肥後国・熊本でJAF九州地方選手権&JMRC九州シリーズ戦表彰式が開催

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2024年2月1日

1月21日、九州管内の2023年モータースポーツを総括するJAF九州地方選手権表彰式/JMRC九州シリーズ戦表彰式が、熊本県熊本市のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイで華々しく開催された。

2023年JAF九州地方選手権表彰式/2023年JMRC九州シリーズ戦表彰式
2024年JMRC九州新年総会および九州モータースポーツ表彰式 in 熊本

開催日:2024年1月21日
開催地:ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ(熊本県熊本市)
主催:JAF九州本部、JMRC九州

 振り返ると2023年は激動の1年と言っても過言ではない九州管内のモータースポーツだが、その集大成となるJAF地方選手権およびJMRCシリーズ戦の表彰式が1月21日に開催された。例年、九州管内の表彰式は九州各県持ち回りとなっているが、今回はその舞台が熊本県に移り、熊本市内のANAクラウンプラザホテル熊本スカイホテルで執り行われた。熊本開催ということでJMRC九州 熊本支部が表彰式の主担当を務める。

 表彰式の直前まで、JMRC九州運営委員会の各役員らが出席する2024年第1回の会議が実施され、星野元運営委員長から年頭の挨拶、JAF本部モータースポーツ部業務課の小林修課長ならびにJAF九州本部の丸山哲也事務局長から挨拶、続けて役員紹介が行われた。そして第1号議案の前回会議議事録(案)確認、第2号議案の2023年決算・監査報告、第3号議案の2024年予算、その他2024年振興策について、配布された資料をもとに報告や討議が進められた。

昨年は佐賀県で表彰式が行われたが、今年は熊本県のホテルが会場となった。なお熊本での開催は2018年以来となる。
表彰式の開会前にJMRC九州運営委員会が開かれ、中宴会場アンダンテにて議案に沿って報告や討議が行われた。
表彰式は大宴会場ストリングスで行われる。10時30分の受付開始に合わせ、招待された選手たちが続々と会場入りをした。

 200名を超える招待者が集まる中、最初に行われたのは2024年のJMRC九州新年総会で、開会の挨拶はJMRC九州 熊本支部の中野秀幸支部長、続いてJMRC九州の星野運営委員長が年頭挨拶を行う。司会進行は昨年に続きJMRC九州運営委員の榊淳一氏が務めた。

 来賓紹介では住友ゴム工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、トヨタカローラ福岡株式会社、株式会社ダンロップタイヤ、株式会社オートポリス、HSR九州、株式会社エーワン、日刊自動車新聞社、合同会社サンク、全日本学生自動車連盟の来賓者氏名が読み上げられ、併せて一般社団法人日本自動車連盟の職員も紹介された。

 まずはJAFを代表して九州本部の丸山事務局長が挨拶し、住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の竹内二郎部長、トヨタ自動車株式会社GAZOO Racing Company GR商品・ラリー事業部の横田修司氏、全日本学生自動車連盟九州支部の岡田敬生常任委員長が、ステージ上から挨拶と祝辞を述べていく。

 そして2024年のJMRC九州運営委員会の役員および支部長の紹介となり、当日出席した24名がステージに上がる。その中から佐藤裕副運営委員長が代表して挨拶を行った。新年総会もつつがなく終わった後は九州モータースポーツ表彰式へ移行し、乾杯の音頭はJAF本部の小林課長が務めた。円卓には空腹を刺激する飲食が揃って宴の準備が整い、各クラスの表彰式がスタートする。

 クラスごとに表彰対象者がステージに登壇して賞典を受け取り、チャンピオンだけがプレゼンターによる表彰状読み上げの授与となった。第1部はレース部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ、カート部門のJMRC九州A-ONEカートシリーズ、ラリー部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズの順で行われた。

 例年ではここで第2部の前にJMRCの支部アトラクションがあるが、今回は省略。続いてダートトライアル部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ/JMRC九州ジュニアシリーズ、ジムカーナ部門のJAF九州選手権シリーズ/JMRC九州チャンピオンシリーズ/JMRC九州ジュニアシリーズ、そしてJMRC九州ジムカーナ沖縄シリーズの表彰となった。

