seven × seven PORSCHE GT3Rが逆転タイトル!残った6つのクラスでもチャンピオンが確定
2025年11月21日
スーパー耐久シリーズ2025 第7戦(最終戦)は、11月14~16日に富士スピードウェイにおいて4時間レースとして開催。2日間で4万人を集めた。今回は全9クラスに57台の車両がエントリーし、ST-Xクラスのseven × seven PORSCHE GT3R(BANKCY/渡会太一/藤波清斗組)が総合優勝で今季クラス4勝目を挙げて逆転チャンピオンとなった。また既にタイトルが確定していたST-ZとST-5F、ST-Rクラス以外のすべてのクラスでチャンピオンが確定した。
ENEOS スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦「S耐FINAL大感謝祭」
開催日:2025年11月14~16日
開催地:富士スピードウェイ(静岡県小山町)
主催:富士スピードウェイ株式会社、FISCO-C
最終戦は6月の第3戦24時間レース以来の富士スピードウェイで開催。「S耐ファイナル大感謝祭」と銘打って昨年同様、グランドスタンド裏では肉メニューが集結した”フジニックフェスティバル”も実施。レースでは来季から本格導入される入門S耐エントリー的な「S耐チャレンジ」も併催。アメリカのNASCARデモランも行われた。さらにS耐には新たにST-USAという特別クラスが設定され、国際的なイベントの様相となった。
この最終戦ではST-5F/5Rクラスが休みで、ST-X(全7台)、ST-Z(全11台)、ST-TCR(全6台)、ST-Q(全8台)、ST-1(全2台)、ST-2(全8台)、ST-3(全4台)、ST-4(全9台)、そしてアメリカ車によるST-USA(全2台)の9クラス計57台がエントリーした。
15日の公式予選でポールポジションを獲得したのは、ST-USAクラスのCallaway Corvette C7 GT3-R(武井真司/笹原右京/阪口晴南組)で、これにST-XクラスのCraft-Bamboo Racing Mersedes-AMG GT3(Lee Jeffrey/太田格之進/Tom Kalender組)、DAISHIN GT-R GT3(大八木龍一郎/坂口夏月/大八木信行/青木孝行組)、seven × seven PORSCHE GT3Rが続いた。
ST-Xクラス
16日の決勝4時間レースは晴れ、気温15度、路面温度25度というコンディションの13時15分にスタートした。序盤の9周目にCraft-Bamboo Racing Mersedes-AMG GT3がCallaway Corvette C7 GT3-Rをかわしてトップに浮上しレースをリードしたが、マシントラブルからピットイン。Callaway Corvette C7 GT3-Rもトラブルのためにピットインし、DAISHIN GT-R GT3が難なくトップに立った。
しかし、レース折り返し直前の時点で1台のマシンが2コーナーでストップし、フルコースイエロー(FCY)となる直前にタイミング良くピットインしていたseven × seven PORSCHE GT3Rが、DAISHIN GT-R GT3がピットインした際に逆転しトップを奪った。その後2回目のFCY解除後はこの2台、しかもseven × seven PORSCHE GT3Rは藤波選手、DAISHIN GT-R GT3は青木選手と昨年までのチームメイト同士がトップ争いを演じてスタンドを沸かせた。しかし、やがて藤波選手が青木選手を引き離して行くことになった。
2番手を走行していたDAISHIN GT-R GT3は終盤にオルタネーターのトラブルでピットイン。これでseven × seven PORSCHE GT3Rは楽になり、辺りがすっかり暗くなった17時15分に2番手に57秒の差を付けてトップチェッカー。今季5戦目の参戦で4勝目を挙げ、参戦初年度に逆転タイトルを確定した。2位はTKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/片岡龍也/奥本隼士/中山友貴組)、3位はD’station Vantage GT3(星野敏/藤井誠暢/上村優太組)だった。
ST-Zクラス
ST-Zクラスは接触やトラブルで予選上位陣が脱落する中、予選10番手のTECHNO FIRST FUNDINNO R8 LMS GT4(藤井優紀/大草りき/安田裕信組)が総合6位で今季のクラス初優勝を飾った。
ST-TCRクラス
ST-TCRクラスはRacer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/Jack Young/大宮賢人組)が総合15位で今季クラス2勝目。タイトルはWAIMARAMA Elantra N TCR(KIZUNA/千代勝正/リ・ジョンウ/桝本隆介組)がクラス4位でゴールして確定した。
ST-USAクラス
ST-USAクラスは予選前日まで電気系のトラブルで満足に走ることができなかった初参戦であるTechSport Racing Mustang Dark Horse R(DEVIN ANDERSON/Giuliano Alesi/中嶋一貴組)が、後方からのスタートからステディに走りきり総合39位でフィニッシュ。
ST-1クラス
ST-1クラスはシンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹組)が総合4位で今季クラス3勝目を挙げたが、総合5位でフィニッシュしたD’station Porsche 992(星野辰也/浜健二/田中哲也/樺木大河組)がタイトルを確定した。
ST-2クラス
ST-2クラスはHonda R&D Challenge FL5(石垣博基/尾藤成/木立純一組)が総合21位で今季クラス初優勝。OHLINS CIVIC NATS(金井亮忠/山野哲也/野島俊哉組)がクラス5位でゴールして初タイトルを確定させた。
ST-3クラス
ST-3クラスは、#16 岡部自動車フェアレディZ34(田中徹/清水啓伸/小松響組)が総合24位で今季クラス2勝目を挙げたが、クラス2位でチェッカーを受けたエアバスター WINMAX RC350 TWS(藤田真哉/眞田拓海/伊藤鷹志組)が2年連続のタイトル確定となった。
ST-4クラス
ST-4クラスはENDLESS GR86(坂裕之/菅波冬悟/小河諒/島谷篤史組)が総合38位でクラス連勝。終盤トラブルを抱えたが最後尾の総合52位でチェッカーを受けたシェイドレーシングGR86(影山正彦/清水英志郎/山田真之亮組)がタイトルを確定させた。
ST-Qクラス
ST-Qクラス(全8台)は全車が完走を果たし多くのデータを収集した。
PHOTO/吉見幸夫[Yukio YOSHIMI] REPORT/皆越和也[Kazuya MINAKOSHI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]



