SP新潟での関東ジムカーナ第6戦、最激戦区PN3で山本哲也選手が今季初優勝!

レポート ジムカーナ

2025年6月30日

スピードパーク新潟は2025シーズン、Bライセンス競技の全日本格式競技会初開催となる、JAFカップオールジャパンジムカーナの舞台となる。2025年JAF関東ジムカーナ選手権の第6戦は6月8日に当地で開催され、111ものスラローマーたちが集結。JAFカップ挑戦を見据えて、他地区からの参戦もあり活気をみせた。

2025年JAF関東ジムカーナ選手権 第6戦
JMRC関東オールスターシリーズ第6戦
JMRC全国オールスター選抜 第6戦
TASKテクニカルジムカーナ2025

開催日:2025年6月8日
開催地:スピードパーク新潟(新潟県胎内市)
主催:TASK

 全長1049mのSP新潟はコースをつなぐセクションも多く存在し、フルターンにも使えるスペースもあるので、多彩なコースレイアウトをつくれることも特徴だ。また、最長170mのストレートは大きくタイムが上下するポイント。ジムカーナでは、立ち上がり方一つで大きな差がつく重要なセクターとなる。

 また、コースをつなぐ渡り部分はレイアウトによって逆バンクになるなど、微妙な傾斜がドライバーたちを悩ませる。フラットのように見えて、よく見るとバンクがついているパートが各所にあるため、パイロンの配置によっては複雑にグリップが変化する。そのクセを体得するには走り込みが必要で、地元のスペシャリストが活躍することも多い。

上越市のR-Spec Kakizaki、群馬県みなかみ市の宝台樹スキー場駐車場とともにJMRC新潟ジムカーナシリーズの舞台にもなる、胎内市に建つスピードパーク新潟。JAF全日本カート選手権も行われるコースは、2025年JAFカップオールジャパンジムカーナも開催される。
2025年JAF関東ジムカーナ選手権の第6戦は、SP新潟でのJAFカップに向けて関東地区以外からもスラローマーたちが集い、114ものエントリーを集めて賑やかなパドックとなった。

 第6戦を主催する新潟県のJAF加盟クラブ、チームオートスポーツ下越(TASK)の代表で大会組織委員長と競技長、事務局長も務めた青山誠志氏は、「わりと縦長のコースなので大きな高速コーナーはありません。ただ、コースをつなぐショートカットが多くあるのが特徴です。普段ショートカットは走らないので、その処理が勝負のカギになると思っています」と、SP新潟の特徴を語る。

 路面について、「もちろん路面状況も変わります。正コースはひび割れこそありますが、グリップは当初からそれほど落ちているワケでもないので判断が重要です。また、基本的に正回りの走行でバンクが考えられているので、逆走するとバンクがいきなり逆バンクに変わってしまう場所もあります。そこらへんも読み切らないとポイントですね」と、攻略ポイントを明かした。

 第6戦のレイアウトについては「今回のコースは、何も考えずに3速全開にできるようなコースではなく、いかに考えて3速までしっかりいって踏み切るかを考えています。これはTASKの昔ながらの伝統です。また、僕らが地区戦を主催するときは必ずギャラリーからの見え方も意識しています。観客席から見て、ドライバーのテクニックがよく見える場所でターンや、Gがしっかりかかるような見せ場をつくっています」と、設定の狙いについてまで語った。

SP新潟やレイアウトの特徴を語った、今回の一戦を主催するJAF加盟クラブ、チームオートスポーツ下越(TASK)の青山誠志代表は関東地区戦チャンピオンや、JAF全日本ジムカーナ選手権で優勝経験も持つ実力者だ。
設定はSP新潟のレイアウトの自由さを活かしながら、序盤にひとつ、そしてフィニッシュ直前のスラロームの後にひとつ、二つのターンが待ち受けるレイアウトで競った。

 TASK主催の関東地区戦では地元FM局の新潟FMともコラボレーションが十数年来続いている。第6戦はパーソナリティの斉藤瞳さんが会場をレポートし、ウィナーへのインタビューなどで会場を盛り上げた。

 また、TASKは青山代表が話されたレイアウトの工夫の他に専用の大型テントを準備するなど、ギャラリーを大切にしているのも特徴だ。更にギャラリーが参戦車両に投票する「Cool Car選手権」も開催。毎年のように訪れるギャラリーも多いTASK主催の一戦は、今回もスラローマーとギャラリーともに楽しめる競技会となった。

今回の一戦もFM新潟とのコラボレーションを実施して元アイドルのパーソナリティ、斉藤瞳さんが来場。優勝を決めた直後のウィナーへのインタビューも敢行するなど、会場を盛り上げた。
セラメタ系摩擦材を使用したクラッチディスクなどを製造する株式会社セラメタのキャラクター、摩摺セラさん(奥)と摩摺ナギさん(手前)も会場の盛況に一躍買った。
クラス区分やタイヤや用語などを紹介する看板も設置するなど、TASK主催の競技会はギャラリーへの配慮も欠かさない。

