JAF公認eモータースポーツ“UNIZONE”が2025年2月開幕に向けて参戦チームを決定

ニュース eスポーツ

2024年12月13日

これまで数々のエキシビションイベントを行ってきたJAF公認のeモータースポーツUNIZONEが、2025年2月の開幕に向け、リーグに参戦する5チームが決定したことを発表した。日本国内を代表するチームや、新たに設立されたチームなどが参戦することが明かされた。

 国内で唯一JAFの公認を受けたeモータースポーツ大会「UNIZONE」を運営する一般社団法人日本eモータースポーツ機構(Japan e-Motorsport Organization=略称:JeMO)が、2025年2月に開幕するUNIZONEへ参戦する5チームが決定したことを発表した。

 記念すべき開幕初年度となるシーズンを更に盛り上げるため、UNIZONEではこれまで追加で参戦するチームの選考会への申込を受け付けていた。同時に、選手として出場するために必要なUNIZONEライセンスの取得案内も開始し、事前申請を受け付けていた。

 開幕初年度である2025年シーズンは、群馬ダイヤモンドペガサス(群馬県)、Saishunkan Sol 熊本(熊本県)、東京ヴェルディ(東京都)、名古屋OJA(愛知県)、遠州ハママツモータース(静岡県)の5チームでリーグ戦が開催されることとなる。

遠州ハママツモータース(静岡県)

 2020年10月ごろより、浜松地域におけるeモータースポーツの普及活動をしていた「浜松eグランプリ」に、同じく浜松のプロバレーボールクラブ「ブレス浜松」の元COOが邂逅して誕生したeモータースポーツチームだ。遠州浜松地域でeモータースポーツを切り口に、「子供たちの夢と希望」「大人たちのやりがい/生きがい」「新たな産業と雇用」を創出し、笑顔と活気のあふれる地域社会の構築を目的としている。

「このたびは遠州ハママツモータースの設立とUNIZONE参戦に際し、関係各位のご尽力および地域の皆さまからのお支えに、心より感謝申し上げます。遠州地域(静岡県西部)には「やらまいか」という方言がございます。「やってみよう」「やってやろうじゃないか」を意味し、新しいことに果敢にチャレンジする精神を表します。UNIZONEでイノベーションを起こしましょう。30年停まっているこの国のエンジンを始動していきましょう。「やらまいか!!」皆さんとご一緒できることを愉しみにしています」(遠州ハママツモータース・山岸真智代表)

群馬ダイヤモンドペガサス(群馬県)

 群馬に根差した県民球団として、2008年に独立リーグに参入したプロ野球チームの群馬ダイヤモンドペガサス。「群馬をもっと元気にもっと楽しく」をキーワードに、リアルスポーツとバーチャルスポーツの融合を目指している。グループ企業である糸井ホールディングス株式会社サポートのもと、群馬を地方で一番ワクワクする都市にすべく、群馬発のプロeスポーツチームとしてUNIZONEに参戦することとなった。

「群馬は1人1台クルマを持っていると言われている「自動車大国」です。それにより、自動車関連の企業も多く拠点を構えている県でもあります。47都道府県で唯一、県庁内に「eスポーツ」の名がつく部署を持つお膝元として、UNIZONEの誕生、そしてリーグ初年度より参入できることをうれしく思っております。レースのようにスタートダッシュで群馬を「eスポーツ大国」にもできたらと思っております。温泉地も豊富な群馬です。温泉の熱に負けない、熱い戦いを届けてまいります」(群馬ダイヤモンドペガサス・糸井丈之代表)

Saishunkan Sol 熊本(熊本県)

 「熊本」から「世界」へ。eスポーツを通して「熊本」にとってなくてはならない存在でありたいという想いから、再春館システム株式会社を運営母体として活動を開始したSaishunkan Sol 熊本。このチーム名にある「Sol(ソル)」はラテン語で「太陽」を意味しており、eスポーツを通して熊本を照らせるような存在になりたいという想いが込められている。

「熊本を拠点とするeスポーツチーム、Saishunkan Sol 熊本でございます。UNIZONE開幕元年という記念すべき年に素晴らしいチームの皆さま、リーグの皆さまとともに活動をご一緒できることを大変喜ばしく思っております。競技シーンでの盛り上げはもちろん、地元・熊本からeモータースポーツの普及・振興活動にも注力してまいる所存です。いつも応援いただいているファンの皆さま、関係の皆さま、どうか沢山のご声援をよろしくお願い申し上げます」(Saishunkan Sol 熊本・西川正明代表)

東京ヴェルディ(東京都)

 1969年に日本初のプロサッカーチームを目指して誕生した「東京ヴェルディ」。現在は、18競技を擁する総合型クラブとして、「多様な人材の育成」「スポーツを通じたさまざまなエンターテインメントの提供」を掲げて活動。リアルとバーチャルの融合という分野でも、2016年日本のプロスポーツチームで初めてとなるeスポーツチームの設立以来、数多くの世界大会に日本代表として参戦、複数の種目で世界チャンピオンを輩出するなど大きな成果を挙げている。

「東京ヴェルディは1969年の設立以来、パイオニアスピリットを持って活動を続けて参りました。UNIZONEが掲げる「新しいモビリティへの挑戦」「リアルとバーチャルの融合」といった新たなチャレンジを、ともに歩めることにワクワクしております。チーム・リーグの成功だけではなく、日本の基幹産業である自動車産業のさらなる発展に少しでも貢献できることを目指して取り組んでまいります」(東京ヴェルディ・松本聡代表)

名古屋OJA(愛知県)

「名古屋を元気に」「日本を元気に」「優しい社会に」を活動理念に、尾張三河(Owarimikawa)から日本(Japan)、アジア(Asia)への拡大を目指して「OJA」(オウジャ)と名づけられた。2016年にeスポーツ部門から活動を開始し、2023年にはアーバンスポーツ「Baseball5」(ベースボール ファイブ)部門を設立、拡大を続けている。スポーツとクリエイティブの融合をテーマにした都市型スポーツイベントをプロデュースするなど、新しいスポーツチームの形を発信中。

「自動車産業の集積地・愛知県を拠点とするチームとして、UNIZONEを通じてモータースポーツ業界に参入できることを大変うれしく思います。eモータースポーツを起点に、UNIZONEが掲げる「新しいモビリティへの挑戦」や「リアルとバーチャルの融合」を体現すべく、モータースポーツとデジタルを掛け合わせた「誰もが熱狂する新しいエンターテインメント」の創造に全力で取り組んでまいります」(名古屋OJA・岩田滉平代表)

フォト/UNIZONE レポート/JAFスポーツ編集部

ページ
トップへ