成績と今後の成長期待度を考慮し書類審査にて選考。

●申込方法・締切
・参加予定競技とプロフィール、本人画像、過去の戦績、車両スペック・画像等、メール添付にて送信してください。締切は2022年1月25日。申込メールアドレス:racing@cusco.co.jp

 また、この若手育成支援プログラムとは別枠で、キャロッセによる「競技車両貸出」も行われており、2021シーズンは嶋村徳之選手がGRヤリスを貸与され、クスコレーシングから全日本ラリー選手権に2度参戦している。こちらの対象カテゴリーはラリー、ジムカーナ、ダートトライアルとしながらも、競技会の格式は問わず、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジなども可としている。

 さらに、募集対象は30歳以下の男性と女性(年齢問わず)で競技未経験者を想定。貸出車両は全日本ラリーJN6クラスやTGRラリーチャレンジに出場したラリーRPN車両で、CVT車両のヤリス(MXPA10)やCVTのヴィッツ(NCP131)、アクア(NHP10)などを予定している。

 キャロッセによる競技車両貸出については、個人ではなく同社と取り引きのあるショップやディーラー、整備工場などからの申し込みが必要だ。こちらの申し込み方法や締め切りは、育成プログラムと同様となっている。

2021年JAF全日本ダートトライアル選手権JD2クラスチャンピオン・目黒亮選手。
2021年JAF全日本ジムカーナ選手権JG5クラスシリーズ2位・奥井優介選手。
2021年JAFカップオールジャパンダートトライアルJD5クラス優勝・井之上優選手。
2021年JAF全日本ラリー選手権JN1クラス参戦・嶋村徳之選手。

フォト/小竹充、中島正義、廣本泉、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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