山本尚貴選手が2年ぶりのポール・トゥ・ウィンでもてぎ第7戦を制す!

レポート レース

2022年8月31日

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦がモビリティリゾートもてぎで開催された。1大会2レース制の1レース目は、ドライでの予選で2年ぶりのポールポジションを獲得した山本尚貴選手(TCS NAKAJIMA RACING)が、滑りやすい雨のコンディションでもしっかりとレースをコントロール。2年ぶりのトップチェッカーを受けた。

2022年JAF全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦
開催日:2022年8月20日
開催地:モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)
主催:M.O.S.C.、ホンダモビリティランド株式会社

 19日のフリー走行は真夏らしい日差しのもと、路面温度が40度以上まで上昇したモビリティリゾートもてぎだが、第7戦の予選が行われた20日の午前中は、薄曇りだったこともあって暑さもだいぶ和らいだ。

 Q2ではポールポジションを狙い、多くのドライバーがギリギリのタイミングを狙ってコースイン。その結果、コース上にはトラフィックが発生し、笹原右京選手(TEAM MUGEN)がアタックラップに入る前にチェッカーを受けてしまうというアクシデントも起きた。

 そんな中、比較的早めにコースインしてクリアラップの中でウォームアップとタイムアタックを行った山本選手が、2020年の第5戦鈴鹿大会以来のポールポジションを獲得する。また前戦の富士大会で車両が大破し、モノコックを替えて挑んだサッシャ・フェネストラズ選手(KONDO RACING)が2番手に、フリー走行でトップタイムをマークしていた大湯都史樹選手(TCS NAKAJIMA RACING)が3番手に入った。

1分30秒423のタイムを叩き出し、久々のポールポジション獲得となった山本尚貴選手。2020年に鈴鹿で行われた第5戦以来となる。

 予選の約5時間後にレースがスタートするスケジュールとなった第7戦の決勝。どんよりと雲がかかった上空からは、スタート進行の途中で雨が降り始め、スタートの15分前にはウェット宣言も出された。グリッド上では各車があわただしくレインタイヤへと交換していく。

 セーフティカー(SC)先導のもとで37周の決勝レースがスタートした。SCが隊列を離れたのは3周を終えるところで、4周目に実質のスタートが切られた。

 先頭を走る視界がクリアな山本選手はきっちりと首位をキープし、その後方もフェネストラズ選手、大湯選手、野尻智紀選手(TEAM MUGEN)、牧野任祐選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔選手(P.MU/CERUMO・INGING)と、グリッド通りの順で周回数が進んでいく。

 11周目、フェネストラズ選手がV字コーナーでコースオフしたことから、山本選手のリードは一気に広がったが、徐々に雨脚が弱まってくると両者のペースは逆転する。フェネストラズ選手は、大湯選手が車両トラブルで戦線離脱した後、背後に迫ってきた野尻選手をマークしながらも山本選手に近づいていった。

 21周目にはその差は3秒を切るところまで縮まっていた。すると終盤、弱まっていた雨が再び強まり、山本選手のペースが戻ってくる。さらに28周目、ビクトリーコーナーで平川亮選手(carenex TEAM IMPUL)がコースオフを喫し、そのままグラベルでストップしてしまった。この車両を回収するためにSCが導入される。

 31周目にリスタートが切られ、ポジションを守った山本選手が、残り7周で一気にフェネストラズ選手を引き離してトップチェッカー。予選に続き、2020年第5戦鈴鹿大会以来の優勝を果たした。2位のフェネストラズ選手はランキングトップの野尻選手を抑えてのゴール。平川選手がリタイアでノーポイントとなったため、フェネストラズ選手がランキング2番手に浮上した。

ここまで苦しい戦いの連続だった山本選手が、雨脚に影響されるレースでトップを守り切って、約1年8か月ぶりの優勝を遂げた。
トップの山本選手に接近するシーンも見られたサッシャ・フェネストラズ選手が、ポジションを死守して2位フィニッシュ。
ここまでポイントリーダーの野尻智紀選手は、第7戦でも着実にポイントを積み重ねる好走を見せ、終わってみれば3位表彰台。
第7戦の表彰式。左から2位のフェネストラズ選手、TCS NAKAJIMA RACINGの中嶋悟監督と1位の山本選手、3位の野尻選手が登壇した。

フォト/石原康、JAFスポーツ編集部 レポート/浅見理美、JAFスポーツ編集部

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