 特別表彰は、JAFカップオールジャパンジムカーナ/JMRC全国オールスターシリーズ、西日本ジムカーナフェスティバルと、JAFカップオールジャパンダートトライアル/JMRC全国オールスターシリーズ、西日本ダートフェスティバル上位入賞の選手に楯が贈られる。それぞれ賞典を受け取ると、会場内からは大きな拍手で成績を称えられていた。

 なお以上の表彰のプレゼンターは、レース部門がJAF九州本部の丸山事務局長とJMRC九州の菅一乗レース部会長、カート部門が株式会社エーワンの石橋陽一氏、ラリーがJAF本部の小林課長とJMRC九州の徳尾慶太郎ラリー部会長、ダートトライアルがJAF九州本部事業部の永松純一部長とJMRC九州の橋本和信ダートトライアル部会長、ジムカーナがJAF九州本部の永松部長とJMRC九州の佐藤ジムカーナ部会長が務めた。

 すべての表彰を終えると、会場にいる全員がお待ちかねの九州モータースポーツ表彰式の抽選会に。事前に購入した抽選券に願いを込めた出席者がステージに用意された大量の賞品に注目。番号が呼ばれると、次々と賞品を受け取っていった。なお今年の目玉賞品はHSR九州の協賛による液晶テレビとプレイステーション5だった。

 九州モータースポーツ表彰式のトリはJMRC九州の荒谷理事による一本締め、JMRC九州 熊本支部の中野支部長の閉会挨拶で楽しい式典はお開き。2023年の健闘を称え合いながら、2024年のシーズン開幕に向けて新たなスタートが切られた。

