もっと正確なドライビングを求める経験者・熟練者のために!奈良・橿原の大会で「オートテストプラス」クラスを試験導入
2025年12月29日
奈良県橿原市にあるイオンモール橿原で開催されたRC.NARAのオートテストにおいて、経験者や熟練者を対象とした「オートテストプラス」クラスが試験導入された。このクラスには各地のオートテストで腕を鳴らした上級者20名が挑戦。ここではその新たな試みの概要を、参加選手たちのインプレッションとともにお届けしよう。
「オートテスト2025 in イオンモール橿原」
開催日:2025年12月21日(日)
開催地:イオンモール橿原F駐車場(奈良県橿原市)
オーガナイザー:RC.NARA
「オートテスト2025 in イオンモール橿原」が12月21日に開催された。今大会はモータースポーツクラブ奈良(RC.NARA)の主催により、JAF公認クローズド競技として行われ、JAF奈良支部や協賛各社の協力により、奈良県橿原市にある大型商業施設、イオンモール橿原のF駐車場で開催された。RC.NARAは、これまでも地元である奈良県下で数多くのオートテストを開催してきたが、今回は全国に先駆けて、オートテスト競技の今後の可能性を模索する「オートテストプラス」という新たな取り組みも行われた。
今大会の参加資格は四輪運転免許証の所持者で、参加車両は登録番号標付き車両とされており、クラス区分は「軽自動車クラス(軽自動車のAT・MT車両)」と「普通自動車クラス(普通自動車のAT・MT車両)」、「レディースクラス(女性ドライバーの軽自動車。普通自動車のAT・MT車両)」、「ミニバン・SUVクラス(車両重量が1500kg以上であるミニバン・SUVのAT・MT車両)」の4クラスに加えて、新機軸となる「オートテストプラスクラス」が設定され合計5クラスで争われた。この新設クラスは、参加車両こそ「軽自動車と普通自動車のAT・MT車両」とされているが、参加資格は「過去にオートテストイベントに6回以上参加の方・上位入賞された方など上級者の方を対象」という条件が付加されていた。
この「オートテストプラス」は、もともとはJAFスピード競技ターマック部会と同部会オートテスト作業部会(当時)により、ジムカーナ競技を始めとした既存の種目とオートテストの親和性を高める「オートテストの発展型イベント」として検討が開始されたものである。現在ではその議論がJAFオートテスト・ドリフト振興活性化分科会に引き継がれ、これまであらゆる競技形態・開催形式が模索されてきた。そしてこのたび、オートテストの枠組みを維持したまま、ステップアップの一つの道筋を構築する方向に議論がまとまり、その検証も兼ねて、オートテスト競技会に内包する一つのクラスとして、この新たな取り組みが試験的に実施されることになった。
オートテストはJAF公認競技の新種目として導入されて以来10年が経過しており、オートテストだけに参加し続ける、ドライビングスキルが高いドライバーも全国的に増えている。オートテスト競技会の運営にあたっても、初心者と経験者・熟練者の棲み分けなどについて各オーガナイザーが熟考を重ね、あらゆる試行が行われているが、経験者・熟練者向けにはジムカーナを模した高速コースを提供しがちである現状も否定できない。
それらの傾向はオートテストの枠組みを超えてしまい、参加者の身体装備や車両への保護部材の追加、そしてコースの安全性の担保などが必要となってしまう。このような現状を受けた同分科会では、あくまでもオートテストの枠組みを最大限活用しながら、経験者・熟練者の要求にも応えられる競技形態・開催形式の創出について議論が進み、あらゆる可能性を勘案しながら一つの方向性を示すために実施されたのが、このたびのオートテストプラスクラスということになる。
このオートテストプラスクラスを設定した経緯について、今大会の競技長を務めたRC.NARAの陰地哲雄氏に話を伺った。RC.NARAでは、JAFオートテスト・ドリフト振興活性化分科会の方針に賛同・呼応し、通常のオートテスト競技会に新たなクラスを設けるというカタチで、新たな可能性を検証することになった。
「そもそもオートテストが導入された当時は、目的の一つとして、モータースポーツ参戦のハードルを下げて、ライセンスが必要なカテゴリーへの参加を促すこともあったと解釈しています。ただ、オーガナイザーとしても、オートテストからいきなりジムカーナやダートトライアルへステップアップするには大きなギャップがあると感じていますので、その間を埋める新たな試みとして、オートテストプラスが考案されたと聞いています」。
