2022年九州モータースポーツ表彰式は佐賀で華々しく開催

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2023年1月26日

九州地区のモータースポーツで上位成績を収めた選手たちを称える、2022年JAF九州選手権表彰式/2022年JMRC九州シリーズ戦表彰式が、1月15日に佐賀県佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾートで開催された。

2022年JAF九州選手権表彰式/2022年JMRC九州シリーズ戦表彰式
2023年JMRC九州新年総会および九州モータースポーツ表彰式

開催日:2023年1月15日
開催地:ガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート(佐賀県佐賀市)
主催:JAF九州本部、JMRC九州

 年明け早々にJAF地方選手権およびJMRCシリーズ戦の表彰式が開催されたのは九州管内。1月15日、佐賀県佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾートにて、2022年JAF九州地方選手権表彰式/2022年JMRC九州シリーズ戦表彰式が執り行われた。直近の九州管内の表彰式は2019年が大分、2020年はコロナ禍で中止、2021年が福岡で開催されており、今回の2022年はJMRC佐賀・長崎支部が担当となっている。

 表彰式の直前にはJMRC九州の役員たちが出席する2023年第1回運営委員会があり、運営委員長代理からの年頭挨拶、JAF本部ならびにJAF九州本部からの挨拶、役員紹介などを経て、前回会議議事録(案)を確認する第1号議案、2022年決算・監査報告となる第2号議案、2023年予算についての第3号議案、そして2023年振興策について会議が行われた。

2022年の表彰式会場は、佐賀県佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾート。県内最大を誇るバンケットを備えた会場で盛大に行われた。
JMRC九州の2023年第1回運営委員会は、表彰式開会前の10時より宴会場ノースを貸し切り、約1時間実施された。
JMRC九州運営委員会と並行して、宴会場グランドIでは10時30分から表彰式に招待された選手たちの受付が開始される。

 今回、招待された表彰対象者は200名を超え、来賓も含めて会場はあっという間に満席状態に。各種制限は緩和されてきているものの、コロナ禍を意識して感染予防対策を講じた表彰式となっている。司会進行はJMRC運営委員の榊淳一氏が務めた。JMRC新年総会の開会の挨拶は、佐賀・長崎支部の原和貴支部長が行う。続いてJMRC九州運営委員長代理となる星野元副運営委員長が年頭挨拶を務めた。

 その後は来賓の紹介へと移行し、住友ゴム工業株式会社、トヨタカローラ福岡株式会社、ダンロップタイヤ九州株式会社、株式会社オートポリス、HSR九州、日刊自動車新聞社、合同会社サンク、アッドブレインズジャパン株式会社、全日本学生自動車連盟、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)、株式会社JAFメディアワークスと、それぞれ来賓の名前が読み上げられ、席上で挨拶。

 またJAFモータースポーツ部の村田浩一部長、住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の竹内二郎部長、トヨタカローラ福岡株式会社の井上直喜代表取締役専務、全日本学生自動車連盟九州支部の山本航常任委員長が、ステージ上から挨拶と祝辞を述べた。

 そして当日出席したJMRC九州運営委員会の役員がステージに上がって紹介され、佐藤裕副運営委員長が代表して挨拶。新年総会の後は九州モータースポーツ表彰式となり、乾杯の音頭はJAF九州本部の丸山哲也事務局長が務めた。会場内は徐々に熱気を帯び始め、いよいよ各クラスの表彰式がスタート。

 円卓に用意された食事を黙食で楽しみながらステージ上で行われる表彰式に視線が注がれる。第1部はカート部門のJMRC九州A-ONEカートシリーズ、レース部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ、ラリー部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズの順で行われた。

 表彰式第1部と第2部の間には、松濤館流の空手演武のアトラクションが行われ、抜塞大の型を原彰太郎二段が、十手の型を原和貴支部長が披露。道着の擦れる音を響かせながら、気合いの声を発して空気が一変するほど。再び原彰太郎二段が五十四歩小の型で余興を締めた。

 第2部はダートトライアル部門のJMRC九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ/JMRC九州ジュニアシリーズ、ジムカーナ部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ/JMRC九州ジュニアシリーズ、そしてJMRC九州ジムカーナ沖縄シリーズの表彰となった。

