激戦の北海道ジムカーナPN1は米澤匠ロードスターの逆転勝利で最終戦決戦に!

レポート ジムカーナ

2023年9月7日

オートスポーツランドスナガワ ジムカーナコースと新千歳モーターランド アクティブ・セーフティ・パークを中心に展開する2023年JAF北海道ジムカーナ選手権において、道内唯一のJAF公認サーキットである十勝インターナショナルスピードウェイのジムカーナコースで開催されるこの一戦。このコースはダイナミックな勾配と、幾度となく現れる渡り区間が勝負の決め手となる。特に勾配とバンクが目まぐるしく切り替わる前半区間はタイム差が出やすいポイントだ。さらに、縁石の内側にある舗装部分がショートカットを可能にし、走り込むほどに深さが増すコースでもある。

2023年JAF北海道ジムカーナ選手権 第6戦
2023年JMRC北海道SPARCOアウティスタ ジムカーナシリーズ第6戦
2023年JMRCオールスター選抜第6戦
2023 TOKACHIショートトラックジムカーナ

開催日:2023年9月3日
開催地:十勝スピードウェイ ジムカーナコース(北海道更別村)
主催:TOSC

 そんな一戦のコース設定を担当したのは、事務局長も務めた柴田誠氏。「エントラントからのヒアリングをした、今の流行りも取り込んでみました。まずはミスコースをしないことを。そして、北海道のジムカーナはパイロン中心なので、クネクネしすぎない、ショートサーキットを走る醍醐味を持たせました」とのこと。

 さらに柴田氏は「十勝の流れもあって、走り込んだ人が有利になりすぎないように、渡りの区間にわざとベストラインを通らせないようにパイロンを配置しています。でも、最初の区間はひとつの勝負所ですね。前半区間に関してはコースアウト以外、脱輪も取らないようにしていますから、特にここは勝負所のひとつですね。また、ゴール直前の90°コーナーもポイントです」とコースを解説してくれた。コンクリートウォールに飛び込んでいくような錯覚に陥る最終コーナーは、鬼門となりそうであった。

スタート直後は脱輪ペナルティをとらないという、コース左側の大きな島を回りスピードに乗るが、中盤以降はコース右側の島々やパイロンを巡るテクニカルレイアウトが待ち受ける。イコールコンディションを狙い要所に立つ規制パイロンの攻略も、タイムアップのポイントになりそうなコースだ。

 道内からこの一戦に駆けつけたエントラントは全47台。JAF全日本ジムカーナ選手権へと通じるPN1クラスとPN2クラス、そしてN・SA・B・SAX・SC車両で争われるBC1クラスとBC2クラスを筆頭に、2023年JMRC北海道SPARCOアウティスタ ジムカーナシリーズのミドル部門も併催された。道東に位置する十勝は多くの選手が在住する札幌市からは距離があるため、欠場する選手が多い傾向があったが、2023シーズンは王座争いが熾烈を極めていることもあり、多くの選手が参戦した。

スタート付近からテクニカルレイアウトを採用した島々の方向を望む十勝インターナショナルスピードウェイのジムカーナコース。青空が広がる快晴の下、チャンピオンをめぐる熱戦が繰り広げられた。

2023年JAF北海道ジムカーナ選手権 第6戦

PN1クラス

 2WDのPN車両が一挙に集まるPN1クラスは5戦を消化し、アバルト695を駆る金内佑也選手とND型マツダ・ロードスターを操る米澤匠選手の一騎討ちとなっている。ふたりの差は僅か2ポイント。チャンピオンを争う上でこの一戦で獲得するポイントは非常に重要になる。

 しかし、金内選手はこの一戦を急遽欠場することに。有効ポイントから考えて、新千歳での最終第7戦に勝負を賭けることになる。そうとなれば絶対に負けるわけにいかないのは、ランキング2番手の米澤選手。しかも新千歳を得意とする金内選手を超えてチャンピオンを確定するためにも、ここ十勝で大量ポイントを持ち帰りたいところだ。

 そんな思惑が交差するヒート1だったが、トップに立ったのは全日本にも参戦する小野寺俊選手だった。「十勝は細かいパイロンセクションでタイム差がでるので、僕としては非常に相性の良いサーキットです」と言うとおり、パイロンセクションもガツガツ寄せる攻めの走りでトップタイムを記録した。一方、クラスラストゼッケンの米澤選手は緊張からか精彩さを欠き、6番手に沈んでしまった。

 そして、勝負のヒート2。クラス前半ゼッケンで小野寺選手のタイムを上回る者は現れず。その小野田選手はここで自身のタイムをコンマ3秒押し上げて、さらに勝利に近づく走りを見せた。しかし、「少し守りに入ってしまいました。1本目のような攻める気持ちが少し足りませんでした」と反省も忘れない。

