スナガワで開催の北海道ジムカーナ第3戦は王座争いのリードを巡る熱戦が展開!

レポート ジムカーナ

2024年7月23日

2024シーズンもJAF全日本ジムカーナ選手権の開催地になっている、オートスポーツランドスナガワのジムカーナコース。荒れた路面はタイヤの摩耗が激しく、1分半を超えるようなレイアウトでは、後半のグリップダウンに対するタイヤマネジメントが必要とされる。カートコースでもあるためにコース区間と、かつて駐車場だった手前の広場ではグリップが異なる。更にドリフトでも使われるようになったことから、セクションごとのグリップの違いを把握することが勝利へのカギとなる。そのような今回の一戦は全日本戦も主催する公認クラブ、AG.メンバーズスポーツクラブ北海道(AG.MSC北海道)が主催した。

2024年JAF北海道ジムカーナ選手権 第3戦
2024年JMRC北海道WinmaXジムカーナシリーズ第3戦
2024年JMRC全国オールスター選抜第3戦
AG.MSC北海道ハイスピードチャレンジジムカーナ

開催日:2024年6月9日
開催地:オートスポーツランドスナガワ ジムカーナコース(北海道砂川市)
主催:AG.MSC北海道

 難攻不落のスナガワで開催される一戦のレイアウトは、石田昌輝コース委員長が設定した。「今日のコースは車種ごとの有利不利をつくらないようにしました。直線を走らせても、右に左に振りながらアクセルを踏んでいくように設定しています。勝負所となるのは、スタート直後の奥までの加速区間。タイヤが温まっていない状態で荷重を左右にかけて走るので、ここでいかにアクセルを踏み切れるかで1秒2秒変わってくると思います」と、レイアウトを解説してくれた。

 また、「スナガワはちょっと雨が降ったくらいではタイムは落ちないので、スライド量さえコントロールできればドライと大きくタイムが落ちないのが特徴ですね。コースの中央で排水勾配がついているのも特徴で、路面の中央を跨ぐといきなりグリップがなくなる、なんてこともあります。タイヤの使い方で勝負が決まるコースでもありますね」と、スナガワを攻めるポイントも語った。

 スナガワでダブルヘッダー開催する全日本第5・6戦を二週間後に控えて地元出身の全日本ドライバー、小野圭一選手も里帰りでH-PN1クラスに参戦。激戦のこのクラスにさらに激震が走ることが予想された。JAF公認ジムカーナコース最北の地で行われた北海道ジムカーナ第3戦を制するのは誰か?

スタート直後に島々の間を左右に車両を振りながら、コースの最奥まで進入していく序盤が大きな山場となった、今回の一戦のレイアウト。
レイアウトを設定した石田昌輝コース委員長は、ここオートスポーツランドスナガワのジムカーナコースで開催される、JAF全日本ジムカーナ選手権のレイアウト設定も担う(左)。パドックから見て手前の広場を慣熟歩行する選手たち。奥のコース区間はハイスピード設定、広場でテクニカル設定など、ひとつのレイアウトの中で性格が異なる設定が組める。
学生ドライバーの活動が盛んなことも、北海道地区の特徴のひとつ。2024年JMRC北海道WinmaXジムカーナシリーズ第3戦のミドル部門では室蘭工業大学のふたり、R-Ecoクラスの原田大響選手(右)とR-1クラスの向中野凌選手(左)がシリーズ初勝利を挙げた。

2024年JAF北海道ジムカーナ選手権 第3戦

H-PN1クラス

 現在は中部地区から全日本に参戦している、地元出身の小野圭一選手が参戦したH-PN1は一気にボルテージが上がった。開幕戦から、マツダ・ロードスターを駆る米澤匠選手とアバルト124スパイダーを操るディフェンディングチャンピオン、金内佑也選手の一騎討ちが今季も続いている。

 ロードスターがパワーで劣る一方、124スパイダーはテクニカルセクションを苦手としている。新千歳モーターランド アクティブ・セーフティ・パークや十勝インターナショナルスピードウェイのジムカーナコースなど、多彩なコースを誇る北海道ではこの2車種の一長一短の走りが絶妙なバランスとなっているのだ。