「通常のオートテストと何が違うのかという点についてですが、あえて差別化する必要があるなら、オートテストプラスには、より難易度が高いコースが求められるのかなと考えました。この難易度についても、走行時間を長くするのか、パイロン配置を専用に構築するのかなど、いろいろな方法が考えられますが、今回は、初心者の皆さんも参加するオートテスト競技会に組み込んだ一つのクラスという位置付けですので、通常のオートテストの枠組みのなかで、どうすれば満足度を高められ、運営もしやすいのかなどについて試行錯誤しました」。
今大会のコース設定は、コース委員長を務めた川脇一晃氏が担当した。川脇氏は元全日本ジムカーナドライバーで、現在はドライビングレッスンの講師や、安全運転講習会のインストラクターとして活躍している。RC.NARAがオーガナイズするオートテストでは、長きに渡りアドバイザーとして協力関係にある御仁だ。
「オートテストプラスは、その企画が立ち上がったころに携わっていたことがあって、当時はジムカーナ競技に近付けようと考えられていました。ですが、ノーマル車が圧倒的に多いオートテストからのステップアップと考えると、やはり、オートテストの枠組みやコース設定を活かした方が良いのではないかと思っていました」。
「実は、RC.NARAのオートテストは、上級者を対象とした”エキスパートクラス”を以前から導入していました。ありがたいことに、RC.NARAのオートテストは面白いということで、多くの地域からツワモノたちが大勢参加してくれていました。ですが、その反面で、初心者が入り辛くなってしまう一面も出てきていて、オートテストは入門者向けだと捉えていますが、いざ現場に行くと、開催を重ねるごとに”違う空気”が漂っていたんです。それなら初心者と上級者を棲み分けようということで、RC,NARAさんと相談してエキスパートクラスを設定することになりました。エキスパートクラスは、通常クラスが走るコースを2周するような設定としていました。それが上級者の皆さんには走り応えがあったようで、人気のクラスになっていたんですよね」。
川脇氏がこう語るように、RC.NARAの大会では、ほかのオーガナイザーと同様に、経験者・熟練者を対象としたクラスを設ける試みをすでに行っていた。そして、一般的な参加者が走るコース設定を変えずに2周するという形式で経験者・熟練者の満足度を高める試行がなされており、これまですでに多数の開催実績を重ねている。
「今回は新たなオートテストプラスということで、過去の経験を踏まえて、”コース2周”に加えて”ブレーキBOX”というセクションを追加しました。ホントはブレーキBOXも狭くしたりしたかったのですが、今回は初めて使わせてもらったコースで、天候や路面状況などに不安要素があったので、安全性を重視した設定にしました。今後、オートテストプラスを定着・発展させるには、ブレーキBOX以外にもさまざまなセクションを考えていかなければいけないと思っていますが、ヘルメットやグローブが必要なく、ノーマル車でも楽しめるというオートテストの枠組みを超えない範囲でどんなことができるのか、いろいろと模索しています」とは川脇氏だ。
今回のコース設定は、スタート直後に2本のパイロンを左旋回・右旋回するS字のタイトターンを経て、1本パイロンを左旋回して前進でラインまたぎに入る。その後は90度後退して前進に戻り、間隔狭めのパイロン9本による連続スラロームを経て、4本パイロンで構成される定常円旋回に向かう。そして定常円を360度回り切ったところで後退してガレージに入り、前進で左90度旋回してフィニッシュする設定が提供された。
そしてさらに、オートテストプラスクラス専用コースとしては、前述したフィニッシュ直前のガレージからスタート方向に直進し、新機軸となる「ブレーキBOX」でフルブレーキング。このブレーキBOXでは「BOX内に車体全部を入れた状態で完全停止」することが条件となっていて、そこからは2周目となるパイロン9本連続スラロームに入り、定常円、後退のガレージ入庫を経て、前進90度旋回でフィニッシュする設定となった。
