だるまの産地、高崎での合同表彰式は群馬県内で開催した3シリーズの入賞者が表彰!

ニュース その他

2025年1月20日

JMRC群馬ラリーシリーズと、JMRC埼群ジムカーナシリーズの舞台となっている群馬県。その県庁所在地である高崎市にて、これら2シリーズとやはり群馬県で開催されるラリーもあるJMRC関東ラリーカップ、3つのシリーズの2024シーズンで優秀な成績を収めた選手たちを称える、合同表彰式が12月14日に開催された。

JMRC群馬ラリー・埼群ジムカーナ・関東ラリーカップ
年末パーティ・表彰式

開催日:2024年12月14日
開催地:エテルナ高崎(群馬県高崎市)
主催:JMRC群馬

 群馬の道を駆け抜け、幾多の名ラリードライバー/コ・ドライバー(ナビゲーター)を輩出してきたJMRC群馬ラリーシリーズ。群馬と埼玉、茨城県内に建つジムカーナコースを舞台に激戦が繰り広げられる、JMRC埼群ジムカーナシリーズ。そして、群馬ラリーからのステップアップシリーズも担い、関東各地を転戦するJMRC関東ラリーカップ。

 関東ラリーカップと群馬ラリーが併催となることもあるが、3シリーズともそれぞれ独立したシリーズとして、2024シーズンもアツい王座争いが繰り広げられた。これらのシリーズに共通していることは、「群馬県内で開催される一戦があること」。各シリーズの2024シーズンで活躍した選手たちが群馬県高崎市内に建つ「エテルナ高崎」に集い表彰されるとともに、一年の戦いを労い合った。

会場は群馬県高崎市に建つ「エテルナ高崎」の一室、ティラーレ。JR高崎駅の東口から徒歩数分という好立地で開催された。
会場内にはラリーセミナーなど、2024年JMRC群馬ラリーシリーズでの取り組みの報告、各シリーズの2025シーズンについてや、主催クラブの紹介などの情報がホワイトボードに掲出されていた。
JMRC群馬ラリー部会の小野寺奈央副部会長と群馬ラリー運営事務局の松岡淳選手が司会を務め、小気味よいテンポで会場を盛り上げた。もちろんふたりとも、実戦にも参戦するラリーストだ。

 式典はJMRC関東の堀内純群馬支部長が登壇してスタートした。続けてJMRC関東の後藤和弘ジムカーナ部会長、JMRC群馬の福村幸則ラリー部会長、JMRC関東の西井敏則ラリー部会長、来賓はJMRC関東の小口貴久運営委員長とJAFラリー部会の高桑春雄部会長の順で登壇し、2024シーズンに参加した選手やオフィシャル、シリーズ開催に関係した方々への感謝と受賞者への祝辞を述べた。

 再び福村JMRC群馬ラリー部会長が登壇して乾杯の音頭をとると、参加者たちが待っていた飲食がスタート。各々料理を楽しみながら、受賞者たちの表彰を祝った。

 この合同表彰式ではトロフィーやカップ、盾ではなく、高崎名物である「だるま」が受賞者たちに贈られる。大門物産株式会社がつくったこの表彰式オリジナルの高崎だるまは、来る新シーズンの目標達成のために“目入れ”もできるという、スグレモノだ。

 賞典の授与が終わると、2025シーズンの3シリーズ、そして群馬ラリー以外で群馬県と千葉県で開催されるラリーの主催者たちが登壇し、新シーズンに開催されるシリーズ・競技会の特徴や従来からの変更点などを伝え、出席した選手たちに参戦をアピールした。

 宴もたけなわの中、2024シーズンを締めくくる合同表彰式も終わりを迎え、出席者たちは抽選で受け取った“お土産”を手に、2025シーズンの活躍を誓いあいながら帰路についた。