 そんな激熱クラスに突如参戦してきた小野選手。2週間後に控えた全日本戦の練習がてらの参戦かもしれないが、王座を争い二強にとっては非常にやっかいな存在となった。しかし、そこは長年北海道ジムカーナをけん引している2人のトップドライバー。ヒート1から闘志剝き出しのアタックで小野選手を封じこめる。

 ヒート1のトップタイムを記したのは米澤選手。2番手の小野選手と0.111秒差で折り返す。一方、金内選手もパイロンペナルティがなければ小野選手を0.004秒上回るタイムをマーク。全日本ドライバーに対して一歩も引けをとらない走りを見せた。

 そしてヒート2は、まずは小野選手がスタート。前半セクションからスムーズな走りでタイムを削り取るも、米澤選手とは0.024秒差。ラス前の米澤選手はパワー勝負のコース区間の前半を、後半の広場でのパイロンセクションで補う走りを見せる。そして、トップタイムを0.5秒以上上げて、ターゲットタイムを1分23秒台に押し上げる。

 そして最終ゼッケンの金内選手が登場。車両の特性を最大限生かした走りで中間ベストで折り返すも、苦手なパイロンセクションで吐き出すタイムが多かった…。「正直、今日のコースは後半こっちが不利だと分かっていたので、前半区間で稼いで後半いかに落とさず折り返すか、と考えて走りました」と、走りを解説してくれた。そして「1本目は走りに一貫性がないように感じたので、自分が理想とする走りを目指した結果なので満足はしています。でも新品タイヤをおろして負けたのは悔しいですね」と、無念の表情を見せた。

 一方、スナガワで貴重な一勝をもぎ取った米澤選手は「嬉しいです! 1本目、前の車両が1コーナーでクラッシュしてコースに砂を巻かれてしまったので、慎重に入りすぎたと思っていました。でも、慣熟歩行でオフィシャルの皆さんにきちんと清掃されていることを確認したので思い切りいけました。パイロン区間に合わせるセットをしつつも、高速区間を落としすぎないセットアップを昨日の練習で見つけられたのが勝因ですね!」と、勝利を振り返った。

 更に、「次は金内選手が欠場というのがとても残念なんですが、今年はやり返せるように楽観せずに頑張りたいと思います」と王座奪還への意気込みも語った。

三つ巴の優勝争いとなったH-PN1クラスは、第1戦を制した米澤匠選手(シンシアDLロードスター)がヒート2で1分3秒802を叩き出して勝負あり。二週間後の全日本第5・6戦への弾みにもなる1勝に喜び、ハイタッチした。
H-PN1二連勝を狙ってスナガワに乗り込んだ王者、金内祐也選手(シンシアDLMoty’s124)だったが、ヒート1はまさかのパイロンペナルティ。挽回を期したヒート2は2位で米澤選手に0.168秒及ばなかった(左)。かつてウデを磨いた地区戦に凱旋した小野圭一選手(DLクスコWm軽市ロードスター)。1分3秒台には入れられなかったものの、1分4秒台前半のタイムで3位となった(右)。
H-PN1は上位6選手が表彰を受けた。左から4位の細谷斉昭選手(DLシンシアボッシュスイフト)、2位の金内選手、優勝した米澤選手、3位の小野選手、5位の宮田祐次選手(SCENEマダヲスイフト)、6位の三好翔大選手(シンシアモティーズDLロードスター)。

H-BC1クラス

 H-BC1クラスもH-PN1と同じく一騎討ち、宮本雅樹選手と成瀬悠人選手の対決となっている。開幕戦は宮本選手が、第2戦は成瀬選手が制し、互いに惜敗した一戦では2位に入り同ポイントで迎えた第3戦となった。

 1本目勝負になることが多いスナガワで先手をとったのは宮本選手で、成瀬選手が約0.2秒差の2番手で追う展開。3番手以下は大きく離され、今回の一戦も2強による優勝争いとなった。ヒート2に入り、他クラスがタイムアップ合戦となっていることから、このクラスでもタイム更新があると思われたが、宮本選手はタイムダウン。成瀬選手はグッとタイムを押し上げたかに見えたものの、パイロンペナルティの判定が下された。