「ただ今より2023年モータースポーツ表彰式ならびに2024年JMRC九州新年総会を開催いたします」と開会挨拶を行ったJMRC九州 熊本支部の中野秀幸支部長。
年頭の挨拶はJMRC九州の星野元運営委員長。2023年はさまざまな出来事があったことを挙げつつ、「スタッフや部会員が一新して、新しい体制でJMRC九州のモータースポーツを盛り上げていきたいと思います」と力強く語った。
「1年間の競技を終えてこの日を迎えられた選手やチームの皆さま、誠におめでとうございます」と祝福の言葉を述べたのはJAF九州本部の丸山哲也事務局長。
住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の竹内二郎部長が来賓挨拶。「皆さまの活動を今後もしっかり支援していき、良好な成績が得られるようなタイヤを継続して開発していきたいと考えております」とコメント。
「九州の皆さんとはこのご縁を大切にもっとモータースポーツを盛り上げたいです」と着任早々で表彰式の来賓挨拶を務めたトヨタ自動車株式会社GAZOO Racing Company GR商品・ラリー事業部の横田修司氏。
全日本学生自動車連盟九州支部の岡田敬生常任委員長は、昨今の大学自動車部の廃部など、学生のモータースポーツ人口の減少を憂いながらも「当連盟としてできることは何かを見つめ直し、全力で学生を支援していきます」と語った。
2024年のJMRC九州運営委員会の紹介では、欠席者や司会進行の榊淳一氏を除く24名の役員・支部長が登壇。
佐藤裕副運営委員長が「新たな運営委員もおりますが、このメンバーで九州のモータースポーツを盛り上げていきたいと思っています」と、役員・支部長を代表して挨拶。
「乾杯!」と音頭を取ったのはJAF本部モータースポーツ部業務課の小林修課長。2024年は甲辰(きのえ・たつ)であることに触れ、選手にとって大きな成長となる1年になることを祈念した。
昨年は配膳された弁当を黙食するなどコロナ禍の影響により一部制限があったが、5類感染症へと移行されたことにより、従来の正餐形式となった。
表彰は各クラスごとに対象者がステージに登壇。チャンピオンのみプレゼンターから表彰状が読み上げられ、楯やカップなどの賞典が授与された。
JAFオートポリススーパーFJ選手権の表彰。左からチャンピオンの宇髙希選手、2位の永原蒼翔選手、4位のKOUKI SAKU選手、5位の篠田義仁選手。3位の東慎之介選手、6位の入江裕樹選手は欠席。またJMRC九州レースチャンピオンシリーズはチャンピオンが篠田選手。2位の大隈雄策選手、3位のJUN選手は欠席。
JMRC九州A-ONEカートシリーズの表彰。左からマイクロMAXチャンピオンの中村柊稀選手と2位の石迫伝馬選手、ミニMAXチャンピオンの河内嵩都選手と2位の深町健夫選手、MAXノービスチャンピオンの王佳晧選手と2位の青柳英和選手。
JAF九州ラリー選手権RH-1クラスドライバーの表彰。左からチャンピオンの松尾薫選手、2位の城戸新一郎選手、3位の廣川慎一選手、5位の神田和徳選手、6位の津野裕宣選手。4位の中村均選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが松尾選手、2位が城戸選手、3位が廣川選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-1クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの平原慎太郎選手、2位の森下志朗選手、5位の後藤義則選手。3位の橋口由衣選手、4位の廣田敦士選手、6位の岡﨑辰雄選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが平原選手、2位が森下選手、3位が橋口選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスドライバーの表彰。左からチャンピオンの林大河選手、2位の鶴田健二選手、3位の筒井克彦選手、4位の小松元司選手、5位の枝光展義選手、6位の吉田賢吾選手。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが林選手、2位が鶴田選手、3位が筒井選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの門田実来選手、2位の有川大輔選手、4位の藤岡恵子選手、5位の枝光祐子選手、6位の内藤通孝選手。3位の古川智崇選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが門田選手、2位が有川選手、3位が藤岡選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-3クラスドライバーの表彰。左から2位の豊田智孝選手、3位の河本拓哉選手、4位の本田大成選手、5位の藤本大典選手、6位の北垣恵一選手。チャンピオンの後藤章文選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが後藤選手、2位が豊田選手、3位が河本選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-3クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの山本祐介選手、2位の柴田咲希選手、3位の稲垣歩選手。4位の穴井謙志郎選手、5位の平川真子選手、6位の永渕直大選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが山本選手、2位が柴田選手、3位が稲垣選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスドライバーの表彰。