苦節30年! SA3中田博信選手が中部ジムカーナ第6戦で地区戦初優勝を達成!!
2024年8月5日

安全運転研修や二輪の試乗会なども行っている、キョウセイドライバーランド。ジムカーナにおいてはかつてJAF全日本ジムカーナ選手権も開催された、中部地区を代表するコースだ。7月14日にそんなキョウセイで、2024年JAF中部ジムカーナ選手権の第6戦が開催された。
2024年JAF中部ジムカーナ選手権 第6戦
JMRC中部ジムカーナ選手権 第6戦
JMRC全国オールスター選抜 第6戦
リミット ハイスピード ジムカーナ
開催日:2024年7月14日
開催地:キョウセイドライバーランド(愛知県岡崎市)
主催:LIMIT
キョウセイは、常に車体にGがかかるレイアウトで争われるのが特徴。コースの古さもあり、路面に亀裂が入る部分もあるが、クセがある路面をどう把握するかも勝負の分かれ目となりそうだ。
元々、雨の予報だった今回の一戦。ドライとウェット、2種類のレイアウトが用意されていたが、今にも雨が降り出しそうな空を鑑みて、主催した愛知県のJAF加盟クラブ、チーム.リミット(LIMIT)はウェット用のレイアウトを選択した。

第6戦のレイアウトを設定したのはLIMITの代表で、組織委員長と競技長を務めた平山和博氏。このレイアウトについて尋ねてみると、「コース設定のポイントはストップ&ゴーを多めにして、短いコースの中でもタイム差が出やすくしました。ドライならば大きく回しこむような荷重が残るコースをつくりたかったんですが、今回はテクニカルな部分が残るような設定になりました」とのこと。
更に「路面のことも考えてパイロンを配置しています。いかに悪い路面を攻略するかも、勝負の分かれ目になるかもしれませんね」と、答えてくれた。

慣熟歩行では歩みを止め、同じセクションを何度も見返すドライバーも多く、パイロン配置の妙が現れていた。前半の低中速区間に標準を合わせる者、後半のテクニカルセクションに標準を合わせる者。車両、ドライバーによってその選択肢は様々だ。
ちなみに今回の一戦には、元JAF全日本ジムカーナ選手権SA3クラス王者の川脇一晃選手がB・SC2クラスに参戦! デモランや全日本の箱Dクラスで走る雄姿を見ることはできるが、久しぶりに競技会本番での三菱・ランサーエボリューションXの走りにも注目が集まった。

そして今回の一戦は、東海地方から北陸地方に支援を送りたいとの思いから、申し込み1台につき200円を、2024年1月に発生した令和6年能登半島地震の義援金として拠出した。「ダートトライアルコースの門前も非常に大変な状況です。モータースポーツを楽しむのも大変な中、是非とも頑張ってその火を絶やさないでもらいたいですね」と、平山代表は思いを語った。

ATクラス
オートマチックやCVTを搭載した車両限定のクラスは、地方選手権でも人気が高まってきている。中部地区戦のATクラスは、全日本のP・AE1クラスにも参戦する近畿地区の段上泰之選手と、関東地区から参戦する大川裕選手との一騎討ちとなった。
1stトライで大川選手が1分8秒台を記録すると、段上選手はブレーキングポイントを見誤り、大きくアンダーステアを出してしまう。これでは届かないだろうと誰もが思ったが、その後の見事なリカバリーを見せた。ボトムスピードを稼ぎつつ、テクニカルセクションもパワーをコントロールしながら見事に車体を回しこんでいく。
この結果、大川選手を上回る1分7秒台をマーク。2ndトライに入ると大川選手はタイムダウン。ウイニングランとなった段上選手は0.1秒以上トップタイムを更新して完全勝利! 近畿と中部の地区戦ダブルチャンピオンに王手をかけた。
段上選手は「いくら走っても満足の走りだったことはないんですが、2本目はもう少しボトムスピードを上げられたかなぁ? と思いました」と、タイムアップした2ndの走りにも納得がいかない様子。
続けて「今年は全日本の他にも近畿と中部の地区戦を追っているので2地区チャンピオンを目指して、できるなら両方とも全戦1位の満点チャンピオンを獲れたら良いなぁ!! っと。良い思い出をつくれるように頑張ります」と語り、全日本へとつなぐ良い一戦になったようだ。


