国内ラリー競技の健全な発展と振興、ラリーのさらなる社会への普及を目指す新たな組織「一般社団法人日本ラリー振興協会(JGR)」が設立される

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2024年5月20日

京都府京丹後市で行われたJAF全日本ラリー選手権第4戦ラリー丹後のラリーウィークに、ヘッドクォーターが設置されたホテルにて「一般社団法人日本ラリー振興協会(Japan Organization Group of Developing Rally)」の設立記者発表が行われた。

 この新たに設立された「一般社団法人日本ラリー振興協会(略称:JGR)」は、全日本ラリー第4戦丹後の開催期間中である5月11日に設立記者発表が行われた。国内ラリー競技の健全な発展と振興、モータースポーツとしてラリーの社会への普及を目指す団体として2024年4月に設立された組織で、発起人として現状では以下の6名がメンバーとして名を連ねている。

 代表理事はJAF公認クラブであるAG.メンバーズスポーツクラブ北海道(AG.MSC北海道)の田畑邦博会長が務め、監事は全日本ラリーで活躍するチームLUCKの代表であり、JAF加盟クラブ、モンテカルロオートスポーツクラブ(MASC)の勝田照夫会長が担当する。

 また、JAF加盟団体ジェイアールシーエー代表でありプロフェッショナルドライバーの新井敏弘氏と、JAF加盟団体の特定非営利活動法人M.O.S.C.O.代表でWRCラリージャパンでは競技長を務める高桑春雄氏、JAF加盟団体でありコンストラクターとしても知られる株式会社キャロッセの長瀬努代表、モータースポーツクラブ.シンフォニー.オブ.京都(SYMPHONY)代表で、ラリー丹後の組織委員長を務める船越潤氏らが理事となっている。

 記者発表には、代表理事の田畑氏と監事の勝田氏、理事の高桑氏と船越氏が出席し、同協会が「モータースポーツとしてのラリーを社会に普及し、健全な発展と振興を図る」ことを目的とすることや、ラリーの振興および発展を促すため、そしてラリーの安全な運営および運営改善に関する諸活動を行うこと、その他、当法人の目的を達成するために必要な事業を行うことなど、今後予定されている活動・事業内容が明らかにされた。

 田畑代表理事は「昨年より設立準備を進めてきた当法人が4月11日に設立しましたことをまずご報告します。発起人は、参加選手やチーム運営、コンストラクター、そしてオーガナイザーとして長年ラリー業界で活動してきたメンバーです。これまでは各自の立場での関わりで、交わることがありませんでしたが、それぞれ長年培った専門的な知見を活かしながら、日本国内におけるラリーの健全な発展と振興、モータースポーツとしてのラリーの社会へのさらなる普及を目指して進めて参りたいと思っております」と挨拶した。

 勝田監事は「長年ラリー活動を進めて参りまして、日本におけるラリー活動というものがこのままでいいものかどうか、色々と自問自答してきました。今回、発起人として参加しているメンバーと話をする中で、やはりこれからは、日本のラリー業界が一つになって、横断的な人の流れというものがないと、オーガナイズは難しいと考えております。そして、プロモーターとしての役割といったものもまとめていくことが、今後日本におけるラリーの発展ということに繋がるのでは、ということから話が進みました」と、思いを語った。

 高桑理事は「全国のラリーオーガナイザー、そしてこれまでラリーを主導して来られた皆さんが一つになって、日本のラリーをもっと盛んにしていきたいと思います。近年はラリージャパンが始まったり、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジが非常に盛り上がっていたり、全日本ラリーも観客動員数が増えています。その中で、日本のラリーを平均化と言いますか、主催によって格差のないようなレベルにもっていきたいなと思っておりますので、こういった活動で実現に向けて邁進してきたいと思います」と語る。

 そして船越理事は「私は他の理事の方々に比べると、まだまだ勉強しないといけない部分がありますが、今現在行われている全日本ラリー選手権には、高桑理事からもありましたとおり、少し格差があるような気がしております。そこの平均化と言いますか、足りない部分を活動の方でカバーできればと思っておりますので、これからラリーがますます発展するよう寄与したいと考えておりますので、よろしくお願い致します」と締めくくった。

 また、田畑氏と船越氏は全日本ラリー選手権におけるJAF派遣のオブザーバーを担当しており、高桑氏はJAFラリー部会の部会長、新井氏と長瀬氏はJAFラリー部会の委員を務めている。田畑氏によれば「同じ一般社団法人として、日本自動車連盟、JAFがあるわけですが、JAFと連携をとりながらサポートする形、我々の方でできることは進めていくという形で連携していきたいと思っています。また、現時点では決定していませんが、JAFモータースポーツ部の村田(浩一)部長に当協会の顧問のお願いをしております」とも語った。

 同協会の事務局は田畑代表理事の事務所に設置されており、事務局によれば、会員の募集は5月9日から開始し、現在、10の企業・団体と、約30名の個人が入会しているという。活動の詳細については同協会のウェブサイト(http://jgr.jp)で発信されていく予定だ。

代表理事を務めるAG.MSC北海道の田畑邦博氏と、監事を務めるMASCの勝田照夫氏。
理事の高桑春雄氏はNPO法人M.O.S.C.O.代表、船越潤氏はSYMPHONY会長を務める。
記者発表は全日本ラリー第4戦ラリー丹後の開催中にHQのあるホテルにて行われた。
一般社団法人日本ラリー振興協会(JGR)の活動詳細はhttp://jgr.jpを参照のこと。

PHOTO/山口貴利[Takatoshi YAMAGUCHI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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