左からチャンピオンの山下公章選手、2位の廣瀬友久選手、5位の本城崇志選手、6位の伊藤槙吾選手。3位の三苫和義選手、4位の馬場潤一郎は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが山下選手、2位が廣瀬選手、3位が三苫選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの鹿田裕太選手、2位の田中翔太選手、3位の小原ひろみ選手。4位の市山智博選手、5位の大城明人選手、6位の春日美知子選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが鹿田選手、2位が田中選手、3位が小原選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-5クラスドライバーの表彰。左からチャンピオンの白𡈽辰美選手、2位の大庭正璽選手(代理)、3位の秋竹誠之選手、4位の前田良書選手、5位の久保慶史郎選手、6位の若杉達哉選手(代理)。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが白𡈽選手、2位が大庭選手、3位が秋竹選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-5クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの糸永敦選手、2位の秋竹純選手、藤田めぐみ選手、美野友紀選手(代理)、津野裕宣選手、6位の斉藤龍選手、石原宗典選手。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが糸永選手、2位が秋竹選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスドライバーの表彰。左からチャンピオンの納富瑠衣選手、2位の常慶明秀選手、3位の川中天兵選手、5位の日高重貴選手、6位の石井誠選手。4位の大谷美紀夫選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが納富選手、2位が常慶選手、3位が川中選手となった。
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスコ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの出雲正朗選手、2位の土谷英治選手、3位の德永琢磨選手、4位の小川まり選手。5位の伊藤洋幸選手、6位の岸本香太郎選手は欠席。またJMRC九州ラリーチャンピオンシリーズはチャンピオンが出雲選手、2位が土谷選手、3位が德永選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権AT1クラスの表彰式。左からチャンピオンの田口和久選手、2位の山北研二選手、5位の古賀周作選手。3位の大谷美紀夫選手、4位の原口真選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが田口選手、2位が山北選手、3位が大谷選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権PN1+クラスの表彰式。左からチャンピオンの水野喜文選手、2位の平安龍司選手、3位の藤口裕介選手、4位の篠原徹選手、5位の横光伸文選手、6位の安川典男選手。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが水野選手、2位が平安選手、3位が藤口選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権RWDクラスの表彰式。左からチャンピオンの良本海選手(代理)、2位の橋本英樹選手、3位の矢野智雄選手、4位の堀田浩司選手、5位の大久保勇作選手(代理)。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが良本選手、2位が橋本選手、3位が矢野選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権S1クラスの表彰式。左からチャンピオンの濱口雅昭選手(代理)、2位の藤崎清選手、3位の永田誠選手、4位の荒牧健太選手、5位の江崎和則選手。6位の山口博文選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが濱口選手、2位が藤崎選手、3位が永田選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権S2クラスの表彰式。左からチャンピオンの岡本泰成選手、2位の岸山信之選手、3位の井上博保選手(代理)、4位の馬場一裕選手、5位の小山茂樹選手。6位の濱口龍一選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが岡本選手、2位が岸山選手、3位が井上選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権Cクラスの表彰式。左からチャンピオンの岩下幸広選手、2位の濵田隆行選手、3位の嶋村健児選手、4位の清田稔選手。5位の松原宏選手、6位の豊田薫選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが岩下選手、2位が濱田選手選手、3位が嶋村選手となった。