PN/AE1クラス

開幕第1戦以来、不成立が続いてきたPN/AE1クラス。新潟県内もうひとつのJAF公認ジムカーナコース、R-Spec Kakizakiのオーナーでもある古田孝一選手が音頭をとり、SP新潟にこのクラスのスラローマーたちが集まり今季二度目の成立を果たした。

 1HEATはやはり古田孝一選手が圧倒的な速さでライバルたちを突き放す。2番手の息子・古田直生選手が1分8秒台に留まっているにも関わらず、クラス唯一1分7秒台に突入。2HEATになってもこの勢力図は変わらず、古田孝一選手が更に1.276秒詰めて1分6秒471を叩き出して完全勝利! アルピーヌA110対決を制してみせた。

 古田孝一選手は「1本目は練習タイヤで、2本目は本番用のタイヤを用意していたので、タイムが上がるのは分かっていました。今回は青山さんの戦略にまんまとはまってしまい、全然踏ませてもらえませんでしたね。地区戦は(第8戦)宝台樹でクラス成立させて、JAFカップを目指したいと思います」とコメントするとともに、主軸であるJAF全日本ジムカーナ選手権への意欲も見せた。

アルピーヌA110ワンメイクとなったAE/PN1クラスは古田孝一選手(R-SPEC柿崎A110RDL)が優勝した。
PN/AE1は左から3位の清水弘之選手(DL☆MTSサンテック110S)、優勝した古田孝一選手、2位の飯野弘之選手(いいの眼科DLμA110R)が表彰台に上がった。

PN/AE2クラス

 ここまで中村誠司選手が2勝を挙げ、PN/AE2クラスの王座争いをリードしている。中村誠司選手を追いかけるのは、浅間台スポーツランドでの前戦で今季初勝利を挙げた中村誠司選手のチームメイト、篠崎祥選手。そしてスーパー耐久シリーズにも参戦し、BEVのBMW・ミニSEを駆る野島俊哉選手たちが後に続く。

 1HEATは中村誠司選手がクラスでただ一人1分9秒台を記録し、2位の大川裕選手に約0.8秒の差をつけて折り返す。しかし、2HEATでは大川選手がターンセクションで一気にタイムを詰めてくる。

 1HEATでは失敗した、ターンセクションでの大川選手の小回りは、ZD8型スバルBRZを駆る中村誠司選手をはじめ後輪駆動勢にはできないマニューバ。前輪駆動のZC33S型スズキ・スイフトスポーツの特性を活かした走りと、過給圧の力を受け止める強いトラクションで立ち上がる。大川選手は2秒以上アップに成功して一気に形勢逆転した。

 アバルト124スパイダーを駆る林幸照選手はタイムダウン。このタイムを聞いてスタートを切った中村誠司選手だったが、気負いもあったのか同じくタイムダウンを喫してしまう。クラス最終ゼッケンとなった篠崎選手はGR86をドライブしてタイムアップには成功するものの、中村誠司選手にも届かず3位。この結果、大川選手が久しぶりに地区戦での優勝を手にした。

「なかなか中村(誠司)選手と篠崎選手には歯が立たなかったんですが、今回はしっかり抑えるところを抑えられたことが勝因かもしれません。ラインもはらまず、しっかり立ち上がれたのも良かったです。苦手の左ターンもほどよくリアが出てくれたのはとても良かったですね」と、大川選手は走りを分析した。全日本をはじめ、各地区戦にも積極的に参戦するパワフルさと走り込みの量も勝利につながったようだ。

PN/AE2クラスはZC33S型スズキ・スイフトスポーツを操る大川裕選手(DLセラメタSEIJOスイフト)が今季地区戦初優勝を遂げた。
ZD8型スバルBRZを駆る中村誠司選手(ADVANリジットBRZ6AT)がPN/AE2の2位を獲得(左)。篠崎祥選手(STPαYHymsGR86AT)がGR86をドライブして逆転、3位を奪取した(右)。
PN/AE2も上位3選手、左から3位の篠崎選手、優勝した大川選手、2位の中村誠司選手が表彰台に登壇した。

PN1クラス

 PN1クラスは開幕三連勝で片山誠司選手がリードし、このまま逃げ切るかと思われた。しかし、トヨタ・ヤリス勢が大勢を占める中、日産・ノートe-POWERニスモSで戦う田尾光規選手が第4戦から二連勝で片山選手を追いかける。今回の一戦はここにJAFカップを見据えて全日本スラローマーの阪本芳司選手が参戦。しかし、阪本選手は朝から車両トラブルが発生。ABSに問題を抱え、本来の調子は取り戻せそうにない状態だ。

 最初にターゲットタイムを樹立したのは、1分10秒419をマークした野口弘毅選手。このタイムを基準に更新合戦が繰り広げられると思われたが、有力候補の片山選手と阪本選手がともにパイロンペナルティ。クラス最終ゼッケンの田尾選手がこの流れを止め、1分9秒828にトップタイムを押し上げて折り返す。

