今年もやります「ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024」! 全日本スーパーフォーミュラ選手権・富士スピードウェイにて、2024年顕彰の概要記者発表・トークイベントを開催!!

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2024年7月26日

JAFではモータースポーツ認知度向上のため、2021年から「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」の顕彰を実施しており、4年目となる2024年も顕彰を行うことになった。そのキックオフにあたる7月には富士スピードウェイで概要の記者発表とトークイベントが行われた。

「ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024」記者発表・開催トークイベント
開催日:2024年7月21日(日)
開催地:富士スピードウェイ・イベント広場(スーパーフォーミュラ第4戦「SF NEXT50ステージ」)(静岡県小山町)/シティサーキット東京ベイ・パブリックビューイングスペース(東京都江東区)

記者発表とトークイベントは富士スピードウェイ「SF NEXT50ステージ」で行われ、JAFモータースポーツ振興小委員会の鈴木亜久里委員長とピエール北川委員が概要を解説した。
7月21日の富士スピードウェイでは、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が行われており、KYOJO CUPの初めての併催などもあり、多くの観客が詰めかけていた。
富士のトークイベントの最後にはJAF四宮慶太郎副会長が登壇。ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024のメディアに対する周知のお願いと一般ユーザに対する投票を呼びかけた。
シティサーキット東京ベイ中継会場では伊藤大輔氏と松下まゆみ氏による富士会場とのライブ中継が行われ、その後は第4戦決勝レースのパブリックビューイングも行われた。

2021年は佐藤琢磨選手、2022年は野尻智紀選手、2023年は山野哲也選手に

 2021年からスタートした「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」というJAFによる新たな顕彰制度は、これまで「モータースポーツにおいて、その年に最も輝いたドライバーを投票によって決定する」という方式で行われてきた。

 初年度の2021年は、JAF会員を対象に投票が行われた。その結果、北米INDYCARで活躍し、2017年のINDY500で日本人初優勝を飾り、2022年大会では2度目の優勝を挙げた佐藤琢磨選手が、栄えある初代ドライバー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

 2回目となる2022年は、一次選考と二次選考が一般投票により実施され、二次選考の結果、日本最高峰カテゴリーであるスーパーフォーミュラシリーズにおいて2年連続ドライバーチャンピオンに輝いた、野尻智紀選手が顕彰されることになった。

 3回目となる2023年は、モータースポーツ関係者とモータースポーツ関連メディアの協力を得て一次選考された候補者の中から、一般ユーザーによる投票を行う方式となった。

 一般投票の結果は11月24日に東京都内で開催されたJAFモータースポーツ表彰式で発表されることになっており、表彰式冒頭で行われた顕彰式に参列したスポーツ庁の室伏広治長官からは、ドライバー・オブ・ザ・イヤーが山野哲也選手であることが発表された。

 スーパー耐久ST-5クラスでタイトルを獲得し、全日本ジムカーナ選手権では23回もの王者を獲得した山野選手は、全日本GT選手権でも2度のチャンピオンに輝いているレジェンドドライバー。山野選手は受賞の際に「サーキットには必ず誰かを応援しに来てくれた人がいますから、それが例え一人であっても『今日は来て良かった。また来たい』と思ってくれるような環境を自ら創ること」に励んできた、と自身の活動を振り返っている。

 そして、来る2024年のドライバー・オブ・ザ・イヤーは、これまでからコンセプトを変更し「その年、最もモータースポーツ業界を輝かせたドライバー」を対象とすることになった。そして、モータースポーツ有識者による一次選考が行われ、その候補者の中から一般ユーザーと有識者による投票が行われる方式が採用されることとなった。

鈴木亜久里委員長とピエール北川委員、四宮慶太郎副会長が出席

 2024年顕彰のキックオフにあたり、7月21日(日)には「ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024」記者発表・開催トークイベントが行われた。会場は全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が行われた富士スピードウェイの「SF NEXT50ステージ」をメインとして、東京都江東区のシティサーキット東京ベイを中継会場とした2か所で実施された。

 多くのギャラリーが参加した富士スピードウェイ会場では、JAFモータースポーツ振興小委員会の鈴木亜久里委員長とピエール北川委員、そして、JAF四宮慶太郎副会長が登壇。近藤みやび氏をMCとして、鈴木委員長と北川委員による2024年顕彰のコンセプト変更の経緯や実施要綱、JAFモータースポーツ表彰式の概要説明などがあった。

 シティサーキット東京ベイの中継会場では、伊藤大輔氏と松下まゆみ氏をMCとした記者発表・開催トークイベントのパブリックビューイングが行われ、この中継が終了した後の14時からは、スーパーフォーミュラ第4戦決勝レースのパブリックビューイングや、取材メディアを対象としたEVカート体験走行なども行われていた。

 ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024は、8月上旬からモータースポーツ有識者による選考が行われ、10月15日(火)~11月10日(日)に一般投票が行われる。この一般投票の結果は、11月29日(金)に行われるJAFモータースポーツ表彰式で発表され、顕彰式典も表彰式にて行われる予定となっている。

 一般投票は、ウェブフォームとX(旧Twitter)により実施予定で、投票者への特典としては、投票者の中から抽選でJAFモータースポーツ表彰式への招待や、選手のサイングッズプレゼントなどが用意されている。ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024に関する詳しい情報は、JAFモータースポーツサイトの特設ページを参照してほしい。

■ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024特設ページ
https://motorsports.jaf.or.jp/results/drivers-award/2024

ドライバー・オブ・ザ・イヤー顕彰で受賞選手に贈られるクリスタル賞典。2024年は「その年、最もモータースポーツ業界を輝かせたドライバー」を顕彰することになった。
2021年は佐藤琢磨選手が受賞。顕彰式典はチャンピオンのみが招待された2021年JAFモータースポーツ表彰式で行われ、スポーツ庁の室伏広治長官がプレゼンターを務めた。
2022年は野尻智紀選手が受賞。顕彰式典は2023年1月の東京オートサロン会場内で行われ、野尻選手が体調不良で欠席のためTEAM MUGENの田中洋克監督が代理受賞した。
2023年は山野哲也選手が受賞。顕彰式典は東京・台場で開催された2023年JAFモータースポーツ表彰式で開催され、スポーツ庁の室伏長官から結果発表と賞典授与が行われた。

PHOTO/宇留野潤[Jun URUNO]、佐藤靖彦[Yasuhiko SATOU]、関根健司[Kenji SEKINE]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS] REPORT/JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

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