JAF九州ダートトライアル選手権Dクラスの表彰式。左からチャンピオンの五味直樹選手、2位の江川博選手。3位の橋本和信選手は式典の都合で不参加。4位の平木勝己選手は欠席。またJMRC九州ダートトライアルチャンピオンシリーズはチャンピオンが五味選手、2位が江川選手、3位が橋本選手となった。
JMRC九州ダートトライアルジュニアシリーズの表彰。左からPN1+クラスチャンピオンの河野裕喜選手と2位の寺﨑敬三選手、S1クラスチャンピオンの水野喜文選手と2位の山口博文選手、S2クラスチャンピオンの岩本洋介選手と2位の嶋村健児選手。
JAF九州ジムカーナ選手権B1クラスの表彰。左からチャンピオンの池武俊選手、2位の渡邉和成選手、3位の宮本光隆選手、4位の大崎真也選手。5位の大原秀樹選手、6位のよこ山弘之選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが池選手、2位が渡邉選手、3位が大崎選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権B2クラスの表彰。左からチャンピオンの松本博文選手、2位の安部精悟選手、3位の髙橋和希選手、4位の堂本直史選手。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが松本選手、2位が安部選手、3位が髙橋選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権B3クラスの表彰。左からチャンピオンの松尾裕佐選手、3位の井形太郎選手。2位の小石正浩選手、4位の加々美一臣選手、5位の荒木健二選手、6位の佐々木崚選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが松尾選手、2位が井形選手、3位が加々美選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN1クラスの表彰。左からチャンピオンの奥薗圭介選手(代理)、2位の林紘平選手、3位の衛藤雄介選手、6位の廣瀬健選手。4位の高山敏和選手、5位の松尾遙選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが奥薗選手、2位が林選手、3位が衛藤選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN2クラスの表彰。左からチャンピオンの児玉淳一選手(代理)、2位の立川博史選手、3位の佐藤裕選手、4位の田添健吾選手、5位の野崎健児選手、6位の梅田久美選手。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが児玉選手、2位が立川選手、3位が佐藤選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN3クラスの表彰。左からチャンピオンのJYUICHI選手、2位の黒水泰峻選手、3位の高木紳一選手、5位の冨田保博選手。4位の米田泰章選手、6位の福田宗久選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンがJYUICHI選手、2位が黒水選手、3位が高木選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権PN4+クラスの表彰。左からチャンピオンの藤本伸選手、2位の井上直喜選手、3位の松尾圭介選手、6位の長岡幸司選手。4位の金子立選手、5位の濱嵜俊博選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが藤本選手、2位が井上選手、3位が松尾選手となった。
JAF九州ジムカーナ選手権BC1クラスの表彰。左からチャンピオンの井上洋選手、2位の羽立良大選手、3位のLeon選手、4位の梅本泰行選手。5位の安河内茂喜選手は欠席。またJMRC九州ジムカーナチャンピオンシリーズはチャンピオンが井上選手、2位が羽立選手、3位がLeon選手。
JMRC九州ジムカーナジュニアシリーズの表彰。左からB-Kクラスチャンピオンの永野幸秀選手と2位の植山剛徳選手、B-FFクラスチャンピオンの髙橋和希選手と2位の清水和彦選手、B-FRクラスチャンピオンの行武忠孝選手と2位の毛利遥都選手。
2023年JAFカップオールジャパンジムカーナ/JMRC全国オールスタージムカーナ in 北海道、2023年JMRC西日本ジムカーナフェスティバル IN 中部の特別表彰。左からオールスターR1クラス3位と西フェスB1クラス2位の池選手、西フェスB4クラス1位の堂本直史選手。西フェスBSC3クラス3位の比嘉誠選手は欠席。
2023年JAFカップオールジャパンダートトライアル/JMRC全国オールスターダートトライアル in 東北、2023年JMRC西日本ダートフェスティバル in 中国の特別表彰。左からJAFカップSC2クラス2位の岩下選手、JAFカップSA2クラス3位の岡本選手、西フェスPN1+クラス2位の水野選手。西フェスATクラス1位の田口和久選手、西フェスRWDクラス1位の良本海選手は欠席。
JMRC九州新年総会から九州モータースポーツ表彰式まで、司会進行を務めたJMRC九州運営委員の榊氏。
表彰式の後はお待ちかねの抽選会へ。ステージ上には溢れんばかりのさまざまな賞品が並べられ、番号が呼ばれるたびに歓声が沸き上がった。
HSR九州から寄贈された豪華賞品はラストに抽選され、プレイステーション5と65V型4K液晶テレビが当たった関係者や選手は大喜び。
JMRC九州の荒谷理事による一本締めで楽しい宴は閉会となった。