 1HEATの生タイムでは片山選手が僅かに田尾選手を上回っていることから鑑みて、2HEAT勝負になると思われた。予想どおりベテランの深沢希選手がトップタイムを0.455秒更新する。続く野口選手は田尾選手から僅か0.001秒差で3番手。渋谷英二選手は更にタイムを詰めてくるが、パイロンペナルティで沈んでしまう。そして、片山選手は1分9秒294までタイムを伸ばし、田尾選手を待つことになった。

 しかし田尾選手は冷静さを失わず、立ち上がりのパワーに分がある前半セクションではしっかり車速を落としてきれいにターンを立ち上がる。そして後半セクションはよりパイロンとの距離を詰める。車両の変化を自在に掴み切って、片山選手をさらに突き放す1分8秒897を叩き出す!

 圧倒的な速さを見せた田尾選手が勝利数で片山選手に並ぶ三連勝を挙げ、王座争いを白紙に戻した。「第1ヒートと第2ヒートでグリップは大きく変わらなかった印象ですね。今日のコースは高速セクションからのターンがタイムに差がつくポイントだったと思います。コーナーで失った分をストレートで取り返すのが勝負なので、いかにストレートを長くとれるかを重視して走りました」と勝利を振り返った。

 続けて「前半戦で課題も見つかって、苦手なブレーキングをできるようになれば後半戦逃げ切れると思うので、きちんとスキルアップして戦いたいと思います」と自分の走りを分析。終盤戦に向けてノートe-POWERの実力も示した一戦となった。

 一方、2位の片山選手は「サイドターンがしっかりできてれば、もう少し勝負になったかもしれないと思います。あと、この季節のダブル(エントリー)はちょっと厳しいモノがありますね。でも、春先は逆に僕が恩恵を受けているので大きな問題ではありませんが……」と悔しさをにじませた。

日産・ノートe-POWERニスモSを駆る田尾光規選手(DLμノートe-POWER)が三連勝を達成した。
田尾選手以外はトヨタ・ヤリス使いが占めたPN1クラス。2位は片山誠司選手(AZURYHS+ヤリス)が(左)、深沢希選手(縫麺TEIN★HALヤリス)は3位(右)を獲得した。
PN1は左から、3位の深沢選手、優勝した田尾選手、2位の片山選手が表彰台に立った。

PN2クラス

 中部地区からの刺客・八田晴道選手が開幕二連勝を挙げる展開で始まったPN2クラス。開幕当初はタイヤメーカーの変更で、調子を取り戻すのに時間を要した橋本惠太選手は、第3戦と第5戦で勝利を挙げて上昇気流にのりつつある。一方、ランキングトップに立ちながらも勝利がない津野友佑選手の悩みは深い。また第4戦で優勝を果たし、常に上位に絡んでいる杉谷伸夫選手が3選手の隙を虎視眈々と伺う。まだまだ不鮮明な王座争いだが、上位はこの4選手に絞られてきている。

 だが、八田選手はSP新潟での一戦は不参戦。しかし、関勝哉選手をはじめ東北のスラローマーたちがJAFカップを見据えて参戦してきた。その中で1HEATを制したのは悩める男・津野選手だった。橋本選手が1分5秒台へと突入するも、そのトップタイム塗り替える1分5秒671を記録した。

 2HEATに入って誰もトップタイムを更新できないまま、ラスト3の出番となった。期待がかかった杉谷選手だったが、まさかのタイムダウンで3番手が確定。クラスラスト前ゼッケンの橋本選手は冷静沈着な走りで、最後もビタッとパイロンに寄せ切る見事なターンを披露。0.016秒トップタイムを塗り替えた……、と思われたが黄旗が上がり、ペナルティで幻となってしまう。

 今季初優勝が確定した津野選手だったが、今までの鬱憤を晴らすかのような走りでトップタイムを0.424秒更新して文句なしの完全勝利! ランキング首位を走りながらも、勝利に恵まれなかった今季の流れを一気に引き込む一勝を手繰り寄せた。

「アタマ2戦、しょうもないミスで負けてしまい、3戦目から橋本選手が目覚めてしまって……。厳しいシーズンになっています」と切り出した津野選手。続けて「後半戦に向けてリアサスペンションをアップデートしてきた甲斐がありました。1本目でミスをした部分をしっかり修正できたのが良かったですね。2本目のスタート前に橋本選手が脱輪したのも分かっていたので、リラックスして走れたのも良かったです。今日は意外と冷静に走れました」と、勝因を分析した。

 そして「捨てポイントが多いので、まだ橋本選手の方が有利だと思いますが、最終戦のつくるま(サーキット)は自分のホームサーキットなので、そこまで勝負を繋げることができればいいと思っています」と、第7戦以降の展望を語った。

 また、2位となった橋本選手は「脱輪した分だけタイムを落としてしまった感じですね。自分でもタイヤを落としてしまった感触はありました。午前中でタイムロスしているところだったんで……」と悔しさをにじませながらも、今季残りを全勝という目標も掲げた。