PN1クラス
当初から雨予報だったこともあり、曇天の下でスタートした第6戦。太陽が出ていないことから路面温度は安定している状況だった。ここ数週間続いている1本目勝負のジムカーナとは一転、きっちり2本勝負となりそうな気配となった。
PN1クラスの1stを制したのは第4戦から参戦を始めた小林伸人選手で、2番手には金澤和幸選手がつけた。今季は3勝を挙げ、ランキングトップに立つ長畑年光選手も、2勝で長畑選手を追う菅沼隆一選手も、小林選手のタイムには届かなかった。
2ndでは、「1本目、後半セクションだけで1秒以上遅れてしまっていたので2本目、特に気をつけました」と語った金澤選手がスタート。しかし、後半セクションでのターンは改善されたものの、全体のスピードをのせることができずタイムダウン。続く小林選手も後半セクションで引っかかってしまいタイムダウンを喫し、1本目のタイムで後続を待つ。すると、菅沼選手も長畑選手もトップタイムを更新できない。多くのドライバーが2本目勝負と考えていた中、軒並み2ndはタイムダウンとなった。
小林選手は優勝したものの、「1本目は外周が全然ダメでした。2本目はそこを修正したんですが、後半セクションのグリップが上がってしまって、ターンが回れませんでした。とにかく跳ねが酷かったんで、全日本までには改善したいと思います」と反省しきり。更に、「地区戦はJAFカップに出場できる順位になったらちょっとお休みして、JAFカップと全日本に優勝を狙って行きたいと思います」とコメントした小林選手は、この勝利でランキング4番手に上げた。



PN2クラス
PN2クラスは第5戦まで、毎戦勝者が変わる激戦を繰り広げている。王座争いをリードする、今季2勝目を挙げるドライバーの登場か、それとも新たな勝者が現れるのか、注目が集まった。
1stでトップタイムをマークしたのは、ランキング首位のシードドライバー、島倉正利選手だった。ひとり1分3秒台をマークして2番手以下を突き放す。しかし、このままで終わらないのが激戦クラスたる所以だった。
1stで2番手につけた本家智久選手をはじめ、このクラスでも2ndでタイムを落とすドライバーが続出する中、1stのタイムを大きく更新してきたのは、ここキョウセイでの開幕第1戦を制した現役静岡大学の学生でありターンの名手、岡直輝選手。トップタイムを約0.3秒更新した。
そして、2ndに勝負を賭けた島倉選手は用意していた浅溝タイヤを装着。「キョウセイ特有のグニュグニュ感が嫌で浅溝で行きました」とのことだったが、全体的にグリップが落ちてしまい、タイム更新ならず。岡選手が開幕戦以来の今季2勝目を手にした。
「前半の深いターンの立ち上がりで失速していたのを、2本目できっちり修正できたのが良かったですね。(ZC32S型)スイフトが不利と言われている中速コーナーで、いかに離されないかを考えて走りました」と、岡選手は勝利を得た走りを分析。更に「残り2つも勝ってシリーズチャンピオンを獲りたいですね。まずはJAFカップを目指して頑張ります」と今季の目標を挙げた。来季は車両変更も視野に入れていると語る、岡選手の残り2戦にも期待だ。