 この結果、宮本選手が先に今季2勝目を手に入れた。「先週、全日本名阪に出てモヤモヤしたままになってたんですが、スナガワでとりあえず少しスッキリしたのが良かったですね」と、ホッと一息。

 しかし「全日本のトップドライバーたちならもっとアクセルの踏み量も多く、ストレートもしっかり速度を乗せて走れると思うんですよね…。スナガワの全日本も地の利を生かして頑張りたいと思います」と、宮本選手は今日の走りを厳しく分析。今季は地区戦のタイトルに絡みたい、と目標も語ってくれた。

2023シーズンは1勝を挙げてH-BC1クラスのランキング2位につけた宮本雅樹選手(シーンXPLエリアYHスイフト)。今季2勝目を挙げて王座争いをリードしたい一戦のヒート1はトップタイムをマークするものの、ヒート2でタイムダウン。ライバルの成瀬悠人選手(AIM・URG・YH・シビック)のパイロンペナルティにも助けられて、勝利を手にした。
二連勝を挙げて王座争いで勢いに乗りたかった、H-BC1ディフェンディングチャンピオンの成瀬選手。逆転優勝を期したヒート2はダブルパイロンペナルティで轟沈し、2位に終わった(左)。ヒート1で3番手につけた浅野晴海選手(SCENE☆YH☆MR2)はヒート2で1分3秒台に入れるも、成瀬選手には0.089秒及ばず。2024シーズン2度目の3位獲得となった(右)。
H-BC1はトップ3選手が表彰を受けた。左から2位の成瀬選手、優勝した宮本選手、3位の浅野選手。

H-BC2クラス

 開幕二連勝を飾っている笠原康彦選手が欠場となったH-BC2クラス。“鬼の居ぬ間”の第3戦を制したのは逸見将吾選手だった。ヒート1から2番手の木村司選手を突き放すトップタイムを記録し、ヒート2では更に1秒以上タイムアップを果たし、完全勝利となった。

「スナガワはスピードのアベレージは高いんですが、テクニカルセクションもあるので千歳とやっていることは同じなので、1本目は攻め切れない部分が多い走りでした。島回りも踏み切れなかったですね」と、逸見選手は振り返った。

 ヒート2については「そこを修正したかったんですが、逆にとっちらかってしまいました。まだまだできる60点の走りですね。今年はシリーズタイトルを目指して頑張ります」と、走りの反省と、今季の野望を語ってくれた。

一騎討ちとなったH-BC2クラスは2021年JMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズミドル部門R-2クラスチャンピオンの逸見将吾選手(DL☆タクミ☆蒼インプ)が2ヒートとも制する完勝で、今季初優勝を挙げた。

2024年JMRC北海道WinmaXジムカーナシリーズ第3戦ミドル部門

R-Ecoクラス

 R-Ecoクラスでは、ヒート1でターゲットタイムをマークしたのは室蘭工業大学の原田大響選手だった。クラスでただひとり1分10秒台をマークし、2番手以下に1秒近い大差で折り返す。

 ここまで2戦を2位、3位と惜しいところで優勝を逃している原田選手は、ヒート2でタイムアップを果たして勝利を確実にしたいが、気負いすぎたかまさかのタイムダウン。クラスラストゼッケン北海道科学大学の佐々木稀星選手が逆転に挑むも、やはりタイムダウンを喫して2位は変わらず。

 この結果、最終学年の意地を見せた原田選手が嬉しい自身初優勝を達成! 「久々のスナガワでしたが、やっぱり広くて楽しいコースだと再認識しました。1本目は気合いで突っ込めていけたのが良かったんですが、2本目パイロンセクションで意気込みすぎてしまい、タイムを落としてしまいました。目標はもちろん、R-Ecoチャンピオンを目指して後半戦も頑張ります!」と、語ってくれた。