■2023年JAF九州地方選手権「初」チャンピオンインタビュー

JAFオートポリススーパーFJ選手権チャンピオンの宇髙希選手
フォーミュラエンジョイで頭角を現してスーパーFJにステップアップ、苦戦を強いられる場面もあったが、これまで各地に遠征するなどライバルたちと腕を磨いてきた宇髙希選手。27歳となる2023年はオートポリスのスーパーFJを主戦場とし、JAF地方選手権のチャンピオンを獲ることを目標に日々邁進してきたという。「予選でポールポジションが一度も獲れなかったことが悔まれる1年でしたが……、全5戦のシリーズで4戦終了時点でチャンピオンが確定できたことは良かったと思います」と優勝2回と3位2回で毎戦表彰台を獲得する安定したレースを繰り広げ、初タイトルを手中に収めて感無量の様子だ。「今回、初めてJAFの表彰式に出席させていただきましたが、たくさんの表彰対象者がいる中で、自分がチャンピオンとして表彰してもらえたことは非常にうれしく思います」と表彰式の雰囲気を存分に満喫して笑顔を見せてくれた。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスドライバーチャンピオンの林大河選手
林大河選手は九州工業大学の学生で、念願の初チャンピオンに輝いた。「大学の自動車部にいた河本拓哉先輩に憧れたのがモータースポーツを始めたきっかけです。河本先輩の速さを目指してラリーに挑戦しました」と表彰対象として同会場に招待されていた河本選手の方を向いてはにかんだ。「2023年は学生最後の年となるので、狙いはチャンピオン1点のみでした。初戦からポンポンと優勝できたことで少し調子に乗ってナメていた部分もありましたが、夏のグラベルでリタイアを喫してから考え方を改めたんです。本気でシリーズチャンピオンを獲ることに焦点を当て、ポイントを確実に取る戦略へ切り替えました。先を見据えながら戦った1年だと思います」と振り返る。「チャンピオンになれてうれしさはありますが、クラブの方々から『頑張れよ』と叱咤激励があったので、それらの期待に応えられて安心したというのが今の正直な気持ちです」と語った。
JAF九州ラリー選手権RH-2クラスコ・ドライバーチャンピオンの門田実来選手
「一番最初はラリチャレのコ・ドライバーからです」と地区戦は3年目となる門田実来選手。モータースポーツのお誘いを受けて参加したのがきっかけで、始めてみたらすぐにラリーの虜になってしまったそうだ。「ラリーはドライバーとコ・ドライバーとクルマのパッケージで、戦略を練ったりしながらタイムを競えるところが魅力でしょうか。ドライバーと一緒にラリーの映像を見て、走りの研究するのも楽しいです。あとはたくさんの道を走れることもいいですね」とイキイキと話す表情から、本当にラリーが好きなんだと伝わってくるほどだ。「まだまだ経験が浅いですけど……、ドライバーが困ったりミスをしたり、調子が崩れそうなとき、うまく声をかけて早く立ち直らせることができるようになれたかな? という成長を感じた1年でした。 一緒に組んだドライバーがチャンピオンを獲れなかったので、今年はそのリベンジとして再び地区戦への参戦を予定しています」
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスドライバーチャンピオンの山下公章選手
ラリー参戦3年目で念願の初タイトルを手にした山下公章選手は「シリーズ7戦フル参戦でき、コ・ドライバーとの関係もうまく構築でき、上位に入賞することもできたという、非常にありがたい1年でした」と言うとおり、4戦で表彰台登壇を果たして2勝を挙げた。「練習でいろいろ試しながらセッティングを煮詰め、自分に合ったマシンコンディションで参戦しまして、前半戦はそれがマッチングして上位に行けたものの、後半戦はライバルたちの追い上げもあり……、最終的に前半のリードで逃げ切ることができました。コ・ドライバーの鹿田選手との息も合ってしっかりタイムが出せたのが大きい要因ですね。鹿田選手は意思疎通が非常にやりやすいタイプのコ・ドライバーでした。2024年は地区戦に参戦予定で、目指すは2年連続タイトル! 全日本は……まだまだ修行の身なので、まずは地区戦の方でしっかり頑張らせてもらい、そういう機会があれば目指したいと思います」
JAF九州ラリー選手権RH-4クラスコ・ドライバーチャンピオンの鹿田裕太選手
個人的にサーキットに行って友人たちとの走行経験はあるものの、公式のモータースポーツとしてはラリーが初の挑戦となった鹿田裕太選手。「元々インプレッサに乗っていたこともあって、ラリーには憧れがありました。いろいろとラリーの動画を見たりしましたね。コ・ドライバーについては“ドライバーをいかに操れるか”に魅力がありました。一緒にペアを組んだ山下選手については安心感がありましたね。お互いに意見を言い合いつつ、楽しくラリーができたと思います。シーズンを振り返ると……アッという間の1年でした。中でも最終戦はドライバーこそ変わったんですけど、道が見えないナイトラリーで面白いラリーだったのが印象に残っています」とコメント。そして2024年の予定については「またラリーに参戦したいですね。コ・ドライバーのラリーも好きなんですけど、ゆくゆくはドライバーとしても参戦したいです」と新たな挑戦への抱負を語ってくれた。
