2025シーズンの舞台は大分!九州モータースポーツ表彰式が華々しく開催!!
2026年2月5日
九州モータースポーツ表彰式は毎年、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、そして鹿児島の7県持ち回りで開催されている。2025シーズンはJMRC九州の大分・宮崎支部が幹事。様々なカテゴリーのJAF九州地方選手権、JMRC九州シリーズなどで活躍した選手たちが大分県佐伯市に集結した。
2025九州モータースポーツ表彰式in大分
JAF九州表彰式 JMRC九州シリーズ戦表彰式
開催日:2026年1月25日
開催地:ホテル金水苑(大分県佐伯市)
主催:JAF九州本部、JMRC九州
式典の舞台はホテル金水苑。JR佐伯駅から徒歩ですぐ、“佐伯の玄関口”ともいえる好立地に建つホテルだ。式典当日は天候にも恵まれ、開場時間を前に続々と受賞者たちが来場。早速、ライバルたちと2025シーズンの健闘を称えあいながら、開会の時を待った。
2026年JMRC九州新年総会
同ホテルでは式典の受付開始前に『2026年JMRC九州新年総会』を開催。冒頭で星野元運営委員長が「今までとは違ったかたちでみなさまが、JMRC九州が運営されているかあらためてご理解いただくために、このような場を設けました」と、JMRC九州では初めてとなる総会開催の意図を説明。続けて「新しい体制、若い力をもって今後、新しい展開を進めなくてはいけないでしょう。変わっていく意味でも各クラブのみなさまのご協力なくしては、運営していけないでしょう。みなさまと意見を交換しながら、進めていきたいと思っています」と抱負を語った。
更に星野運営委員長から2026シーズンの九州ジムカーナは、改修されたオートポリスのレイクサイドサーキットコースも加わり、ホンダ・セーフティ・アンド・ライディングプラザ(HSR)九州ドリームコースと2コースで開催されることが報告された。そして、中国地区の楠ハイランドパークとテクニックステージタカタでの開催となっている九州ダートトライアルについては、「九州のダートトライアルの火を消さないためには、九州の中にコースがなければいけないであろう、という思いで鋭意、活動しております。近々、新しい報告ができると思っています」と、星野運営委員長は明かした。
続けて司会を務めた山田益丈事務局長から、2026年のJMRC九州役員が紹介された。そして、2025年度の決算報告と2026年予算案の決議、更にラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、レース、オートテストの各部会長から、2026シーズン競技会の開催方針について報告された。今福和彦ダートラ部会長からオートポリスの場外駐車場にて、主に初心者向けの練習会を3回予定していることなど、各部会長から規則の変更点やオフィシャルの参加促進など、様々な報告が行われた後、初めての総会は幕を閉じた。
2025九州モータースポーツ表彰式in大分
JAF九州表彰式 JMRC九州シリーズ戦表彰式
表彰式はJMRC九州、大分・宮崎支部の土谷英治支部長による開会の挨拶で幕をあけた。続けて星野運営委員長による挨拶が行われたのち、来賓とJAF職員が紹介された。JAFを代表して本部モータースポーツ部の村田浩一部長が、来賓を代表して住友ゴム工業株式会社の竹内二郎氏、トヨタ自動車株式会社GAZOO Racing Companyの清水基隆氏、全日本学生自動車連盟九州支部の金丸倫也氏が壇上に上がり、受賞者たちを祝福した。
JAF九州本部の木下貴志事務局長が乾杯の音頭をとり、表彰がスタート。佐伯の港で獲れた海鮮料理をはじめ、金水苑自慢の料理の数々を味わいながら式典は進んだ。式典は2部に分かれ、第1部ではレースとカート、ラリーの表彰が行われたのち、日本文理大学付属高等学校の吹奏楽部による演奏が行われた。
第2部はダートラとジムカーナの表彰に続き、JAF全日本選手権やJAFカップ、JMRC西日本フェスティバルで活躍した選手たちが、特別表彰で讃えられた。そして参加者たちも楽しみにしていた抽選会では、数多くの賞品が用意された。自分の番号を聞き逃さまいと耳を澄ます受賞者たちの目は、競技会の時に勝るとも劣らないシンケンさを帯びていた。