学生対決となったR-Ecoクラスは、クラスでただひとり1分10秒台のタイムを2本並べた原田大響選手(室工大DLレスポNKLスイフト)が完勝で、うれしい初優勝を達成した。
R-Ecoは左から2位の佐々木稀星選手(北科大スイフト)と優勝した原田選手、トップ2が表彰を受けた。

R-1クラス

 今回の一戦で最多、13選手が集ったR-1クラスでも学生の躍進が光った! ヒート1でターゲットタイムをマークしたのは、スポット参戦の山口智選手。2番手にはここまで二連勝を飾っている、木村朝基選手が約0.1秒差で追いかける展開となった。

 しかし、ヒート2に入っていきなりタイムを上げてきたのは、R-Ecoを制した原田選手の後輩、向中野凌選手だった。広場での三本巻セクションでは絶妙な“チョン引きサイド”が見事に決まり、前日練習からの走り込みが光る走りでクラスただひとり、1分7秒台に突入する。

 このタイムを更新しようと後続のランキング上位陣が果敢な走りで攻め立てるも、誰ひとり1分8秒台の壁を破るドライバーは現れず。このクラスでも大学3年生、ハタチの向中野選手がシリーズ初優勝を飾った。

 向中野選手は走行後、「3週連続練習に来た甲斐がありました! 2本目は負けてもいい覚悟で、思いっきり突っ込めたのが良かったです。僕自身としては丁寧な走りを心掛けているんですが、そのバランスが決まった感じですね! 開幕戦から3戦連続表彰台できているので、もちろんチャンピオンを目指しています」と力強いコメントを残してくれた。

第1戦3位、第2戦2位と徐々に順位を上げていたR-1クラスの向中野凌選手(室工大DL☆SPMロードスター)。ヒート1は1分9秒台で3番手だったものの、ヒート2ではクラス唯一となる1分7秒代を叩き出し、うれしいシリーズ初優勝を飾った。
7位に入った前戦から今季のシリーズ参戦を始めたR-1の梶靖博選手(プロμ☆DL☆浅野自工スイフト)は、ヒート2で1.7秒以上のタイムアップに成功し、2位に飛び込んだ(左)。山口智選手(DL☆シンシア☆KGC86)はヒート1のトップタイムを奪ったが、ヒート2では無念のタイムダウン。向中野選手と梶選手に逆転を喫し、3位となった(右)。
R-1は上位6選手が表彰を受けた。左から4位の沓澤大祐選手(セルオート通勤車輌DLスイフト)、2位の梶選手、優勝した向中野選手、3位の山口選手、5位の高橋龍生選手(DLワークステクノスイフト)、6位の木村朝基選手(DL☆シンシア☆BRZ(借)。

86&BRZクラス

 86&BRZクラスで開幕二連勝中のディフェンディングチャンピオン、小石翔太選手が駆る初代スバルBRZはスナガワでの第3戦も圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。ヒート1から2番手以下に1秒以上の大差をつけると、ヒート2でも自身が記録したターゲットタイムを更新する走りを見せた。

 しかしクラス最終ゼッケンの三輪紀仁選手が操るGR86が中間ベストをマークし、小石選手の連勝を止めるかと注目が集まるが、まさかのパイロンペナルティ。ペナルティがなければ小石選手をわずかに上回ったのだが、ヒート1のタイムで4位から変わらず。

 小石選手は2位に入ったトヨタ86をドライブする清水武流選手に約0.5秒の差をつけて開幕三連勝、連覇に向けて盤石の体制を整えた。それでも小石選手は「ローンチコントロールが付いてるんですが、1本目はそれが機能せずスタートを失敗してしまいました。パイロンセクションでも安定感がなく無難にタイムを置きにいってしまいました」と、ヒート1の反省点を語る。

 ヒート2の走りについても、「R-1に負けていたこともあり気合を入れていったんですが、パワーがありすぎてしまい最後のパイロンセクションを抑えきれませんでした。今のタイヤでは正直パワーを受け止め切れてない感じです。去年のJAFカップ辺りからこの仕様なんで、練習して乗れるようにはなってきてはいるんですが、まだまだレベルアップが必要なんだと思っています」と小石選手は殊勝なコメントを残した。

