2023年JAF四国モータースポーツ表彰式は瀬戸内海を望む恒例の会場で開催!

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2024年1月31日

JAF四国ジムカーナ選手権は7戦、JAF四国ダートトライアル選手権は5戦、JAF中四国ラリー選手権 全4戦のうち、3戦が開催された2023シーズンの四国モータースポーツ。年が明けた2024年1月21日に、四国ジムカーナと四国ダートラのランキング上位入賞者を表彰する「JAF四国地方選手権2023年JAF四国モータースポーツ表彰式」が開催された。

JAF四国地方選手権
2023年JAF四国モータースポーツ表彰式

開催日:2024年1月21日
開催地:JRホテルクレメント高松 大宴会場「飛天」(香川県高松市)
主催:JAF四国本部、JMRC四国

表彰式の会場は四国地区ではお馴染みとなっている、JAFが四国本部を構える香川県高松市内に建つホテル、JRホテルクレメント高松の大宴会場、飛天。中四国ラリーの表彰式については、こちらも例年どおり別日程となり、2月24日に岡山県にて開催される予定だ。

 21日の午前中には同ホテルの小宴会場にて、JMRC四国の運営委員会も開催。村田浩一モータースポーツ部長をはじめJAFモータースポーツ部とJAF四国本部の職員も参加し、各部からの報告の他に意見交換なども行われた。

2022年表彰式でも会場となったJRホテルクレメント高松はJR高松駅東口から徒歩圏内に建つ。国道436号線を挟んで高松港は眼前、当日は曇り空だったが、島々が浮かぶ瀬戸内海の風景も楽しめる好立地に建つホテルだ。
JMRC四国の総会とJAF地方選手権2023年JAF四国モータースポーツ表彰式が開かれた大宴会場「飛天」には、2023年11月25~26日に広島県のテクニックステージタカタで開催された、2023年JMRC西日本ダートフェスティバルin中国にて、九州地区との合同で獲得した優勝旗も飾られた。
午後に控えた総会と表彰式の前には、JMRC四国が運営委員会を開催。村田浩一部長をはじめJAFモータースポーツ部とJAF四国本部の職員も参加し、意見交換や情報共有なども行われた。

 表彰式の前には同じ飛天にて、JMRC四国の総会も開催。大西周運営委員長から金井宣夫新運営委員長への交代、そして各部から2023シーズンの報告などが行われた。最後にラリークラブつるぎ(TSURUGI)の原信義代表が登壇し、12月21~22日に徳島県鳴門市にて鳴門市が開催する防災をテーマとしたイベント内で、ラリーを開催する予定であることが明かされた。21日はレッキに充て、競技が行われる22日のアイテナリーには、鳴門ボートレース場の駐車場にギャラリーステージを設定する予定だそうだ。

JMRC四国の総会では大西周運営委員長(上)が、運営委員長を金井宣夫氏(下)に世代交代する議案を提案して可決された。また、各部会からは2023シーズンの活動報告が行われるなど、多くの議題が粛々と進められた。
12月21~22日に鳴門市で開催予定のラリーについて発表する、ラリークラブつるぎ(TSURUGI)の原信義代表。今後はホームページを立ち上げて情報を発信する予定とのことだ。そのホームページでも受け付けるという、オフィシャル参加とクルー参戦の協力も、発表と併せて募った。

 表彰式は総会終了後の14時からJAF四国本部の向井幸司本部長が登壇し、開会の挨拶により始まり、続いて村田部長と大西運営委員長による主催者挨拶。そして来賓のJAF全日本/ジュニアカート選手権の審査委員を務める日産プリンス香川販売株式会社の久保智彦代表取締役社長、住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の畑中功氏、株式会社ブリヂストン国内モータースポーツオペレーション部の山内真理氏、横浜ゴム株式会社 製品企画部モータースポーツグループの池田啓志氏が紹介され、代表として久保代表取締役社長が挨拶を述べた。

 登壇されたみなさまの挨拶は、2023シーズンの四国地区でのモータースポーツ活動を支えた、ドライバーはじめ関係者のみなさまへの御礼と受賞者のみなさまへのお祝い、そして2024年早々に起こった災害・事故の被害・被災者のみなさまへのお見舞いに始まる内容となった。

 そして、JAF四国ジムカーナ選手権、JAF四国ダートトライアル選手権、JMRC四国ダートトライアルシリーズの順で表彰が行われ、ジムカーナは村田部長が、JAFダートラはJAF四国本部の内海敏行事務局長が、JMRCダートラは大西運営委員長がプレゼンターを務めた。