PN3クラス
PN3クラスは奥伊吹モーターランドでの第3戦を制して開眼した、森嶋昭時選手がランキング首位を走る。一方でランキング2番手につけながら勝利が無い、ZC33S型スズキ・スイフトスポーツを操る田村直選手は得意なキョウセイで是が非でも勝利を挙げたいところだ。
その中で1stをトップで折り返したのはランキング6番手につけ、GR86をドライブするディフェンディングチャンピオンの鈴木勇一郎選手だった。やはり今季未勝利の鈴木選手にとっても、ここで1勝を勝ち穫りたいところだ。
しかし、2ndで大きくタイムを上げたのは、マツダ・ロードスターRFを駆る安仲慶祐選手だった。1stではターンセクションでミスを連発した安仲選手だったが、2ndはアクセルを大きく開けてパワースライドを用いながら、きっちりターンを攻め込んだのだ。田村選手の2ndは、最終ターンセクションで失速して安仲選手に約0.1秒及ばす2位に終わった。
優勝した安仲選手は、「2本目イケイケで行ったのが良かったです。結構(パイロンに)近いところで回れたのも良かったですね。これで今季2勝目となったので残りも連勝して3連勝でシリーズも上位に食い込みたいです」とコメントを残した。しかし、この勝利で5位に終わった森嶋選手に次ぐランキング2番手に上げて、安仲選手は王座争いに名乗りを上げた。



PN4クラス、Lクラス
PN4クラスは初代トヨタ86/スバルBRZのみで争う。このクラスもPN2と同じく毎戦勝者が変わっている激戦クラスだ。今回の一戦で6人目の勝者が現れるのか、それとも誰かが2勝目一番乗りを果たすのか?
1stはランキング3番手の川田優選手が1分5秒169を記録してトップで折り返す。しかし、PN2は2ndでの逆転劇、まだ勝負は分からない。2ndで川田選手を逃がさず、0.039秒差でトップタイムを更新したのは、奥伊吹での第3戦を制した近畿の女傑、かつこ選手だった。
続く川田選手はまさかのタイムダウン。ランキング首位の季羽英史選手もタイム更新はならず。かつこ選手がPN4今季2勝目一番乗りを勝ち獲った! 「かなり嬉しいです! 1本目、目測を間違ってしまい前半で遅れていた部分を、修正できたのが良かったですね。特に2本目は最初の右360°ターンと最後のターンをちゃんと抱え込めたのが良かったです」と、2ndでの改善を振り返った。
続けて「これでシリーズ争いにも加わることができました。めちゃくちゃ嬉しいです!」と喜びを露わにした。かつこ選手はこの優勝でランキング4番手に上げ、首位との差を大きく縮めることに成功。開幕2戦を欠場していたことを考えれば、王座争いでも大きく前進を果たした。
更にかつこ選手は各女性ドライバーが参戦するクラスでの順位で競う、2024年JMRC中部ジムカーナ選手権のLクラスでは第3戦から4連勝を果たした。




PN5クラス
GRヤリスのワンメイク化しているPN5クラスは、4番手につける畠山純綱選手以外のランキング上位陣が揃った。
1stからトップに立ったのは、ランキング首位の杉本季優選手。多くのドライバーがテクニカルセクションでのミスで撃沈していく中、杉本選手だけが1分3秒台をマークして折り返した。
勝負の2ndは杉本選手と同じ岐阜県のJAF加盟クラブ、プレジャーモータースポーツクラブ(Pleasure)所属の高木健司選手が“勝負タイヤ”を装着してターゲットタイムを塗り替える。ラストゼッケンの杉本選手はタイヤがキツくなって前半セクションからフロントを逃がしてしまい、勝負あり。
同門対決を制した高木選手は、「今日は地区戦用に用意していたタイヤを忘れてしまい、1本目は練習用のタイヤで走ったんですが、我慢できず2本目は全日本用にとっておいたタイヤを使っちゃいました」と舞台裏を明かした。今季残り2戦に向けて「このままではシリーズ争いに絡めないので、3連勝するつもりで残り2戦頑張ります!」と抱負を語った。これで杉本選手と勝利数で並んだ高木選手の挑戦にも注目だ。