 最後の特別表彰には、JMRC全国オールスターラリーフェスティバルで優秀な成績を収めた4選手、JAFカップオールジャパンダートトライアルで上位入賞を果たした2選手に盾が贈られる。各選手たちからはそれぞれ参戦した競技の感想や報告がなされた。

 なお表彰のプレゼンターは、カート部門がJMRC九州の荒谷嘉章理事、レース部門がJAF村田部長とJMRC九州の荒谷理事、ラリー部門がJAF丸山事務局長と専門部会の星野部会長、ダートトライアル部門がJAF九州本部の永松純一事業部長と専門部会の橋本和信部会長、ジムカーナ部門がJAF九州本部の永松事業部長と専門部会の佐藤裕部会長が務めた。

 すべての表彰が終わると、九州モータースポーツ表彰式の最高潮の催しとなる抽選会が行われ、事前に購入した抽選券を握りしめた出席者がステージに再び熱い視線を送る。抽選券に記載された自分の番号が呼ばれると、笑顔で景品を受け取っていった。

 宴たけなわとなった九州モータースポーツ表彰式は、JMRC九州の荒谷理事による万歳三唱でお開き。2022年の健闘を称え合うとともに、2023年のシリーズに向けて新たなスタートを切った。

適度にソーシャルディスタンスを取りつつ、円卓に5人ずつ着席した会場内。黙食を基本とし、配膳された弁当を各々楽しんだ。
「2023年JMRC九州新年総会および九州モータースポーツ表彰式を開始したいと思います」と開会の挨拶を行う佐賀・長崎支部の原和貴支部長。
現在加療中であるJMRC九州の中村善浩運営委員長に代わり、星野元副運営委員長が年頭挨拶。「スピードパーク恋の浦の閉鎖に伴う2023年の九州のシリーズをどう運営していくか、JMRC九州役員一同いろいろ考えて準備を進めています」と語った。
2022年のモータースポーツの状況を振り返りつつ、JAFの活動を報告を行い、「九州・沖縄地方のモータースポーツ関係者の皆さまにとってまずは健康第一、次に安全に楽しくモータースポーツに参加いただけますよう、また皆さまのさらなる交流を祈念いたします」と挨拶したJAFモータースポーツ部の村田浩一部長。
住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の竹内二郎部長からは、環境に優しいサステナブルな材料を使ったタイヤ開発について触れられ、またスピードパーク恋の浦の閉鎖を憂い、「他タイヤメーカーは事業内容の見直し等で活動縮小の話も聞こえていますが、ダンロップは皆さまの活動をしっかりサポートしてまいります」と述べた。
「この会場におられる皆さんと一緒に、九州・沖縄地区のモータースポーツを盛り上げていきたいと思っています。沖縄で計画されているラリーの開催も含め、何かしらの形でご協力できればと考えております」と、トヨタカローラ福岡株式会社の井上直喜代表取締役専務。
ジムカーナ/ダートトライアルの学生大会が無事に開催できたことに関するお礼を述べる全日本学生自動車連盟九州支部の山本航常任委員長。「開催地の変更や車両規則の改正、大会へ参加する学生数の減少など、さまざまな問題がありますが、対策を講じて精進してまいります」と語った。
2023年度のJMRC九州運営委員会の体制発表として、壇上には当日出席した役員たちが勢ぞろいし、それぞれ挨拶を行った。
JAF九州本部の丸山哲也事務局長がグラスを片手に「乾杯」の声を上げ、九州モータースポーツ表彰式が始まった。
JMRC九州A-ONEカートシリーズの表彰。左からMAXノービス2位の宮本健一選手、マイクロMAX2位の山中呂莞選手、ミニMAX2位の河内嵩都選手、マイクロMAXチャンピオンの深町健夫選手、ミニMAXチャンピオンの權田晴遥選手、MAXノービスチャンピオンの入口裕介選手。
JAFオートポリススーパーFJ選手権チャンピオンの清水啓伸選手。2位の東慎之介選手、3位の入江裕樹選手、4位の渡会太一選手、5位の岡本大地選手、6位の夕田大助選手は欠席。またJMRC九州レースチャンピオンシリーズはチャンピオンのKOUKI SAKU選手、2位の篠田義仁選手、3位の大隈雄策選手が欠席。
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスドライバーの表彰。左から2位の石井誠選手、チャンピオンの若杉達哉選手、3位の日高重貴選手、6位の林大河選手、6位の納富瑠衣選手。4位の今村淳一選手、5位の大谷美紀夫選手、6位の川中天兵選手、6位の藤井海南斗選手、6位の髙篠孝介選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが若杉選手、2位が石井選手、3位が日高選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスコ・ドライバーの表彰。左から2位の小川まり選手、チャンピオンの斉藤龍選手、3位の岩本昂大選手、5位の出雲正朗選手、5位の横手孝稀選手。4位の平田満明選手、5位の土谷英治選手、5位の廣嶋真選手、5位の猪熊悠平選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが斉藤選手、2位が小川選手、3位が岩本選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-5クラスドライバーの表彰。左から3位の大庭正璽選手、2位の白𡈽辰美選手、6位の角浩志選手。チャンピオンの中西昌人選手、5位の前田宜重選手は欠席。4位の星野元選手は式典の都合で不参加。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが中西選手、2位が白𡈽選手、3位が大庭選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-5クラスコ・ドライバーの表彰。