JAF九州ラリー選手権RH-5クラスコ・ドライバーチャンピオンの糸永敦選手
「兄がラリーをやっていて、そのコ・ドライバーをやったのがきっかけです」と言う糸永敦選手は、ラリーを始めて13年目となる。ペースノートを読み上げることにコ・ドライバーの楽しさとやり甲斐を見出し、作成したペースノートをもとに間違いなくSSをクリアできたときが一番うれしい瞬間とのことだ。「2023年はコ・ドライバーとして9割くらい役割を果たせたと思います。残り1割はペースノートの読み間違えですね……」と少し苦笑いの表情を見せる。そして過去に幾度もチャンピオンを獲得しているスイフトスポーツを駆る白𡈽辰美選手とのコンビについては「誰であれ、初めて組むドライバーとはうまくいくかどうか不安があるんですが、第1戦からうまくいけた点が良かったです」と初戦で優勝に導けたことを挙げた。「今年は仕事で北海道におりまして、もしかしたら9月に帰ってこられた際は地区戦に出ようかなと思っています」と、復帰参戦時の活躍に期待したい。
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスドライバーチャンピオンの納富瑠衣選手
「お金はないですけど(笑)、クルマをイジったり走ったりする時間はたっぷりあります」とキャンパスライフを満喫している納富瑠衣選手は、大学に進学するときにやりたい部活を探していたら自動車部を見つけて、面白そうだなと思ってモータースポーツの世界に足を踏み入れたそうだ。「大学の先輩のクルマの横に乗せてもらったときに『ラリーってスゲーな』と感じたのが、ラリーを始めたきっかけです。ジムカーナやダートトライアルとは違い、ラリーは毎回違う林道が走れ、路面や景色が変わるのが好きですね」と魅力を語る。CR-Zを武器に臨んだ2023シーズンについては「毎戦、自分の悪いところを潰していき、うまい人の運転やライン取り、ペースノートのつくり方を学んでいきました。いろいろと取り込めた甲斐あって成長できました」と実りある1年だったようだ。「今年は全戦とはいかないですけど、再び地区戦で頑張ります。いずれ全日本選手権で勝つのが夢ですね」
JAF九州ラリー選手権RH-6クラスコ・ドライバーチャンピオンの出雲正朗選手
コンビを組んで2023シリーズを戦った納富選手とは同じ大分大学の自動車部所属だという、学生ラリーストの出雲正朗選手。クルーそろっての初チャンピオン獲得となった。「ラリーがほかのモータースポーツ競技と違うのは、1人で戦うのではないというところでしょう。1人よがりに自分の理想だけで走って良い結果を出すことは難しい競技だと思います。ドライバーとの連携はもちろん重要ですが、コ・ドライバーとしてクルマのことをよく熟知しておくことも大切だと感じました」と自身のコ・ドライバー像を説く。参戦車両のCR-Zについては「RH-6クラスではアクアやフィットなどがいる中で珍しいクルマでした。ですが、これだけ輝かしい成績を残せるということは、ポテンシャルは相当にあるクルマだと思います」と好評価。「2024年は九州大学の大学院に進学します。今はまだ未定ですが自動車部があれば何らかの形でモータースポーツに携わっていきたいですね」
JAF九州ジムカーナ選手権PN3クラスチャンピオンのJYUICHI選手
「“JYUICHI”は子供の名前です」と言う、JYUICHI選手こと伊藤篤史選手。レーシングドライバーの脇阪寿一選手が好きで、それにあやかってモータースポーツではこの名前を使っているそうだ。「2011年から2013年までジムカーナをしていたんですが、一旦止めていた時期を経て、2023年に復帰しました。実はこれまでジムカーナは走行会程度の嗜みで、本格的にやっていなかったんです。元々はインテグラタイプRに乗っていて、スイフトスポーツにクルマを替えて臨んだらなかなか感覚がつかめず……、また主戦場であるHSR九州も時間貸しというのがなく、練習に行けなかったこともあり……、2位の黒水選手とは最終戦で同ポイントだったり……と、振り返ると結構キツい1年でした。ですが、復帰してチャンピオンをどうしても獲りたいって強い気持ちがあったので、人には言えませんが基礎の反復練習など努力はしてきたつもりです。それが通用して良かったなと思います」

フォト/西野キヨシ、JAFスポーツ編集部 レポート/JAFスポーツ編集部

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