マツダ・ロードスターワンメイクとなったPN2クラスを制した津野友佑選手(BSコサリックXPロードスター)は今季初優勝を果たした。
PN2の橋本恵太選手(XPLロードスターGメカ。)は2位を獲得(左)。3位は杉谷伸夫選手(DLitzzEXMロードスター)が得た(右)。
PN2は上位4選手が表彰を受けた。左から4位の曽我部孝志選手(ObeliskロードスターDL)、3位の杉谷選手、優勝した津野選手、2位の橋本選手。

PN3クラス

 ハイレベルな戦いが毎戦繰り広げられているPN3クラスは、パイロン職人がひしめく超激戦クラスだ。開幕二連勝で勢いにのったかにみえた岡野博史選手だったが、第3戦からは毎戦勝者が入れ替わる大混戦。第3戦では開幕二戦を欠場した徳武銀河選手が、第4戦では中村光範選手が、そして前戦では大坪伸貴選手が勝利を挙げている。その中でも、5戦中4戦で表彰台に上がっている岡野選手の安定性が光り、ランキング首位を走る。

 ランキング上位陣が全員顔を揃えた第6戦の1HEATで初手を奪ったのは、山本哲也選手だった。そこまでZD8型BRZを操る⻘木康治選手が記録していた1分6秒台から、0.802秒更新する1分5秒341をマークする。カートコースに設定されがちな手狭なターンも、マツダ・ロードスターRFの特性からすれば問題なし。山本哲也選手は車両の強みを最大限に活かした走りを見せた。後に続くのは1分5秒583をマークした、ZD8型BRZをドライブする岡野選手。山本哲也選手同様、ロードスターRFを駆る徳武銀河選手も生タイムでは1分5秒台を記録したがペナルティに泣き下位に沈んだ。

 そして、運命の2HEATを迎えた。気温と路面温度が急上昇し、タイムを上げることに苦しむスラローマーが多い中、上位に食い込んできたのは北海道在住ながら愛車の124スパイダーを本州に預け、関東地区に参戦する金内佑也選手だった。第1ヒートのタイムから0.2秒以上押し上げ、シーズンベストを更新する4番手のタイムをマークする。

 続く徳冨太一選手や青木選手はタイムダウン。そして、トップの山本哲也選手がスタートを切り、1HEATをトレースするようなスムーズな走りを披露する。ブレーキングはさらに研ぎ澄まされたが、その分速度を殺しきれずに相殺。タイムは1000分の1秒まで全て揃った驚きの1HEATと同タイムで後続を待つことになった。

 1HEATのタイムをペナルティで失った徳武選手はその影響で最後の詰めが甘くなったのか、ターンでの精度にいつもの気迫は感じられず、山本哲也選手に0.196秒及ばず2番手につけた。そして、最終ゼッケン岡野選手がスタート。しかし、常にGがかかるこのレイアウトでは、軽さで勝るロードスターRFには敵わない。得意のターンセクションでも、大柄なZD8型BRZでは立ち上がりのラインに制限がついてしまう。我慢の走りに徹する岡野選手だが、どうしてもあとひと伸びが足りないままフィニッシュ。僅かにタイムを落としてしまい、3位となった。

 この結果、今季5人目のウィナー、山本哲也選手が誕生した! 「全域で自信を持って踏んでいけました。とても好きなコースなんですが、遠かったこともあって練習する機会が少ない中、それでもセットアップもきちんと決まったのが良かったです」と明かした。

 続けて「苦手な右ターンがきちんと回れたのも勝因です。タイヤとこのコースの相性の良さに助けられた部分もありますし、車両としてのアドバンテージもありました。シーズン後半戦はなんとか3位以上に入れるように頑張りたいですね」と、山本哲也選手は勝因を分析し、以後のシリーズに向けて意気込んだ。

 一方、3位に終わった岡野選手は「中間ベストは出て、後半でさらに稼ごうと思ったんですがリアが出すぎちゃってタイムロスしてしまいました。後半は特にRF有利なコース設定でしたね。とにかくシケインがいっぱいあって、BRZにとっては我慢我慢の走りでした。アタマをクイックにいれていかないといけないのもちょっと辛かったです」と、厳しい一戦だったことを吐露した。

 また、2位を獲得した徳武選手は「手前手前で突っ込み過ぎないことを意識したんですが、ヘアピンで突っ込み過ぎてしまってからリズムを崩してしまいまいました。とにかく今日はダメでした」と自身の走りを悔いた。

PN3クラスはロードスターRFを操る山本哲也選手(DLT2SPMエリロードスター)が今季5人目のウィナーに名乗りをあげた。
PN3のロードスターRF勢の一角、徳武銀河選手(水芭蕉XPLテックロードスター)が2HEATでの一発勝負で2位に飛び込んだ(左)。3位はZD8型BRZを駆る岡野博史選手(ADVANリジットBRZ)が獲得した(右)。
PN3は左から、6位の中村光範選手(MP六輪舎BRZコサXPLDL)、5位の青木康治選手(MPアクティブS+DL昴BRZ)、4位の金内佑也選手(シンシアDLクスコWM124)、3位の岡野選手、優勝した山本哲也選手、2位の徳武選手が表彰された。