左から2位の岩本燿大選手、チャンピオンの國貞友博選手、6位の崎野怜選手。3位の引間知広選手、4位の勝瀬知冬選手、4位の猪熊悠平選手、6位の北垣恵一選手、6位の永渕直大選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが國貞選手、2位が岩本選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスドライバーの表彰。左から3位の本城崇志選手、チャンピオンの貞光建選手、4位の山下公章選手。2位の西依良樹選手、5位の廣瀬友久選手、6位の馬場潤一郎選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが貞光選手、2位が西依選手、3位が本城選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスコ・ドライバーの表彰。左から3位の藤口裕介選手、2位の結城七海選手、6位の篠原徹選手。チャンピオンの麻生大智選手、4位の小原ひろみ選手、5位の田中翔太選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが麻生選手、2位が結城選手、3位が藤口選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-3クラスドライバーの表彰。左から4位の有川大輔選手、2位の後藤章文選手、チャンピオンの豊田智孝選手、3位の横手孝稀選手、5位の近藤員章選手。5位の廣田敦士選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが豊田選手、2位が後藤選手、3位が横手選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-3クラスコ・ドライバーの表彰。左から2位の原田裕己選手、チャンピオンの山本祐介選手、3位の稲垣歩選手、6位の川野想一朗選手。4位の赤嶺歩選手、5位の徳地将選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが山本選手、2位が原田選手、3位が稲垣選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスドライバーの表彰。左から5位の田中博選手、2位の河本拓哉選手、チャンピオンの黒原康仁選手、3位の前田耕造選手、6位の小松元司選手。4位の鶴田健二選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが黒原選手、2位が河本選手、3位が前田選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスコ・ドライバーの表彰。左から4位の門田実来選手、2位の柴田咲希選手、チャンピオンの松葉謙介選手、3位の行武忠孝選手、5位の増本俊之選手、6位の藤岡恵子選手。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが松葉選手、2位が柴田選手、3位が行武選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-1クラスドライバーの表彰。左から2位の久保慶史郎選手、チャンピオンの津野裕宣選手、3位の城戸新一郎選手、5位の阪本寧選手。4位の廣川慎一選手、6位の中村均選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが津野選手、2位が久保選手、3位が城戸選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-1クラスコ・ドライバーの表彰。左から2位の美野友紀選手、チャンピオンの竹尾真理華選手、3位の境健一選手。4位の平原慎太郎選手、5位の森下志朗選手、6位の小宮新一選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが竹尾選手、2位が美野選手、3位が境選手となった。
第1部と第2部の表彰式の間には空手の演武が行われ、原彰太郎二段と原和貴支部長が気合の入った型を披露。
JAF九州ダートトライアル選手権PN1+クラスの表彰。左から4位の秋竹誠之選手、2位の塩山治彦選手、チャンピオンの篠原徹選手、3位の水野喜文選手、5位の安川典男選手、6位の平安龍司選手。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが篠原選手、2位が塩山選手、3位が秋竹選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権N1クラスの表彰。左から2位の江崎和則選手、チャンピオンの永田誠選手、3位の藤崎清選手、5位の水野喜文選手。4位の川尻一志選手、6位の濱口雅昭選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが永田選手、2位が江崎選手、3位が藤崎選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権RWDクラスの表彰。2位の良本海選手。チャンピオンの橋本英樹選手、3位の田中優選手、4位の橋本初雄選手、5位の矢野智雄選手、6位の山田益丈選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが橋本選手、2位が良本選手、3位が田中選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権S1クラスの表彰。左から2位の吉田馨選手、チャンピオンの中村凌選手、6位の大庭正章選手。