盛りあがりが冷めやらぬ中ではあったが、JMRC九州の村瀬晴信理事による万歳三唱で2025シーズンの表彰式は閉幕。恒例の集合写真を撮影した後、早くも来月にジムカーナから開幕する、九州モータースポーツの新シーズンでの活躍を期した受賞者たちは帰路についた。
2025年JAFオートポリス スーパーFJ選手権
2025年JMRC九州A-ONEカートシリーズ
2025年RMC九州東西カートシリーズ
2025年JAF九州ラリー選手権
2025年JMRC九州ラリー チャンピオンシリーズ
2025年JAF九州ダートトライアル選手権
2025年JMRC九州ダートトライアル チャンピオンシリーズ
2025年JMRC九州ダートトライアル ジュニアシリーズ
2025年JAF九州ジムカーナ選手権
2025年JMRC九州ジムカーナ チャンピオンシリーズ
2025年JMRC九州ジムカーナ ジュニアシリーズ
2025年JAF九州地方選手権「初」チャンピオンインタビュー
「学生ダートラと学生ジムカーナかじったくらいで九州戻って、ラリーに3回出たかな、ってくらいで結婚して。それから何もやってなくて『50(歳)になっちゃった、やるなら今しかないよね!』で」と、前田選手はクルーを組む勝瀬知冬選手からフォルクスワーゲン・ポロを購入、2022シーズンの地区戦第5戦でラリー復帰戦ながら優勝を飾った。ZC33S型スズキ・スイフトスポーツに乗り換えJAF全日本ラリー選手権にも挑んだが、2025シーズンは地区戦にフル参戦。第1戦は黒原/松葉組と激闘の末優勝、第3戦から三連勝も果たし、王者に輝いた。復帰直後から速さを見せた秘訣は、「実家が花屋で、山道でも器に活けた花の水をこぼさず、早く届けなきゃいけなかったんで。自然と(運転が)身についたのかも」と明かした。「いつか大学の後輩の内藤(学武)君とまた戦いたい。夢の対決、って思ってるんです」と、実現にも向けて2026シーズンは「クルマが手足になるように、基本的な動かし方をもう一回煮詰めたいですね」と語った。
2025シーズンのRH-4で泉/WATAKEN組はライバルたちを圧倒する速さを見せて6戦全てを制し、初チャンピオンを満点で決めた。「2021年くらいにジムカーナ1回出たっきりで。ラリーは2024年の最終戦がスタートで、去年(2025年)一年出続けました」と、ドライバーの泉選手。コ・ドラで大学自動車部出身のWATAKEN選手も「1年生の時にジムカーナ出てから一切大会出ることはなかったです。(コ・ドラは)2024年に二回スポットで、先輩の横乗りました」と二人とも初のフル参戦にも関わらず、戴冠。泉選手が「自分でしゃべって運転しているかぐらいのリズムを、ずっととれてたんで。合わせが必要なくて、普通におしゃべりしよるような感覚でした。すごくトーンが合うんですよ、僕ら」と語るように初コンビでも力強くシーズンを駆け抜けた。「第5戦のSS6は『楽しくてたまらん!』って、すごい良かったんですよ。僕らのきっかけになった馬場(潤一郎)選手が出てはって、追いかけながら『やっとここまで来れたんだ、成長を見せれる!』と思って。すごい楽しかったです」と泉選手が語れば、WATAKEN選手も「隣でテンション上がって運転してるヤツがいると『イイのかもしれんな!』ってアガりましたね。テンションの上げ下げが結構同じ気がするんです。なるべく上げられるサポートを、これからもしてあげらればいいですね」と語り、ベストランも息がピッタリ。泉選手が若手育成支援プログラムのサポートを受ける2026シーズンも、二人三脚で連覇を目指す。
九州大学自動車部に所属している三谷選手は、ドライバーだった父親の影響でラリーに関心があり2025シーズン、コ・ドライバーで初参戦。デビュー当初は「本当に一つ一つのコーナーごとにちゃんと指示しないといけないし、コ・ドラって大変なんだ、って知りました」と、詳細なペースノートづくりに驚いたそうだ。九大自動車部の先輩から常慶選手のサイドシートを引き継ぎ、王座を掴んだデビューシーズンを「ラリーがとても好きで、いつかは出たいと考えていたんです。参加できたこと、受付であったりレッキとかラリーの流れも理解できて、最初のステップを踏めて勉強になりました」と、振り返った。2026シーズンは「常慶さんのコ・ドラを続けたいんですけど、就活が始まるので予定が重なったりするかもしれないんです」と、多忙になる中でもできるかぎり両立を目指したい、とのこと。最後に「(スバル・)インプレッサのGRB持ってるんです。それでドライバーとして出てみたいですね」と、ラリーストとしての夢も明かした。