PN4クラス

 PN4クラスは進化型GRヤリスに乗り換えた大脇理選手が、第5戦終了時点で3勝を挙げる強さで王座争いをリードしている。開幕二戦を欠場した小野田了選手と、今回の一戦の前週に開催された、宮城県の赤門自動車テストコースでの全日本の第4戦で全日本初優勝を遂げた山口栄一選手が1勝を分け合っている。

 今回の一戦も大脇選手を中心に回っていくかに思われたが、久しぶりに参戦した新井範正選手が1HEATで1分3秒834を記録。このタイムは驚異となり、後半ゼッケンになっても更新することはできず。それどころか、軒並み1分4秒台止まりでトップとおおよそ1秒差という状況が続く。

 ランキング2番手の金子博選手が好走を見せるが、パイロンペナルティ。生タイムでは1分4秒台中盤を出すも、トップタイムには届かない。そして、大脇選手がスタートを切った。久しぶりの実戦だった新井選手に対し、チャンピオンを争う大脇選手は一発勝負のパイロンに対する距離感に違いが生じる。サイドターンからコーナートップのパイロンまで、しっかりとリアタイヤでなぞるようなラインをとる。その厳しさの差で新井選手を0.097秒上回り、トップタイムを更新した。

 2HEATでは新井選手がトップタイム更新を狙いすぎたのかタイムダウンとなり、1HEATのタイムで後続の走りを見つめることになる。だが、路面温度が急激に上昇した2HEATで、1分3秒台を新たに叩き出すスラローマーは一向に現れない。しかし、ここで勝負強さを発揮したのは前戦で大脇選手を下した小野田選手だった。強い蹴り出しで車両を前に進めた小野田選手が1分3秒台に突入。しかし、それでも新井選手にも及ばず3番手。これで大脇選手はスタートを切る前に今季4勝目を決めた。

 2HEATの劣悪な条件下においても、0.19秒の短縮に成功してみせた大脇選手は、「第1ヒートはちょっと様子を見ちゃったところが何カ所かあって、ロスした部分を第2ヒートで修正しました。昨日、山のないタイヤで走ったフィーリングが残ってしまい、探り探りになってしまったのが原因かもしれません」と、反省も忘れない。続けて「この4勝目でシリーズもしっかり見えてきたので、後半戦もチャンピオンを目指して頑張りたいと思います」と、2023シーズン以来のチャンピオン確定に向けて意気込んだ。

 2位の新井選手が操った進化型GRヤリスは、ほぼシェイクダウン状態だったそうだ。「2本目、いきなりミスコースしかけちゃいました(笑)。手始めとしては良かったと思っています。1年7カ月走っていなくて、リハビリとしては上出来です。GEN2はパワーもあって、トルクがあるので失敗も誤魔化しやすいんで良いですね」と、新たな相棒の感想を語った新井選手は、大脇選手の対抗馬として名乗りをあげた。

進化型GRヤリス勢がトップ3を占めたPN4クラスは、大脇理選手(ADVANリジットGRヤリス)が優勝を遂げた。
新井範正選手(ADVANリジット★α★ヤリス)は1年以上実戦から離れていたとは思えない走りを披露してPN4の2位を獲った(左)。1HEATで5番手だった小野田了選手(STPαYHクスコGRヤリス)が逆転して3位を奪取した(右)。
PN4は左から3位の小野田選手と優勝した大脇選手、2位の新井選手のトップ3が表彰台に登壇した。

PN5クラス

 PN5クラスの1HEATはロードスターを駆る内田佳延選手が1分8秒561でトップタイムを残した。ランキング上位陣がペナルティで崩れる中、内田選手は今季3勝を挙げて王座争いをリードしている、安定感のある走りを披露した。

 1HEATでタイムを残せなかったスラローマーたちにとっては、王座争いを考えると今回の一戦を落としたくない。そのことで、2HEATでの彼らはどうしてもパイロンに対する寄せが甘くなった。その状況ではランキング首位の内田選手は止められない。

 ラス前の小澤正幸選手が1分8秒台に入れるも内田選手とは0.379秒差で2番手止まり。スタートを切らずして優勝を決めた内田選手だったが、トップタイムを0.007秒更新して今季4勝目を手にした。「昨日、結構気温が高くて良かったので今日もイケるかと思ったんですが、意外と滑ってしまったのが1本目の印象です。いくつか修正をして走れたのが勝因かもしれません」と、走りを振り返った。

 更に「シバタイヤさんからR31が出た中で、まだロードスター用がリリースされていないので、ちょっとハンデがあると思っていましたがこの調子を保って、軽さを活かした走りで後半戦もチャンピオンになれるよう頑張ります」と抱負も語った。