3位の南義則選手、4位の大久保勇作選手、5位の川﨑佳弘選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが中村選手、2位が吉田選手、3位が南選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権S2クラスの表彰。左から4位の今福和彦選手、チャンピオンの岡本泰成選手、6位の片伯部亮由選手。2位の井上博保選手、3位の岸山信之選手、5位の馬場一裕選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが岡本選手、2位が井上選手、3位が岸山選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権Cクラスの表彰。左から2位の岩下幸広選手、チャンピオンの濱田隆行選手、4位の嶋村健児選手、6位の高橋亮一選手。3位の佐伯義輝選手、5位の清田稔選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが濱田選手、2位が岩下選手、3位が佐伯選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権Dクラスの表彰。左から2位の江川博選手、チャンピオンの五味直樹選手、3位の橋本和信選手。4位の平木勝己選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが五味選手、2位が江川選手、3位が橋本選手となった。
JMRC九州ダートトライアルジュニアシリーズの表彰対象の皆さん。
JAF九州ジムカーナ選手権B1クラスの表彰。左から2位の大崎真也選手、チャンピオンの池武俊選手、4位の井手本政幸選手。3位の宮本光隆選手、5位の渡邊和成選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが池選手、2位が大崎選手、3位が宮本選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権B2クラスの表彰。左から4位の荒木健二選手、2位のLeon選手、チャンピオンの菅智資選手、3位の前田耕造選手、6位の小石孝浩選手。5位の阿比留慎一選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが菅選手、2位がLeon選手、3位が前田選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PNR1クラスの表彰。左から4位の小林孝至選手、2位の秦靖彦選手、チャンピオンの松本博文選手、3位の安部精悟選手、5位の貞光建選手。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが松本選手、2位が秦選手、3位が安部選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN1クラスの表彰。左から3位の馬場慎太郎選手、チャンピオンの奥薗圭介選手。2位の衛藤雄介選手、4位の高山敏和選手、5位の長﨑豊毅選手、6位の安本健治選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが奥薗選手、2位が衛藤選手、3位が馬場選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN2クラスの表彰。左から2位の冨田保博選手、チャンピオンの黒水泰峻選手。4位の米田泰章選手、5位の立川博史選手、6位の今村宏臣選手は欠席。3位の佐藤裕選手は式典の都合で不参加。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが黒水選手、2位が冨田選手、3位が佐藤選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権SA1クラスの表彰。左から4位の岡本泰成選手、2位の坂本高城選手、チャンピオンの井上洋選手、3位の羽立良大選手、5位の安河内茂喜選手、6位の梅本泰行選手。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが井上選手、2位が坂本選手、3位が羽立選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権SA2クラスの表彰。左から4位の松尾圭介選手、2位の古賀雄一選手、チャンピオンの藤本伸選手、3位の井上直喜選手、5位の長岡幸司選手。6位の濱嵜俊博選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが藤本選手、2位が古賀選手、3位が井上選手となった。
JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズの表彰対象の皆さん。
JMRC九州ジムカーナ沖縄シリーズの表彰対象の皆さん。
JMRC全国オールスターラリーフェスティバルの特別表彰。左からR-2クラスドライバー優勝の河本拓哉選手、R-2クラスコ・ドライバー優勝の柴田咲希選手、R-3クラスドライバー優勝の貞光建選手。R-3クラスコ・ドライバーの麻生大智選手は欠席。
JAFカップオールジャパンダートトライアルの特別表彰。左からJD6クラス2位の岸山信之選手(代理)、JD2クラス3位の岩下幸広選手。
抽選会では事前購入の抽選券の数字と各種景品に貼りつけられた数字でペアリング。中には豪華商品もあり、会場内のいたる場所で歓喜の声が上がった。
新年総会から表彰式まですべての司会進行を務めたのはJMRC運営委員の榊淳一氏。
最後はJMRC九州運営委員会の荒谷嘉章理事による万歳三唱で閉会となった。

