小高一斗選手がSUGOで怒涛の3連勝! 一気にポイントランキングトップに浮上!!
2022年6月27日
6月17~19日にスポーツランドSUGOにおいて第4大会が開催された全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。小高一斗選手(TOM'S)が3連戦をすべて制してシリーズ通算6勝目、ポイントリーダーに立つことになった。
2022年JAF全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第10戦/第11戦/第12戦
(2022年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦内)
開催日:2022年6月17~19日
開催地:スポーツランドSUGO(宮城県村田町)
主催:株式会社菅生、SSC
第10戦と第11戦の公式予選は晴れ/ドライというコンディションの18日11時から行われ、ベストタイムで争われる第10戦は太田格之進選手(TODA RACING)がポールポジションを獲得。小高選手、野中誠太選手(TOM'S)、平良響選手(TOM'S)、古谷悠河選手(TOM'S)とTOM'S勢が続いた。セカンドベストタイムで争われる第11戦は、小高選手がポールポジションを獲得。太田選手、古谷選手、平良選手、野中選手の順となった。
第10戦の決勝レース(26周)は、18日の15時37分にスタートが切られた。ホールショットを奪ったのは2番グリッドの小高選手だったが、2列目の野中選手と平良選手の2台がスタートできず。3列目の古谷選手と菅波冬悟選手(B-MAX RACING TEAM)が1コーナーに入るが、この2台が接触してコース上でストップ。7番手スタートの木村偉織選手(B-MAX RACING TEAM)が一気に3番手に、9番手スタートの平木玲次選手(HELM MOTORSPORTS)が4番手に、そして8番手スタートの川合孝汰選手(ルーニースポーツ)が5番手に順位を上げた。
ここでセーフティカー(SC)が導入されたが、古谷選手と菅波選手は再スタートを切っており、3周完了でレースはリスタート。しかしリスタート時に太田選手と木村選手が接触。木村選手はコンクリートウォールにヒット、右フロントを壊して1コーナー手前でストップ。
再びSCが導入されるも、コース全周にわたって液体漏れが発生、赤旗が掲出されてレースは中断となった。そして液体が漏れていた太田選手の車両はオフィシャルによりピットに戻されることになり、ホンダ勢はここでレースから離脱となった。
38分後にSC先導でレースは再開し、8周完了でリスタートとなった。しかし13周目に3番手を走っていた川合選手が最終コーナー手前でスローダウンしてストップ。これでこのレース3回目のSC導入となった。18周終了でリスタート。ここでスタートで出遅れたものの順位を上げていた平良選手が1コーナーで平木玲次選手を捕らえて2番手に浮上。さらに平木玲次選手には古谷選手が迫るが、22周目の1コーナーでコースオフ。
レースは40分間の最大時間を過ぎた25周でチェッカーとなる。小高選手が今季4勝目を挙げ、平良選手が2位。平木玲次選手が3位で、HELM MOTORSPORTS初の表彰台を獲得した。マスタークラスは今田信宏選手(B-MAX RACING)が5勝目を挙げ、総合でも6位に入賞した。
第11戦(19周)は19日の9時7分にスタートした。ここで3番グリッドの古谷選手が1コーナーまでに2番手に上がる好走を見せる。だがポールの小高選手は徐々に古谷選手との差を広げ、結果的に5.1秒の差をつけてポール・トゥ・フィニッシュ。SUGOで2連勝を挙げるとともに今季5勝目を飾る。2位は古谷選手、3位は太田選手だった。マスタークラスは今田選手が連勝して6勝目を挙げた。
第10戦の結果によってグリッドが決まる、19日の12時37分にスタートした第12戦(19周)。3番グリッドの平木玲次選手が出遅れた。1コーナー手前で9番グリッドの川合選手と10番グリッドの太田選手が接触し、川合選手はスピン&ストップ。11番グリッドの木村選手はコースアウトを喫し、フロントウイングを傷めることに。そしていきなりのSCランとなった。
4周完了でリスタートが切られると、小高選手、平良選手、そして野中選手のTOM'S勢がひとつのグループを形成してレースをリード。最後までこの順位は変わらず、小高選手が3連勝で6勝目。ポイントリーダーに立つことになった。4位には古谷選手が続いき、TOM'Sがトップ4を独占。マスタークラスは今田選手が優勝し、これで7勝目となった。
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フォト/石原康 レポート/皆越和也、JAFスポーツ編集部