35回目を迎えたメディア対抗ロードスター4時間耐久レースがギネス世界記録™認定
2024年9月27日
1989年より始まったマツダ・ロードスターを使用して行われるワンメイクレース、メディア対抗ロードスター4時間耐久レース。これまで34年の歴史を積み重ねて迎えた35回目の開催となる2024年、ギネス世界記録™に挑戦して見事に認定された。
“継続は力なり”を体現したレースの代表格と言えるのが、メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(メディア4耐)だ。数あるレースの中でも、ワンメイクで長年に渡って続いているレースはほかにないだろう。それは1989年にデビューした、世界で最も愛されている「2人乗り小型オープンスポーツカー」であるマツダ・ロードスターだからこそ成し得たと言っても過言ではない。
このメディア4耐は1989年に初代ロードスターが産声を上げたとともに誕生し、1991年を除いて毎年開催されており、JAFが公認しているレースだ。これまで自動車専門誌の編集者や自動車ジャーナリストなど数多くのメディア関係者がこのレースに参加し、その魅力や楽しさについて情報発信して自動車文化やモータースポーツ界を育んできた。
そんな歴史あるレースが9月21日、茨城県下妻市にある筑波サーキットで第35回の開催を迎えた。「最も長く続いている自動車のワンメイクレースシリーズ(英名:Longest running one-make automobile racing series)」として、ギネス世界記録™に挑戦。当日は全20チーム、総勢90名のドライバーがこの4時間耐久レースに挑んだ。
会場ではJAF公認のナンバーつきレースであるロードスター・パーティレースⅢ東日本シリーズ第3戦や、JAF公認のタイムアタック大会の特別戦となるマツダファン・サーキットトライアルも併催され、コース上ではさまざまなレースで盛り上がりを見せていた。そして16時すぎ、大会のメインイベントとなるメディア4耐のレースがスタート。
長丁場の耐久レースでは残燃料に気をつけながらペースを巧みにコントロールしつつ、いかに速くチェッカーまでマシンを運べるかがポイントとなる。また1チーム4~5名のドライバーで構成されており、1名あたり52分の連続運転時間(助っ人ドライバーは42分)と定められていることから、ドライバー交代のタイミングも重要。チームの戦略が勝負のカギを握っているのだ。
この激戦を制したのは、175周でトップチェッカーを受けたベストカー×おと週ロードスター(大井貴之/武井寛史/飯干俊作/梅木智晴/尾崎俊介組)で、2位のTEAM ahead ROADSTER(神谷朋公/瀬イオナ/西川昇吾/加藤彰彬/三宅陽大組)とは2.935秒差の勝利となった。3位にはcarview! ロードスターが入賞。そしてレース終了後、ギネス世界記録™公式認定員の藤渕文香氏から大会実行委員長を務める鈴木俊治氏に認定証が贈られた。
マツダの毛籠勝弘代表取締役社長兼CEOは「メディアの皆さまを始め、レースの運営を支えてくださる皆さま、応援してくださるファンの皆さまとともに、世界に誇るべきレースを35年に渡って続けてこられたことに心から感謝を申し上げます」と述べ「これからもマツダは“クルマは楽しいものだ”と感じていただける体験を創造し、仲間と共有できる幸せを届けてまいります」と大会を締めた。メディア4耐は今後もロードスターとともに記録更新を続けていくことを期待して止まない。
感謝状の贈呈
フォト/B-Sports レポート/JAFスポーツ編集部
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