SA1クラス
SA1クラスは、圧倒的な強さを誇る近藤瑛貴選手がシリーズを掌握。今季はここまで、参戦した4戦全てで勝利を重ねている。第6戦でも1stから頭ひとつ抜け出したのは、やはり近藤選手だった。
“STOP THE 近藤”を掲げるライバルたちだが、2つのトライをとおして近藤選手が出した1分1秒台に入るドライバーは現れない。今回の一戦は、近藤選手が2位以下に0.5秒以上の差をつける圧勝で、いち早くチャンピオンを確定させた。
近藤選手は、「来季は中部地区もSAクラスとB・SCクラスが統合されるという話があがっているので、エンジンを乗せ換えて参戦しようと思っています」と、既に2025シーズンを見据えている。第7戦以降から早速、B・SC1クラス転向を計画中だそうだ。




前回(第5戦)は家庭の事情でお休みしたんですが、シーズン全体をとおしてみると、自分自身のミスが減ったのを実感しています。地元の静岡は練習できる場所が少ないんですが、小さいながら練習できる場所ができてくれたおかげでターンの精度も上がりました。来年はB・SC1へ移行することになるので、選択肢が増えるのが楽しみです。
SA3クラス
SA3クラスはエントリーが少ないながらも、ベテランと若手がしのぎを削っている。ランキング首位に立つのはベテランの安部洋一選手。今季2勝を挙げてランキング2番手で安部選手を追うアルパカがトレードマークの若手、冨田好輝選手は今回の一戦を欠場。そして、2010シーズンのSA2クラス王者の前島孝光選手がランキング3番手に続いている。
そんなSA3で1stからタイムをしっかり残したのはロータス・エリーゼを駆り、地区戦ではまだ未勝利の中田博信選手だった。特に秀逸だったのはターンの立ち上がりでMRの特性を活かし、1分2秒693のトップタイムで折り返す。
2nd勝負と思われ、中田選手もしっかりとトップタイムを0.44秒更新した。しかし、後半ゼッケンになっても1分2秒台に入るドライバーさえ現れなかった。安部選手はタイム更新ならず、最終ゼッケンで、マツダRX-7を操る小澤忠司選手が1分2秒台に突入するも、中田選手には0.62秒及ばず2位。
念願の地区戦初勝利を挙げた中田選手は「ジムカーナはじめて30年! ミドル選手権ではチャンピオンを獲ったこともあるんですが、地区戦では一回も勝ったことが無かったので、本当に嬉しいです!!」と喜んだ。
走りについては「2本目、雨降ってくれー! と思っていたんですが、晴れてしまって……。でも、5回引いたターンもリズム良くいけたのが良かったですね。自分でも80点の良い走りだったと思います。いつもいやらしいFD(3S型RX-7)とS2000がいて、いじめられているんですがなんとかやり返してやりました(笑)」と笑顔で振り返った。この1勝でランキング3番手に上げ、王座争いに名乗りを上げた。



B・SC1クラス
23選手がひしめいたB・SC1はホンダ・インテグラ タイプRとS2000、日産・シルビア、ZC33S型スイフトなどなど、多彩な車種がエントリーした。
1stではインテグラを駆る加藤秀彰選手がクラスで唯一、1分1秒台に飛び込んだ。しかし、路面温度が下がりはじめた2ndでは、続々とタイムを上げるドライバーが現れる。しかし、多くのドライバーが1分2秒の壁を突破できない中、加藤選手は1分1秒747にタイムアップ。
更に、王者・小武拓矢選手が加藤選手のタイムを0.158秒更新! 小武選手が2連勝を果たした。「前日練習ができなかったので、1本目は自分の感覚を確認する作業に徹しました。(ZC33S型)スイフトには少し厳しいコースだったんですが、ターンひとつひとつをきちんと回していったことが良い結果につながったと思います」と、勝因を語った。
そして「残り2戦、イオックスはスイフトにとって苦手なコースですが、鈴鹿は得意なのでシリーズチャンピオンを獲れるように頑張りたいと思います」と、チャンピオン奪取への意欲を見せた。この勝利でランキングでも最上佳樹選手を上回り、小武選手が首位となった。