内田佳延選手(ガレージ天龍ロードスター)はロードスターを操って両HEATを制する走りでPN5クラスを制圧した。
PN5の小澤正幸選手(スエマツダ青点ロードスター身延)はロードスターを駆って内田選手の1秒以内に迫ったが、2位に終わった(左)。ZC6型BRZをドライブする前田悟郎選手(TMG☆AGゴノイ☆BRZ?)が3位を獲得した(右)。
PN5もトップ3、左から3位の前田選手、優勝した内田選手、2位の小澤選手が表彰台に上がった。

PN6クラス

 開幕二連勝を飾り、第4戦で今季3勝目を挙げて好調なPN6クラスのディフェンディングチャンピオン、坂井友洋選手。2024シーズンのSP新潟での第5戦では、まさかのミスコースで最下位に沈んだ屈辱を、ここで晴らせるか注目が集まった。しかし、ランキング首位を走る坂井選手にとっては厳しい一戦となってしまう。

 今季はここまで2位が最高位の坂本玄人選手が1HEATを制し、2番手には第3戦で優勝している蔵増将智選手が続いた。坂井選手はパイロンペナルティで下位に沈んでしまう。2HEATになってもこの状況は大きく変わらず、タイムダウンを喫したもののトップタイムは坂本選手のまま。ラストの坂井選手はまさかの脱輪判定……。両HEATともペナルティで沈んだ坂井選手はまさかの10位と、昨季に続きSP新潟で苦戦を強いられた。

 一方、優勝した坂本選手は坂井選手とのポイント差を一気に詰めることに成功した。「新しいタイヤのグリップが高かったのでイケると思ったんですが、他の車両と比較すると随分遅いところもあったので修正しました。ここスピードパーク新潟は新しいタイヤが良いですね。1本目逃げ切りは想定していなかったんですが、後半戦はなんとか上位に食らいついていけるように自分が頑張るだけです」と更なる躍進を誓った。

 蔵増選手もやはり2HEATでタイムを上げられなかったが、2位を獲得。「突っ込み過ぎたつもりはなかったんですが、速度を見誤ってしまってタイムを吐き出してしまいました。2本目はグリップしていないわけではないんですがタイムダウン……。フィーリングは悪くなかったんですが、皆さんタイム伸びなかったですよね」と反省の弁。しかしながら、流れによってはチャンピオンの座も見える位置に上げてきた。

PN6クラスはZD8型BRZを操る坂本玄人選手(RIGID ALPHA BRZ)が1HEATのタイムで逃げ切り、今季初優勝を遂げた。
PN5の2位はGR86をドライブする蔵増将智選手(スピリッツXPGR86)が獲得した(左)。沼上洋司選手〔G天竜BPSスバルBRZ(青)〕がZD8型スバルBRZを駆って3位を得た(右)。
PN6は上位3選手が表彰台に上がった。左から3位の沼上選手と優勝した坂本選手、2位の蔵増選手。

PN7クラス

 少数精鋭による争いとなったPN7クラスに、今季はここまで参戦した3戦全てで優勝している山口選手がエントリー。王座争いは、残る2勝を挙げた若林千昭選手が追いかける。

 1HEATは山口選手が、2番手の若林選手を2秒近く突き放して折り返す。2HEATで若林選手はベストタイムを約0.1秒更新したものの、山口選手には遠く及ばず。山口選手は1HEATのタイムで逃げ切りに成功した。「1本目はナリで走って普通に置きにいったタイムで、2本目は攻めてやり過ぎでタイムダウンでした」と苦笑しながら走りを振り返った山口選手の今季は以後、PN4での戦いに注力するそうだ。

PN7クラスで進化型GRヤリスを駆る山口栄一選手(南街エムエムヤリス)は1HEATでの圧倒的なタイムで優勝を果たした。
PN6もトップ3が表彰台に立った。左から3位の森隆司選手(GRヤリス)、優勝した山口選手、2位の若林千昭選手(フロム1ioμBPSヤリス)。

BSC1クラス

 BSC1クラスは近藤岳士選手が前戦で今季2勝目を挙げ、頭ひとつ抜け出した。しかし、7戦の有効ポイント制を考えるとその差は少なく、服部義野選手、齋藤寿選手、中島裕選手、澤平直樹選手が追いかけている。一勝を挙げると状況が一変する要素が多いだけに、今回の一戦の結果次第で王座争いの行方は大きく変わる可能性がある。

 上位陣で最初に好タイムを出したのは、ワコーズカラーのホンダ・インテグラを駆る中島選手。1分6秒台を記録してベンチマークとなるタイムを残す。続く服部選手がこのタイムを大きく更新して1分5秒台に突入! 齋藤寿選手は服部選手に肉薄したかに見えたがペナルティで沈没。ラストの近藤選手は服部選手のタイムに0.2秒足らず、2番手タイムで1HEATを折り返す。