表彰式は、JAF中国本部の向井幸司本部長による開会の辞によって幕を開けた。2023年に国内で開催されたFIA世界選手権などで多くの観客を集め、モータースポーツ復調の兆しが見えた喜びなどを述べ、「これからもJAFは、日本のモータースポーツの発展のために全力を尽くしてまいります。ひき続きご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします」と挨拶された。
主催者挨拶では、まず村田部長が登壇。「2024年は十干十二支でいうと丙辰の年、大きな成長をうながす年だと一般的に言われております。お正月から大きな災害が発生いたしましたが、それを乗り越えるような一年になることを祈っております」と祈念し、挨拶を述べた。
村田部長に続き登壇した大西事務局長は「是非、みなさまのお力で仲間を引っぱってきてほしい。観客というかたちでも結構です。モータースポーツの楽しさを分かっていただくために、とにかく会場に足を運んでいただくようなご協力をよろしくお願いします」と事務局長就任以来、訴求されているというお願いをあらためて述べた。
来賓を代表して、JAF全日本/ジュニアカート選手権の審査委員リーダー、日産プリンス香川株式会社の久保智彦代表取締役社長が挨拶。2023年JAF全日本カート選手権EV部門での翁長未希選手チャンピオン獲得を受け、モータースポーツでの女性のさらなる活躍への期待を述べ、「カートでは全日本で新しい試みが行われようとしています。モータースポーツを愛するものとして、もっともっと盛り上げていこうと思いますので、ご協力よろしくお願いします」と述べた。
2023年JAF四国ジムカーナ選手権PNクラスの表彰。左からチャンピオンの徳永秀典選手、3位の鎗内良壮選手、5位の内田憲作選手、6位の佐伯希選手。2位の金森峰史選手と4位の西村修一選手は欠席。
ジムカーナR1クラスの表彰。左からチャンピオンの乃一智久選手、2位の福田和秀選手、3位の小森敦文選手、4位の蓬茨夕美選手。5位の日浦裕士選手と6位のKAZUYA選手は欠席。
ジムカーナR2クラスの表彰。左からチャンピオンの土居清明選手、2位の十川貴行選手、3位の西村誠選手、5位の道下貴広選手。4位の菊池慎一郎選手と6位の有岡大輔選手は欠席。
ジムカーナR3クラスの表彰。左からチャンピオンの仙波秀剛選手(代理)、2位の山﨑聡一選手、4位の土居明生選手、5位の北上宰選手。3位の高芝大輔選手と6位の武田弘己選手は欠席。
ジムカーナR4クラスの表彰。左からチャンピオンの山下和実選手、2位の佐藤忍選手、3位の瀧本恭之選手、5位の西原貴志選手、6位の村上秀雄選手。4位の三好範学選手は欠席。
ジムカーナBSC1クラスの表彰。左からチャンピオンの窪田竜三選手、2位の右城義文選手、3位の竹下俊博選手。4位の植田耕太郎選手と5位の下川和大選手は欠席。
2023年JAF四国ダートトライアル選手権PNクラスの表彰。左からチャンピオンの萩原豪選手、2位の西岡章夫選手、4位の石井雅行選手。3位の豊岡明宏選手は欠席。
JAFダートラNクラスの表彰。左からチャンピオンの竹下選手、2位の橋本充弘選手、4位の松原宏選手。3位の吉川直毅選手は欠席。
JAFダートラSD1クラスの表彰。左からチャンピオンの谷芳紀選手、2位の谷正史選手、3位の國久和也選手、4位の萩原選手、5位の田川知明選手、6位の松原選手。
JAFダートラSD2クラスの表彰。左からチャンピオンの梶田昌弘選手、3位の上谷英男選手、6位の谷正史選手。2位の豊田薫選手、4位の長江修平選手と5位の和氣哲弘選手は欠席。
2023年JMRC四国ダートトライアルシリーズG1クラスの表彰。左からチャンピオンの梶田選手、3位の竹下選手、4位の橋本選手、6位の上谷選手。2位の豊田選手と5位の吉川選手は欠席。
JMRCダートラG2クラスの表彰。左からチャンピオンの谷芳紀選手、2位の萩原選手、3位の谷正史選手、4位の國久選手、6位の石井選手。5位の豊岡選手は欠席。

 賞典の授与が終わると、準備の時間を挟んで食事会を開催。2022年表彰式と同じく着席だが、待望のビュッフェが復活。住友ゴムの畑中氏による乾杯の音頭の後、出席者たちは思い思いの料理を味わいながら、歓談を楽しんだ。

 暫しの歓談の後、ジャンケン大会も前回と同じく開催。来賓のタイヤメーカー3社からの協賛品をはじめ数多くの景品が用意され、コース上さながらの熾烈なジャンケンバトルが笑顔でくり広げられた。最後はTSURUGIの原代表が登壇、総会には参加していなかった出席者たちに向けて鳴門市で開催予定のラリーの告知をした後、一本締めで2023シーズン締めくくりの宴が幕を閉じた。

JAFダートラのプレゼンターを務めたJAF四国本部の内海敏行事務局長が再び登壇。2024年2月11日にオートテストも併催する「善通寺JAF四国モビリティファンイベント」開催の告知や、「今後もJAF四国本部では、モータースポーツの魅力や楽しさを情報発信していくとともに、モータースポーツ振興のために次世代の育成やサポートなど、ひき続きみなさまのご支援をお願い申し上げます」と挨拶されるとともに、食事会が幕を開けた。
乾杯は前回と同じく、来賓を代表して住友ゴム工業株式会社モータースポーツ部の畑中功氏が登壇。「我々ダンロップ、ブリヂストンさん、横浜ゴムさん、タイヤメーカーもみなさまの足元を支えるべく、2024年も昨年と同様にサポートさせていただきますので、よろしくお願いいたします」と挨拶し、音頭をとった。
2019年表彰式以来のビュッフェがついに復活。色とりどり多種多様な料理は、来場者をおおいに迷わせた。各テーブルでは2023シーズンのシリーズ終了後の近況報告や今季の健闘を称えあうなど、話の花が咲いていた。
来場者全員が手にして余るほどの賞品が集まったジャンケン大会。笑顔の中に時折コース上で見せるような鋭い煌めきも覗かせながら、目当ての賞品をめぐるシンケン勝負が展開された。
宴もたけなわのなか、TSURUGIの原代表が登壇。あらためて鳴門市で開催される予定のラリーへの協力を呼びかけると、一本締めで2023シーズンの表彰式は幕を閉じた。

フォト/谷内寿隆 レポート/JAFスポーツ編集部

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