 一方、パイロンペナルティで惜敗した三輪選手は「いやぁ~、私の感覚では左に舵を切って『ココだ!』と思って態勢はつくれていたんですが、巻き込んでしまいパイロンに触ってしまいました…」と、自身の走りを振り返った。

新旧のトヨタ86とGR86、スバルBRZが争う86&BRZクラスは、初代BRZを駆る小石翔太選手(GRDLサピカモティーズBRZ)が両ヒートともに2番手以下を寄せつけないタイムをマークして三連勝。王座争いのリードもさらに拡大させた。
86&BRZを制した小石選手のチームメイト、清水武流選手(GRGSAD ST TRD86)は2ヒートとも1分9秒台を並べて2位を獲得。第1戦以来の表彰台に上がった(左)。倉岡克行選手(シンシア★くらちゃん★BRZ)はヒート2で2秒以上上げて3位を獲得(右)。トップ3はトヨタ86と初代BRZを駆る旧型勢が占めた。
86&BRZは左から2位の清水選手、優勝した小石選手、3位の倉岡選手、4位の三輪紀仁選手(GRG☆DL☆ZN8)のトップ4が表彰を受けた。

R-2クラス、オープンクラス

 開幕戦を大川龍之介選手が、そして第2戦を伊藤健太選手がそれぞれ勝利し迎えた第3戦のR-2クラス。しかし、このクラスを制したのは今季初参戦となった古木洋介選手だった。ヒート1では大川選手がトップタイムをマークしたかに見えたが、パイロンペナルティで下位に沈み、古木選手がトップに立つ展開。

 更に古木選手はヒート2で、大川選手がヒート1にマークした幻のタイムをさらに上回り、自身のヒート1のタイムを1秒以上押し上げる渾身のアタックをかけた。クラスラストゼッケンの大川選手も「気持ちよく走れたんですがターンが決まらなくて負けてしまいました。中間ベストだったんで『いけるかな?』と思ったんですが…」と、勝負をかけるが約0.4秒届かず2位に終わった。

 今回の一戦では3人目となるシリーズ初優勝を果たした古木選手は、「1本目、最終セクションで一瞬コースを見失ってしまったんですが、2本目はきちんとタイムを更新できて良かったです」と、胸をなでおろしたようだ。

 そして、「まだ、ジムカーナを始めて3年目なのでコースの組み立てがまだまだ甘い部分があるんですが、速度をしっかり乗せて走ることができたのは良かったと思います。今シーズン全部は出場できないんですが、次のスナガワも出場して高みを目指していきたいなと思います」とも語ってくれた。

 3戦で3人の勝者が現れたこのクラスは、ますます王座争いが混戦になっていきそうだ。

ヒート2で1分6秒台にトップ3がひしめいたR-2クラスは、1分6秒525をマークした古木洋介選手(DLタクミディライトランサー)が今季クラス3人目のウィナーとなった。
R-2の表彰を受けた上位3選手。左から2位の大川龍之介選手(シンシアDL白ヤリス)と優勝した古木選手、3位の伊藤健太選手(PガレDLランサー)。
オープンクラスはヒート1で室蘭工業大学の伏見光稀選手(室工大地元走りシロードスター)が1分11秒571のトップタイムを奪い、更にヒート2では約0.8秒タイムアップ、両ヒートでトップタイムをマークする走りを見せた。

 今回の一戦を終え、主催したAG.MSC北海道の坂明彦組織委員長は、「ここ数年きちんと変わらず開催できていることが大事ですね。コースもハイスピードとテクニカルとバランスよく組み込まれていて良かったと思います」と、振り返った。

 さらに「一時は30台くらいになった年もありましたが、今は台数も増えてきて良かったと思っています。今日オフィシャルで集まってくれたみなさんも、朝早くから頑張ってくれて感謝ですね」ともコメントを残してくれた。

梅雨知らずの北海道、終日ドライコンディションだった今回の一戦をスムーズに主催したAG.メンバーズスポーツクラブ北海道(AG.MSC北海道)のみなさん。

フォト/鈴木あつし レポート/鈴木あつし、JAFスポーツ編集部

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