通常クラスでもドライビングの基本要素がたっぷり詰まった走り甲斐のあるコース設定だったが、オートテストプラスクラスでは、オートテストではあまり経験できないフルブレーキングが堪能できるとあって、あらゆる運転操作にさらなる正確さが要求され、新たなドライビング手法のトレーニングにもなっていた。走行時間は、通常クラスでは40秒程度だったが、オートテストプラスクラスは70秒程度のロングコースとなっていた。
大会当日は、朝からあいにくの雨模様となったが、会場のイオンモール橿原には合計75名の参加者が集結。軽自動車クラスは5名、普通自動車クラスは35名、レディースクラスは8名、ミニバン・SUVクラスは7名が出走し、注目のオートテストプラスクラスには20名の参加者が挑戦することになった。
参加確認受け付けから競技車検を終えると、RC.NARAの大会では恒例となっている解説付きの慣熟歩行が始まる。ここではコース委員長の川脇氏と、ゲストドライバーとして招聘された全日本ジムカーナドライバー・久保真吾選手がインストラクターとしてコース攻略のポイントを説明しながら歩いてくれた。もちろん質問などにも随時応対してくれるので、初参加のドライバーにとって心強いサービスとして好評を博している。
その後は開会式とドライバーズブリーフィングが行われ、JAFモータースポーツ部・村田浩一部長や、JAFオートテスト・ドリフト振興活性化分科会の委員が見守るなかで、信号旗の説明といった競技説明に加え、特にオートテストプラスクラスについては、ブレーキBOXのペナルティなどについて詳しく説明がなされていた。
今大会では合計3本の走行機会が用意され、慣熟走行ではウェット路面のグリップ感とパイロン間隔の入念な確認がなされ、いよいよ2本の本番走行を迎えることとなった。天候は予報どおり、あいにくの終日ウェットコンディションとなってしまったが、各クラスでは水しぶきをあげながらの白熱した走行が繰り広げられた。2本目での逆転劇が見られるクラスもあり、2025年を締めくくるオートテストにふさわしい接戦が展開された。
今回最多の普通自動車クラスに次ぐ20名が出走して盛況ぶりをみせたオートテストプラスクラス。ほかのクラスとは異なる2周のロングコース設定と、新機軸であるブレーキBOXの攻略に臨んだ。
その1本目でトップを奪ったのはオートテストの第一人者である日紫喜俊夫選手。今回はPP1ビートで参戦して「1:10.2」点を獲得した。そして、スイフトスポーツを駆るオートテストマイスター・浜屋雅一選手がコンマ1点差で2番手につけて、1本目から早くも僅差のバトルが繰り広げられることとなった。
朝から降り出した雨は、オートテストプラスクラス2本目の走行時間帯に雨足が強くなり、路面はヘビーウェット状態となった。しかし、この状況でも自己ポイントを更新してくる選手が多く、2本目も余談を許さない状況となった。2本目の走行では、逆転勝利を狙っていた浜屋選手は痛恨のペナルティで万事休すの2番手留まり。一方の日紫喜選手は、なんと1本目と同点を叩き出すという正確な走りでクラストップをキープした。
後続では、1本目は5番手だったベテランジムカーナドライバーの道下貴広選手が、2本目に「1:13.9」点を叩き出して3番手に浮上してきた。そして、1本目で3番手だったオートテストマイスター・篠原賢爾選手は、道下選手の逆転を狙って出走したが、ペナルティに沈んで1本目の得点が採用された。その結果、道下選手と篠原選手が同点で並んだため、走行タイム以外のペナルティポイントが少なかった道下選手が3位を獲得した。
結局、2本目では日紫喜選手の得点を更新できる選手が現れず、2本とも精緻な走りを見せた日紫喜選手がオートテストプラスクラス初代ウィナーの座を獲得することになった。日紫喜選手は、オートテスト導入当時から全国の大会に参戦し続けている”オートテストの全日本選手”とも言える熟練者。「最近はパイロンに触ることが多かったのですが、今回は練習走行からまったくパイロンに触らず良い走りができました。ちなみにオートテストはストップした後にバックする設定が多いので、自分は完全停止した瞬間、すぐニュートラルにしてしまうクセがあるんですが、ブレーキBOXでは、そのクセが出ないように心がけました(笑)」と優勝を振り返った。逆転叶わず2位の浜屋選手は、「今回はマイカーにトラブルが起きて、急きょダブルエントリーで参加させてもらいました。なので、この成績は上出来だと思います」と、乗り馴れない車両でも2位に入って実力を示した。