 この小野寺選手の走りが米澤選手の闘志に火をつけた。外周で遅れたタイムを島回りで誰よりも速く走り、ヒート1でダメだった部分を潰しにかかる。特にターンセクションでは、その寄せ、ターン速度、立ち上がりの速さでひとつ上を行く走り! 見事トップタイムを奪い返して逆転優勝を遂げた。

 これで勝利数も金内選手に並び、王座争いはますます混迷を極めることに。「2本目はとにかく攻める気持ちでいきました。これで金内選手と新千歳で一騎討ちできると思います」と、最終戦を望む米澤選手。最終戦も熱い戦いが期待できそうだ。

「2年ぶりの十勝戦だということもあって、スプリングをいつもよりも硬くしてきたこともあり、1本目はマシンを制御しきれませんでした」と不発だったヒート1を振り返ったPN1クラスの米澤匠選手(シンシアAZULロードスター)。ヒート2は見事な挽回を見せて逆転し、2023シーズン3勝目を挙げた。
PN1の上位4選手。左から2位の小野寺俊選手(シンシア★ワコーズDL★BRZ)、優勝した米澤選手、3位の扇圭一選手(BSディライトBWロードスター)、4位の白尾泰選手(HUAC☆また来ます☆GR86)。

PN2クラス

 1台だけの出走となってしまったPN2クラスは4WDのPN車両で争われるクラス。木村司選手がヒート2でヒート1のタイムを1.5秒近く上げる力走を見せた。

PN2クラスは今季、第3戦以外の全てに参戦している木村司選手(TBOX函ジム北極光WMヤリス)がヒート2で快走を見せてタイムアップを果たした。

BC1クラス

 2WDのP・PN・N・SA・B・SAX・SC車両で争われるBC1クラス。開幕4連勝で成瀬悠人選手がひと足先にチャンピオンを確定している。だが、新千歳で開催された第5戦ではランキング2番手につける宮本雅樹選手が成瀬選手を下して勝利をもぎ取るなど、毎戦接戦がうかがい知れるクラスだ。

 ヒート1は伏兵・玉山成玟選手がトップで折り返す。宮本選手はまさかのパイロンタッチ、成瀬選手にいたってはダブルパイロンタッチで下位に沈んでしまったのだ。そんなこともあり勝負のヒート2は三つ巴の戦いとなる。まず、トップタイムを更新したのは玉山選手。自身のタイムを大幅に更新する1分10秒台に叩きこむ。しかし、続く宮本選手が0.571秒先を行き逆転に成功。

 さらにラストゼッケンの成瀬選手はヒート1で曲がりすぎたポイントをしっかり修正。外周から立ち上がり、島回りへの進入で車速を落とさず飛び込む。他の選手が2速に落とすところを3速で駆け抜け見事、この一戦の全体トップタイムをマークして、今季5勝目を手にした。

「十勝自体が普段走れているサーキットじゃないので、全体的にしっかりまとめ切れるかどうかを重視しました。次の新千歳は自分が苦手としているサーキットなので、しっかり勝って最終戦も良いかたちで締めくくりたいですね」と成瀬選手はまとめてくれた。

「去年と比べてタイヤサイズが205から225になったので、ターンもしっかり安定して良かったです」とこの一戦を制した手応えを語ってくれたBC1クラスの成瀬悠人選手(AIM・URG・YH・シビック)。「(PN1の)米澤選手が(1分)10秒台を出していたので、それは超えたいなと思っていました」と、1分10秒297の全体トップタイムもマークし、王者の貫禄を見せた。
BC1の上位4選手。左から2位の宮本雅樹選手(シーンXPLエリアYHスイフト)、優勝した成瀬選手、3位の玉山成玟選手(TBOX函ジムYHインテグラ)、4位の石川晋選手(SCENEふにふにインテグラ)。

2023年JMRC北海道SPARCOアウティスタ ジムカーナシリーズ ミドル部門 第6戦

R-ATクラス

 2023年JMRC北海道SPARCOアウティスタ ジムカーナシリーズのミドル部門となるR-ATクラスは、全てのAT車両が対象となり、2台がエントリー。普段ジムカーナ場では見慣れないクルマでも、しっかり参戦できるというお手本のようなクラスだ。

 スバル・アウトバックを駆る吉原友貴選手と、トヨタ・プログレを操る猿川仁選手の一騎討ちとなったが、軍配は吉原選手に。ここ十勝をホームコースにしているだけあって、1コーナーの飛び込みからリードを築き、見事今季2勝目を手にした。

 そんな吉原選手は「1本目はちょっとブレーキを踏み切れなくて減速が足りませんでした。2本目は逆に突っ込み過ぎてイケイケ感が出すぎちゃいましたね。ストレートが速いのでそれで勝てました」と殊勝なコメントだったが、喜びを露わにした。