「ありがたいことに(テクニックステージ)タカタでやってくれて、台数がちょっと少ないんで、盛りあげたくて。たまたまっちゅうか1位獲れたんです」と、中国勢ながらチャンピオンを獲った宗正選手は、実は復帰組。「4、5年前、中古のクルマの話があって『復帰せにゃ! まだできる時に、若い時にやっとかんと後悔する』と思って」ダートラに帰ってきたそうだ。2025シーズンのベストランについて、「走り自体では中国地区戦最終戦の二本めなんです。すごい調子がよくて『これ結構いいタイム出るんじゃない?』と思ったんですけどリタイアしちゃったんです。あの走りでタイム出せれば、もうちょっと上にいけるかな」と、結果は残念だったが気付きを得たそうだ。2026シーズンは「全日本にも何戦か出れたらいいな。九州は5戦あるんで出て、中国にもなんぼか出るかな、って感じです。タイムはちょっとずつ(中国PN1+クラス)トップと縮まってるんでやっつけたい、っちゅうのもありますね」と、二連覇とその先の目標を語った。
「20歳の時に始めて途中、結婚して子供ができたりして、25年くらいブランクがあったんです」と明かす梅本選手。かつての相棒と同じホンダ・シティとの邂逅が復帰のきっかけ。「5年前くらいですけどシティ走らせる場所を探して、ジムカーナに復帰するなんて考えず、軽い気持ちで『恋の浦カップ』に行ったんです。で、走ったら全然自分の操作がついていかないから、ムキになって毎月恋の浦通うようになりました」とあらためてジムカーナの“沼”にハマり、地区戦にステップアップ。2025シーズンは終盤の三連勝で畳みかけて、チャンピオンに輝いた。「一番良かったのが夏の第7戦。超ハイスピードコースで勝って、『やっとシティをシティらしく走らせられてきたかな』って満足感があったんです」とベストランを振り返る。2026シーズンは「こないだ還暦迎えましたけど、これからこんなクルマにチャレンジするジジイ、そうそういないと思います(笑)」と、EP3型ホンダ・シビックタイプRとの新たな挑戦に踏み出す。
「橋本(和信)さん(モータースポーツハシモト)の門叩いたのも、ランサー乗りたいから」と語る金子選手は4年前、恋の浦カップでジムカーナを始めた。2025シーズン序盤は結果が出ず、苦戦したそうだ。「センターデフの拘束力を強く、減衰も固いトラクション重視、曲がりづらい時はサイド引いて。『(GR)ヤリスと同じように走らせたらダメ、ランサーのいいところ、トラクションとパワーを生かそう』って辿り着きました」と大胆なカイゼンがハマり、後半で3勝を挙げる猛追で戴冠を果たした。「エアコンレスなんですけど、クールスーツとクールシート導入したら、非常に車内が快適で。集中力が途切れずに、冷静に挑むことができたんです」と、酷暑対策も効いたそうだ。2026シーズンは「中国地区の選手権を追おうかと思います。環境変わりますけど、楽しみです。みんな新型ヤリスに乗り換えられているんですけど、僕はランサーで頑張りたいな」と、三菱・ランサーエボリューションへの愛を語った金子選手は新舞台に挑む。
ZC6型スバルBRZのデビューがジムカーナ復帰のきっかけ、と語る立川選手。その相棒は「操りやすかったんで、仕上がってきてるかな。特にいじるところもなく、前の日にエンジンオイル変えるぐらいでした」と熟成が進んでいるそうだ。自身については「反射神経が年とともに鈍ってくるだろうから体力的なところを衰えないように、仕事中でも筋トレを意識して、体力アップにつながることを進んでやってます。ちょっと反射が遅れると、1秒2秒変わるんで」と、日常でも体力の維持・向上を意識している。2025シーズンは最終第7戦で1本目のスピンから立て直して4勝目を挙げる逆転劇で、初の地区戦チャンピオンに輝いた。「どこかで何かしらあるので完璧に走れないんですが、よくまとめられたと思います」と、王座を掴んだ2本目をベストランに挙げた。「何年か前、ものすごく満足できる走りができたんです。勝って『良かった!』ってガッツポーズ出る走りがまたできれば一番ですね」と理想の走りを求めながら、二連覇に挑む。
フォト/西野キヨシ レポート/JAFスポーツ編集部