オートテストプラスクラスの上位入賞者に新たな取り組みについて感想を聞いてみると、「オートテストの上級者がたくさん集って競い合う場があるのはうれしいですね。オートテストならではの、”車庫入れ”の難易度を上げてもらえると面白いと思います」とは日紫喜選手。「長いコースは走り応えがありました。ちょっと疲れるくらいがいいですね」と語るのは浜屋選手。「もっとハンドル操作が忙しいコースでも良かったかもしれません。置かれているパイロンと、自身のクルマの最小回転半径を上手く使えば攻略できるようなコースを希望します」とはS660で4位に入った篠原選手のコメントだ。
そして、通常クラスの参加者は、自分の走行が終わった後に走るオートテストプラスクラスの走りを”観戦”できる状況にもあったため、経験者・熟練者たちの走行を観察して、自分の走りに活かすような向きも多かった。そして、通常クラスで優勝した選手たちに話を聞くと、その多くから「次はオートテストプラスに移行したい」というコメントも聞かれたため、今回行われたオートテストプラスクラスの試みはおおむね成功だったと言えるだろう。オートテストの”次なる選択肢”がどのような発展を遂げてゆくのか、今後の展開に注目だ。
[軽自動車クラス]コペンの川野直之選手が1本目のポイントを守り切って優勝
5名で争われた軽自動車クラス。1本目の最小減点44.2を獲得したのはコペンで参戦した川野直之選手。2番手には2.9点差でエッセの山内喜裕選手が続いた。2本目では川野選手が減点を43.2点に抑えたが、パイロンペナルティを喫してしまい1本目の得点がベストポイントとなる。この好機を活かしたかった山内選手は2本目で大幅に減点を減らしたものの、川野選手が1本目に獲得したベストポイントには1.4点及ばず2番手。1本目のポイントを守り切った川野選手が軽自動車クラスの優勝を決めた。
川野選手は近畿ミドルシリーズのジムカーナに参戦する競技経験者だが、オートテストは初挑戦だったそう。「ジムカーナでは、まぐれで1回だけ3位入賞がありますが、それ以外はさっぱりです(笑)。今年のジムカーナ参戦が終わったのと、地元ということで参戦してみました。今回はそれなりに頑張れたと思いますが、変に欲が出て抑え過ぎたり、2本目は攻め過ぎてペナルティをもらったりで、自分の走りは正確性に欠けてるなと反省です」と苦笑した。オートテストプラスについては、「ジムカーナ選手も参戦していましたが、彼らが必ずしもトップを獲れるわけではなかったので、独特の難しさを感じました。ただ、ドライビングで新たな発見ができそうなので、次回はオートテストプラスに参戦しようと思います」と、さらなる技能向上に余念がない様子だった。
[普通自動車クラス]スイフトスポーツの石﨑裕基選手が最多参加の激戦区を制す
今大会で最多の35名が出走した普通自動車クラスは、セダンやクーペ、ハッチバック、輸入車、MT、AT、ハイブリッド車などなど、あらゆる車型、駆動方式、年代などの車両で争われた。その1本目で最小減点45.1を獲得したのは石﨑裕基選手。2番手には福井伴宣選手が46.9点、3番手には48.4点の前田勲選手が続き、4駆ターボやスポーツクーペなど並みいる車種を押しのけて、1本目はスイフトスポーツ勢が上位を占めた。
2本目は序盤で出走した石﨑選手が2.3点を詰めて暫定トップとなる42.8点を叩き出した。後続の福井選手は減点を減らしたものの44.9点と及ばず2番手に留まる。そして、1本目はペナルティで8番手と出遅れていたデミオの古根川周司選手が46.7点で暫定3番手に躍り出た。続く前田選手は、走行ポイントでは2番手でゴールするも15点もの大量ペナルティを食らってしまい、1本目の得点で、かろうじて4番手をキープした。この結果、石﨑選手が頭ひとつ抜きん出る走りで、激戦の普通自動車クラスを制した。
「クルマの性能を活かせた、ベストの走りができたと思います。特に2本目は、スタート直後は少し失敗しましたが、スラロームや車庫入れもうまく決まって、手応えを感じてました」とは優勝した石﨑選手。そして、「オートテストプラスクラスは、すごく興味があります。やはり、選手のレベルが高いので、そこで一緒に競いたいですね。特に今回は、天候が雨ということで、ブレーキングもシビアに考えなくはならないと思いますので、ワンランク上の状況で自分のウデを試したいです」と、オートテストプラスクラス参加に向けた意欲も語った。
[レディースクラス]ノートオーラNISMOの青沼敦子選手が最後の最後で大逆転!