ヒート2でタイムダウンを喫してしまったR-ATクラスの吉原友貴選手(アウトバック2.5XT)は猿川仁選手(プログレ☆ツインカム24)の追撃を振り切り、第4戦以来の優勝を挙げた。
R-ATで競った、左から2位の猿川選手と優勝した吉原選手。

R-ECOクラス

 排気量1586㏄以下で、平成10年のアイドリング規制以降に適合認定を受けた車両で争われる、R-ECOクラス。ここまで加藤亮騎選手が開幕三連勝を挙げ、1勝の森本里美選手が追いかける展開だ。

 この1戦で加藤選手のチャンピオンを確定させないためには、森本選手が2位以内に入ることが条件。そのなかでヒート1のトップタイムをマークしたのは、原田大響選手。加藤選手はパイロンタッチで沈み、森本選手もコースを見失ってしまいタイムを残せなかった。

 勝負のヒート2は肉薄の戦い。まず原田選手が1分19秒828を記録して自らのトップタイムを更新すると、森本選手がこれを0.18秒かわしてトップタイム更新。さらにラストゼッケン加藤選手が森本選手のタイムを0.566秒かわしての大逆転勝利。しかし、森本選手が2位に食いこんだために、王座争いの決着は最終戦に持ち越された。

R-ECOクラスで王手をかけてこの一戦に臨んだ加藤亮騎選手(TBOX・JUMPヴィッツST)。チャンピオン確定がかかる緊張からか、ヒート1はパイロンタッチを喫するも、ヒート2は大きなミスもなく駆け抜けて、第3戦以来となる今季4勝目を獲得した。
R-ECOに参戦した、左から2位の森本里美選手(シンシアDLヒロ・ロードスター)、優勝した加藤選手、3位の原田大響選手(室工大レスポNKLスイフト)。

R-1クラス

 北海道科学大学自動車部出身の、三好翔大選手と木村朝基選手が王座争いをリードしているR-1クラス。三好選手3勝、木村選手2勝で迎えた十勝でのこの一戦が勝負となるが、木村選手が欠場。そのため、三好選手がこの一戦でチャンピオンを確定できるかに注目が集まった。

 三好選手はヒート1から、2番手以下を大きく引きちぎる走りでトップタイムをマーク。ヒート2もパイロンを小さく回り、危なげない走りだったがタイム更新はならずも、ヒート1のタイムで見事優勝を手にし、シリーズチャンピオンを確定させた。

「去年までフィットで走っていたんですが、ロードスターに乗り換えて1年目でシリーズチャンピオンを獲れたのはとても嬉しいです」と喜んだ三好選手。最終戦も熱い走りに期待したい。

王手をかけたこの一戦を見事に優勝で飾り、R-1クラスチャンピオンを確定させた三好翔大選手(シンシア☆DL☆赤ロードスター)。「学生時代からジムカーナを始めて6年目で初めてのチャンピオンです」と、念願の初チャンピオン確定を喜んだ。
R-1の上位4選手。左から2位の梶靖博選手(μ☆DL☆浅野自工スイフト)、優勝した三好選手、3位の田中雄大選手(DL☆FHシビック)、4位の小林滉季選手(TS-SCENEインテグラ)。

86/BRZクラス

 シリーズの中でも特に混戦となっているのが86/BRZクラス。ここまで3勝を挙げるもランキング3番手にとどまっている伊藤大将選手を筆頭に、1勝ながらも安定した成績でランキングトップを守る高野一徳選手、第1戦で勝利してランキング2番手に食い込む小石翔太選手による、三つ巴の王座争いが続いている。

 最終第7戦の新千歳は伊藤選手が得意としているだけに、ここで2勝目を勝ちとって弾みをつけたい高野選手。2勝目を挙げて、新千歳での勝負に持ち込みたい小石選手、そしてこの一戦でチャンピオンを確定させたい伊藤選手。3選手の想いがこもった走りに注目が集まった。

 ヒート1でトップタイムをマークしたのは、十勝二連勝中の小石選手。2番手につけた高野選手に約1.6秒差をつける好タイムだ。一方、伊藤選手は3つの脱輪判定で9番手に沈んだ。

 この時期の北海道では考えられない気温が、どんどん路面温度を上げたヒート2。タイムアップは難しいかもしれないと考える選手も多く、厳しい戦いが予想された。そして、その予想は見事的し、ラスト3を迎えるまで誰も小石選手のトップタイムを更新できない。

 伊藤選手はまさかのスタートパイロンでパイロンタッチ。生タイムはトップタイムを更新していたものの、ペナルティで撃沈。小石選手も自身のタイムから約0.1秒落としてしまい、クラス最終ゼッケン高野選手の走りを見守ることに。高野選手は1コーナーから絶妙な進入を見せ、中間タイムはヒート1から約0.7秒押し上げて折り返す。最終的に自身のベストタイムを約0.5秒縮めるも、小石選手には届かず2位にとどまった。