B・SC2クラス
川脇選手がランエボXを駆っての参戦でザワついたB・SC2クラスでは、地元から久しぶりの参戦となった中村友也選手がターゲットタイムをつくった。1分00秒台に入れたのだが、このタイムを誰も破れないまま1stを折り返し、西川佳廣選手とダブルエントリーした川脇選手は2番手につけた。
そして運命の2nd! トップの中村選手はパイロンペナルティでタイムを上げられず、結果を待つことに……。タイヤの空気圧を上げて2ndに臨んだ川脇選手はこの選択が当たらず、タイムダウン。心臓の手術から復帰したディフェンディングチャンピオン鳥居孝成選手が1分2秒台までタイムを上げるもトップタイムには遠く及ばず、中村選手が今季初参戦で優勝を飾った。
「半年ぶりの走行だったので、おっかなびっくりで、丁寧に走ったのが功を奏した感じです。2本目はちょっと暴れてみようと思ったら、やっぱり暴れすぎてしまいました。とにかく丁寧に走れたのが良かったですね。ターンの出口も抑え気味にしてトラクションをかけられたのもよかったです」と、久しぶりの勝負を振り返った中村選手は続けて、「仕事の都合がつけば残り2戦も出たいですね」と語った。
一方、注目を集めた川脇選手は5位。「久しぶりのランサーはなかなか刺激的で楽しかったです。パワーもあるんですが、重量もあるんで、それが感覚的に止めきれませんでしたね。Wエントリーで後ろ出走だと、タイヤがタレてしまったのも敗因です。でも、なかなか難しいね! 仕返しに来たるわ!!」と笑顔で終えた。



Dクラス
往年のD車両が争うDクラスは佐藤宗嗣選手の一強が続いていたが、若手の参戦で権力図が大きく変わり始めている。
1stは日産・ザウルスを駆る小林幹弥選手が1分1秒939をマーク。2位の佐藤選手を0.269秒上回って折り返す。2ndに入り、小林選手は更に0.364秒記録を伸ばす。これを良しとしない佐藤選手が逆転を期してアタックしたが、0.34秒届かず2位に終わったが、チャンピオンは確定。一方、小林選手は嬉しいD初優勝を手にした。
小林選手の今季はキョウセイに絞って参戦している、とのことで「後半ターンセクションでカウンターを当ててしまったところを、2本目にきちんと修正できたのが良かったですね。全体的に速度をのせることもできて良い走りだったと思います。85点くらいの走りだったんで、あと15点を引き出せるようになりたいです」と走りを振り返った。イオックスアローザスポーツランドでの最終第7戦への参戦を目指す、とのことだ。



ここ2戦、ちょっと精細さが欠けてしまっていますね。クラッチなのか、それともエンジンなのか、調子が良くないです。今、製作中のエンジンができあがってくるまで我慢ですね。前半良かった分だけ後半のがっかり分が凄いですけど…… イオックスで勝負です!
本大会を終え、平山代表は「先週は猛暑で、今日は終わるまでなんとか天気も保ってしまって、終わってみれば凄く走りやすい大会となりました。ただ、帰りにスコールみたいな雨が降ってきたので、ウェットコースを選択したことも良かったです」と振り返った。
そして「オフィシャルのみなさんもクラブの垣根を越えて参加してくれて、本当にありがたいです。手伝ってくれるみなさんのためにも、引き続き大会運営は続けていきたいと思っています」と、オフィシャルのみなさんをねぎらった。

フォト/鈴木あつし レポート/鈴木あつし、JAFスポーツ編集部