 2HEATでBSC1が走行順を迎えるころには路面温度が落ち着き始め、タイムが上がってくるかと思われた。しかし、上位陣の中で大きくジャンプアップしたのは、1HEATでペナルティに泣いた齋藤寿選手だけ。1分5秒台に入れたものの、2番手の近藤選手にも及ばず3番手。続く服部選手はタイムを落としてしまった。決して広いとはいえないSP新潟のコース幅に、最終ゼッケンの近藤選手が操るホンダCR-Xは向いている。しかし、パイロンペナルティを犯してベスト更新ならず。1HEATのタイムで服部選手が逃げ切り、今季2勝目を手にした。

「昨日の練習走行でリズムがつくれなかった中、慎重に走ったのが良かったです。逆に2本目は、中間(計測)後の緩い右コーナーで姿勢をつくれずアンダー(ステア)を出してしまったところが大きくタイムを落とした原因ですね」と優勝した服部選手は走りを振り返った。

 勝因については、「正直思い当たるところがなかったと思うんですが、インテグラのホイールベースの長さで安定したのもあったかもしれません。去年(のSP新潟)はミッションをファイナルブローしてしまい、走り終わったらコース上にオイルを撒いてしまったので、雪辱を晴らせて良かったです。学生の頃に長野に住んでいて柿崎にはよく通っていたので、スピードパークも相性はいいみたいです。シリーズを考えるとあと2勝は必要なので、筑波(サーキット ジムカーナコース、第7戦)とさるくら(モータースポーツランド、第9戦)で勝ちにいきたいですね」と語り、チャンピオン確定への野望も明かした。

ホンダ・インテグラを駆る服部義野選手(YHテックMSRICインテグラ)がBSC1クラスで逃げ切り優勝。2024シーズンのSP新潟でも優勝したが、2本目は走れなかったリベンジを果たした。
BSC1の2位にはホンダCR-Xを操る近藤岳士選手(YH・Moty’s渦CR-X)が入賞した(左)。齋藤寿選手(YHローリング・インテグラ)はインテグラをドライブして2HEATで大きくタイムを上げて3位をさらった(右)。
BSC1は左から3位の齋藤寿選手と優勝した服部選手、2位の近藤選手のトップ3が表彰台に立った。

BSC2クラス

 昨季のBSC2クラスは参戦スラローマーが集まらずにシリーズ不成立となったが、今季はJMRC関東ジムカーナ チャンピオンシリーズから積極的にこのクラスにステップアップするスラローマーも登場。第2戦以来のクラス成立となり、シリーズも成立となった。

 SP新潟をホームとするスラローマーいえば“コバジュン”の愛称で親しまれる小林純選手。山形県の新潟県境の出身で、SP新潟創設時から走り込む“SP新潟マイスター”的な存在だ。今季は地区戦に参戦していなかったが、今回の一戦からJAFカップを目指してエントリー。開幕二連勝を果たした関東後輪駆動ドライバーの雄・山本秀夫選手との対決となった。

 1HEATは小林選手の独壇場。今季のポイントを保有していないために早い出走順となったが、いきなり1分4秒台でフィニッシュする。一方、ラストの山本秀夫選手はペナルティで下位に沈没してしまう。

 圧倒的有利な状況で2HEATを迎えた小林選手だったが、タイムを上げることはできない。誰ひとりとして1HEATで小林選手が記録した1分4秒858の壁を破るスラローマーは現れぬまま、山本秀夫選手がスタート。ホンダS2000の持ち味である高回転域をキープし続け、1HEATでのペナルティの影響を感じさせないパイロンへの寄せを披露! その走りは完璧に近いものに見えたが、それでも小林選手のタイムには0.483秒届かず、「コースの渡りの部分での差が大きいのかもしれませんね……」と悔しさを見せた。

 優勝を決めた小林選手は「最初はフロントグリップ外した部分もあったんですが、非常に良くまとめられた走りだったと思います。2本目はグリップが落ちていて、多分路面温度が上がっているにも関わらず、エア圧の調整が上手くできていなかったことがタイムダウンの原因ですね。データは持っていたので、きちんと見返して走れば良かったです」と反省も交えながら走りを振り返った。

 更に「スピードパーク新潟はサーキットで、V字で走る人が多いんですが、ボトムスピードを上げたコーナリングで走ることが必要ですね。青山さんに厳しく言われました(笑)。なんとかJAFカップ出場権を得られるように後半戦頑張ります」と、この勝利を喜んだ。

 2位に終わった山本秀夫選手は「イケると思ったら道がなかったですね。2本目はグリップ落ちてても取り返せると思ったんですが、5速に一回入っちゃったの……。JAFカップ6位以内を目標に頑張ります」と反省した。このクラスも第7戦以降の戦いがアツくなりそうだ。