式典の冒頭では、3つのシリーズに関わる支部長と部会長が登壇、受賞者のみなさまへのお祝いと関係者のみなさまへのお礼を述べた。左上からJMRC関東の堀内純群馬支部長と後藤和弘ジムカーナ部会長、JMRC群馬の福村幸則ラリー部会長、JMRC関東の西井敏則ラリー部会長の順で壇上に上がった。
来賓のJMRC関東の小口貴久運営委員長(左)とJAFラリー部会の高桑春雄部会長(右)も登壇し、祝辞を述べた。
乾杯では福村JMRC群馬ラリー部会長が再び登壇、ラリーSSでのスタートを模したカウントダウンの演出とともに、盛大に乾杯の音頭をとった。
乾杯の音頭とともに、ビュッフェ形式での食事も“解禁”。出席者たちは各々、料理を楽しみながら2024シーズンの健闘を称えあうなど、盛り上がりを見せた。
だるまの産地として知られている高崎市内での開催とあって、受賞者たちに贈られる賞典はトロフィーやカップではなく、この表彰式のためにつくられた高崎だるまが2023シーズンから大役を担っている。だるまをつくった大門屋物産株式会社の会長で伝統工芸士の中田純一氏は、レースに参戦している現役ドライバーだそうだ。
2024JMRC埼群ジムカーナシリーズPN5クラスチャンピオンの深谷洋選手。
埼群ジムカーナNTF2クラスは、宮澤正樹選手がチャンピオンに輝いた。
埼群ジムカーナの表彰。左からPN5チャンピオンの深谷洋選手、NTF2チャンピオンの宮澤選手、PN5 4位の吉澤瞭介選手、PN5 5位の林英一選手。PN5 2位の和田修一選手と3位の高橋史佳選手、NTR1クラスチャンピオンの宮下敬選手と2位の室澤純一選手、NTR2クラスチャンピオンの加藤政幸選手と2位の廣瀬友朗選手は欠席。
群馬ラリー1クラスのドライバー部門チャンピオン、菅原英剛選手。
群馬ラリー1ドライバーの表彰。左からチャンピオンの菅原選手、2位の津田宗一郎選手、3位の後藤英隆選手、4位の吉田英史選手、6位の島津直樹選手。5位の中村一朗選手は欠席。
群馬ラリー1コ・ドライバー部門チャンピオンは宮川武志選手が獲得した。
群馬ラリー1コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの宮川選手、2位の菅野総一郎選手、3位の吉田和広選手、5位の川村正幹選手、6位の山田訓義選手。4位の迫田雅子選手は欠席。
群馬ラリー2クラスのドライバー部門は多田稜平選手がチャンピオン。
群馬ラリー2ドライバーの表彰。左からチャンピオンの多田選手、2位の田部井翔大選手、3位の田辺紘一選手、4位の上原淳選手、5位の石城健司選手、6位の山田一雄選手(代理)。
群馬ラリー2コ・ドライバー部門チャンピオンは松尾俊亮選手。2024年JAF全日本ラリー選手権JN1クラスのコ・ドライバーチャンピオンとの二冠を達成した。
群馬ラリー2コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの松尾選手、2位の八巻慎太郎選手(代理)、3位の小坂典嵩選手、4位の露木明浩選手(代理)、5位の大泉和幸選手。6位の本橋貴司選手は欠席。
群馬ラリー3クラスのドライバー部門チャンピオン、岩見涼平選手。
群馬ラリー3ドライバーの表彰。左からチャンピオンの岩見選手、2位の細谷裕一選手、3位の田井勇次選手、4位の佐藤慧選手、5位の遠藤政幸選手。6位の浅野翔己選手は欠席。
群馬ラリー3コ・ドライバー部門は石丸勝一選手がチャンピオンを獲得した。
群馬ラリー3コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの石丸選手、2位の山川雅英選手、3位の福村選手、4位の藤波誠一選手、6位の名倉弘行選手。5位の渡邉純音選手は欠席。
群馬ラリー4クラスのドライバー部門は森田昭彦選手がチャンピオン。
群馬ラリー4ドライバーは左から、チャンピオンの森田昭彦選手と3位の大野千明選手が表彰を受けた。2位の谷口いずみ選手と4位の荏崎ろあ選手は欠席。
群馬ラリー4コ・ドライバー部門チャンピオンは、森田宏子選手が獲得した。
群馬ラリー4コ・ドライバーは左から、チャンピオンの森田宏子選手と2位の蔭山恵選手が表彰を受けた。
群馬ラリー各クラスのチャンピオンには、JMRC関東から認定証も授与された。左から1の菅原/宮川組、2の多田/松尾組、3の岩見/石丸組、4の森田昭彦/森田宏子組。
2024年JMRC関東ラリーカップ1クラスのドライバー部門チャンピオンは、群馬ラリー1のドライバーも制した菅原選手が獲得した。
関東ラリーカップ1ドライバーの表彰。左からチャンピオンの菅原選手、2位の後藤選手、4位の嶋津直樹選手、6位の渡辺謙太郎選手。3位の宮崎克巳選手と5位の中村選手は欠席。