■2022年JAF九州地方選手権「初」チャンピオンインタビュー

JAFオートポリススーパーFJ選手権 清水啓伸選手
 2022年は全日本カート選手権の最高峰クラスであるOK部門に参戦する傍ら、スーパーFJ選手権をメインに戦ってきた清水啓伸選手。「自分の中では鈴鹿のスーパーFJがメインだったので、その鈴鹿で上位を走るためにオートポリスは経験を積む目的で出ました。もちろん、オートポリスで優勝できなければ鈴鹿で勝つことはできないという意気込みで走っていました。最初はカートとフォーミュラの乗り分けに苦しみ、カートの感覚に慣れすぎるとフォーミュラには違和感しかなく、またその逆も然りでした。ただ、これまでのカートの経験は、グリップ力の高い新品タイヤのときのタイムの上げ方など、うまく活かし切れたと思います。スーパーFJはよりスリップが効きやすいこともあってバトルもしやすく、そこが面白くて魅力でした。スーパーFJに参戦してさまざまな課題を見つけることができたので、オフシーズン中にしっかり調整をし、2023年はFIA-F4選手権に挑戦します!」
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスドライバー 若杉達哉選手
 気筒容積1500cc以下の前輪駆動のAT限定のラリー車両(RJ、RF、RPN車両)およびAE車両(AT限定)となるRH-6クラスで、スズキ・アルトを武器に復帰3年目でようやく初タイトルをつかんだ若杉達哉選手。第1戦は不成立だったが、第2戦以降は優勝者が毎戦異なる激戦クラスの中、第4戦を制して2位2回と3位1回でポイントを積み重ねていき、戴冠となった。「チャンピオンを獲得するために、とにかくいっぱい参戦しました。自分の競技車両は軽自動車なので『普通車に勝つぞ!』というのをモチベーションに頑張りましたね。シリーズで1位を獲れたのは1回ですが、チャンピオンになれたことはうれしいです。第6戦と第7戦の2位は、走りをセーブしてポイントを稼ぐ作戦でした。2023年は所属クラブ(モータリストクラブあかしや)の若手が参戦するというのでサポートに回ろうか迷っています。全戦追うのは止めて、気が向いたのだけスポットで出ようかなとも思っています」
JAF九州ラリー選手権RH-3クラスコ・ドライバー 山本祐介選手
 2022年の九州ラリー選手権が初参戦という山本祐介選手は、これまでモータースポーツの経験がない中、教師として勤めている高校の自動車工学専攻科の学校行事の一環で、九州マツダからの協力もあってラリーを始めたそうだ。「競技に関わる前は本当に何も知らず、ラリーはドライバーだけで走れるものだとイメージしていましたが、いざやってみるとSSでタイムを出す上でコ・ドライバーって大事だと実感しました。ゼロから始めたので、とにかく最初はペースノートをミスなく読むことに注力し、慣れてきた後半戦ではノートを読むタイミングを計り、路面状況を分かりやすく伝えることを意識しました。私自体は率直に言われたとおりにやっただけなので、コドラのチャンピオンでいいのかな?というのが正直な気持ちです(笑)。縁の下の力持ちとして走りやすい環境を整えるためにサポートしたり、ドライバーの本調子を上手く引き出していくことがコドラの魅力でした」
JAF九州ラリー選手権RH-1クラスコ・ドライバー 竹尾真理華選手
 竹尾真理華選手は競技歴4年目の現役大学院生。免許を取得して1年弱でモータースポーツの世界へ足を踏み入れたそうだ。「ラリーを始めたきっかけは、大学の先輩からのお誘いなんです。実はコ・ドライバーって助手席に乗っているだけの人というイメージで、最初にラリーカーに乗せていただいたときも、ベテランや慣れているドライバーの隣だったこともあって、自分は乗っているだけでした(笑)。2022年は縁あって過去にチャンピオンを獲っている選手のコドラをやらせていただく機会をいただけましたので、プレッシャーを感じつつも、いろいろな経験を積ませてもらいながら挑んだ1年でした。クルーの津野裕宣選手は怖そうな印象でしたがすごく優しく、勝利へのこだわりが強くて速いドライバーでしたね。アクシデントがあっても、ものともしない精神力の強さを学びました。初めてシリーズチャンピオンを獲ることができたことについて、安心感のひと言に尽きます」
JAF九州ダートトライアル選手権PN1+クラス 篠原徹選手