女性ドライバー限定のレディースクラスは、セルボのコンパクトボディを活かして56点を獲得した安堂佳子選手が1本目をトップで折り返した。クラスファーストゼッケンの安堂選手は、2本目に54.3点まで減点を減らして後続選手のゴールを待つ状況。安堂選手の暫定ベストポイントはなかなか更新されなかったが、1本目は7番手だったラス前ゼッケンのアバルト595を駆る貝塚早苗選手が、安藤選手を上回る53.5点の走行を見せた。しかし、痛恨のパイロンペナルティでベストポイントが幻となってしまう。これで安堂選手の逃げ切りかと思われたが、勝負を決めたのはラストゼッケン、ノートオーラNISMOを巧みに操った青沼敦子選手だった。暫定トップの安藤選手を0,6点上回る最小減点53.7をマークして、最後の最後で青沼選手が逆転優勝を飾った。
今回が2回目のオートテスト参戦だという青沼選手は、「1月に開催されたRC.NARAのオートテストに出場して楽しかったので、また参戦しました。その時は5位でしたが、今回は1本目が3番手で、2本目の出走前には4番手にまで落ちていたので、3位に残りたい一心で2本目は頑張りました。まさか優勝すると思ってなかったので、びっくりしてます(笑)」と、笑顔でコメントしつつ、「他の選手が走っている時に、会場内の実況の方が『丁寧に』とか『基本に忠実に』といったことをよく聞いたので、それに徹したのが良かったのではないかと思います」と分析した。また、今後は走行会への参加や、「クルマのメンテナンスもある程度、自分でできるようになりたいですね」と、さらなるモータースポーツ活動への意欲も語ってくれた。
[ミニバン・SUVクラス]フォレスターの原哲也選手が電子制御を味方につけて完勝
車両重量1,500kg以上という縛りが設けられたミニバン・SUVクラス。今回は全長5mを超えるピックアップトラックも含めた多彩な車型がコンパクトなコースを駆け巡った。1本目に最小減点54.5で暫定トップに立ったのはフォレスターで参戦した原哲也選手。2番手にはアルファードの山下和憲選手が3.3点差で続いた。2本目では山下選手が1本目の得点を減らす走りを披露したものの逆転には至らず。一方の原選手は自己ポイントを1.4点も減らしてベストポイントを計測。山下選手との差を大きく広げて、原選手が勝利を飾った。
原選手は、「オートテストは今回が2回目です。前回参加したときは電子制御をオフして走ってみたら、タイムを出せずに3位だったんです。今回も練習走行ではオフにしてみたんですが、クルマが全然曲がらなくなって(笑)。本番の1本目からオンにしたらすごく良くなったので、2本目もタイムを削ることができました。やはり、自分のウデを過信したらダメですね(笑)。今回は天候と電子制御が勝因ですね」と振り返る。そして、「次回からはオートテストプラスに挑戦してみたいですね。SUVだけでなくさまざまなクルマと、より難易度の高いコースで、どこまで通用するのかを楽しみたいです」と、ステップアップへの意欲も語ってくれた。
PHOTO/鈴木あつし[Atsushi SUZUKI]、友田宏之[Hiroyuki TOMODA] REPORT/友田宏之[Hiroyuki TOMODA]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]
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