関東ラリーカップ1コ・ドライバー部門も、群馬ラリー1のコ・ドライバー王者の宮川選手がチャンピオン。ドライバーの菅原選手と揃って見事、二冠に輝いた。
関東ラリーカップ1コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの宮川選手、2位の菅野選手、4位の川村選手。3位の石澤裕子選手と5位の迫田選手、6位の箕作裕子選手は欠席。
関東ラリーカップ2クラスのドライバー部門は、上原選手がチャンピオン。
関東ラリーカップ2ドライバーの表彰。左からチャンピオンの上原選手、2位の田部井選手、3位の佐藤史彦選手、4位の多田選手、5位の田辺選手。6位の三富仁選手は欠席。
関東ラリーカップ2コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの伊東美紀選手(代理)、2位の小坂選手、3位の松尾選手。4位の八巻選手と5位の漆戸あゆみ選手、6位の平山真理選手は欠席。
関東ラリーカップ3クラスのドライバー部門チャンピオンは、2024年JAF東日本ラリー選手権BC-3クラスのドライバーチャンピオンも確定させている細谷裕一選手が獲得した。
関東ラリーカップ3ドライバーの表彰。左からチャンピオンの細谷選手、2位の岩見選手、4位の佐藤選手。3位の浅野選手と5位の依田久選手、6位の羽賀幸雄選手は欠席。
関東ラリーカップ3コ・ドライバー部門の表彰。左から2位の石丸選手、4位の蔭山選手、5位の原田晃一選手、6位の福村選手。チャンピオンの石垣晴恵選手と3位の渡邉選手は欠席。
関東ラリーカップ4クラスのドライバー部門チャンピオンは、群馬ラリー4のドライバーチャンピオンと同じく森田昭彦選手が獲得した。
関東ラリーカップ4ドライバーの表彰。左からチャンピオンの森田昭彦選手と3位の津田選手。2位の谷口選手は欠席。
関東ラリーカップ4のコ・ドライバー部門チャンピオンも、群馬ラリー4コ・ドライバーチャンピオンの森田宏子選手が獲得。クルー揃っての二冠達成となった。
関東ラリーカップ4コ・ドライバーの表彰。左からチャンピオンの森田宏子選手と3位の堀秀和選手。2位の石川恭啓選手は欠席。
関東ラリーカップで最多参戦数を記録したクラブ、レインボーオートクラブ(RBAC)のみなさまが表彰された。
関東ラリーカップで最も多くのポイントを獲得したクラブ、ジー倶楽部スポーツ(G-CLUB)のみなさまも表彰された。
群馬ラリー、群馬県内で開催された関東ラリーカップのラリーをはじめ、数多くのラリーにオフィシャルとして貢献した、JMRC群馬ラリー部会のみなさまにJMRC関東から最優秀オフィシャル賞が贈られた。
2024年 長野県ラリーシリーズと長野県で開催された関東ラリーカップを中心に、オフィシャル活動で活躍した大出高志氏も、最優秀オフィシャル賞を受賞した。
群馬ラリーのスポンサーのひとつである千明自動車の千明正信代表が登壇、スポンサーフィーの授与が行われた。
関東ラリーカップのスポンサーのひとつ、横浜ゴム株式会社のタイヤ消費材製品企画部モータースポーツグループから白井顕一氏も出席。壇上に上がり、祝辞を述べた。
2025シーズンの各シリーズ、競技会の主催者たちが、新シーズンの特徴や変更点を明らかにした。埼群ジムカーナはJMRC関東の後藤ジムカーナ部会長(左上)、関東ラリーカップはJMRC関東の西井ラリー部会長(右上)、群馬ラリーは各ラリー主催クラブのみなさま(左下)、そして群馬県内で関東ラリーカップと群馬ラリー以外のラリーを開催される予定の主催クラブのみなさま(右下)が順に壇上に上がった。また、参戦する選手たちからの質疑も受け付け、シリーズを愛する選手によるアツい要望なども届けられた。
式典終了後、出席者たちは抽選で選ばれたお土産を手に、2025シーズンに向けて各々の思いを胸に、帰路についたようだ。

 群馬ラリー、埼群ジムカーナ、関東ラリーカップの2025シーズンのシリーズ規則書やカレンダーなどの最新情報は、各シリーズのホームページで随時、公開している。参戦を計画しているクルーや観戦してみたい、と思った方は確認しておきたい。

JMRC群馬ラリーシリーズ https://www.gunma-rally.com/

JMRC埼群ジムカーナシリーズ http://www.quality-jp.net/saigun/

JMRC関東ラリーカップ(関東ラリー部会) https://kanto-rally.info/

フォト/宇留野潤 レポート/JAFスポーツ編集部

ページ
トップへ