BSC2クラスも逃げ切り優勝。マツダRX-7を駆って今季地区戦初参戦の小林純選手(まこねんコサ犬サカモトRX-7)が果たした。
ホンダS2000をドライブする山本秀夫選手(YHコサFWGXPLS2000)が逆転でBSC2の2位を獲った(左)。坂庭正浩選手(DLオベリスクRX-7)はRX-7を操って3位入賞を果たした(右)。
BSC2の表彰台には左から、3位の坂庭選手と優勝した小林選手、2位の山本秀夫選手が登壇した。

Dクラス

 フォーミュラカーからスーパーライトウェイトのケータハム・スーパー7、そしてハイパワー4WDまで多彩な車両が競うDクラスは、第4戦まで毎戦勝者が変わる混戦。それもひとえにそれぞれの車両が得意とするコースが全く異なるから。頭ひとつ抜け出したのは三菱・ランサーエボリューションIXを駆り、前戦で今季2勝目を挙げた大澤勝紀選手と、フォーミュラカーのMS02を操る関谷光弘選手、そしてスーパー7を駆る斎藤達也選手だ。

 HEAT1は大澤選手が全体トップタイムとなる1分3秒895を記録し、0.327秒差で斎藤達也選手が追う。関谷選手は車両トラブルが起こったか、本来の走りができないまま1HEATを終えることになった。そして、アツかったのは2HEATでの戦いだ。前走者が軒並みタイムを落としていく中、斎藤達也選手が渾身のアタックで、大澤選手のタイムを0.051秒塗り替える。窮地に立たされた大澤選手だったが、この状況を打破するアタックを見せて見事、斎藤達也選手を0.425秒逆転!

 優勝した大澤選手は「最初からきれいに走れて、改善点を絞れる状態にできたのが良かったですね。最初から最後まで少しタイヤのグリップを探って走っていたところを、2本目に修正できたのも良かったです。微妙な減速が勝敗を分けたのかもしれません。ターンは自分の中では納得がいくものではなかったんですが、マシンのパワーをしっかり引き出せたところが良かったんだと思います。後半戦はランサーにとって厳しいサーキットが続きますが、ここでポイント逆転できたはずなので頑張ります」と、今回の一戦を振り返った。

Dクラスは三菱・ランサーエボリューションIXをドライブする大澤勝紀選手(フォースDLコルトSPランサー)が両HEATを制して優勝した。
ケータハム・スーパー7を操る斎藤達也選手(コサ犬ケントSスーパー7UPS)がDの2位を獲得した(左)。JAF全日本ジムカーナ選手権にも参戦する合田尚司選手(YH@シビックATS速歩BPF)がホンダ・シビックを駆って3位に入った(右)。
Dも左から3位の合田選手、優勝した大澤選手、2位の斎藤達也選手のトップ3が表彰台に上がった。

 表彰式の後は、豪華賞品が用意された参戦スラローマーを対象にしたジャンケン大会をはじめとしたイベントが実施された。他には遠来賞や女性ドライバーへの参加賞、そして前述した「Cool Car 選手権」の結果も発表され、上位入賞者には賞金と投票したギャラリーからのコメントも併せて贈られた。

 青山代表は「新潟に100台ものエントラントが集まってくれたのは、記憶にないくらいです。昔、ゴールデンウィークにミドルシリーズとJAF選手権を2日連続で開催した時以来かもしれません。そうすると30年近く前のこと……。本当に嬉しかったです!」と今回の一戦が成功裏に終えられたことを喜んだ。

 100を超えるスラローマーたちの走りを支えた、オフィシャルの皆さんについては「TASKも始まってから40年くらい経ちますが、本当に成長してくれたと思いました。今日はオール新潟での主催に、JAFカップ主催を見越してマーキングチョーカーズさんにご協力頂きました。TASKのメンバーは半分くらいでしたが、本当によく動いてくれて助かりました。選手の皆さんにも、ギャラリーの皆さんにも楽しんでもらえたかな、と思っています。JAFカップの主催も頑張ります」と奮闘を称え、今回の一戦をまとめた。

ギャラリーの投票による「Cool Car選手権」はBSC2に参戦した津久井真理選手(T3ゼストモーションS660)が駆る、鮮やかなラッピングが施されたホンダS660がトップに選ばれた。
Cool Car選手権は左から、同票で3位のD久保田尊治選手(BSRAC渦Moty’sシビック)とPN3野川徹選手(EBRコサWmGR86Vrty)、優勝した津久井選手、2位のBSC2小林選手が表彰された。
遠来賞は、はるばる北海道から参戦を続けるPN3金内選手が受賞。青山代表から米どころ新潟のコシヒカリが贈られた。
今回の一戦に参戦した7名の女性スラローマーたちには参加賞として“新潟のうまいもん”が進呈された。

フォト/鈴木あつし[Atsushi SUZUKI] レポート/鈴木あつし[Atsushi SUZUKI]、JAFスポーツ編集部[JAFSPORTS]

ページ
トップへ
モータースポーツライセンスをMSマイページから更新してQUOカードを当てよう!ライセンス更新&アンケート回答者から500名様にQUOカードが当たる!2025年12月31日まで