 優勝を果たした小石選手は「どっちかっていうとジムカーナコースというよりサーキットというコースなので、普段からクラブマンもジュニアも走っているので得意としているコースです。前半サーキット走りで、後半ジムカーナ走りでいけばいいタイムが出るだろうと思っていました」と、ポイントを語った。これで小石選手は有効ポイントでもランキングトップに躍り出ることに成功。三つ巴の王座争いは、最終戦までもつれることになった。

伊藤大将選手(シンシアDLコサ犬AT-BRZ)の86/BRZクラスチャンピオン確定阻止のために、是が非でも今季2勝目が欲しかった小石翔太選手(GRDLHKSTFサピカBRZ)。「1本目、1カ所シフトが入らないところがあったんですが、2本目別のところでギアが入らなくてタイム更新できませんでしたね」とは言うものの、勝利を挙げて「今日、伊藤選手が優勝したら決まっていたので、首の皮一枚つながりました」と、王座争いの決着を最終第7戦に持ちこんだ。
86/BRZの上位5選手。左から2位の高野一徳選手(GRG札幌カロリン☆86)、優勝した小石選手、3位の山口智選手(シンシア☆DL☆KGC86)、4位の清水武流選手(GRG TRD86)、5位の三輪紀仁選手(GRG☆DL☆86)。

R-2クラス

 毎戦のように勝者が目まぐるしく変わっているR-2クラス。唯一2勝を挙げているのは笠原康彦選手だがすでに2戦を欠場し、ここ十勝と最終戦新千歳の成績が重視される。ランキングトップの伊藤健太選手をはじめ3選手が1勝ずつを分け合い、タイトル争いは激化しているクラスだ。

 この一戦はランキングの上位5選手が揃ってエントリー。ポイントは笠原選手の3勝目を誰が止めるかだ。そして勝負はヒート1から動きはじめる。北海道クラブマンレースにも参戦する笠原選手が、スピードレンジが高いサーキット走りでアドバンテージを稼ぎ、クラスファーストゼッケンにも関わらず、1分13秒台の好タイムを記録。

 続く大川龍之介選手も逸見将吾選手も、笠原選手のタイムには及ばない。ランキングトップの伊藤選手に至っては脱輪判定。ヒート2の合言葉は“Stop The KASAHARA”となるが、気温が高くなりどの車両も出力が落ちてしまったのか、誰一人として笠原選手のタイムは更新できなかった。

「今年、苦手な砂川は全戦パスしているので他のサーキットでなんとか勝負しています。これでランキングもトップに立てたと思うので最終戦も頑張ります」と、笠原選手はチャンピオン確定に向けて、ヒート1のタイムで逃げ切って勝利を勝ちとった。

R-2クラスは笠原康彦選手(スバルインプレッサ)がヒート2でタイム更新はならずも、ヒート1のタイムで優勝。しかし、「今日は1本目シフトが入らないところがあったんですが、2本目は別のところでシフトが入らず、サイドターンも失敗してしまいました」と、反省も忘れなかった。
R-2の上位3選手。左から2位の大川龍之介選手(シンシア白ヤリス)、優勝した笠原選手、3位の逸見将吾選手(DL☆タクミ☆蒼インプ)。

クローズドクラス

 この一戦の後に開催されるオートテストにも参戦する選手も走った、クローズドクラス。室蘭工業大学の学生2人を含めた3選手がエントリー。トップタイムをマークしたのは、その室工大生のひとり、向中野凌選手。「1本目で少し緊張していたんですが、落ち着いて走れたのが良かったです。2本目は1本目ミスしていたところを修正できたのも良かったです」とふたつの走りを振り返ってくれた。

同じ大学自動車部のNB型マツダ・ロードスターによるトップタイム争いとなったクローズドクラスは、向中野凌選手(室工大デフ無しロードスター)が制した。
クローズドには、左から2位の酒井皇大郎選手(室工大レスポNKLロードスター)、トップタイムの向中野選手、3位の鈴木康太選手(まっしろなデミオ)が参戦した。

 最終戦前の大一番を終えて、主催の十勝スピードウェイクラブ(TOSC)の柴田氏は「着実にエントリー台数も増えてきているので、良い大会になったと思います。コースもしっかり攻めがいのあるものになりましたし、暑い中オフィシャルも頑張ってくれて無事に大会を終えることができました。来年も是非開催したいと思います」とこの一戦を締めくくってくれた。

レースからオートテストまで、幅広いオフィシャル活動をこなす十勝スピードウェイクラブ(TOSC)。アットホームな雰囲気で敷居が低いこともあり、オフィシャル初体験の人も暖かく歓迎してくれるクラブだ!

フォト/鈴木あつし レポート/鈴木あつし、JAFスポーツ編集部

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