 モータースポーツ歴は学生時代から数えて10年弱という篠原徹選手、今回タイトルを獲ったダートトライアル自体は2年前に始めたばかり。「いつかはダートトライアルに挑戦してみたいなと思っていたのですが、仕事の関係で一時期関東へ赴任していたこともあり、九州に戻ったタイミングでようやく競技が始められました。元々、ラリーやジムカーナをスポットでやっていた程度で、本格的にシリーズを追いかけたのは2021年からなんです。その2021年はS-1クラスでシリーズ3位だったんですが、それ以上の成績を求め、また投入する新しいクルマに慣れること、そして2021年のPN1+クラスチャンピオンの水野喜文選手にどれだけ挑めるかを目標にして臨みました。2022年は上手く行き過ぎた年でしたね。第2戦のシェイクダウンから参戦して、第3戦以降はずっと勝ち続けて最終戦を終えました。シリーズチャンピオンはうれしいですが、恋の浦での競技が最後となったのが残念です」
JAF九州ダートトライアル選手権Dクラス 五味直樹選手
 510型ブルーバードがラリーに出ていたころからラリーをやりたいと思い続けていた五味直樹選手は、大学時代の友人がダートトライアルをやっていたのに影響を受け、社会人になってからダートトライアルを始めたそうだ。「25~29歳まで競技をしていましたが、10年ほど休止期間があり、39歳から復帰して今に至ります。Dクラスは年齢も大差ないベテラン同士で頑張っているのですが、同じチームの橋本和信選手がいつもチャンピオンを獲っているので、『橋本選手に勝つぞ!』という気持ちでずっとやってきました。2022年はクルマのセッティングがある程度決まって踏める状態でしたので、普通に走ればそこそこのタイムも出せました。勝敗の分かれ目は失敗の少ない選手、ということでしたね。3選手それぞれ2勝ずつで最終戦を迎えましたが、無理をせず冷静に走った結果、優勝できてタイトルも獲れたんだと思います。表彰式でようやくチャンピオンの実感が湧きました」
JAF九州ジムカーナ選手権PN2クラス 黒水泰峻選手
 黒水泰峻選手は、3歳から小学3年までミニバイクを嗜んで一時期モータースポーツに接するも、高校卒業までは野球に打ち込むスポーツマンへと転身、そして免許を取得してから再びモータースポーツの門戸を叩いた経歴を持つ21歳だ。「父親が二輪をやっていたことも影響して、自分は四輪の方に興味を持ってジムカーナを始めました。2021年はシリーズ3位だったので、2022年はチャンピオン目指して頑張ろうと思いました。シリーズの途中までは前期型のトヨタ・86で、第4戦からGR86に乗り換えてデビューウィン、そのまま勢いがついた感じです。とくにGR86は基本性能が非常に良くて、車両データも前期型のものがある程度は使えたので、安心して乗ることができたのが大きかったですね。毎戦表彰台を獲得していますが、中でもフルパイロンコースではドライビングの得手不得手が出てしまったので、2023年はコンスタントにどのコースも攻略できるようになりたいです!」
JAF九州ジムカーナ選手権SA2クラス 藤本伸選手
 20代のころに少しモータースポーツをかじり、16年ほどの休止期間を経て、スポット参戦を重ねながら2022年は久しぶりにフル参戦を果たしたという藤本伸選手。「若いころに峠道での事故の経験から、クルマの知識や運転の技術を高めたいという思いでモータースポーツを始めました。当時と比べて運転の腕は少し上がっていると思いますが、まだまだですね(笑)。これまで実績もそんなにないので、2022年はとにかく“チャレンジャー”でした。実は2021年に良い練習ができたので、腕試しと言ったらおこがましいですけど、どこまで通用するかな?と密かに期待もしていました。5勝してチャンピオンにはなれましたが、個人的にはスキルもまだまだだと思っていますので、自分がチャンピオンを獲っていいのかな?という感じではあります。2023年もフル参戦を予定していますが、タイヤ規定も変わりますし、それに合わせて心機一転で頑張ろうと思います」

フォト/西野キヨシ、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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